※この作品はR-18です。

艦隊これくしょん・絆の旋律   作:京勇樹

86 / 178
題名通りなので、短いです
次回は、久し振りにエロ回を考えてます、はい


幕間

「……月が、綺麗だね……祐輔君……」

 

「……貴女の為なら、死んでもいい……でしたっけ?」

 

「夏目漱石……知ってたんだ……」

 

「まあ、それなりに……さくらさんの教育の賜物です」

 

祐輔の怪我が治ったある日、祐輔と明日奈の二人は自室の窓から夜空を見上げていた。二人が見上げている夜空には、満月が煌めいていた。

ナインテイルの襲撃から、大規模侵攻は確認されず、各地で小規模の戦闘が起きているだけだ。それは初音島も例外ではなく、一時の平穏が訪れていた。

そして今朝がた、祐輔の鎮守府に一人の艦娘が配属となった。秋月型駆逐艦二番艦の照月。

さらにアリア艦隊には、初月が配属になった。

その二人は教育期間を終えて、現在は実戦投入となっている。

 

「芳野さくら博士……祐輔君にとっては、義理のお義母さん……になるのかな?」

 

「ですね……さくらさんが居たから、僕は今ここに居ます……会っていなかったら……何処かで死んでたでしょうね……戦場で……」

 

祐輔がそう呟くと、明日奈が祐輔の隣に座り

 

「……祐輔君の戦歴……一部は偽り……けど、大部分は本当なんだよね?」

 

「ええ……横浜戦から約半年は偽物ですが、他は……」

 

明日奈問い掛けに、祐輔は思い出しながら答えた。

そしてその半年の間は、更に過酷な戦場に捨て駒として投入されていた。

硫黄島攻防戦、佐渡島撤退戦、沖縄撤退戦。それらに投入され、幾多の戦死者を出しながらも生還。

最後の沖縄撤退戦の後に、特務に助けられて抹消されていた軍籍と戸籍を復帰されて、今になる。

 

「祐輔君……私より長い時間を、戦場に居た……改めて凄いね、祐輔君……」

 

「運が良かっただけですよ……」

 

祐輔がそう言った直後、明日奈は祐輔の頭を自身の膝に乗せて

 

「運も実力の内って言うから……ね」

 

と言いながら、祐輔の頭を撫でた。

久し振りに二人で過ごす家で、祐輔は安らぐ気持ちだった。

その頃、優衣は

 

「優衣ちゃん、痒い所はない?」

 

「はい、ありがとうございます……いかづちおねえちゃん」

 

雷と一緒に入浴しており、雷が優衣の長い髪を洗っていた。

第一初音島鎮守府で過ごすようになって、約三ヶ月。その間、駆逐艦娘達が順番で面倒を見てきており、今日は雷が優衣の頭を洗っていた。

 

「はーい、流すから、目をしっかり閉じてねー」

 

「ん」

 

優衣はたちまち、駆逐艦娘達に人気者となった。その見た目と幼さを感じる言動が、庇護欲を掻き立てたのかもしれない。

特に雷、夕雲、浦風辺りが猫可愛がりしており、優衣もその三人には特になついていた。

そんな二人を見ながら、電はあることを思い出していた。

 

(優衣ちゃんの遺伝子パターン……艦娘(私達)に非常に似ていたのです……)

 

それは、解析が終わった優衣の遺伝子配列。それが、艦娘に非常に近かったのだ。しかし、優衣の見た目はおおよそ10歳前後。

その見た目となると、駆逐艦か海防艦娘位だ。

 

(それに、遺伝子の不自然な痕跡……多分、遺伝子組み換えの痕跡も有りました……なんか、嫌な予感がするのです……)

 

と電が考えていると、雷が優衣と一緒に湯舟に入ってきた。どうやら、体を洗い終わったようだ。

そして楽しそうに入浴している二人を見ながら、電は

 

(何も起きないでほしいのです……)

 

と願った。

 

どういう話を書いてほしいですか

  • 戦闘多め
  • 日常多め
  • エロ多め
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。