ホント、早めにお願いしておいて良かったと思う。
年の瀬の押し迫るお正月休み、彼が帰国すると同時に時間をもらって、私はすぐさまイヤらしい催眠術を解いてもらった。
解いてもらった――ハズだったのに……!
「テッシー! どういうことよ!?」
これからデートだってのに、こんな状態じゃ逢えやしないわ!
「いや、待て、ちょっと落ち着いてくれ」
「落ち着いてなんていられないわよ!」
この男の催眠術の所為で、私の生活は無茶苦茶よ!
瀧君のことを考える度に、その――良からぬ気分になってしまい、あれから一緒にどこへも出掛けられていない。デートは大方、彼の部屋。そして、朝から晩までセックス三昧。こんなの……あんまりよ!
「ともかく、状況を確認させて欲しいんだが……一昨日解いたばかりだから、昨日、彼氏に会ったってことか?」
「話聞いてた? 今日デートだから何とかして、ってことなんだけど」
お昼過ぎには瀧君と動物園に行くことになっている。これまでずっと引きこもってばっかりだったけど、これからは普通のデートに戻すんだから!
猶予は数時間しかないというのに……テッシーの対応は要領を得ない。
「会ってないのに、どうやって再発を確認したんだ?」
「どうやって、って……その……」
チャットで連絡しているだけでムラムラしてしまうし、
電話で声を聞けば抑えきれなくなるし、
今だって、あんまり瀧君のことを考えすぎるとヤバイ感じ。
自分でいうのもアレだけど、かなり浮かれているもの。
何しろ、これからデートなのだから。
昼間は健全に楽しむつもりだけど……夜はやっぱり、ね?
……う、ぁ、ん……集中、集中……テッシーの前で惚気けるわけにはいかないから。時間もないし。
「へ、変なこと訊かないの! ともかく、私を元通りにして!」
「変なこと言ってるのは、そっちの方だぞ」
「どこがよ!?」
「俺が掛けたのは、
「……へ?」
なんて、間抜けた声を出してしまった。が、テッシーの解説は淡々と進んでいく。
「いや、だから、見られたり、触れられたりしたらノリ気になるのであって、それ以外は催眠術と関係ないんだが」
「そんなわけないじゃない! 彼のこと考えてるだけで、私、私……」
「言い難いんだが……それは多分、自分の素の部分じゃないかと……」
「は……はぁ!?」
じゃあ、私が素でその……こんな淫らに発情してるって!?
サヤちんに言いつけるわよ!? と啖呵を切ろうとしたところ――
ピンポロポロポン♪ ピンポロポロポン♪
「あ、ごめん、ちょっと待ってて」
この着信音は……瀧君だから❤
「もしもし、どうしたの?」
『今朝、念のために調べたんだけど……こないだ産まれたっていう赤ちゃん、表での展示は中止してるみたいだぞ。最近調子悪いらしくて』
「え、それは残念」
と言いながらも、実はそこまで気落ちしていない。瀧君に逢えるのなら、どこへ行くのも嬉しいし♪
「それじゃ……隣の美術館でも行ってみる?」
あぁ……瀧君……瀧君……ああいう展示場なら物陰いっぱいあるものね……
それに、目玉の動物がお休み中なら、流れてくる人も少ないだろうし……
『だったら、待ち合わせは変わらず、ってとこかな』
「うん……うん……❤」
あぁん……もう……我慢できない……っ。
股のあたりをこっそりスリスリしてみるも……うぅ、足りない。全然足りない。
私はテッシーにジェスチャーで、後ろ向いてて! と指を差しているのに……そっちは横よ! ちゃんと視線外してよね!
でも、まあ……壁の方を向いていてくれるのなら……肩でスマホは耳に押し付けながら、手早くベルトとパンツを緩めて……
ほらやっぱり。お股ヌルヌル。瀧君の声を聞いてから、一気に溢れ出しちゃったみたい。
お豆の方も
瀧君の息遣いを感じながら、
そして、おちんちんを思い出しながら。
あぁ……すぐにでもグチュグチュ
それで気持ち良く
って、盛り上がってきたところなのに……テッシーのヤツ、チラチラとこっちを覗き見してるし!
