※この作品はR-18です。

艦隊これくしょん・絆の旋律   作:京勇樹

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妖精さんパゥワー、炸裂
唯依はTE本編のあのビキニ水着
明日奈は、OVAのウンディーネ時を参照してくだせぇ


妖精の災い

祐輔と明日奈の二人が戻った翌日

二人は、何時も通りの時間に起床

ランニングをしていた

すると、唯依が

 

「何かあったか? やけに嬉しそうだが」

 

と明日奈に問い掛けた

どうやら、明日奈の雰囲気から察したようだ

すると、明日奈は

 

「ふふ……祐輔君から、プレゼントを貰いまして」

 

と嬉しそうに言った

それを聞いた唯依は、納得した様子で

 

「なるほどな……あいつは、そういう点はマメだからな」

 

と頷いた

それを聞いた明日奈が、視線を向けると

 

「祐輔は、友人の誕生日等にはほぼ必ず誕生日プレゼントを送る奴だ」

 

と教えた

それを聞いた明日奈は

 

「祐輔君らしいね」

 

と納得した

その後、一同は執務を開始

少しすると

 

『司令官! 昨日いらっしゃった方達をお連れしました!』

 

と吹雪の声が、ドア越しに聞こえてきた

それを聞いた祐輔は

 

「ん、入っていいよ!」

 

と入室を促した

すると、ドアが開いて

 

「お入りください」

 

と吹雪は、廊下で待っていた艦娘達を、執務室に入れた

その艦娘三名を見ると、祐輔は立ち上がり

 

「僕が、当鎮守府。第一初音島鎮守府の提督を勤めます、榊原祐輔です」

 

と自己紹介した

それを聞いた三名は、敬礼しながら

 

「航空母艦、サラトガです!」

 

「け、軽空母の、ガンビア・ベイです!」

 

「駆逐艦のサミュエル・B・ロバーツです!」

 

と名乗った

その自己紹介に祐輔が頷くと、サラトガが

 

「あの……もし間違っていたら、ごめんなさい……」

 

と前置きした

そして、祐輔を見ながら

 

「もしや提督は……昨日私達が乗った飛行機の、操縦をしていませんでしたか?」

 

と祐輔に問い掛けた

すると、祐輔は

 

「はい、してましたよ」

 

アッサリと肯定した

それを聞いたガンビア・ベイは

 

「えぇぇ!?」

 

と驚いていた

しかしサラトガは

 

「昨日乗った時、チラと見えた横顔……何処かで見覚えがあると思いましたが……気付かなかったとはいえ、大変ご無礼を」

 

と言って、深々と頭のを下げた

それに続くように、ガンビア・ベイとサミュエルも頭を下げた

すると、祐輔は

 

「いえ、気にしないでください。昨日まで僕達は、休暇を取っていたので。提督ではなかった……ということで」

 

と言った

それを聞いたサラトガは、暫くの間悩んだ

そして

 

「……わかりました……そう言われるのでしたら」

 

と、納得はしていない様子だったが、引き下がった

その言葉に、祐輔は頷いて

 

「では、この鎮守府のことを説明しますね」

 

と言って、立ち上がった

 

「既に話しは聞いてると思いますが、この初音島鎮守府はかなり特殊です……帝国の防衛の最前線にして、試験兵器のデータ収集……」

 

と祐輔は、説明を始めた

その説明を、三名は真剣に聞いている

 

「多岐に亘る業務ですが、万事こなされることを望みます……そして僕は、君達を一人の人として扱います……ですから、生きてください。生きて、自分のしたいことを見つけて、そのために生き残ってください」

 

祐輔がそう言い終わると、サラトガが

 

「敬礼!!」

 

と言って、三名揃って敬礼した

祐輔はそれに返礼すると、手を差し出して

 

「さあ、最前線にようこそ」

 

と出迎えたのだった

それから時は経ち、ある日の昼過ぎの執務室

の筈なのだが、なぜか、祐輔、明日奈、唯依の三人は水着姿で砂浜に座っていた

その現状に、唯依は

 

「なぜ、こうなった……」

 

と呟き、それを聞いた明日奈は苦笑を浮かべることしか出来ないでいた

そして祐輔は、肩に居た大工妖精に

 

「ねえ、妖精さん。元に戻せない? え? 疲れたから、無理? そこをなんとか」

 

と交渉していた

こうなった理由は、少し時を遡ることになる

この日三人は、珍しく三人でお昼を取り、執務室に戻ろうとした

その時、食堂近くの明石の酒保(通称でPX)の壁にデカデカと

 

