こういう言い方もナンだけど……瀧君、女のコのこと解ってなさすぎだと思う。
聞いた話によると父子家庭だったみたいだし、男ばっかでつるんでたみたいだし、彼女いたこともないみたいだし。
バイト先に憧れのお姉さん――みたいのはいたようだけど……ハァ、女に夢見すぎじゃないかしら。私たちだってそこまでか弱くないのに、不必要なところで気を使い過ぎなのよね。恋人、って関係になった以上……こっちだって、覚悟はできてるわけだし。
ということで、男のコの方からもう少し迫ってきてくれないものかな、とテッシーに相談してみたところ――
「そういうのって、先ずは自分から変わるもんじゃないか?」
と至極真っ当な回答をいただいてしまった。
そう言われても――瀧君の紳士っぷりは度を過ぎている。こないだなんて、瀧君の家に二人きりでお泊りだったというのに、まさか何もせずに終わってしまうなんて……。シャワーにも誘われなかったし、来客用の布団まで出されたし。
こんな調子じゃ、来週の小旅行も本当に小旅行だけで終わっちゃう!
他力本願では、この状況は変わらない、という理屈はわかるのだけど……
「私のどこを変えればいいのよ」
相手の積極性がないのは、女としての魅力不足――みたいなことを言われたらどうしてくれようかと思ったけれど。
実際、同じようなニュアンスのことは言われたけれど。
それは、完全に的外れ、ということもなく。
「もしかして、隙がなさすぎるんじゃないか? なんか、こう……色っぽい格好してるの見たことないし」
「セクハラ。サヤちんに言いつけるわよ」
「そういうとこだよ!」
逆に怒られてしまった。まぁ、話題が話題だし……少しは我慢しなきゃダメかしらね。
「……ったく。俺とはともかく……彼氏と二人きりの時とか、少しはこう……エロい話とかしてるのか?」
「するわけないでしょ! さすがに怒るわよ!?」
相手がテッシーでなければ即座に席を立っていたわ。そこまでの暴言を吐いておきながら――本人は悪びれるどころか残念そうなため息。
そして、同じ台詞を繰り返す。
「……そういうとこだよ……」
私は何も悪くないはずなのに、逃げ場がないほど私が悪いような言い草だ。
つまり。
然るべきときには、然るべき話題くらい持ちかけろ、とテッシーは言う。
でも……そんなの恥ずかしいし、厭らしい女だと思われたら困るし。
と、言いたいところだけど、それは喉の奥に引っ込める。また同じコメントをもらいそうだから。
「でも……だとして、私にどうしろって言うのよ。そんな、その……端ないことなんて、できないわよ?」
「それを、“端ない”と思っている限りはできないんだろうが……」
もしかして私、相談相手間違えたのかも。
自分にも原因があるなんて、これっぽっちも考えてなかったし。
こちらからどうこうしなきゃいけないのなら……同じ女であるサヤちんからの方がアドバイスももらいやすかったわ。
うぅ……こんな話は何度もしたくない。
恥の上塗りは嫌よねぇ……と思っていたのだけれど。
テッシーはふと何もない方に向けて顔を上げる。
「……なら、“端ない”と思わなければいいわけか……」
何やら奇妙なことを言い出した。
ホントに……男って何を考えているのかよくわからない。
***
……。
………………。
…………………………。
パンッ!