見るなっ! 見ないでったら! 今更もう……止められないから……!
その上、用件が済んでしまったので、瀧君は通話を切ろうとするし!
『じゃあ、また現地で』
「あ、待って。そういえば……」
もう少しだけ声を聞かせて!
もう少しで……もう少しで……っ!
ビクンッ! ビクビクっ、ビクンっ、ビクン……!
「んんっ、ふぅ……ふぅん……❤❤❤」
『三葉さん? 大丈夫か?』
あぁ……
テッシーが、そこにいるのに……
テッシーに見られちゃった……
「ぅ……うん、何でもない。ともかく、ホテルは夕飯の後だからね!」
『わかってるけど……無理するなよ?』
「無理なんてしてないって! じゃ、またあとでっ!!」
と強引に話を切り上げて通話終了ボタンをタップすると……うわぁ、画面にベチョっとしたもの付いちゃった。ハンカチで拭いといた方が……というか、右手の方がヤバイ。
ワタワタと慌てる私に声を掛けることもできずに悶々としていたテッシーが一言。
「……重症だな」
何よ、他人事みたいに!
「サヤちんに言いつけるわよ!?」
「……何て言う気だ」
「それは……」
テッシーにオナニー覗かれた、って? どんな状況よ、ソレ。何で覗かれるようなところでオナニーしてるのよ、私。そんなの言えるわけないでしょ!?
悔し涙が出そうなほど睨みつけると、ことの深刻さだけは伝わったみたい。
「何なら、性欲がなくなるように掛け直してもいいが――」
「もう結構! 今度は何がどうなるかわかったもんじゃないし」
これ以上ここに居ても何の解決にもならなそう。
むしろ、傷口も広がりそうだし。
「……さっきのことは絶対秘密だからね」
「言えるかよ!」
こうして、私はテッシーのところを後にした。
これからデートなのに……どうしよう……
***
今回は、慎重にコトを進めてきた。
なにしろ、催眠術直後のデート旅行では思わぬところでアレコレ作用してしまったからね。当日に解除、では心配だったから、早めに治してもらっておいた。
なのに、これである。
まるで私が悪いかのような言い草。
ホント、妙なおまじないなんかに頼るべきじゃなかった。
お陰でこんなに……
こんなにぃ……❤
「ん、ん……」
ただ電車の席に座っているだけなのに、線路から響いてくる振動すら意識してしまう。
普段はスカートだから、こんなときはコッソリいじってしまったものだけど。
鞄で隠しながら。
でも、今日は普通にデートする! という意思表明のために、パンツにしてきちゃったのよね。
だから……疼いちゃう。
厚い縫い目の上からじゃ、全然届かないから。
うぅ……早くも瀧君に触って欲しくなっちゃう。
むしろ、すぐにでもおちんちん
こんなことなら、セックスの楽しさなんて知らなければ――と、否定しきれないところが我ながら悔しいところ。
だから、そこだけはテッシーに感謝しなくてはならないのかもしれない。
そこだけは。
でも……うぅ……ものには限度ってものがあるでしょーよ!
さて、目的の駅には着いたけど……
あ、やっぱり瀧君は今日も先に待っていてくれた。指定していた階段を上ったすぐのところで。
そして……あー……どうやら催眠術を解いた、というのは本当だったみたいね。いつもなら瀧君から厭らしい視線を浴びて、口元が寂しくなったり、おっぱいを見せたくなったり、明らかにおかしくなっちゃってたから。
でも、今日はそんなことはない。
ただひたすらに……おちんちんのことだけ。
つい瀧君の股間に目がいってしまう。
私に、欲情してるのかな?
