「来たか……規模は、中隊か……」
艦娘寮以外の地上施設と、悪徳業者のトラックを破壊した祐輔は、機体のレーダーが接近してくる戦術機の反応を捕らえたことに気付いた
接近してくる数は、一個中隊
その戦術機部隊のIFFが示すのは、近くの陸軍基地の戦術機部隊だった
それも、帝国軍の現主力機たる不知火だ
「……来る」
そう呟いた直後、祐輔の視界にロックオンマーカーが表示された
だから祐輔は、完全にロックオンする前に引き金を引いた
放たれる120mm砲弾は、そのまま進んでいき、一機を穿とうとした
だが流石に気付いたらしく、その不知火は回避した
「……腕は、それなりか……惜しいな」
祐輔がそう言うと、オープンチャンネルで
『そこの所属不明機に告げる! 今すぐ投降しろ! さもなくば、撃破する!』
と投降勧告がされた
しかし、祐輔はそれを無視
月虹を動かした
その直後
『全機散開!
と相手部隊の指揮官が、命令を下した
それと同時に、不知火一個中隊が動いた
やはり海に近いだけあり、その動きは一糸乱れぬ動きだ
しかし、直哉達や唯依達には劣る
「まず、一機」
祐輔は短くそう言うと、突撃砲を斉射
数発の36mm弾が一機の不知火の胸部を直撃
その不知火は、大きな音を立てながら倒れた
『バカな!?』
『12!!』
いきなり一機が撃破されて、相手部隊に動揺が広がった
そしてその隙を、祐輔は見逃さない
空いていた左手に、短刀を装備
即座に投擲した
祐輔が投擲した短刀は、僅かに動きを止めた不知火の頭に直撃
それが原因で、その不知火は転倒
頭部が破壊されては、まともな戦闘は出来ない
しかも倒れた先には、破壊されて倒壊直前だった地上施設があった
倒れた衝撃で、その施設が不知火の方に倒壊
その不知火は、瓦礫に押し潰された
『く、クソが!?』
『こいつ!!』
仲間二人を撃破されて、不知火部隊は怒り心頭という雰囲気で祐輔機に近づいてきた
だが、祐輔は慌てずに機動を開始
不知火部隊に包囲されないようにと、動き回った
『なんだあの機体は!? レーダーに、写りにくい!?』
『ただの陽炎じゃないぞ!! 各機注意!!』
どうやら、相手は祐輔が乗っているのが陽炎ではないと察したらしい
しかし、それは意味を為さない
Fー15SEJ、試02式月虹
次期主力機選考を、不知火弐型と争っている機体である
この開発をしたアメリカ企業が、帝国に売り込んできた機体である
その開発技術には、アメリカが開発した世界最高峰と名高き第三世代機
Fー22A、ラプターの技術が一部使われている
ステルス塗装を中心とした、ステルス技術だ
その技術を活かしつつ、日本の戦術機運用向きに改修されている
だがそれは、対人戦闘に比重が置かれている証拠だった
何せ、アメリカは対深海悽艦用としているが、対人重視に開発されたラプターの技術を使っているからだ
流石にラプターよりは劣るものの、ステルス塗装と足裏の静穏性の高い接地面用技術
ステルス塗装はまだ対深海用と納得出来るが、静穏性の高い足裏ユニットは、どう考えても不必要である
しかも、まだ深海大戦が終わる見込みすらないのにだ
「アメリカめ……」
祐輔はそう呟くと、再び突撃砲を斉射した
流石に不知火部隊は、散開して回避
だが一機の前に、祐輔機が先回りしていた
しかも、左手には長刀を保持していた
『なあっ!?』
「遅い」
驚く相手に、祐輔は長刀を一閃
そうして、その不知火は腰から両断されて爆散した
相手も一角なのかもしれないが、祐輔は極東三位の衛士
その腕の差は、歴然である
祐輔が下がると、そこに長刀を振りかぶった不知火が来た
だが祐輔は、慌てずに機体を振り向かせながら一閃
その長刀を弾いて、右手の突撃砲を斉射した
これで、小隊撃破
祐輔一人に、中隊は壊滅しつつあった
『こ、こいつ!?』
『化け物が!!』
祐輔の技量に驚愕しながらも、残りの二個小隊は散開
祐輔を挟み込もうと、広がっていく
だが、簡単に挟撃を許す祐輔ではない
祐輔は、跳躍ユニットを一気に全開にした
それにより、挟まれる前に突破
それを追い掛けるために、二個小隊は回り込んできた
だが祐輔は、120mmの散弾を連射
それを避けるために、一個戦術機小隊は散開した
そこに祐輔は、背部パイロンの突撃砲を前に向けて36mmを連射
一機の不知火の片足を撃ち抜き、転倒させた
そこに、祐輔は一気に接近
無慈悲に、長刀を振り下ろした
「五機……そして、六機目」
祐輔は即座に、背部パイロンの120mm砲を発射
背後に回っていた一機に直撃した
爆発が起きる直前に、祐輔はその場から離れた
その直後、36mm弾の弾幕が地面を穿つ
それは、相手部隊が撃ってきた砲弾である
ここまで、祐輔は無傷で押している
しかし、相手もどうやら月虹がステルス機だと気付いたらしい
二機連繋の間隔を、狭くしていた
「来るか」
祐輔がそう言った直後、残り六機は二機ずつに別れて行動を開始した
それを見た祐輔は、長刀をパイロンに保持させると、もう一挺の突撃砲を保持
どういう話を書いてほしいですか
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戦闘多め
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日常多め
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