「バーニングラーブ!!」
『お姉様! こちら比叡! 司令部から、補給の為に後退するようにと指示が出ました!!』
主砲を斉射する金剛に、比叡から通信が入った。
その時、弾薬庫の妖精が残弾が2割を切ったと教えてきた。
「流石に、撃ち過ぎマシタネ……了解デース!」
最後に一斉射してから、金剛は後退を開始した。
その時、対空レーダーの妖精が緊急で報せた。
低空を飛んでる機体を確認したと、それを聞いた金剛は、振り向いて肩越しに見た。
そして見つけた。
「8時の方向に、敵機発見! 比叡!」
『ごめんなさい、お姉様! お姉様に近すぎて!』
ほぼ真後ろに、ドクロを彷彿させる敵機が居て、金剛に迫っていた。
主砲は砲身が焼き付き気味なのと、仰角が低過ぎて撃てない。仕方なく機銃で撃ち始めたが、十数秒で射撃が止まった。
「Shit!? 弾切れ!?」
最悪なタイミングで、弾切れになってしまった。
思ったより、撃ち過ぎていたようだ。
金剛は回避しようとジグザグに航行するが、相手の方が速い。
「アアァァァァ!?」
『お姉様!?』
敵機がスレ違い様に投下した爆弾が、艤装に命中し、主砲1基が全損し、中破に陥った。
痛みを堪えながら金剛は、薄目でまだ居る敵機群を視認した。
先頭の敵機は、魚雷を抱えていた。
(今直撃を受けたら、大破必至デス……!)
速力低下しながらも、金剛は回避航行を続行した。
幸いにも、初弾の魚雷は辛うじて避けられた。
しかし、第二第三の魚雷が近づいていた。回避は間に合わないと判断した金剛は、外部装甲板を切離し投下した。
その直後に、魚雷が海中に没した装甲板に命中し、巨大な水柱が乱立した。
『これ以上、させません!!』
そこに、比叡が割り込み、追撃を放とうとした残りの敵機に対して副砲と機銃で一斉射して撃破した。
「お姉様、肩に」
「Oh……榛名、助かりマシタ……」
榛名が近づき、金剛に肩を貸して、金剛は後退を再開した。
『金剛、大丈夫?』
「生きてるから、大丈夫デース……とは言え、大破一歩手前デス……」
『戻ったら、ドッグ入りね……少し休んで……バケツも使って』
「分かりマシタ……」
二人の背後では、入れ替わりで出撃してきた霧島と祐輔艦隊のビスマルクが砲撃している。
それを確認しながら、金剛は
「……武運長久を……」
と祈った。
場所は変わり、千州島。
「装甲空母姫、視認!」
長門はまだ遠いが、装甲空母姫を視認した。
そして長門は気付いた。
「笑っている……のか……?」
装甲空母姫が、笑っていた。
狂ったように、まるで、戦いに酔い痴れているように、禍々しく笑っていたのだ。
そして、その艤装から次々と艦載機を上げていく。
「装甲空母姫が、新たに艦載機を発艦! 対空戦闘用意!!」
『それは、こちらにお任せを!』
通信で声が聞こえた直後、後方から次々と飛来する味方機の群れ。
そうして、空中で双方の戦闘機部隊が激突し、空に爆発が連鎖する。
長門は味方機に当たらないようにと、主砲の角度を調整し
「主砲斉射、薙ぎ払え!!」
『撃てぇ!!』
味方の砲弾が空を飛び抜け、次々と深海艦隊に降り注ぐ。水柱が乱立し、黒煙が空に立ち昇る。
相手からも返礼とばかりに砲弾が飛来してくるが、長門は
「しゃらくさい!!」
とその手で、相手の砲弾を弾いた。
そして、海中から駆逐イ級が二体飛び出してきたが
「邪魔だ!!」
一体目は蹴り上げて、相手の砲弾を防ぐ盾に利用して撃破。二体目は振り下ろした拳で頭部分を潰した。
「この長門……簡単に撃沈出来ると思うな!!」
祐輔艦隊きっての猛将、長門。
眼前の敵を殲滅するという気概で、砲撃を続行した。
どういう話を書いてほしいですか
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