私が、瀧君に欲情しているように。
うぅ……気になる。
見たい。触れたい。その中身に。
そんなことを考えていたから……挨拶のハグでも、つい下腹部ばかり当ててしまう。
チューってしても……あぁ……おちんちん……❤
いつものように人の流れの邪魔にならない壁際で抱き合っているから……いいよね? 隣には自販機が立ってるし。反対側は……さり気なく鞄で隠しながら……ちょっとだけ。
チーってチャックを下げて……ホラ、出てきたおちんちん❤
広い通路の方に背を向けているのは瀧君だから、きっと見えない。こうして……こうしても……
「あ、あぁ……チンチン……❤」
いつの間にかキスもやめて、ひたすらおちんちんばかりシコシコしてる。
だって、熱くて硬くて大きいんだもん♪
「ねぇ、舐めていいよね? ね?」
瀧君の返事を待たずに、私は男のコの足下に屈み込んだけど……う、ここでも催眠術の恩恵を実感させられてしまった。
瀧君の向こう側を歩く人から、チラっチラっと視線を向けられている。これまでは、その……おちんちんを前にしたら理性とか吹っ飛んじゃって、夢中でむしゃぶりついてたからねぇ……
そういうのがなくなって……普通に、欲しい。
恥ずかしいのも解ってる。
迷惑なことも解ってる。
だけど……お口でおちんちんを
唇で、舌で……おちんちんを!
「む、むふ、むふぅ~~~❤」
あぁ……ダメだって、こんなことしてちゃ。
だけど、瀧君をこうして舌でチロチロすると……ピクンピクンって反応してくれるのが嬉しくて。
それに、鼻を通っていくおちんちんの匂い……はぁ、ドキドキしちゃう❤
瀧君がこうして頭を撫でてくれるのは喜んでくれている証拠。だから、もっともっと、してあげたくなっちゃう。
でも――
こんなところに座って頭を前後させてたら、絶対イヤらしいことしてるのバレちゃってるよね。
駅員さんとか呼ばれたらどうしよう……
それは判っているのにぃ~――
「んっ、ん……ふぅ……うふぅ……❤」
やめられない。とめられない。
だって……目の前に瀧君のおちんちんがあるんだもの。
こんなに
エッチなことされて、興奮してるおちんちんが……!
みんなから見られているのは、判ってる。
だから、ちょっとだけ。
パンツを緩めて、その隙間に一生懸命指を伸ばす。
おかしくなっていた頃は、他に誰がいようがズルンとイッちゃったもんだけど……さすがにもう、これが今の精一杯。
本当は瀧君の袋の方もスリスリキュッキュって愛でたいけれど。壁役の男のコがお尻を出してしまったら、さすがにアウトでしょうから。
でも、こんな姿勢じゃ、クリトリスの方しか届かない。
こっちもこっちで欲しくなってる。
ああああ! もう、こんなことなら意地張らずにスカートにすれば良かった!
この苛立ちを口の中のおちんちんにぶつけるも、逆にどんどん切なくなってきちゃう。
どうしよう……どうすれば……
思い悩む私の気持ちも知らずに、瀧君はさらに誘惑してくる!
「どこに、
ダメなのは解ってるけど……皆さんゴメンナサイ。ちょっと……
「おまんこ! 絶対おまんこがいいっ!」
私は勢い良く立ち上がると、緩めていたパンツを下着ごと……長めのコートでお尻は隠せるけど、膝下にモゴモゴしてたら脱いでるって丸わかりでいよいよ恥ずかしい。
これはもう、腹を括るしかないか。
靴を脱いで、全部つま先まで通しきって……その残骸は、鞄で隠すように床の上に放ってしまおう。
そして、瀧君にお尻を向けて――
「お願い! おまんこの中で受精させてっ!」
辛うじて垂れ幕に隠れていた割れ目は、瀧君によってペロンと捲られてしまった。
人のいっぱい歩いている方に向けて。
瀧君のお陰でソコだけは隠れているとはいえ……やっぱり恥ずかしい!
恥ずかしいから……早く
「あ、あぁ……はぁん……❤」
瀧君が……
待ちに待った、瀧君のおちんちんがぁ……
「はぁん、あぁんっ、あ、あ、あぁぁぁぁっ」
気持ちいいっ! やっぱり瀧君のおちんちんにズンズンされると、どんどん良くなってきちゃう。
ざわついてる構内だから……少しは声が漏れても大丈夫よね?
