※この作品はR-18です。

艦隊これくしょん・絆の旋律   作:京勇樹

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鎮守府の一日 前

話終わった後、祐輔の精神が酷く不安定になっていたことに気付いた明日奈は、祐輔に膝枕をして、頭を撫でていた

そのお陰か、祐輔は安心した表情で寝ている

その寝顔は、年相応に幼い印象である

 

「00部隊……起源は、懲罰部隊かしら……」

 

懲罰部隊

それは、軍規違反者等を所属させて、任務を遂行させるための部隊

それの存在は必要だと、明日奈は理解している

素行不良者や軍規違反者を放置すれば、問題になる

だが、だからと言って00部隊を容認する気にはなれない

やってることが、余りにも人道を逸脱している

 

「……姉……さん……」

 

「……大丈夫だよ、祐輔君……」

 

寝言で姉を呼んだ祐輔の頭を、明日奈は優しく撫でていた

その頃、鎮守府執務室

 

「ぷぷいにゅ、ぷい!」

 

「……すまん、何が言いたいのか、私には分からない……」

 

アリアが何を言っているのか分からず、唯依が困惑していた

すると、アリア艦隊の秋月が

 

「えっと、資財はこれです」

 

と一枚の書類を、アリアの前に置いた

それを見たアリアは、パソコン(アリア専用)にて、作業していく

すると、唯依が

 

「……よく、分かったな?」

 

とアリア艦隊の秋月に、視線を向けた

それに対して、アリア艦隊の秋月は

 

「まあ、慣れました」

 

と苦笑いを浮かべた

その後、アリアの通訳は秋月に決まったのだった

更に場所が変わり、地下射撃訓練場

 

「……クリア」

 

「……クリア」

 

そこでは、裕也とティアナが訓練していた

二人だけではなく、その後ろには陸戦妖精達が居る

その陸戦妖精達も、真面目に周囲の確認をしていた

その時、近くの建物の壁を突き破って一機の強化外骨格が姿を晒した

それを見た裕也は、素早く

 

「第一分隊! 牽制射撃! 第二分隊、対戦術機留弾、用意! 用意完了と同時に撃て!!」

 

と指示を下した

そして、数分後

 

『訓練終了!』

 

と放送が入り、裕也達は片付けを開始した

そして終わると

 

「全員、御疲れ。今日の訓練は、テロリストが強化外骨格を使って襲撃してくることを想定し、訓練した。今回の訓練は、文句なしだった。ただし、油断はしないように。以上、解散!」

 

裕也がそう言って、妖精達は敬礼した後に解散した

そして裕也は、愛用の一式を納めた箱を持った

そこに

 

「お疲れ様、裕也」

 

とティアナが来た

 

「ティアナ……」

 

裕也がティアナの名前を呼ぶと、ティアナは裕也の隣に来て

 

「はい、飲みなさい」

 

と口元に、ドリンクのストローを差し出した

 

「助かる……」

 

裕也は一言そう言って、ドリンクを一口飲んだ

すると、ティアナが

 

「無茶したわね……あの強化外骨格、裕也のでしょ?」

 

と言って、壊れている強化外骨格を見た

それを聞いた裕也は

 

「対戦術機留弾の火薬は、減らしておいた……それに、俺が頭を下げれば済む話だ」

 

と告げた

それを聞いたティアナは、溜め息混じりに

 

「私も、一緒に頭を下げるわ……副官だしね」

 

と裕也の隣を歩き始めた

その言葉に、裕也は

 

「すまん、苦労を掛ける」

 

と軽く頭を下げた

そして、時は経ち

 

「祐輔君……祐輔君……」

 

「ん……」

 

寝ていた祐輔を、明日奈は優しく起こした

 

「お昼、出来たよ。一緒に食べよ?」

 

「……すいません、お手数を掛けました」

 

祐輔が謝罪すると、明日奈は祐輔の頭を優しく撫でながら

 

「気にしないで、好きでやってるんだから」

 

と言った

机の上を見ると、出来立てらしく湯気が上がっている料理がある

すると、明日奈が

 

「祐輔君、冷蔵庫の中。水位しか無かったよ? ちゃんと買わないと」

 

と注意した

それを聞いた祐輔は

 

「すいません……実質この部屋は、寝るためにしか使ってなかったので……」

 

と頭を下げた

では、今の料理の食材は何処からか?

それは、間宮から分けてもらったのだ

その後二人は、明日奈が作った料理を食べた

 

「……午後ですが、出掛けませんか?」

 

「え?」

 

祐輔の思わぬ提案に、明日奈は思わず首を傾げた

 

「一日狭い部屋に、閉じ籠るのも不健康かと思いましてね……それに、最近は忙しくて、明日奈さんをまともに構えませんでしたから……それのお詫びです」

 

祐輔がそう言うと、明日奈は暫く黙った

そして、祐輔に顔を向けて

 

「外出届けは?」

 

と問い掛けた

それに、祐輔は

 

「すぐに、取りますよ」

 

と答えた

それを聞いた明日奈は

 

「なら、一緒に行こうか」

 

と頷いたのだった

こうして、二人のお出かけが急遽決まった

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