「!?」
しばらくぼんやりと夢見心地だったけど、私はテッシーが手を叩く音で目を覚ました。
もちろん、その間に変なことどころか、指一本触られた形跡もない。
そして、何が変わった、ということも。
「本当に……催眠療法なんて意味あるの?」
五円玉も使わなかったし。
「まー……好きな相手から視られたときだけ、効果が出るように掛けておいたからな」
そんな器用なことができるのかは分からない。
ともかく、私も瀧君の前で“隙”を作るために――好きな人に見つめられると、そこがその――ゴニョゴニョ――になって、開放的? というか、そういう感じになるような暗示を掛けてもらった。
今ここに瀧君がいないから、効果の程はわからないのだけど……
「それに関してだけは、大丈夫そうね」
こうしてテッシーと向き合って話していても、どこにも何も感じないもの。
「あー……そうかいそうかい」
と、婚約者がいるにも関わらず、テッシーはどこか残念そう。これだから男ってヤツは油断ならない。
「まあ、ダメ元だからいいけど……うん、ありがと。後は催眠を信じて頑張ってみるわ」
と、お礼だけは述べつつも、実は九割方信じてなかったり。
やっぱり、自分の意思で頑張らなきゃならないわよねぇ……。
だから。
「オゥ、当日は、その――
ぅ。
ようするに、色っぽい格好をしろ、ってことでしょ? そんな変なの持ってないわ。せっかくのデート旅行だから、新調してもいいんだけど。
催眠の効果は別として、自己努力、ってのは必要よね。瀧君を前にしたら、無意識にガードしてしまう自信はあるから……事前準備だけはしっかりしておきたい。
さて、いくら旧知の仲とはいえ、男女がこうして二人きりで会っているのは良くないので――最後に一つだけ確認して、そろそろ
「で、その……初めてでも、痛くないように、してくれた?」
「ああ、ちゃんと掛かっているならな」
それを聞いて……ちょっとだけ安心。自己暗示だとしても、恐怖は和らいでくれるに越したことはない。
これで、瀧君に部屋で襲われたとしても……受け止められれば……良いのだけど……。
***
目的地は海の見える温泉街。
電車で二時間弱の短い旅路だ。
今日は、結構本気の服装――胸の開いたブラウスに膝上の短いスカート。もちろん、見えないところの身嗜みも抜かりなく押さえている。
温泉に入るから、ということもあるけれど。
待ち合わせの一五分前――ちょっと早めかな、と思ったものの、瀧君は駅の改札で先に待っていてくれた。これまでも、私を待たせたことなんて一度もないし。
こういうところも、大好きなのよねぇ……。
う、ドキドキしてきたかも。
「おはよっ、今日も早いのね」
「いや、俺も丁度いま来たところだよ」
って毎回のように言うところがまた古典的。ホントは何時から待っていたのやら。
……あ、またドキドキしてきた……
って……何かおかしい。
まるでこう、息が上がるような動悸だもの。
何より、胸の辺りがムズムズする。
ブラも着け慣れない可愛いのを選んできたから、サイズが合ってなかったりする?
どうにも落ち着かないので、ちょっとブラウスの胸元を引っ張ったりしてみると……瀧君は慌てて発車案内板の方へと目を逸らした。
あー……もしかして、私の胸が気になってたのかも。
結構際どいデザインのを選んでしまったから。
だけど……
そんなに見たいのなら、もうちょっとだけサービスしてもいいかな。
第二ボタンまでなら、外しても大丈夫だろうし。
私の一挙一動に瀧君の目は釘付け。
なんだか……手を繋ぎたくなっちゃった。
――のだけど、居た堪れなくなった瀧君はひょいと先行。
「そ、そうだ、三葉さん。電車まで時間あるから、飲み物とか買っておこうか」
売店やら自販機の方に目を泳がせているけど……男のコのそういうところって、誤魔化せないね。何かにつけて、チョコチョコと私が緩めたところを見てるもの。
それはもう、さり気なさを装いきれないほど露骨に。
なら、ブラとか見せたらもっと喜ぶのかな――
――……?
!?
いやいや、私ってばナニ考えてるの!?
我ながらあり得ない暴走で、私はようやく思い出した!
そういえば先週……テッシーに催眠術とやらを掛けてもらったっけ。
で、私が開放的に受け入れられるよう……そのー……
試しに、軽く先の辺りをチョンチョン、っと引っ掻いてみると――
「……っ!?」
思わずお腹に力入っちゃったわ!
