「いよいよ……大規模作戦か……」
「ああ……初めての大規模作戦への参加だからな……緊張するな……」
明久の言葉に、結華は同意した。
二人は昨年兵士になり、三回程大規模作戦は発令されたが、何れも本土防衛の為に待機であった。
しかし今回は、この初音島が最前線かつ作戦の中心地となる。
そうなると、待機任務ではなく最前線に出撃することになる。二人はそれが初めてなので、かなり緊張していた。
だが同時に、今回の作戦は日本の防衛に多大な影響があり、正に日本の衰勢に関わる。だから武者震いもする。
「ねえ、結……」
「どうした……おっ!?」
明久からの呼び掛けに結華が振り向いた直後、明久は結華をベッドに押し倒した。
明久の暴走以降、明久は自らを律してきた。
節度を持って、過ごそうと。今はただの衛士の一人だが、直哉からの説明では、もしかしたら小隊隊長もあり得るかもしれないということだった。
最近配属された新任達と明久達を含めて中隊を編成し、場合によっては明久か結華を小隊隊長として小隊を編成する。と話された。
それを聞いて、明久はもし小隊隊長に任命されても恥ずかしくないようにと、自らを律することを決めた。
だが、初の大規模作戦参加という緊張からかはわからないが、どうしても自身を律することが出来そうになかった。
「アキ……」
「もしかしたら、最後になるかもしれな……ぶっ」
「最後だなんて言うな」
明久が最後まで言いきる前に、結華が明久の両頬を叩くように両手で挟んで止めた。その顔は、真剣そのものである。
「軽々しく、最後だなんて言うな……絶対に生き延びるんだ……泥臭くてもいい……みっともなくてもいい……最後まで生き残って、帰ってくるんだ……」
「……うん」
結華の話を聞いて、明久は泣きそうな顔をしながら結華に抱き付いた。はっきり言って、明久は今回の大規模作戦は生き抜ける気がしなかった。
すると、結華は
「なあ、アキ……諦めるな……諦めた時点で、人は終わる……直哉さんを見てみろ……あの人、被弾を期に更に腕を上げたじゃないか……」
「確かに……」
最近の直哉の腕を思い出し、明久は納得した。 12・5事件以後、直哉は徹底的に訓練を繰り返して腕を磨いていた。
それは、諦めなかったからに他ならない。
「だから、アキも絶対に生きるのを諦めるな……そうすれば、生き残れる筈だ……な?」
「うん……」
明久が頷くと、結華は明久を優しく抱き締めた。
そして、少しすると
「アキ……」
「結……ん」
二人は、唇を重ねた。そこから始まるまでは、早かった。先に動いたのは、結華だった。
結華は明久のズボンを脱がすと、手で扱き始めた。
「どうだ……アキ……」
「結の手……暖かい……んっ」
結華の扱きに、明久のモノはピクピクと震えながら少しずつ硬さと熱さを増していく。
実は結華も久しぶりなために、実は興奮していた。
(やべぇ……自分でも分かる位に、濡れてきた……)
結華は明久のモノを扱きながら、少しずつ鼻息を荒くしてきていた。はっきり言って、年頃の恋人二人が何ヵ月も我慢してきていて、行為をし始めて興奮しない訳がなかった、
最初は普通に擦る音だったが、途中から荒い呼吸と粘着性の強い音が鳴り始めた。明久は途中から我慢出来なかったのか、結華の着ていたBDUのファスナーを開け、シャツを捲るとそのたわわに育った胸に吸い付いた。
「んんっ」
やはり興奮していることで感度が増しているのか、結華は体を震わせた。結華が扱く度に明久は震え、明久が吸ったり舐めたりすると結華は震えた。
互いに快感から、更に強く扱いたり吸っていく。久しぶりの行為に、歯止めが掛からない。
「アキ……んんっ……アキっ」
「結……んっ……ちゅう……」
二人は互いの名前を呼びながら、着実に絶頂に向かっていく。そして、その時は来た。
「あ、き……んいっ……いっ!」
「ゆい……んんっ!」
二人は、同時に果てた。結華は顔を紅潮させながら弓なりに仰け反らせ、明久はその肉槍から白濁を放った。
「は、あ……うく……つっ」
「ん、あ……熱……」
明久は絶頂の余韻で体を震わせ、結華は明久の白濁の熱を手で感じてか恍惚としていた。そして、明久のモノから白濁が止まると結華は自分の手に絡み付いている白濁をうっとりとした目で見て
「凄い濃いな……アキ……」
と言ってから、舐め始めた。明久はそれを見ているだけで、硬さを取り戻し、結華が舐め終わった時
「結」
「わっ……アキ……」
押し倒された結華は一瞬驚いたが、結華は明久の目が獣のように強い光が宿っていることに気付いた。
「結……行くよ……」
「ああ……んんんっ!」
結華が頷いた直後、明久は宛がっていた肉槍を一気に突き入れ、その刺激に結華は軽く絶頂を迎える。
「は……あ……」
「うぁ……結の中……熱いし、キツ……」
結華は絶頂の刺激で体を痙攣させ、明久は刺激に体を震わせるが、腰を動かし始めた。
「ひあっ!? あ、アキっ!? 最初、から……激しっ!?」
「ごめん、結! でも、我慢出来ないっ!」
明久は謝りながら、更に腰を激しく動かした。突かれる度に喘ぎ声を挙げる結華。更には、明久が突き上げる度に揺れる豊かな双丘。それが目前で揺れるのを見ていて、明久は衝動的に胸に吸い付いた。
「ひうっ!? 両方同時なんてぇ……んあっ!?」
結華は上と下からの同時の刺激に、最早為されるがままで、甘い声を挙げるしか出来なかった。与えられる刺激に、目の前や頭の中がチカチカとして真っ白に染まり、体がフワフワとした浮遊感に包まれる。
明久の容赦ない突き上げに、結華はあっという間に絶頂に誘われていく。
「ひ、あ!? あき……い、イく……! もう、イく……!」
ベッドの軋む音と普段とは違う甘い声、そして淫靡な粘着質の三重奏が奏でられ、否応なしに二人の快感指数を跳ね上げていき、絶頂が近づく。そして
「イッ……くぅぅぅ!!」
「んんんっ!」
二人は絶頂を迎えた。結華は明久の肉槍を締め付け、明久は結華の最奥に白濁を解き放った。
明久が解き放った白濁は結華の膣奥を叩き、それも結華を更に絶頂させる。明久が解き放った白濁は、結華の中を満たし、結合部から入りきらなかったのが溢れていく。
「ひ、あ……熱……!」
「う、あ……まだ、出る……!」
結華は体を痙攣させながら明久を抱き締め、明久は出しながらまだ腰を動かしていた。
二人の絶頂が終わったのは、それから少ししてからだった。
「は、あ……あ、き……」
「結……」
二人は互いの名前を呼ぶと、唇を重ねた。
最初とは違い、啄むような口付けだったが、二人にはこれで十分だった。
「アキ……」
「……結……僕、諦めないよ……必ず帰る」
明久はそう宣言し、結華を抱き締めた。
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