「いいっ、いいのぉっ、はっ、あ、あ、あぁんっ」
視界から人が消えたことで、私の気もちょっと大きくなってる。
コートの前を開いて、セーターを無理矢理捲って……強引にブラまで引き上げて。大丈夫。こっちは壁だし。
そしたら、瀧君はすぐに察してくれる。おちんちんで撞き上げながらもおっぱいまで手を伸ばして……乳首をキュゥンって!
「あっ、いいっ、いいっ、いい……!」
壁に突っ張った手も肘がガクンと折れてしまう。まるで押し付けられるように……あぁっ、クリちゃんまで捏ねられたらぁっ!?
「ひぅっ!? らめっ、あぁぁぁん❤❤❤」
ガクガクガクガクっ! ビクンっ、ビクンっ……!
そ、そっかぁ……瀧君も
だから、おっぱいやらクリトリスまで愛撫して、私のこと
うん、ありがと。こうしてぼんやりしたところにビュルビュル
やっぱり、デート最初の射精は、いつだって勢いが良くて大好き。
私、知ってるよ。瀧君、自宅でオナニーとかせずに、私のために溜め込んでくれてるって。
瀧君の精子は、すべて私のために。
ありがとね。大好きだよ瀧君……❤
と、浸っていたいのは山々なのだけど――
「そ、それじゃあ行こうか、三葉さん」
「うん、そうね……急がなきゃ」
あぁ……私ってば、結局逢って早々セックスしちゃった……
それも、部屋とかじゃなくて、こんな人がいっぱい歩いてるところで。
テッシーの催眠術がなくなってるのは、もう自分でも解ってる。
だけど、その上で、止められない。
瀧君を求めることを……止められない……!
こんなことなら、羞恥心が消えてくれてた方がまだマシだったのかも。
って、後悔する方向性すら間違ってる気がする。
あー……でも、一旦
ここからは、今度こそ……普通のデートが、できる……?
……わけないか。
***
勿論、瀧君に催眠術のことは話していない。
だから……単に、淫乱な女だと思われてそう。不本意ながら。
こっちがコートの中、何も穿いてないのをいいことに――
「……んんっ」
思っていたとおり、動物園の方が不調だと、美術館の方も似たような感じになるみたいね。
休日の昼間にしては空いているホールで、瀧君の指が迫ってくる。
「くぅんっ❤」
そもそも、コートから伸びる素足、って時点で衆目は集めちゃってるのよね。どんな短いスカートなんだよ、と。
でも、残念ながら、その下は何も穿いてない。
スカートどころか、パンツまで。しかも、上の方もこんな調子だ。
人目を気にしながらジジジ、とコートのファスナーを下ろすと、そこにはモゴモゴと見苦しくまとまったセーターとブラが。おまんこばっかり触られて……その……おっぱいも吸って欲しくなっちゃったのよね。
「ふ、くぅん……えへ♪」
乳首にむしゃぶりつく瀧君が可愛くて、ついナデナデしちゃうけど……やっぱり落ち着かないね、こういうとこは。
だから、二人してちょっと奥の方へ。順路を外れて曲がった先は、行き止まり。この扉は倉庫か何かかも。
だけど、完全に人の目がなくなったことで……ついコートを落としちゃった。そしたら、瀧君がセーターを持ち上げようとするので、私も両腕を上げて……
「あ、あ、あぁ……っ」
こんなとこで全裸なんて……! こんなのダメ。絶対ダメなのに……人が見えないとつい油断してしまう。
ここなら瀧君も気を使う必要ないよね? ズボンをズルンと、膝まで下げて……あはっ、おちんちんは上向きなのに、きんたまはブラブラしてるね。
幸い、絨毯敷きの床は寝っ転がっても痛くない。そこで足を広げて、瀧君を待ち構えれば……
「んふぅっ❤」
こうして唇を強く合わせてくれるのは、溢れる声を塞いでくれてるのよね。そうでなきゃ、きっと大変なことになっちゃってるだろうから。
「んふ、んふ、んふぅ、ふぅ……っ!」
危険なのは解ってるのに、どうしてもやめられない。
だって、ここまでずっと触れられてきたんだもの。
指で、舌で、胸を、アソコを……
ようやく抱きしめることができた瀧君が嬉しすぎて……ホントにもう……っ!