何よ、コレ……こんな状態で、もし瀧君に触れられたら……
触れられたらぁ……❤
「え、えと……瀧君、飲み物もいいけど、そのー……トイレとか行っておいた方がいいかも?」
「あ、うん、そうだね。じゃあ、後でそこの売店に集合しよう」
ということで、一時の別れ。
尿意もないのに、私はセカセカと早足で個室へと駆け込んだ。
そこで、ブラウスのボタンをポチポチと外し、ブラをちょっと捲ってみたものの――
「…………?」
見たところ、変なことにはなっていない。
というか、さっきまでの妙な気分もすっかり収まってしまった。
乳首にチョンチョンと触れてみても……別段何を感じることもなく。
今なら瀧君に触られても……って想像したところで恥ずかしくなってやめた。
そんなの、ここで考えることでもないし。
やっぱり……気の所為よね。
変に着崩してしまったところはちゃんと直して、私は瀧君が待っているであろう売店へと足を向けた。
でも……お買い物の僅かな間でさえ……
「ねぇ、ちょっと大きいお茶を買っていこうか」
なんて、下の段に手を伸ばす。こうやって軽く前屈みになれば……あぁ……瀧君てばまた気にしてる。
覗き込むような角度になってるから……おっぱいばっかり❤
見たいんだ。見たいんだよね? さっき閉じたばっかりだけど、再びボタンをポロッと外してしまった。
「この服、少し緩めた方が楽みたい」
ボタンを開けては閉め、そしてまた開ける――さすがに二度目ともなると不自然かもだから、この奇妙な行動に言い訳をしておいた。
でも、瀧君からの奇妙な視線に言い訳はない。
「あ、あぁ……そうなんだ」
すっごく意識してるのは判る。見ないようにしてるのに、見ずにはいられないような。
そして、見られる度に、私の胸もドクン、ドクン、って……
これはやっぱり……催眠術が効いてるのかも。
だって、瀧君に見つめられてるときだけ、おかしな気分になってきちゃうもの。
狙うような危ない目つきなのに……すんなり受け入れられてしまっている。
それどころか、もっと見せてあげたくなる。
もっと、大胆に。
それこそ、ブラの中身まで。
恥ずかしいけど……でも、瀧君を悦ばせてあげたい、って好奇心も後押ししてくれる。
何だか、今回の旅行はいけそうかも。
旅館に着いたら、その……アレを……最後まで……ウン!
実のところ、今日の今日まで忘れていたくらいなのだけど――催眠術の効果は認めなくてはならなそう。
特急のボックス席で向かい合って座ることで――見える範囲が変わったのね。
隣を歩いていた時は胸ばっかりだったのに、今は――足ばっかり。
太腿のところが……ムズムズする。
ウズウズする。
「お昼ご飯はどこで食べようかー」
なんて関係ない話をしつつ、
窓の外の景色を眺めるフリをしつつ――
スカートの裾を、ちょいちょい、って上げたりしてみた。
「ピークは避けたいから……ちょっと遅めにした方がいいかもな」
とか答えながらも、瀧君もすっごい見てる。
まさに、私の足から目を離せない、って感じね。
男のコからこんなに見られてるのに……何故だか嫌な気がしない。
まあ、恋人だからね。見せるべき相手、ってことなのかもしれないけれど。
とはいえ、今までそんなこと考えたこともなかった。
なのに、考えてるってことは……絶対催眠術の所為ね。
好きな相手から見つめられるとそこが性感帯になって、瀧君のことが欲しくなるようにした、って言ってたし。
だから、一番見られてるのは足なのだけど、実のところそこだけじゃないのも判ってる。
今まで、瀧君にここまで見られることなんてなかった。
草食なまでにオクテだと思っていたのに……やっぱり男のコは男のコだった、ってことね。
胸はもちろん、うなじから顔や腕まで、全身が疼いて仕方がない。
もしここが個室だったら、裸になってしまったかも。
そんなの、凄く恥ずかしいのに――でも、それが恋人よね、なんて言い訳している自分がいる。
変なことばかり考えている、もう一人の自分が。
むしろ――そっちの方が本当の自分で、建前の自分が押さえつけてたのかも? なんて正当化してしまうこと自体、理性が弱くなってきている証拠。
テッシーの催眠術は間違いなく効いている。
電車は乗り継ぐことなく、あと一時間半も乗っていれば、そのまま着いてしまう。
だから、私と瀧君も、そのまま。
瀧君は私に視線を浴びせ続け、
私は瀧君からの視線を浴び続ける。
浴びる度に――どんどん変な気分になってしまう。
私の理性……保つのかな……とか不安になってしまうけれど、こうしてスカートに触れるのはやめられない。
その度に、瀧君がじーっと見てくるから。
あぁ……見るだけでなく、触れて欲しい。
抱きしめて、口づけして欲しい……
そんなことばかり考えていた所為か……私はとうとうやりすぎてしまったようだ。
「……っ❤」
ヒクン、と奥まで貫くような衝撃。
瀧君の視線が強まったわけではなさそう。
チラっと自分でも目を落として……ああ、やっぱり。
捲りすぎて、中まで見えちゃったんだ。元々短かったし。
その結果、瀧君の意識は下着に集中。
でも、その三角地帯は……一番
あぁ……触りたい、触りたい! 今すぐこのじっとりしたものを脱いで、グチュグチュ掻き回したい!
