今回は非常に短いです
3月1日
初音島鎮守府に、提督として音姫。医務官として由夢が着任した。
「本日付けで、初音島第三鎮守府の提督となりました。朝倉音姫少佐です」
「同じく、初音島第三鎮守府の医務官となりました。朝倉由夢軍曹です」
初音島鎮守府の入り口で、祐輔は音姫と由夢を出迎えた。そして、音姫の初期艦娘は電のようだ。
「初音島第一鎮守府提督の榊原祐輔大将です。こちらは、第二鎮守府提督のアリア・ポコテン大佐です」
「ぷいにゅ!」
祐輔は自己紹介を終えると、隣に居たアリアを紹介した。なお、祐輔の背後にはグラーフ、アリアの背後には照月が居る。そうして祐輔は、先導する形で歩き始めた。そして、最初に案内したのは音姫に宛がわれる執務室だ。
今は簡素な執務机と書類の棚があるだけの質素な部屋だが、これから変わることだろう。
祐輔とアリアは、音姫と由夢の前に立ち
「さて、朝倉音姫少佐、朝倉由夢軍曹。自分が、この初音島第一鎮守府提督にして初音島鎮守府最高司令官の榊原祐輔大将だ」
祐輔が軍人としての態度と言葉遣いで言うと、音姫と由夢の二人は姿勢を正した。それを見た祐輔は、そのまま
「知っているとは思うが、この初音島は帝国本土の防衛の最前線であり、要衝にあたる。今年1月に行われた陽光作戦にて千州島が攻略されたことにより、以前より深海の襲撃頻度は大きく低下した……しかし、未だにこの初音島鎮守府の重要性は変わっていない……」
祐輔の話に、音姫と由夢の二人は緊張した表情を浮かべた。初音島鎮守府が突破されたら、帝国本土は大打撃を受けるのは間違いない。未だに分かっていないが、深海棲艦は日本に度々大規模侵攻を仕掛けてきている。
大規模侵攻の際にその矢面に立つのは、初音島鎮守府を含めた本土防衛の任を担う一部鎮守府になり、初音島鎮守府はその中でも長い間最前線を維持してきた。
「本日、ようやくこの初音島鎮守府も三隊態勢になり、本来の状態になった……貴官等の活躍に期待する」
祐輔が言い終わると、音姫と由夢の二人は敬礼した。そこまで確認した祐輔は、微笑みを浮かべ
「とまあ、堅苦しい形式はここまでにしましょう……音姫さん、初音島鎮守府は基本的に連携して戦うことを旨としています……第一から第三鎮守府の艦隊だけでなく、戦術機部隊も連携し事に当たっています……それに、音姫さんの艦隊は暫くは戦力の拡充に重点を置いて、対処が難しいと判断した深海艦隊に関しては僕達の艦隊に任せてください……」
「分かりました。暫くの間、お願いします」
祐輔の言葉を聞いた音姫は、頭を下げた。
それを聞いた祐輔は、二人に手を差し出して
「最前線にようこそ」
と何時もの言葉を告げた。
こうして、初音島第三鎮守府は稼働を開始した。
第一鎮守府提督、榊原祐輔大将。
艦娘総数、約190名。平均レベル80。最高レベル99、吹雪・神通、長門、蒼龍。
第二鎮守府提督、アリア・ポコテン大佐。
艦娘総数、約120名。平均レベル60。最高レベル80。秋月。
第三鎮守府提督、朝倉音姫少佐。
艦娘総数、1。所属艦娘、電。レベル1。
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