「ぐうっ!?」
長門は避けきれなかった砲弾の直撃を受けて、中破に陥った
「流石は、戦艦悽姫……中々やるな」
長門はそう言いながら、胸元を隠した
そこに
『長門は後退し、ドックに入って……その間は、僕が陣頭指揮を執る』
と聞こえた
それを聞いた長門は、上を見上げた
そのタイミングで、長門の上空を一機の蒼い機体
祐輔機が、フライパスした
その後に、続々と戦術機部隊がフライパスしていった
それを見た長門は
「すまない……後退する」
と悔しそうに言って、鎮守府に戻っていった
しかし、その長門を追撃しようと、数体の重巡級が動いた
だがそこに、刀を持った神通が現れて
「はっ!」
と流れるように刀を振るい、全て切り捨てた
その太刀筋には、熟練の技量を感じる
「すまない、神通……」
「援護します、行ってください」
神通の言葉を背に、長門は装甲シャッターに守られた出撃用ドックに入り、入渠ドックに入った
この時の神通は、改二の姿だった
実は余り知られてないが、改二になった艦娘は、自身の意思で以前の姿に戻ることが可能なのだ
だが、敢えて戻る理由はなんなのか
それは、敢えて戻ることにより、自身に負荷を掛けて練度が上がりやすくなるのだ
しかし、余りにもリスクが高い
なにせ、以前の姿に戻るということは、改二ででしか出来ない動きが出来なくなるということだ
だから、改二になった艦娘は戻らないことが殆どだ
だが神通や一部艦娘は、敢えて以前の姿で鍛錬等を行っていた
そうすることで、自身を鍛えるために
そして今、その成果を発揮していた
「遅いです」
神通はそう言って、飛び掛かってきた駆逐イ級を切り裂いた
その隙を突こうとしたのか、戦艦ル級が主砲を向けた
だがその直後
「次発装填」
と神通は呟いた
それと同時に、戦艦ル級に魚雷が数本直撃
戦艦ル級は、沈んでいった
その魚雷は、神通が放った魚雷だったのだ
しかも適当にではなく、予測して放った魚雷だ
祐輔艦隊の水雷戦隊の中でも、神通はトップクラスの練度を誇っている
なお一位は、吹雪だ
「まだ今の私では、クラインフィールドは使えませんが……」
神通はそう言って、更に刀を振るった
そこに、左手にクナイ
右手に刀を持った川内が来て
「何時出撃したの、神通?」
と神通に問い掛けた
すると神通は
「祐輔さんの指示です。被弾した友軍艦隊の後退のために、水雷戦隊で突入して、敵を攻撃。混乱させて、後退時間を稼ぐ……それが、私に与えられた任務です」
と答えた
それは、祐輔が出撃する前に出した指示だった
幾ら祐輔艦隊の練度が高いとは言っても、被害は出る
その損傷した艦娘の後退のために、高速艦娘達によって水雷戦隊を編制
出撃させたのである
編制は神通に一任しているが、その編制は以下である
旗艦を神通として、浦風、浜風、皐月、睦月、由良だ
他の艦娘達も、各々の装備で戦闘中である
「では、姉さん……私はこれより、敵艦隊深くに突撃してきます」
「はいよ……絶対に、帰ってきなさいよ」
川内はそう言って、神通の頭を優しくなでた
「はい、必ず……」
神通はそう言って、未だに敵が多く居る艦隊に突撃していった
川内はそれを見送り
「さってと……私も、もう一暴れしますか!」
と気合いを入れて、駆け出した
その時、祐輔は
「第一、第二艦隊、長門が今現在入渠中につき、僕が陣頭指揮を執る……陸奥、武蔵、伊勢の三人は、二時方向、距離8000に砲撃を敢行。隼鷹、飛鷹は、第二艦隊を狙っている三時方向の重巡艦隊に対して、艦爆隊と艦攻隊を発艦。那珂は時雨と夕立を率いて、敵前衛艦隊の軽巡艦隊に突撃。北上、大井は突撃してくる駆逐艦隊に対して、魚雷発射。青葉は突撃した那珂達を支援」
と指示を出していた
この時、祐輔も戦闘している
今も、敵の艦載機を踏み台にして、敵重巡リ級艦艇種の真上を取り、120mmを2発発射
一発は艦橋に直撃し、もう一発は艦後部に命中
大爆発を起こした
その後、重巡リ級の周囲に居た駆逐級に対して36mmを連射
あっという間に、三隻撃沈させた
すると、祐輔は
「03、04は軽巡へ級とホ級に、36mmを斉射。02は接近してくる敵戦闘機を撃墜せよ」
と指示を出した
『了解!』
祐輔の指示に従い、三番機、結華機。四番機、明久機はそれぞれ軽巡級を撃沈
二番機たる明日奈は、接近してきたヲ級の戦闘機を全て撃墜した
それを確認しつつ、祐輔は立て続けに
「ホワイトファング中隊は、重巡艦隊を一撃離脱戦法で攻撃。トライアド小隊は、敵空母艦隊に
と指示を出した
『了解!』
祐輔の指示に従い、両隊は行動を開始
祐輔は、近づいてきた戦艦タ級に
胴体に命中させて、胴体に大ダメージを与えた
そこに、神通が現れてダメージが入っていた胴体を一閃
切り捨てた
それを視界の端で確認しつつ、背部ウェポンラックを起動させて、背後から奇襲してきた敵戦闘機を撃墜
敵の機銃弾は回避した
その後、ある方向に徹甲榴弾を二発撃った
その先に居るのは、二体居た姫級のうちの一体
装甲空母悽姫だった
もちろん、装甲空母悽姫は祐輔の撃った徹甲榴弾を回避
祐輔機を、憤怒の表情で睨んだ
「さあ……一年半振りに、姫級を沈められるかな……」
祐輔はそう言いながら、操縦桿を握り直したのだった
どういう話を書いてほしいですか
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