というより、瀧君に触れて欲しい! 舐めて欲しい! そして……その……
「……❤」
瀧君、厭らしいところが大きくなってるの、自分で気づいてないのかな。
まるで、
でも、私の身体も叫んでる。
我慢できずに、胸の先をこちょこちょこちょこちょ……
「ん、ん、ん……ふぅ……❤」
瀧君も瀧君で、私の身体に夢中で無言。私が自分の胸に当てた指が気になるようで、今はそこをじーっと見てる。
でも、何も言わないから止められない。こんなの、絶対おかしいのに。
とはいえ、何も言わないってことは、続けてていいのよね? 妙だとは思いながらも……止めるほどじゃない、ってことよね?
「ふ、ん、ん……ん……ん……っ」
カップの上からでも浮いているのが判る乳首を、キュっとつねっちゃった。そしたら、アソコがキュ~って締まっていって……
「んっ、ふっ、んんんんんっ❤」
もっと……もっと、もっとぉ♪ あ、あぁ……いい、いい、凄く……いい……っ!
ビクゥッ!
……え? 本当に……? 乳首だけで
でも……あぁ……この、すべての緊張から開放されたような脱力感は……
瀧君が見ている前で……オナニーしちゃった……❤
あぁ……もう……一人じゃ我慢できない。
瀧君ともっと触れ合いたい!
だって……すぐ目の前にいるのだから!
「ね、そっち行って、いい?」
と私は許可を待たずに腰を上げる。
そしたら、通路側を空けてくれたので、私はそこに割り込ませてもらった。
でも、まっすぐ座ることはない。
ベッタリと瀧君に寄りかかって――
「!? ……❤❤❤」
ナニコレ……! これまで手を繋いだり腕を組んだりしたことなんて何度もあったのに……ただ触れ合っただけで、とんでもなくドキドキする……!?
腕から肩まで熱くなって、ピクン、ピクンって痙攣しちゃう。
もしかして、コレ……
そういえば、好きな人に触れられた感覚は、すべて性感に変わる、って催眠を掛けてもらったけど……それって、
こんな……隣にいるだけでこんなに
目を閉じて、スーっと顔を近づけたら……あ、唇が。それに舌も。
これまでずっと待ってて、でも全然してくれなくて……それが、こんな簡単に。
あ、そうか。私が求めたからか。何で気づかなかったんだろう。
私が求めれば、瀧君はしてくれる。
欲しいところに、欲しいことを。
だから……
ポツポツとブラウスのボタンは下まで外し、ブラのホックもクイっと外す。
そして、スルリと肩から流せば……
「! 三葉さん!? ここ……電車……!」
ずっと私の舌を味わってたクセに、少し肌蹴させただけでこの慌てよう。
周りをキョロキョロと見回してるけど……大丈夫だって。オフシーズンだからか座席ガラガラだし。
余計なことは言わせないようもう一度唇で唇を塞ぎ、手を取って胸に当ててあげれば……ほら、何を伝えずとも、乳首をこねこねしてくれる❤
身を寄せれば、背中も抱いてくれるし……あぁ……どうしよう……本当に……どうしよう……❤
全部……どこもかしこも
私は瀧君にもたれかかりながら席を立ち――スカートを下ろしてしまった。そしてパンツもズルズルと膝まで押し出すと、そこからモゴモゴと足を抜く。
あぁ……電車の中で裸になっちゃうなんて……私、どうかしてるのかも……。
と、一瞬は躊躇するのだけど、すぐに別の感情が湧き出てくる。
次の駅まではしばらく着かないし、
車内販売なんてないし、
何より、別の乗客はずっと向こう。ここで、その……イチャついてるのは勘付かれたとしても、こんな格好なんてバレやしない!
