海風ちゃん
部屋を出るまでは白露編を見てね(宣伝)
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ノックするべきだった。鍵をかけていないときは入って良いという合図だという白露型でのルールがあったとしても。
鍵をかけ忘れることは誰にでもあるだろうから。
扉を開いた瞬間、何かの香りがした。熱いような、甘いような、
吸い込んだ瞬間、ガツンと頭を殴られたような感じがして膝をつく。
ベッドの脇で何かを焚いているようだった。
可愛らしい悲鳴が聞こえた。
立ち上がって目を向ける。
乱雑に脱ぎ捨てられた服。
裸体。
水たまりほどの大きさのシミができたシーツ。
右手に握られた、てかてかと光る男性器を模したもの。
羞恥と驚愕に歪んだ顔。
壊れた蛇口のように愛液を垂れ流す女陰。
海風が、右手に握ったモノを振りかぶった。
投げられた男根が僕のこめかみを打つ。
物理的な衝撃に浮遊感を覚えた。
迫ってくるカーペットに手をつこうとするが、思ったように動いてくれない。
今度はごつんと。
3度目の衝撃は僕の意識を刈り取った。
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目を開いてすぐ、2つの深い青があった。
海風が小さく笑う。
彼女の髪が目元をくすぐった。
反射的に目を閉じる。
閉じた隙に唇に柔らかいものが押し当てられた。
注意が薄れていた口の中に何かがぬるりと潜り込んでくる。
噛み切りそうになったが、海風の舌なんだと気づき思いとどまる。
上から覆いかぶさる体を押しのけようとしたが、手が動かない。体の後ろで縛られているみたいだ。
逃れようと顔を背けると、両手で押さえつけられた。
体を捩ると両肘で肩を押さえつけられた。彼女の肌を直に感じて服を剥ぎ取られていることに気づく。
手首の拘束をなんとかしようとそちらに集中すると、突然お腹にごん、と衝撃が走る。
寝ている間に咥え込まされていた張型を、海風が膝で叩いていた。
何度も続く刺激に体を捩ろうとするが、一層強くベッドに押し付けられるだけだった。
たった数回の刺激で絶頂の直前まで押し上げられ、海風の舌に翻弄されて我慢できずにそのまま達する。
ベッドの脇で煙を上げている何かのせいだろうか、いつもより強い快楽が僕の体を焼いた。
海風は僕がイったったことを確認すると舌を口から抜き取って口を離した。
肘で押さえつけられていた肩には顔を押さえつけていた両手が置かれる。
満足げな笑顔を浮かべた海風が、また次の行動に移ろうとする。
「待って海風、…はなしてよ」
「まだダメです。始まったばかりじゃないですか」
海風はゆっくりと右足を持ち上げた。
「時雨、いつの間にこんな物生やしてたんですか?…こんなの生やしてるなんて、いじめたくなっちゃうじゃないですか」
膝を僕の肉棒に重ねておくと、グニグニとこすり始める。
海風が膝を揺するたびにお腹との間で擦られて、初めて感じる感覚が陰茎に溜まっていくのを感じた。
「くうぅ…」
込み上げてくる感覚を堪えようと足の指と縛られた手に力を込めるも、肩から離された手に乳首をつねり上げられて押し流される。
早すぎるんじゃないか、とは思ったけどさっきから体が熱い。胸もドキドキしている。
決壊するのも時間の問題なんだなと理解させられた。
「うふふっ、はやくイっちゃっていいんですよ?」
「やだぁ…」
ぎゅっと目を閉じるとまぶたを舐め上げられた。
そのまま首筋にも舌を這わせれ、ゾクゾクする快楽が、背筋を這い上がる。
「村雨からもらったコレ、効いてきてるんでしょ?……いいもの頂きましたね♡」
耳元で囁く声は、何かがクる寸前で堪えていた僕を嘲笑うように脳を擽る。
「はやく、イっちゃってください、」
海風に促されるまま、意識に反して体が射精の準備を始める。
初めての感覚を抑えるすべを僕は持たなかった。
ばたばた、と足を動かして必死に抵抗するも、そんなことでは止まらないことはわかっていた。
「…だめ、でちゃうぅ…」
ぎっと歯をくいしばる。
腰が勝手に跳ねだした。