ビクンっ、ビクビク……!
はぁ……今度は、瀧君より先に
と、思ってたんだけど……
「!」
女のコが覗きに来ちゃった!
裸の私たちを見て、完全にドン引きしている。
口元にシーと指を当ててウインクしたら……よくわからず首を傾げた後、頷いてくれた。
でも、ここにこれ以上居るのはマズそうね。
何だか私たち、ずっと逃げ回ってるみたい。
はぁ……こんなことなら、最初からホテル行っておけば良かったわ……
***
これまで、デートといえば瀧君の家でのセックスだったのに、今日に限ってこうして頑なに外を出歩こうとしていたのは……どうやら、私が野外プレイをしたがっている、と解釈されてしまったみたい。
だから、こうして全裸にコート一枚なのに、全然気遣ってくれない。それどころか……
「いやん❤」
隙を見て、裾をひょいと持ち上げてしまう。
外にお尻を見せながら歩くなんて……うぅ……ヘンタイだわ……
なのに、つい素直に従ってしまう。
もちろん、外に恥ずかしいところを見せびらかして悦んでるわけじゃない。
恥ずかしいところが冷たい風に触れられると……
瀧君がそこを優しく撫でてくれるんじゃないか、と。
それに、私が辱められるなら、こっちから辱めても文句はないわよね?
パンツやシャツはさっきトイレで没収させてもらったから、ズボン一枚では丸わかり。
私への羞恥プレイで、瀧君自身も恥ずかしくなっているところを人様に見られてしまっている。
でも、それだけじゃ全然足りない。
車も通らないような細道で、人がいないのをいいことに……社会の窓を大開放!
「❤」
それだけで、ピョコンと
どんなに握り込んでも、それは大きすぎてどうしても私の手に余る。おちんちんの先の丸いところが、はみ出しちゃってるよ。
そっちを隠せば毛が現れ、そっちを隠せば亀の子がニョッキリと。
おちんちんの上を、行ったり来たり。
「はぁ……はぁ……❤」
おちんちん……おちんちんシコシコ♪
硬くて、大きくて……そして、熱い。
瀧君の熱が、私の手の中でしっかりと
でも……私が好きなのはそこだけじゃない。
胸も、背中も……瀧君の身体はどこも硬くて大きくて、そして熱い。
おちんちん以外もみんな大好き。
もう……手だけじゃイヤ!
「瀧君……こっちこっち……♪」
古びたアパートの駐輪場は、どこもかしこも埃をかぶっている。
あまり使われていないことを期待して……私はコートを落としてしまった。
美術館のような空調の聞いた室内と比べると、この寒さは身に沁みる。
だからこそ、瀧君と一緒に……!
瀧君の上着を開くと、そこには引き締まった胸板が。
全裸コートの私の隣で、瀧君は全裸コート+ズボン、だったのよね。
だけど、ここからはもうお揃い。
余計なものを膝下までズズーっとしたら……私たち、一緒にスッポンポンだ♪
嬉しくなって、私は裸の瀧君を抱きしめる。
そのままチューっと舌を絡め合えば……はぁ……おちんちんも嬉しそう❤
「ん……ちゅふぅ……む、ぅふぅ……❤」
あぁ……口の中も、お股の間も、胸もお腹もすっごく温かい。
だけど、お互いの一番熱いところを交えるには……一度離れるしかないのよね。
チュッチュと催促するように軽く触れ合わせたところで、私は手近な自転車のサドルに手を置いた。
そして、むにむにと突き出したお尻に――
「はぁん……あぁ……♪」
でも……あ、いま外の通りを女の人が通っていったような……?
ヒヤリとした危機感は、瀧君の一撞きによって押し出されてしまう。
「んっ、んぁ……っ」
ホント、我に返る間さえない。
気持ち良くて、気持ち良くて……もっと欲しくて、もっと欲しくて……!
それで、今度はしっかり目が合ってしまった。見ず知らずの彼女も何かの間違いかと思ったのでしょうね。少しだけ引き返してきて、この駐輪場を覗き込み……慌てて逃走。完全に……見られた……!
