※この作品はR-18です。

艦隊これくしょん・絆の旋律   作:京勇樹

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迎撃戦2

「機銃持ちを、優先して片付けろ!」

 

「了解! 食らえおらぁ!!」

 

「こなくそ!!」

 

直哉の指示に従い、弾や一夏機

更に、展開していた陸戦妖精隊が機銃を持っている敵に、銃撃を集中させた

今直哉達は、潜水艦隊用ドッグの入口に展開し、敵潜水艦隊が揚陸してきた歩兵部隊と交戦していた

直哉達は、この潜水艦隊用ドッグの近くにあったロッカールームに向かっていた途中だった

そして爆発が起きると、非常用武装ラックから小銃を取って急行

潜水艦娘達を追っていた敵兵を倒してから、ドッグ入口にバリケードを構築し、銃撃戦を開始したのである

 

「よし! ラストを片した!」

 

「確認した! 銃撃止め!」

 

弾が、保持していた対物ライフルで機銃毎敵兵を倒したのを見て、直哉は銃撃を止めさせた

そして

 

「突撃(エントリー)! 交差(クロス)!!」

 

と直哉が指示を出した

その直後、直哉達の頭上を二機の強化外骨格

明久と結華が突入し、銃撃が止んだことで突破に図っていたらしい敵兵を、それぞれメインアームに保持していたバトルアックスで斬殺した

それを見た直哉が

 

「施設の破壊許可は出てる! 派手にやれ!」

 

と指示を出した

すると、突撃した二人は

 

『了解!!』

 

と20mm機銃を展開し、掃射を始めた

まるで雷が鳴っているかのような、重音が響き渡り、20mmという大口径弾が毎分1500発という速度で吐き出されていく

そして、数十秒後

 

「掃射完了!」

 

「敵兵、残存無し」

 

と二人が報告し、直哉達は中を見た

壁には、真新しい銃創が出来上がり、至る所に敵兵の残骸が転がっている

それを確認し、直哉は

 

「後は、非常用対爆シャッターを下ろせば大丈夫だが……ちっ」

 

と舌打ちした

直哉の視線の先には、シャッターを下ろす為のスイッチが壊されていた

それを見た直哉は、天井を見た

そして

 

「あれだ!」

 

と天井を指差した

よく見れば、極太のワイヤーが見える

 

「あれを切れば、シャッターが降りるはずだ」

 

それを聞いた明久と結華は、20mm機銃を構えた

その時

海中から、何かが姿を現した

それは、国連呼称で姫級に挙げられる一体

 

「く、駆逐艦悽姫!?」

 

「ヤラセハシナイヨ!」

 

駆逐艦悽姫はそう言うと、右手の主砲を構えた

だが、撃たせる前に明久が接近し、組み付いた

そして

 

「安全装置解除! 多目的擲弾(マルチグレネード)、全弾発射!!」

 

と至近距離で、強化外骨格の両肩に内蔵されていた計16発のマルチグレネードを一斉発射した

それを受けて、駆逐艦悽姫は倒れた

流石に効いたらしく、駆逐艦悽姫は大破状態らしい

それを確認した明久は

 

「大丈夫ですか?」

 

と後ろに居た直哉達に問い掛けた

すると、伏せていた直哉達が

 

「なんとかな」

 

と言いながら、立ち上がった

そして、直哉が

 

「吉井少尉、常村少尉、ワイヤーを」

 

と指示した

その指示に従い、二人は20mm機銃でワイヤーを切断

シャッターが、大きな水飛沫を上げながら閉まった

それを確認した直哉は

 

「総員、損害報告!」

 

と声を上げた

すると

 

「問題なし!」

 

「無傷だぜ!」

 

「問題ありません!」

 

と一夏、弾、結華の三人は答えた

しかし、明久は

 

「至近距離で撃ったためか、数ヵ所にアラートが出てます」

 

と報告してきた

それを聞いた直哉は

 

「分かった」

 

と言いながら、倒れていた駆逐艦悽姫に近付いた

そして、小銃を突き付けた

それを見たからか、駆逐艦悽姫はニヤリと笑みを浮かべて

 

「オチルガイイ……ジゴクニナァ!!」

 

と言った

その直後、直哉は小銃の引き金を引いた

それにより、確かに駆逐艦悽姫は撃破出来た

すると、駆逐艦悽姫の居た辺りが眩く光った

光が収まると、そこに居たのは一人の艦娘だった

白露型共通の黒いセーラー服に、桃色の髪が特徴の駆逐艦娘だった

 

「この子は……確か、白露型駆逐艦娘……春雨か」

 

それは、所謂ドロップという現象だった

どうやって起きるのかは解明されておらず、深海悽艦が艦娘になる場合は光が発せられることが分かっている

 

「こんな間近で見たのは、初めてだな……」

 

直哉はそう言うと、弾に

 

「弾、頼んでいいか?」

 

と問い掛けた

すると弾は

 

「任されて」

 

と言うと、持っていた対物ライフルを一夏に預けて春雨に歩み寄って、春雨を担ぎ上げた

それを見た直哉は、無線で

 

「潜水艦隊用ドッグ、奪還。手空きの駆逐艦娘、四名程来てくれ。念のために、敵潜水艦が居ないか捜索を」

 

と伝えた

すると、ノイズ混じりで

 

『了解。第七駆逐隊を向かわせます』

 

と大淀の声が聞こえた

それを聞いた直哉は

 

「了解。こちらは所定通り、待機任務に戻る」

 

と言って、潜水艦隊用ドッグから離れた

そして場所は変わり、海上

そこでは、激戦が繰り広げられていた

至る所で水柱が乱立し、その中を艦娘や深海の艦隊が、所狭しと航行し、砲雷撃を慣行していた

その艦娘艦隊の中に、アリア艦隊も混じっていた

アリア艦隊の練度は全体的に低い

しかし、見てる訳にはいかないと出撃していた

臨時的に、祐輔艦隊の艦娘と連合艦隊を編成しての出撃だった

編成は、空母連合艦隊

編成は、第一艦隊旗艦を翔鶴とし、瑞鶴、大鳳、葛城、榛名、霧島

第二艦隊旗艦は、アリア艦隊の神通として、同じくアリア艦隊から秋月、弥生、皐月、睦月、そして祐輔艦隊から綾波により編成されていた

アリア艦隊の艦娘達は、一様に緊張しているのが分かる

やはり、大規模海戦が初めてだからだろう

すると、綾波が

 

『皆さん、大丈夫です! 訓練を思い出して、訓練通りにやってください!』

 

と励ました

その綾波だが、改二の姿である

その時

 

『霧島より各艦に通達します! ヘ級を旗艦とした艦隊が接近! 迎撃態勢!』

 

と霧島から、通信が来た

それを聞いた綾波が

 

「神通さん!」

 

と旗艦たる神通を呼んだ

呼ばれた神通は、頷き

 

「前衛各艦、自由照準で砲撃開始!」

 

と言って、砲撃を開始したのだった

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