込み上げてきた精子を吐き出そうと肉棒が必死に震える。
「ざーんねん、ダメです♡」
こらえきれず絶頂に達した瞬間、肉棒を擦って刺激を与えていた膝に、強く踏みつけられた。
尿道を押しつぶされ、通り道を失った精子が肉棒の根元でせき止められる。
痛み。もどかしさ。最高に届かない快楽。
「うみかぜ、出させてっ、しゃせいさせてよ!」
羞恥心など残っていなかった。
先ほどまであれだけ抵抗していたのに、今はただ射精することだけを欲していた。
必死の懇願を聞いた海風はニヤリと口元を歪めて、押しつぶす力はそのままに尿道に沿って膝をグリグリと動かし始める。
少しだけ出口に近づくことを許された精子は、次の瞬間に強制的に押し戻される。
我慢していたおしっこを出すときに似た開放感が、次の瞬間に痛みに変わる。
後者は気持ちいと感じるはずはないのに、海風に弄られた体はそれすらも快楽に変換した。
「出させて、ださせてよ、おねがいだからぁ!」
体は必死に精子を押し出そうとする。
でも海風はそれを許してくれなかった。
精子を吐き出せないまま、射精の波が引いていく。
快楽は重く固まって胸の奥に溜まって。
肉棒の脈動が完全に止まった後、海風がゆっくりと足を持ち上げる。
覆いかぶさっていた体が遠ざかり、許してもらえるのか、と油断してしまった。
落ち着く暇を与えずに、海風は僕の女陰が咥え込んだままの張型を掴む。
ずるり、と引き抜かれて体が跳ねた。
子宮口まで叩きつけられて、女の子の快楽はすぐに限界に達する。
「いくっ……ああぁっ!」
絶頂に達しても海風が手を休めることはなく、波が引き切る前に新たな絶頂を押し付けられる。
慣れた快楽。しかし何度重ねても物足りない。
「しゃせい、しゃせいしたい、うみかぜっ」
両手が縛られていなかったらすぐにでも自分で擦って射精していただろう。
でもできない。海風に懇願することしかできない。
海風は顔を歪めただけで肉棒には触れてくれず、おへそから上に、指でお腹をなぞった。
自由を許されている腰で、肉棒を揺らして懇願する。
中への刺激が増して、また女の子の絶頂に達した。
足りない。足りない足りない。
「ださせてっ、せいしださせてっ」
女の子の絶頂を繰り返すたび、肉棒は虚しく透明な液体を垂れ流す。
出したい。出したい。
「そんなに欲しいんですか?」
お腹をなぞっていた指が肉棒の表面を撫でた。
与えられたわずかな刺激は射精したいという欲望を高めるだけ高めて、それだけですぐどこかへ消えてしまった。
「だざせてよぉ」
涙を流していることに、自分の声で気づいた。
「涙まで流して…みっともないですね、『姉さん』」
海風が肉棒を手で包む。
1回、2回、とこすり上げられて、体はまたすぐに射精しようとする。が、
「だーめ♡」
握り潰さんばかりの力で、再びせき止められた。
「ちゃんと我慢してください、10秒我慢できたら出させてあげますね♡」
2回目の射精の波が終わると、海風は再び手を動かし始める。
「いーち、にーい、さ〜ん♡」
堪えようと力を込めると、女陰が勝手に張型を締め付けて絶頂した。
釣られて射精しそうになるのを必死で食い止める。
「よん、ごー、ろくっ♡」
噛んでもいいですよ、と、張型の抜き差しが止まって、鼻先にタオルが垂らされる。
必死にそれに噛み付くと、タオルの生地と歯が擦れてぐぎ、と不快な音を立てた。
「なーな、はち、…ふふっ♡」
女の子の快楽が止まったことで、強制的に男の快楽に集中させられてしまう。
びくびく、と肉棒が暴れ出す。
「きゅ〜〜う♡」
わざとらしく引き伸ばされた時間を必死に耐えた。
しかし、
「まだだめです♡」
「か……ハッ」
じゅう、の前に体が耐えきれなくなった。
腰が大きく突き出されて、壊れた機械のように体が跳ねる。
ぎちぎち、と締め付けられる痛みも気にせず、波が引き切る前に腰を振って海風の手で快楽を得ようとする。
「…そんなにイきたいんですか?…頑張りましたし、じゃあ、」
「次の波で射精させてあげますから、しっかり腰振ってくださいね♡」
3度目の波が引ききった時、誘うように手が緩められて、僕は必死に腰を振り出した。