のに……なのに……っ
「あっ、あぁ……やぁぁぁん……❤」
ダメなの。止めないで欲しい。最後まで私を
もう少しだけ……もう少しで……
「あっ、あぁぁぁんっ! やっ、はぁぁぁぁぁ❤❤❤」
ビクン、ビクン……ビクン……ビクン……
それでようやく私のアソコの火も収まった。
けど……これは……
「三葉さん、場所を移そう」
「う、うん……」
外でのセックスはこれが嫌なのよねぇ。
コートで裸を隠して駐輪場から表に出てみるも、さっき目撃された人はもういない。
でも……瀧君も不用心すぎるわ。
「ねぇ……私たち、見られてたよ?」
自分から求めておいて、こんなところで裸になっておいてナンだけど。
そして、それは彼も承知の上で。
「あぁ……だけど、
「!」
瀧君てば……! 私の
それで、バレてると知りながら、腰を振り続けてたなんて……
とはいえ、もしあのとき『やめる?』って訊かれても、おねだりしちゃったでしょうね。
むしろ、不要な恥を掻かずに済んだというか。
そんなに優しくされたら……また欲しくなっちゃうよ。
「瀧君だって……欲しがってる……❤」
「三葉さんも欲しいんだろ?」
お尻の間にスルンと指を通せば、すぐにヌルヌルになってしまう。
「……うん❤」
こうなってくると、のらりくらりと散歩などしていられない。
早くあの大通りを越えて……今度はどこがいいかなぁ……❤
***
で、美術館から三駅ほど歩きながら、私たちはいろんなところでセックスしてきた。
やっぱり私は瀧君が大好き。瀧君のおちんちんも好き。
当然、人としても、男のコとしても、瀧君のことは好きだけど。
でも、セックスしている時が一番幸せ。
もう催眠術も効いてないのだから、言い訳もできない。
私、厭らしい女になっちゃったんだ……
キッカケは、催眠術だったかもしれないけれど。
もう今更引き返せない。
この悦びは、忘れられない!
ここはいわゆるホテル街。怪しい雰囲気も手伝って、人通りはほとんど皆無。
だから、こうして路上でパコパコしていても……
「あ、あっ、あん……はぁん……❤」
ジロっと一瞥はされるけど、あんまり気にされていないみたい。
カップルに至っては、話のネタにしちゃってる。彼氏の方が彼女を囃し立てて、彼女の方も恥ずかしそうに慌ててる。
そうだよね。ここに来る人は、これから、こういうことをするんだから……
このあたりをぐるりと回ってみたけれど、サービスタイムまでは、一番早いところでもあと二〇分。そんなの……待ってられないよ! かといって、二〇分を惜しんで飛び込むのも何か負けた気がする。
だから……もう、ここはそういう街なんだし!
「ね、ねぇ……瀧君、裸になっちゃおうか♪」
申し訳程度に羽織っていたコートを、私は道端で脱いでしまった。
そしたら、瀧君も脱がざるをえないよね。その、膝下でモゾモゾしていたズボンまでも。
で、ここまでしたなら、抱き合いたい。でも……うーん、立ったままじゃ繋がれないし……
寒い中、裸で抱き合っていると、瀧君の熱を感じてしまう。滾ったおちんちんだけでなく、胸全体、背中いっぱいに。
どうしよう……欲しい……欲しい……!
すると――
「俺が、下になろうか?」
いいの? なんて問答していられる状況じゃないわよね。この御礼はまた後で……ううん、今すぐ、この
「……うん、ありがと」
アスファルトに横たわる背中は冷たそうだし、硬くて痛そう。でも、こうして跨っておちんちんを
「ん……あ……あぁ……」
瀧君も、気持ちいいんだよね? 男のコが、女のコに包まれて。
そしてそのまま胸を下ろしていけば……あぁ……こうして抱き締められながら繋がるの、大好き!
瀧君は下にいながら腰を浮かせて、ズン、ズンって私の
「ん、んふぅっ、いいっ、いいよぉっ」
胸を合わせて、唇を合わせて……それで大好きなところを交わらせるのは本当に幸せ!