だから、私も……瀧君の身体に触れてみたい。
瀧君だけにある、女のコにはない身体の一部に……❤
ファスナーだけ開ける、なんてつまらない。だって、根本に茂ってるオトナなところまでちゃんと感じてみたいから。
ベルトごとカチャカチャと外して、それから、ジーっとファスナーを下げる。ビロンと開いたところからカラフルなパンツが見えているけど、その中でパンパンになってるのも丸わかり。
「む、ふむぅ……うふぅ♪」
腰周りを引っ張っただけで、おちんちんは簡単に飛び出してきてくれた。
だから私は、それを両手で包み込む。
凄い、硬い……大きい……❤
こんなモノがお股に
でも……私には催眠が掛けられてる。
瀧君に触れられたところは、全部性的快感に変わってくれる。
だから、何の心配もない。自分の心が求めるものを、求めたままに跨がれば――
「三葉さん! その……まだ……」
あー……もう! どうしてこの男はいざというときにグズグズなのかしらね!?
さっきからキスを中断する度に興を削いでくる。
ポケットをモゾモゾといじって出してきたものは……コンドーム。瀧君も瀧君で、意識してたみたい。そんな、いつでも取り出せるところに仕込んでいたあたり。
でも……お互い、そういう気分じゃないでしょ?
「ねぇ、私たちの付き合い、結婚前提じゃなかったの?」
「!」
そんなに驚かれると、こっちが不安になるんだけど。
でも、瀧君への好意は変わらない。
仮に瀧君に迷いがあっても……私は迷わないもの。
瀧君の気持ちがどうであれ、私は瀧君のことが好き! それは絶対に揺るがない!
結婚したいし赤ちゃん欲しいし、産んで抱いて、おっぱいあげたい!
だから――
「子供
イヤとは言わせない。唇を舌で繋ぎ合わせれば――瀧君はこうして抱き締めてくれる。その手の平で腰を撫で、お尻を揉まれたら、それだけでもうアソコが崩れてしまいそう。
痛くないはず。絶対に痛くないはずだから……もう……
「はっ、あぅぅぅぅぅ❤❤❤」
ビクビクッ! ビクンッ、ビクンッ、ビクン……ッ!
……あぁ……はぁ……電車の走行音がなかったらヤバかったかも。まさか、これだけで
でも……あぁ……まだ、おちんちん、
瀧君の腕に、包まれてるの……
ダメ……もっと、欲しくなっちゃう!
モジモジと腰を動かしてみたけれど、この程度では物足りない。
ズルっと腰を少しだけ上げて……トスンと下ろす。
「ふぅんっ!」
同じように、もう一度。
「ふぁあんっ!」
凄い、凄い、凄いコレぇ……❤ クリいじってただけじゃ絶対気づけなかった。おちんちんで膣ごとグリグリしながら
もっと、もっと激しくシて欲しい!
欲しいことは伝えれば……シてもらえる……!
「瀧君も下から撞き上げて……私を……もっと気持ち良くしてっ」
耳元で叫ぶように、私は瀧君の耳に吐息を吹きかける。
すると……
「こ、こう?」
ズン、ズンっ、って電車の揺れ以上の振動が私のアソコを貫いていく。でも、二回三回したところで、瀧君の腰は止まってしまった。
あー……そっか、お互い初めてだものね。良かったら良かった、ってちゃんと言ってあげないと。
「今のもっとしてぇ……おまんこ気持ちいいの……ね、もっとチンチンでおまんこ気持ち良くしてぇ……❤」
そしたら瀧君のおちんちんが……ズン、ズン、ズンっ♪
自分ひとりで頑張るよりも、瀧君と一緒の方が絶対
さっきの様子だと……ギリギリで
「
そうは言っても、瀧君もツラそう。腰の動きが、というより表情が。
必死に我慢してるんだね。
だけど、私、ワガママだから。
気持ちいいことは……最後まで、気持ち良くなりたいから!
