三月中旬
初音島は一年中咲いてるから気付きにくいが、出会いと別れの季節であり、それは初音島の学校でも同じである。その日、優依は初音島の小学校。
その新年の挨拶の一人に、祐輔は初音島鎮守府の代表として壇上に立っていた。
『新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。在学生の皆さん、新学期を迎えられておめでとうございます。既にご存知の方々は多いと思いますが、僕は第一初音島鎮守府提督の榊原祐輔と申します。新入生の皆さんは新しい生活に胸を踊らせ、在学生の皆さんは新学期を迎え、もしかしたら、新しい出会いもあったでしょうか。これからの新学期を楽しく迎えられるように、全力で楽しんでください。学生の内は、勉強も遊ぶことも全力で楽しんでください。僕達軍人は、そんな皆さんが平和に過ごせるようにするのが務めです。まあ、長い話は皆さんを退屈にさせてしまうでしょうから、ここまでにします。榊原祐輔でした』
挨拶を短めに切り上げた祐輔は、壇上から降りた。そして暫くの間は関係者席に座っていたが、開会式が終わったらそこから離れて、軍服を脱いだ。
そして、優依のクラスに向かい
「すいません、失礼します。前通りますね」
他の生徒達の保護者達の間を通り、教室に入った。教師は優しそうな女性だった。何人かの親達は、祐輔に気付いて少々驚いている。だが、祐輔は口元に人差し指を立てているだけだ。
そして、新学期初日はクラスメイト達の自己紹介と先生の自己紹介。教科書渡しと時間割表の配布等で終わった。
そうして祐輔は、優依と一緒に帰宅していたのだが
「優依、学校は大丈夫そう?」
「まだよく分からないけど、楽しそう」
祐輔からの問い掛けに、優依は笑みを浮かべながら答えた。そんな優依の頭を優しく撫でながら
「何か嫌な事があったら、僕達や先生に相談するんだよ?」
「はい!」
祐輔のアドバイスに、優依は満面の笑みを浮かべながら頷いた。そんな優依に、祐輔は
(保護した時から、変わったな)
と思った。
保護した当初は、言動に幼さが感じられた。しかし、今となっては多少の幼さは残しつつも、明日奈に近い言動になっている。そこは、明日奈の教育の賜物だろう。
そして祐輔は、そんな優依の手を握って
「それじゃあ、帰ろうか。一緒にお母さんの居る鎮守府に」
「はい!」
二人は仲良く、鎮守府の家に向かって歩いた。
一時かもしれないが、こんな日常の平和が続いてほしいと祐輔は願った。
どういう話を書いてほしいですか
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戦闘多め
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日常多め
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