結合はまだよくわからないので、分かり次第してみるつもりです。
しばらく頭を撫でていると、落ち着いたのかシャーリーが顔を上げた。
耐えた‥耐えきったで‥
撫でている最中、胸を揉みたい衝動に駈られたが、流石にあかんやろと、我慢していたのだ。
「それで‥応援してくれるっていうのは、どういう事なん‥?」
「そうですね‥幼馴染の恋はやはり応援してあげたいじゃないですか‥彼のひたむきな努力を見てきた私としては、彼に幸せになってもらいたいんですよね‥。だって、仕方ないじゃないですか‥!」
「彼が好きなのは、私じゃないんですから‥!
」
「はやてさんと上手くいってくれないと‥彼の努力が報われないなんて、そんなことを望むなんて‥私には出来ないですもん‥」
「弘義君は幸せもんやな‥こんなにいい子が幼馴染やなんて」
「グスっ‥えへ‥ありがとうございます。はやてさん‥また、泣いちゃった‥えへへ‥」
「もっかい撫でたろか?」
「グスっ‥手つきがなんかやらしいんで遠慮しときます‥‥クスッ」
バレとるヤナイカーーイ。
「いやぁ‥今こそ揉みニュケーションの出番かなーって‥」
「クスッ女性同士でも、セクハラはセクハラですよ?」
ぐうの音も出んわ‥。
私が落胆していると、シャーリーは仕方ないなぁ‥と、ため息をついて、提案をしてきた。
「はやてさん、私と、同盟を組みませんか?」
「は?」
その提案に私は混乱した。
なんや今日は混乱しっぱなしやな‥
私が、意味がわからず、答えられずにいると、
シャーリーは、更に言葉を続ける。
「私は、弘義とはやてさんの仲を応援します。だから、たまにでいいんです。たまには、私にも弘義を貸して下さい」
「は?」
「そんなん‥」
無理や‥と言おうとしたところで、シャーリーが更に言葉を続ける。
「はやてさん、本当のライバルが誰か気付いてますか?」
へ?本当のライバル?なんやそれ‥?
私はまた混乱する。頭がぐるぐる回り、あかん‥なんやようわからんくなってきた‥
「本当のライバルって‥?」
かすれた声でなんとか言葉を絞り出す。
仕方ないといった感じで、シャーリーは答える。
「問題です。彼の初恋は誰でしょう?」
「わ、私やないん?」
喉がカラカラや‥
私の絞り出すような問いにシャーリーが答える。
「正解。であり、不充分です。」
正解であり、不充分?なんやそれ?
どういう事なんや‥早く‥早く答え‥教えて‥
すがるような目でシャーリーを見つめる。
「彼の初恋はニュースで見た、魔法少女「達」です。もう‥わかりますよね?」
まさか‥まさか‥?
私がおよそ最悪の答えにたどり着くと、シャーリーはゆっくりと頷いた。
「そうです。彼の初恋相手には、なのはさんとフェイトさんも入ってます。」
な、ナンヤッテー‥!ズガーンと、稲光りのエフェクトが頭に鳴り響く。
よりによって、なのフェイが相手とは‥あかん‥勝てる気、せえへん。二人ともめっちゃ可愛いし、私と違って、前線で活動してる分、スタイル維持も完璧や。
私がorzの体勢で落ち込んでいると、
シャーリーが声をかけてきた。
「まだ諦めるのは、早いですよ。なんていっても現在弘義と付き合ってるのは、はやてさんなんですから。このアドバンテージは大きいですよ。?
せ、せやな?私が今付き合ってるんやからな」
「ただ、不安もあります。最近、なのはさんとフェイトさんも、弘義にちょっかいかけてるんですよね」
な、なんやて‥
「ね?だからはやてさん、私と組みましょうよ。味方は多い方が良いでしょう?」
せ、せやな‥
考えが全くまとまらへんけど‥シャーリーの言葉は、とても甘い響きをふくんでいて。そうするべきと、私に思わせる。
「ならこうしましょう?私は一線を越えません」
「い、一線て?」
「キスくらいはしたいなー」
「そ、それはあかん!キスは完全にくr‥」
「オフホワイトです」
そ、そうか、オフホワイトか。
「一線は越えないんですから、キスくらいは許して下さいよー今のご時世、キスくらい挨拶ですよ?」
せやろか‥?
「もしこの条件を許してくれるなら、私に出来る範囲で、なのはさんとフェイトさんを阻止します。情報も随時提供しますよ?幼馴染であり、同じ部署の人間は、味方に付けといた方がお得ですよー?そうして私が時間を稼いでる間に、はやてさんは、さっさと彼との仲を深めちゃってください。」
あ、ああ‥
そこでもうあかんかった。私にはもうシャーリーと手を組むしか道は残されてないんだとしか、考えられなくなっていた‥すがるようにシャーリーに手を伸ばすと、優しく抱きしめられてしまった。これでいいんや‥これでもう大丈夫。
まるで、身体がバインドでからめとられたかのような感覚。私はもう逆らえなかった。
◇シャーリーside◇
私の胸の中で、子供のように震えるはやてさんを見下ろしながら、私は内心ほくそえんでいた。
「さあ?はやてさん、一応、言葉に出してもらえますか?」
「な、なにを?」
不安そうに瞳を揺らしながら、こちらを見上げるはやてさん。
こ、これは‥可愛いっ!可愛い過ぎるっ!危なくおもいっきり抱きしめそうになるのを自制する。
もう少し‥。もう少しだ‥!
「じゃあ、私に続けて言って下さい」
「う、うん」
なんだこの萌えっこ動物。
「私は」
「私は」
不安げに、何とか繰返してくれる。
「弘義君が」
「弘義君が」
「シャーリーとなら」
「シャーリーとなら」
「キス迄なら、許します」
「‥っキス迄なら、許します」
最後の一文は、流石に躊躇していたが、少し急かしたらちゃんと言ってくれた。
ミッションコンプリート!
私は脳内でおもいっきりガッツポーズをとっていた。そしてチラリと、機材の裏に隠しておいた、録音状態のスマホに視線をやる。
恋が実るよ。
やったねシャーリー。
まだだ…まだ計画の入り口に過ぎない。
むしろ大変なのはこれからだ。
なんせ相手は不屈のエースオブエース。
そして、元上司の、おっぱいオブおっぱい。
どちらも、戦技では、自分は相手にもならない、まさにエースだ。
だが、勝機はある。
気付かれてはいけない…深く、静かに、潜航する。
一撃必殺のチャンスを待つ。
伊58ちゃんのように…!
計画通り‥‥‥!
ゆるむ口元を手で押し上げつつ、
さぁ、戦争だ。心の中で、魔法少女達に宣戦布告をする。
4話へ続く。
長かった…本来昨日のうちに。ここまで終わってるはぅだったのに!
一度消えたものを書き直す作業はメンタルがゴリゴリ削られました。
まぁ、自分の未熟さ故なんですけどね^^;どうしても、最初に書いてたやつの方が良かった!…という思いが離れませんw今後こういうことがないよう気をつけていきたいと思います。