「チンチン、おまんこから抜いちゃダメだよ? 私、もう少しで
ビクンっ!
「くぅん、うぅん……ん、ん……んんん~~~~~❤❤❤」
あ、はぁ……
と、思っていたのに……
『ご乗車、ありがとうございました。まもなく~……――』
あ、次の駅に着いちゃうみたい。人の出入りがあるかもだから、さすがにこのままではいられないか。とりあえず、ブラウスとスカートだけ。下着は面倒なのでそのまま鞄に仕舞った。どうせまた脱ぐだろうし。
そして、何食わぬ顔で改めて瀧君の隣に座り直してみたものの……あ、そっか。ノーブラだから乳首浮いちゃってるのね。厭らしい
だから……すぐ隠せるように外すボタンは三つだけ。そして、ポロンとこぼれさせれば……あぁ……その目だけで
「いざとなったら鞄で隠せば……だから、ほら、ほら♪」
瀧君が仕舞い込んだおちんちんを、私はすぐに
だから、私の気分も全然収まらない。ギリギリまで……ほら、この車両に降りようとしている人はいないみたいだし……
「瀧君、おっぱいしゃぶって♪ 私だってほら……チンチンシコシコしてるじゃない❤」
瀧君の舌に転がされると……あぁ、こっちも欲しくなっちゃう! スカートを上げて、股を開けば……ほら、そこも指でいじってくれるし。
しばらくして、本当に電車が止まったので、私たちはさっと身なりを整えた。でも、特に乗ってくる人は見られない。
だから、私はすぐにさっきの続きに入っちゃった。薄い上下はすぐに脱ぎ、瀧君の上に跨がろうと思ったんだけど……
「滝君もちょっとは脱いでよぉ、肌と肌で抱き合ったら……きっと気持ちいいよ?」
服の外から見えている手や腕だけでもドキドキするのに、胸からお腹まで触れ合ってしまったら……考えただけでも……!
「い、いや、それはさすがに……」
って、ちょっとは渋るけどね。こうしてチューしてあげれば……ふふ、男のコは素直が一番♪
Tシャツが顎を通っていく際に一旦唇は離して、私たちはちょっとだけ見つめ合う。
男のコの胸って……しっかりしていて、硬くて、早速ぴたーって寄り掛からせてもらった。
しかも、今度はお互い裸で……!
「あ、あぁ……はぁぁぁぁ……っ❤❤❤」
もうダメ! こんなの、熱い! 熱すぎる!
胸が! お腹が!!
ふやけて溶かされてしまいそう❤
いいっ! いいっ! いいのっ! こうやって触れ合って、擦り合って……もっと、もっと……!
だけど……やっぱり、ここが寂しくなってしまう。
早く……早くおちんちん
すぐっ、今すぐ欲しい! ここに……ここに……あ、あぁぁぁぁぁ……!
「大好きっ! 瀧君大好き!! ちんちんも……セックスも大好き……!」
おちんちんは
こんな幸せを恥じらって拒んでいたなんて、本当にもったいない人生だった!
「は、はぁん……今度も……ううんっ、いつでも
言わなくても、瀧君は下から撞き上げてくれる。だけど、今度は一緒に裸だから、おっぱいもゴリゴリ
電車に揺られながらの濃密な時間。きっと、着くまで何度でも
だったら、もう……このままずっと乗り続けていたいかも……❤
***
テッシーのヤツ~……何が催眠術よ! こんなの……こんなの絶対ダメだって!
あの旅行から一週間経ったあたりで、私はたまらず電話を掛けた。一刻も早く、これを解いてもらわないと!
焦る私に対して……電話越しのテッシーは憎らしいほど呑気。
「ん~、どうした? 催眠術、効果なかったか?」
「ありすぎよ! お願いだから……今すぐ解いて!!」
事態は逼迫している……のだけど、どうやって伝えればいいのよ! あんなこと……言えるはずないじゃない……!
先週の旅行は本当に最悪だった。せっかくの遠出だっていうのに……どこにも寄らずに駅からホテルに直行。あとは、部屋に篭りきりでセックス三昧。だったら、最初から都内のラブホに行けば良かったじゃない!