《季節の新家具入荷! 詳しくは、明石か店員まで!!》

 

とポスターが貼られていた

それを見た祐輔は

 

「あぁ……もうそんな時期ですか」

 

と呟いた

すると、明日奈が

 

「私、あまり家具は知らないんだよねぇ。長官、あんまり替えない人だったから」

 

と言った

それに追随するように、唯依が

 

「聞いた話では、妖精が関わる家具もあるそうだな?」

 

と祐輔に聞いた

それに、祐輔は頷きつつ

 

「はい。中には、僕達には理解出来ない家具があるんですよねぇ」

 

と言って、端末を操作

そして

 

「あぁ。家具コイン、こんなに貯まってますか」

 

と呟いき、少し考えるような仕草をした

すると

 

「見てみましょうか」

 

と入った

すると

 

「いらっしゃいませ!」

 

と快活な声で、出迎えられた

レジ席に座っていたのは、一人

軽巡洋艦娘の一人

阿武隈だった

 

「阿武隈さん、家具表を見せてもらえませんか?」

 

と祐輔が問い掛けると、阿武隈は

 

「あ、はい。……どうぞ!」

 

とレジの下から、少し大きめの端末を取り出して、祐輔に手渡した

それを祐輔は、二人にも見せながら

 

「本当に、色々とありますねぇ」

 

と呟いた

ツラツラと一覧を確認していると、明日奈が

 

「この家具は、なに?」

 

と一つを指差した

それを見た祐輔は

 

「えっと……波打ち際の砂浜床……匠の職人達が、名前の通りに波打ち際の砂浜を再現……執務室に居ながら、夏を満喫出来ます……だそうです」

 

と説明した

それを聞いた唯依が

 

「そんなのも、あるのか……」

 

と驚いていた

すると、祐輔が

 

「試しに、これにしてみましょうか」

 

てあ言って、その波打ち際の砂浜床をタップ

決定した

すると、阿武隈が

 

「はい、確認しましたぁ! 妖精さん達、お願い!」

 

と言って、後ろに居た妖精達に祐輔の執務室に行くように指示を出した

それを見送った阿武隈は、祐輔に

 

「執務室に到着する頃には、既に改装されてる筈です! 他に、何か買いますか?」

 

と問い掛けた

すると三人は、足りなくなっていた雑用品を幾つか購入

執務室に向かった

 

「どうなってるんだろうね?」

 

「気になるな」

 

明日奈と唯依は気になるらしく、そう会話していた

それを聞いた祐輔は

 

「まあ、見てのお楽しみですよ。執務がしづらかったら、この端末で戻せますし」

 

と言って、先ほど使っていた端末を掲げた

そう会話している間に、執務室に到着

祐輔は、ドアを開けた

そして見えたのは、見事な砂浜だった

 

「おぉ……」

 

「これは、凄いね……」

 

「妖精さん、頑張ったんだねぇ……」

 

その光景に、三人は驚きながらも中に入った

そして、気づいた

壁が、無い

いやそれどころか、景色が違った

ある筈の執務机や、書類棚、副官席

それら全てや、壁、天井も無い

三人が呆気に取られていると、祐輔の肩に一人の妖精が登ってきて

 

「え? 今回は、妖精の力をフルに活用? 景観を第一にして、空間を変えた?」

 

と祐輔に説明を始めた

 

「それだけでなく、景観を損ねる他の家具は全て撤去……完全に、砂浜にした……」

 

「え……」

 

祐輔の言った言葉を聞いて、明日奈は固まった

その時

 

「って、待ってくれ!? いつの間にか、水着に!?」

 

と唯依が、驚愕の声を上げた

確かに、気付けば三人は水着姿になっていた

軍服を着ていた筈だったのに

すると、祐輔が

 

「え……おまけに、この空間に入ると、自動で水着になるようにした!?」

 

と驚いていた

どうやら、それも妖精の仕業らしい

すると祐輔は、慌てながらも

 

「とりあえず! 一度執務室から出よう!」

 

と促し、二人と一緒に振り向いた

しかしそこには、有る筈だったドアが消えていた

 

「……あれ?」

 

「ドアが……無い?」

 

祐輔と唯依は、ドアが消えていたことに呆然とし、明日奈は

 

「もしかして……景観を損ねる家具を全て撤去って……ドアも?」

 

と呟いた

すると、それを肯定するかのように、妖精がエッヘンと胸を張った

その数秒後、三人揃って

 

『これって……遭難した?』

 

と呟いたのだった

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