歩道の外を車が通り過ぎていったけど……か、顔は見られてないわよね……? 伏せながら瀧君の唇に押し付けてたから。
さっきから近づいてくるのはカップルばっかり。だったら、もう……!
「瀧君……起きて、いいかな」
頑張って持ち上げてくれているけど、やっぱり
再び最初の、
「あっ、あっ、いいっ、いいっ!」
また男女の二人組が近づいてきたけど……ふふっ、やっぱり彼女としては、彼氏にジロジロ見せたくはないわよね。だから、今のうちに気持ち良く……てぇ!
「!」
あぁっ! さっきから恋人しか通らないのは、ここがホテル街だから、ってわけじゃなくて……あのおばさん、遠目で驚いて引き返していった! 堂々と通れるのがカップルだけだったってだけで……や、やぁ……っ、オジサン、ちょっと空気読んでよ! 私たち、こんなことしてるんだから……ってスマホ!? ダメっ! 撮っちゃダメぇ!!
でも、私は腰の動きを止めることができず……辛うじて手で顔だけは隠して。でも、うぅ……ネットで拡散とかされちゃったらどうしよう……だけど……だけど……
「ごめんっ、瀧君……私……おまんこ気持ちいいのぉっ❤」
催眠術で頭がおかしくなってた頃は、周りなんて目に入らなかった。
でも、私たち……ずっとこんな頭おかしいことしてたんだね……
それを自覚させられて……死ぬほど恥ずかしいのに……
恥ずかしいのに……っ!
「
ビクっ、ビクっ、ビクン……!
「はぁぁぁぁぁぁん❤❤❤」
そして、じわっと広がる熱い精。
ちらっと、少しだけ手を下にズラしてみると……もうカメラを構えている人はいなかった。でも、通りすがりの男のコと目が合っちゃって……あぁ……
軽く手を振ってみたら、逃げられちゃった。おうちの人には秘密だよっ。
そして、一頻り落ち着いたら、例によって。
「ほら、じゃあ、続きはホテルでな」
「……うんっ❤」
すぐに撤収。それに、そろそろ時間よね。瀧君に支えられながら、私たちは逃げ込むように建物の中へと入っていった。最近のホテルは無人で顔を合わせる必要が無いから助かる。素っ裸のままご来店、なんて……どんだけヤる気なのよ、私たち♪
ふふ、続きはホテルで、かぁ……❤ やっと気兼ねなく愛し合えるね♪
だけど、その次は……どこになるんだろう。明日も休みだから、このまま瀧君の家に泊まることになるんだろうな。だけど、着くまで我慢できる? ……無理でしょ。きっと駅のホームで……それどころか、道端でさえ求めてしまいそう。
で、一度彼の部屋に入ったのなら、下手に外には出たくない。また、こんなことになっちゃいそうだから。でも、ずっと一緒に裸で過ごしていたら、ずっと激しく抱き合っちゃうだろうね。あー、結局いつもとおんなじか。
催眠術は解かれたはずなのに、やってることは変わらない。
こうして、恥ずかしい想いを抱えたまま。
でも、私ひとりで思い悩むのは、何だか悔しい。
だから――
「三葉さん、どの部屋にしようか?」
お互い裸だからね。とっとと決めて部屋に篭った方がいいのは解ってる。
なのに……
「そうねぇ、どこにする?」
わざと膝を伸ばしたまま前屈みになれば、お股の間が瀧君に丸見え。
さらにそこを、両手でニュルンと広げれば……お部屋はここで決定だね。
瀧君専用の、赤ちゃんのお部屋❤
「あ、あぁ……っ」
これが、私からの催眠術。
私がえっちなことをしたら、襲わずにはいられないようにしてあげた。
壁際でパンパンしている横を……じろ~っと後から来たカップルが視姦しながら通り過ぎていく。部屋一覧のパネルの中から選んで、ボタンを押している間も、ずっと。
あははっ、瀧君も恥ずかしいねぇ。でも、その腰、止められないんでしょう?
おまんこがキュンキュンしてるからね。私が
私は、瀧君のチンチンが
そして瀧君も、私が求める限りもたらしてくれる。
まるで、催眠術の永久機関ね。
もっともっと気持ちよくなるために……
次、