自宅に帰って一人きりになった頃になって、ようやく私は自分の堕落っぷりに苛まれ始めた。自分の痴態を思い出すと……今でも首を吊りたくなってくる。
なのに……身体はあの快感を忘れてくれない。
そして、心はどんどん瀧君のことを好きになってしまう。
会社帰りに一緒に夕飯でも――そう誘われれば、仕事を残してでも上がってしまう。職場を出るときには本当にそれだけのつもりで逢いに行ってるのに、逢えば身体を求めずにはいられない。
食事も忘れてベタベタイチャイチャ。
ホテルどころか、そこへと向かう途中でも。
そのまま部屋に入る前に堪えきれなくなったことさえある。
あんな、人通りの多い街の道端で……
誰か知り合いに見られたらどうするのよ!
だけど……
離れていないと冷静になれない。でも、片時も離れていたくない。
瀧君の仕事が遅くなって逢えないと、一人で泣いてしまうほど。
そんな夜が明けた翌朝に、うっかり出逢ってしまったら――
大きな駅だからね。通勤中にたまたま一緒になってしまうこともある。
偶然だったけど、私たちはすぐお互いに気がついた。
目を見つめられたら頭がぼーっとしてしまう。
胸を見つめられたら今すぐおっぱいを吸って欲しくなる。
そして、腰から下を見つめられたら……昨日はたまたまスカートだったのもマズかった。満員電車で、パンツを下ろしてしまうなんて!
ちょっと路線を回り道しても大丈夫――そんな甘い気持ちで一緒に乗り込んだ車両の片隅で、
自分だけでなく、瀧君のスラックスからアソコを取り出して、
挟んで淫らに腰を振り続けて……
そんなんじゃ全然収まらなくて、結局ふたりとも有給休暇。ホテルに入って終電まで数え切れないほどの快楽に入り浸っていた。
朝から晩まで
今朝は少し早く出て、違う経路で瀧君と逢わないように出社はしたけど……こんなこと続けていたら、私本当にダメになっちゃう! 瀧君のことが好きすぎて……瀧君のことしか考えられなくなっちゃう!
「これ以上瀧君のこと好きになったら……もうダメなの! だから、お願い! 今晩事務所の方に寄るから――」
ことは一刻を争うというのに――!
「でも俺、いまカンボジアだぞ」
…………は?
「いや、だから、仕事の都合で。早耶香も一緒に来てるし、帰るの多分、早くても正月かと――」
「そ、そんな……!」
今年はまだ半分以上残っているのに、その間ずっと……?
いえ、これからもっとおかしくなってしまうはず。
だって、その間瀧君に逢わないなんて、絶対に耐えられないから。
そして逢う度に、もっともっと好きになってしまうだろうから……!
失意の中で、私は通話を打ち切った。
はぁ……どうしよう……と深刻に悩んだのも束の間、入れ違いで飛んできたメッセージに、私の心は悦びに支配されていく。
『明日、ノー残業デーなんだけど、逢えるか?』
逢える! 逢えるに決まってるじゃない!!
次の瞬間、私の頭の中は邪な思考で充たされていく。
下着はどれにしようか――なんて考えない。
逢う前から、先に脱いでおきたいから。
どこで抱いてもらおう? ホテルまで我慢できなくなるかもしれないから、せめて抱き合ってても怪しくない街で……
……って! 私、エッチなことしか考えてない!
一緒に夕飯食べるとか、買い物行くとか、色々やることあるはずなのに、口の中に広がるのはおちんちんの香り。そして、胸が踊るのはエッチなホテル……❤
あぁ……いま一人なのに。
催眠術の効果は出ていないはずなのに。
なのに……瀧君のことが好きすぎて……今すぐ逢いたい!
……でも、ここで虚勢を張るくらいの理性は、幸い残されていた。
『うん! 私も絶対定時であがるよ』
これ以上は、もう無理。
これ以上瀧君を感じていたら……今すぐ家を飛び出してしまいそうだから。
今夜は何とか抑えることができたけど……うぅ……いつまで耐えられるかな……。
あぁ……テッシー……早く帰ってきてぇ!!