機動戦士ガンダム MSV エリオット・レムの記憶 作:翔田美琴
「その衣装はどうしたんだ?アネット」
夫・エリオット・レムは思わずその紫水晶の瞳を見開いて、驚きの言葉を絞り出した。
アネットがこの儀礼服に対して嫌悪感を抱いていたのに、自らの意志でそれを着て、半月から満月へ満ち始める月夜の照らす部屋に現れたのだから・・・
額には黄金の華奢な細工のティアラ。そのティアラには華美な装飾がされており、月光の中で優しい黄金に輝いている。
衣装はあの薄絹で出来たシースルーの儀礼服。その下には何も纏っていない。足首には鈴が取り付けており、ちりちり音が鳴る。
「エリオット。私・・やっぱりあなたが・・あなたを愛しているの・・!!あなたと宇宙で会う前から、ずっと生まれる前から・・あなたを愛する為に生まれてきたと思っているの・・!」
そして、纏っている衣装に恥ずかしそうにして話した。
「この衣装を見た時は大嫌いだった。こんなシースルーの半透明な衣装なんて・・着られないって。でも・・今夜は着ることに抵抗を感じなかった・・。あなたと一緒にいたい。どんな時も、あなたと一緒に・・!!」
彼は薄暗い月夜が照らす部屋で、ベッドから立ち上がり、そして自分の胸に彼女を抱き締めた。
「何度も言っていることだけど、どこにも俺は行かないよ。君を置いて一人になんかさせない・・!俺には君だけだ!」
「その言葉、嘘でもいい!私を一人にしないで・・!!」
アネットも彼の背中に腕を絡めた。
そして、夫は優しくその衣装を脱がした。額のティアラも取り、ベッドサイドに置く。
月光が照らされたアネットはとても妖艶に見えた。ものすごく綺麗な美しい女性だった・・。
そして、新婚初夜のように彼女は恥じらってベッドに横になる。
そして、彼もまた纏っている衣服を脱いで、その寝室に脱ぎ捨てた。全裸になって彼女に覆いかぶさるようにして、その瞳を優しく輝かせて、愛妻を抱いた。
彼の唇が彼女の唇を包み込む。
激しくキスを交わす夫婦。舌と舌を絡ませて、甘い吐息を絡ませて、深く、甘く、激しい口づけを交わし、その彼の手は両方の手でふくらみを揉み解す。掌に豊かなふくらみの感触が伝わる。
時折、彼は右手の人差し指で、彼女の薄紅色の乳首を擦る。優しく転がす。
「ああっ!!エリオット!」
やがて、彼の舌による愛撫が始まった。乳首を口に優しく含み、吸いこみながら、舌で転がす・・。
たまらない快楽に彼女が甲高い喘ぎ声を上げる。
そのまま、彼女の下半身に向かって、舌で全身を舐めるエリオット。
繊細で、狂暴で、優しい舌が、月明かりの彼女の身体に這う。二の腕、脇、お腹、へそ・・膝・・脚の指まで全身にわたって愛撫する。
彼女の蕾に手を入れるエリオット。人差し指と中指で彼女の花びらをかき混ぜる。いつも以上に熱くそこを濡らしていた・・。そして愛液も熱を帯び暖かい・・。
妻は恥ずかしくて閉じていた脚を、次第に大きく開いてゆく。
そして、夫は優しく妻の花びらを、己の唇と舌とこの鋭利な刃物みたいな高い鼻を使って愛し始めた。
「微かに・・甘い・・。美味しいよ・・アネット」
そして、聖域に舌を思い切り入れた。軽くねじ込む。
次第に情熱的になる目の前の夫。その甘い蜜をじっくりと賞味する・・。
「だめぇ!イッちゃう!」
「今夜は君が好きなだけイッていい。余計な枷を取り払って俺に夢中になるんだ」
「ああっ!!あうっ・・!!エリオット!」
アネットが一回目の絶頂に駆け上がる・・。細い腰を浮かして、花びらから彼女の愛が滴るように流れた。
そして夫の頭をその両脚で絡めて固定する。
「もっと・・欲しいよな・・?俺も君が欲しい・・!」
丁寧に、丁寧に、オーラルセックスをするエリオット。
月光のエリオット・レムもその銀髪が、独特の月夜で不思議な銀色に輝いている。
年齢を重ねているにも関わらず、細身の身体は以前から変わっていない。汗が滲み始めた。もう、彼は止められない。
愛妻に施す自慢のオーラルセックス。彼自身が好きなプレイの一つだった。
充分に愛の蜜が花びらを濡らした所で、彼は己の分身を妻の花びらに入れる。彼女が痛がらないように優しく入れる・・。そして妻を夢中にさせる腰遣いで、徐々にリズミカルに腰を振り出す。
不意に深く入れると、アネットは悲鳴にも似た叫びを上げて、白いベッドのシーツを握り締める。
彼はあらゆる快感を自在に操った。回して、擦って、上を擦って、深く入れ、浅く入れ、ある時はそのまま動かないでじっくりと花びらが蠢く感触を感じる。
ひだの一つ一つが柔軟に対処してくれている。その度に訪れる”快感”が違う。その”快楽”は何物にも代えがたい。
彼が腰を使い性運動をするたびに、愛妻の豊かな胸が艶やかに揺れている・・。
その薄紅色の乳首を吸いこむエリオット。乳首と花びらの二重の快楽で彼女が夫を思い切り抱き締めた。
思わず、起き上がり対面座位になる夫婦。
