タイトル上手く付けれる人尊敬しますわ。
◇シャーリーside◇
私はなのはさんと二人で誰もいない部屋へと来た。
「それで、話って?」
「はい‥ズバリ聴きますね。なのはさん‥弘義の事どう思ってます?」
「どう思って?」
「好きか嫌いかです」
「うーん、嫌いじゃないのは間違いないけど、好きとかよくわかんなくて‥」
「ふー。」
私は大袈裟にタメ息をつく。
するとなのはさんは不安そうに私を見る。
「今から2、3質問しますね」
「う、うん私もちょうどシャーリーに聞きたいと思ってたんだ」
「わかりました。それじゃ一緒に考えてみましょ?」
私は努めて穏やかな笑顔を向けた。
「うん‥よろしくお願いします‥なの」
「質問ひとつ目、弘義と会話してるとたのしい?」
「うん。楽しい‥の」
「質問2つ目、弘義が他の女の子と話してるとイライラする?」
「うん‥なんかムカムカするの‥」
「質問3つ目、ふとした時に弘義を探している?そして見つけると、嬉しくなる?」
「うーん探してるかどうかは‥わかんないけど、見つけるとなんかワクワクするの」
「ふー。もう結構です」
するとなのはさんは一息つき、こちらを不安そうに見てくる。
なんだろう、この人、もうすぐ成人だよね?
どうすればこんな純粋に育つのだろうか。
私が軽く彼女の将来を心配していると、
「結果から言います。なのはさんは弘義の事好きですね。」
「好き‥?これが‥好き‥?」
「はい。愛してると言ってもいいかもしれません」
「愛‥」
すると
なのはさんは急に真赤になってわたわたしだした。
本当に可愛い人だ。
私はこれから、この人を利用する。
自分がとても汚い人間に思えて、少し躊躇する。
「さて、本題です‥なのはさん、私達と一緒に弘義へアタックしませんか?」
「アタックって‥駄目だよそんな‥弘義君ははやてちゃんと付き合ってるんだよ?」
「はい、それはわかってます。」
私は努めて、それがなにか?というような態度を取る。私達は別に疚しい事をしようとしてるんじゃないと、これは普通の事なんだと、理解させなくてはいけない。
「はやてちゃんは友達だし‥」
「さっきなのはさんも言ってくれたじゃないですか?後悔するのは駄目だって全部ぶつけようって‥」
「言ったけど‥でも‥」
もう一押しだ。
「なのはさん、恋愛に友情は関係無いんですよ」
「でも‥私は‥」
「ならはやてさんはどうなんです?」
「どういう‥意味‥?」
「はやてさんはなのはさんが弘義に恋心を抱いていると、薄々わかっていながら、それを自覚させる前に、なのはさんを潰しにかかったんですよ?」
まぁ、私の計画でだけどね。
「ウソ‥はやてちゃんがそんな‥」
純粋過ぎる人だな‥
「勘違いしないでくださいね?」
「え?」
「私は先に言いましたよね?恋愛に友情は関係無いんですよ。はやてさんの行動は間違ってないと私は思ってます。」
「そんな‥」
なのはさんの顔が悲しみに染まる。
ここだ!
「はやてさんはこうも言ってました。不屈のエースオブエースも目標が定まってないなら相手にならないって‥」
「ウソだよ。そんなの。」
なのはさんの瞳が不安に揺れる。
「何ではやてさんがそこまでしてなのはさんを潰しにかかったと想います?」
「なん‥で?」
「はやてさんはなのはさんが怖かったんですよ。」
「はやてさんが弘義の初恋の相手だって言うのは知ってます?」
「うん‥何度か聞いた事あるの」
「弘義の初恋相手ってはやてさんだけじゃ、無いんですよ」
「‥ぇ?」
「弘義の初恋相手は高校生の時にTVで見た、魔法少女達です。つまり、なのはさんとフェイトさんも入ってます。」
「そ、そうなの?」
すると、なのはさんは頬を染めて少し嬉しそうな顔をする。「はやてさんにその事を教えたのは私ですから、事実ですよ幼馴染の私が保証します。」
「何度も言いますが私ははやてさんは間違って無いと思ってます」
「うん‥でも‥それでも私は‥そういうの‥やだな‥」
しぶとい!純粋さ故の自身のモラルに従う精神。
これは理解できるけど‥万策尽きた‥か。いや、まだだ。なら、そのモラルを刺激してやろう。
「なら、私とフェイトさんに協力して下さい。」
「シャーリーとフェイトちゃんに‥」
「ええ私達は全力でアタックします。その為には、まずはやてさんを説得しないと‥ですから」
「説得って何するの?」
「まずは彼をデートに連れだします。はやてさんさえ許可すれば、弘義は受けるはずですから、そこで自分の想いを全部伝えます。」
「そっか‥わかった。はやてちゃんを説得すればいいんだね?」
「はい!フェイトさんも喜びますよ」
私は心の中でガッツポーズをとる。
「そっか‥弘義君の初恋は
私なんだ‥」
ふと、こぼれた。魔王の独り言に肝を冷やしたが‥情報を与え過ぎたかもしれない。私が密かに脂汗を流していると
「さ、行こうか」
そう言った、なのはさんの顔はどこかスッキリしていて、いつもの任務の時のエースオブエースの顔になっていた。
はやてさん、お覚悟!
さて、架橋に入って行きます。豪快な伏線張りがネタバレになっている気がして困ってます。
そこら辺はお目こぼし頂けると、有り難いです。