「がんばれ、がんばれ、ほらはやくっ♡」
一度下がった熱が、すぐにぐつぐつと滾り始める。
「もうすぐ、やっと出せますよ♡」
腰がぐっと浮き上がりそうになるのを無理やり抑えた。
「いち、に、いち、に、…上手ですね♡」
焦らされた体はすぐに準備を完了する。
必死に彼女の名前を呼んだ。
「イくんですか?出ちゃいますか?」
かくかくと頷いた。
体がきゅうっと縮こまった。
快感を貯めきれなくなる。
体に力が入らなくなった。
「イっちゃえ♡」
弾けた。
肉棒の中を精子が駆け上って行く。
「あああぁっっ⁉︎⁉︎」
初めて、射精できた。
びゅるびゅる飛び出た精子が目の前にある海風の体にかかる。
射精している間も肉棒をこすり続けられて、暴れた肉棒が精子を撒き散らす。
柔らかそうなお腹。銀色のアンダーヘア。大きなふくらみと桜色の蕾。
どこにこれだけ入っているのか、というほど次々溢れ出す。
肌色を隠すくらいほとばしって、まだ止まらない。
海風の肌を伝って落ちた精子が、ぼとぼとと鈍い音を立てた。
「きもちい、うみかぜ、うみかぜっ」
「うふ。全部出しちゃっていいですよ♡」
海風は、今度は射精を促すように、緩く握りながら肉棒をこすり続ける。
波を長引かせるために時折キュッと締め付けられるたび、喘ぎ声が漏れる。
快楽に蝕まれながら精子を吐ききった辺りで、まぶたが降りてくるのを感じた。
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目を覚ました。
体が重い。頭が痛む。
隣には固まった精液がこびりついたままの海風が寝ている。
…恨んでいるかと聞かれると、少し。嫌いになったかと聞かれるとまったく。
何かを焚いてあった白い陶器の器に目を向ける。
何かが燃え尽きた灰が器の底に大きな山を作っていた。
手首をひねってみると、緩んでいたタオルの結び目が解けて手から落ちる。
念のため、水差しを手にとって器に注いだ。
叫びすぎたせいか喉が渇いていたので、ついでにそのまま水差しに口をつけた。
服を探してみると、何枚かの綺麗なタオルと一緒にベッドの隅に畳んで置いてあった。
タオルを2枚手にとって、水差しに残った水を染み込ませた。
1枚を使って手早く自分の体についた汗や性液を拭き取る。
もう1枚を手にして寝息を立てている海風ににじり寄った。
水でふやかしながら精子をぬぐっていくと、1枚では足りなくなったのでもう一枚。
首のあたりを拭っていると海風が大きく体をひねった。
「………あれ、時雨、…」
「おはよう、海風」
しばらくの間僕をぼーっと見ていた。
「………ごめんなさい、私、」
「…これのせいなんだよね、海風がおかしくなってたのは、」
「っ、はい。」
白い陶器の器を指差して聞いた。
「なんだったの?これ、…村雨からもらったって言ってたけど」
「………その、1人でするときのためにもらったんです。何回かに分けて焚いてって言われてたんですけど、全部焚いちゃって」
小さく息を吐いて、もう一度タオルを海風の体に近づける。
一度びくん、と体を跳ねさせたが、拭き切るまではじっとしていてくれた。
「終わったよ。……でも、においついちゃってるかも。ごめんね」
「い、いえ、私も時雨に、」
「僕は気にしないよ。…一緒にお風呂行く?」
「…はい。そうしましょう」
海風に背を向けて、外に出るため服を着込んで行く。
肉棒を女性用の下着に収めるのに少し苦労しながらいつもの制服を着込んで、ボサボサになっていた髪を一度といて、編み直し始める。
「時雨、」
背後から海風に抱きしめられた。
「…なんだい?」
「……また、一緒に寝てくれますか?」
「……次はもうちょっと優しくしてね」
「はいっ」
赤いリボンで髪の先を留めた。
海風が制服を着込むのを待って、僕はベッドから立ち上がる。立ち上がろうとした。
「し、時雨?」
「こ、腰が抜けて…海風、お風呂まで頼めるかな…」
「うふふっ。うん。任せて」
膝の裏と背中に海風の手が差し込まれる。
僕みたいに手早く編み直すことはできない長さの髪を垂らしたまま、海風は笑ってくれた。
次の春雨ちゃん書いて多分時雨棒シリーズは終了