すると彼女自らが上下に腰を振り出す。
彼の銀髪を抱き締めて、首に絡めて、自分の胸に顔をうずめさせる。
そんな妻も夫も力強く抱きしめて、彼女の欲望の通りに、力強く腰を打ち付け、その両腕を腰に絡めてもっと奥の聖域に入る。
「今まで一番・・深く入っているな・・。きっと・・!」
「エリオット。キスをして」
「ああ」
半月から徐々に満月に満ち始める月夜の下、月光の中で、彼らはお互いを激しく求めあう。
艶やかに喘ぐ妻は美しい。綺麗で美しい。その声も、その涙で滲んだ瞳も、もちろん身体もすべてが美しい。
こんな女性の夫で良かったと思う。彼は行為をしながら心底思った。
年齢なんて関係ない。求めあう心さえあれば自分はまだ現役でいられる。
激しさが増している程、彼はますます加速して、愛妻を悦ばせる。
自分の細身の肉体が汗ばんできた。
だが、途中で彼は絶対にやめない。自分も・・愛妻も・・その愛の交換で満足するまで・・何時間も愛し合う。
彼が天井に向けて一気に突き上げる。
上へ、上へ、突き上げる。彼女が髪を振り乱して、喘いでいるその表情が・・素敵だった・・。
なおも口づけは続いている。お互いの粘膜同士が混ざり合い、甘さが倍増している。甘い吐息とお互いを求める声・・。
月光の薄暗い寝室に響いている。
「エリオット・・!エリオット・・!!」
「ずっとこうしていたい。君と・・いつまでもこうしていたい」
「少し体位を変えるぞ?」
エリオット・レムはは一旦横になってベッドに転がりながら、妻をうつ伏せにした。
そして、細い腰を持ちあげると、力強く打ち付ける。
彼女は悲鳴にも似た余りの快楽で叫ぶ。
「ひああーーっ!!」
「すごいな・・。ひだの一つ一つが、複雑に絡みついて、俺を逃がさないと言っているようだ」
「もっと、激しくしてやる」
彼も腰を振る速度を上げる。肉体がぶつかり合う音さえも愛しい。
愛妻の大輪の花びらからは止まることなく、シーツに滴って、濡らしている・・。いつも以上に濡らして滴らせる。
「すごいよ・・!!エリオット!激しい・・!!今夜のあなたは激しい・・!」
「ああ・・そうかもね。でも・・!」
彼はもっと奥に入り・・根元まで入った・・。花弁は蠢くようにして彼を放さない。
少しずつ動きやすくなってきている。今夜の愛妻は締りが一番いい。
「もっと・・もっと奥に来て・・!!エリオット!」
そして彼にも押し寄せてきた・・!
身に受ける”快感”が脳の中にしっかりと焼き付いている。
もっと激しく・・!妻が壊れるくらいに・・!
何物にも代えがたい”快楽”が彼を支配する。
彼らは器用に体位を変えてもう一度対面座位になるとお互いに”快楽”に溺れる表情を観察した。二人で微笑んでいた。
妻がしがみつくように喘ぐ。艶やかに喘ぐ。
「深い・・!深いよぉ・・!!」
彼女が上半身をのけぞらして、その表情はすべてに満足している様子だった。
彼はリズミカルに腰を揺らして、ずっとつながり続ける・・!
そして、この夫婦に最高の瞬間が来た!
もう自分は・・自分の暴発しそうなくらいに愛が出るのを待ち焦がれている・!
もう理性の扉で我慢する必要はない。
彼がしっかりと力強く愛妻を抱き締める。
そして、一声かけた。
「アネット・・!もう・・我慢が出来ない・・!!これ以上は・・!受け止めてくれ・・!!私の愛を、君のここで!」
「来て・・!!エリオット!」
「いくよ」
上下に身体を振り出すエリオット。アネットは自分の豊かな胸に彼の頭をうずめさせて、その瞳は涙で滲んでいる。
まるで苦痛のような”快楽”の奔流が彼に、妻に、襲いかかる・・!!
「こんなに感じて・・。ずっと俺のことを待っていてくれたのか?」
そこで、彼は己の愛液を愛妻の身体中にかけた。
彼の愛が・・白い愛の蜜が、薄暗い部屋に愛妻の身体全体にかけられてゆく・・。
腰・・胸・・脚の指・・髪・・耳・・あらゆる所にかけていく。
それをアネットが気が狂いそうに敏感に感じ取る。
(こんな・・こんなのって・・!)
(それは・・君がセックスが大好きな女性だからだよ・・?そして俺もやりたがりだからね・・)
「あうっ・・!!ああっ・・!!」
彼が愛妻を熱く見つめる。
自分の愛にまみれた彼女は・・何て美しく淫らな姿なのだろうか・・?
彼は最後に深い口づけを交わして、・・愛妻の花びらに己の愛をたっぷりと注ぎ込んだ。
余りの快楽と愛されている悦びに震える妻は・・絶叫をあげ・・彼の身体に腕と脚を絡めて・・・銀髪を抱き締めて・・その余韻に浸った・・。
そして、彼も穏やかに抜けていく・・愛の交換の余韻に浸って・・身体を密着させて・・額には軽く汗を流して、荒い息をあげ・・愛妻を・・自分の愛にまみれた愛妻をきつく抱き締めた。
「愛している・・!!エリオット・・!!」
「俺も・・愛している・・!アネット・・!」
半月から徐々に満月に満ちる、上弦の黄金の月は・・そんな夫婦を優しく照らしていた・・。