※この作品はR-18です。

機動戦士ガンダム MSV  エリオット・レムの記憶   作:翔田美琴

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11話 最低限の約束

「最低限の約束?」

「そうだ。最低限の約束」

「とりあえず、ソファに座って?」

 

 エリオットは抱き寄せるのをやめると、一度、お互いにソファに座る。

 そして、これからする関係に最低限の約束事を設けた。

 

「まずは、これはお互いに同意の上での関係で、俺はこれだけは守る。まずは必ずコンドームはする。避妊は絶対にする。そうしないと厄介な事になるからね。どんなに気をつけても必ずは妊娠の問題に直面するから、まずは避妊はする」

「はい…」

「直球で訊くのは野暮とは思うけど、この際聞くね。生理は毎月規則正しいかな?」

「実は生理不順です、私……」

「アネットもそう言っていたね。アネットも生理不順で随分と悩んでいたよ。基本的に生理の時は俺は遠慮している。血まみれになってまでやりたくないんだ。中には生理中の方が欲が湧くというけど、俺は遠慮している」

「……はい」

「俺はこの3個が最低限の約束。君の希望も聞きたい。君の最低限の約束は?」

「気持ちいいセックスをしたいです。その為に痛いのは嫌です。レイプも嫌です。だけど、何より……妊娠は嫌です」

「避妊は絶対条件だね。ミカエルはしていた?」

「かろうじて…ですけど」

「あの……」

「何かな…?」

「悩み聞いてくれませんか?」

「悩み?」

「快楽だけの関係なら、私……」

「……」

 

 そこで水菜は黙った。

 顔が泣きかけていた。言えない、という顔だ。こんな事は言えないという顔だ。

 

「言えない悩み?言ってくれないと俺は解らないかな。ニュータイプではないから」

「言ったら淫乱と思われるかな……って」

「淫乱?淫楽の関係で?淫楽の関係で淫乱だとダメって、それはセックスしたいのにしたくないというのと同じだよ」

「……促してください。もっと、もっと、感じてみろって、俺に夢中になってみろって。一度でもいい……理性を壊してください。私の理性の欠片を壊してください。エリオットさんに壊して欲しい。私、それが…あるから…楽しくない……セックスが」

 

 水菜が吐き出すように本音を言った。

 これだ。彼女の悩み。

 理性的過ぎるからセックスしても楽しくない。淫乱と蔑まれるのが嫌なんだ。なんて根深い悩み事だろう。

 これが彼女の最低限の約束だ。

 

「……いいだろう。どこまでやれるかわからないけど、その最低限の約束を守ろうか?」

「まぁ……セックスのカウンセリングではないけど、どうせなら、2人で追求するならそれもいい」 

「エリオットさん……」

「この約束事はどうやって残そうか?紙に書くと契約みたいだし、そんな堅苦しいのも何だかね」

 

 エリオットはソファから立つと机の引き出しを調べる。だが、背後から水菜の腕がエリオットの腰にまわってきた。背中に彼女の顔が触れる。

 

「物はいいです。エリオットさんの誓いがあればそれで…」

「誓い……か」

 

 後ろで腕を絡める水菜に銀髪の悪魔が振り向き、彼は激しく唇を貪る。水菜の唇を。

 

「ンンッ…んハッ…ンンッ…」

「これでいいかな」

 

 彼女をソファに横たわせて、上から覆いかぶさる。

 

「はじめようか……淫楽の関係を」

「ハッ…アアッ…エリオットさん」

 

 水菜が纏う服を脱がせる。

 手早く上半身の服を脱がせる。彼女の長袖シャツが床に落ちる。

 ブラジャーがずらされる。肩紐を下ろす。エリオットの唇が首筋を這う。

 その唇からありったけの色気と共に声が聴こえた。

 

「もっと、俺に夢中になって……みせろ」

 

 また水菜の唇に己の唇を重ねる。

 舌を絡めた。もてあそぶように自分自身の唾液を絡めた。

 彼女の欲望に火がつく。

 彼女の手がエリオットの服に伸びて、シャツを脱がせる。黒いインナーを脱がせる。

 お互いに上半身裸になる。

 エリオットが彼女の乳首を舐める。口に含む。そして遊び始めた。

 

「ハアッ…ハアッ…エリオットさん…遊んで…もっと…もっと…」

「ハアッ…ハアッ…なんだ…エッチな乳首だね……このプレイ、好きかな?」

 

 ねちっこく攻めた。健康的な桃色の舌が乳首を舐める。 

 彼女の手が遠慮がちに銀髪に触れようとしている。でも躊躇う。 

 エリオットが促す。

 

「髪に触っていい。固定してみなよ。存分に遊んであげる」 

 

 水菜が抱きしめるように銀髪を両手で乱した。 

 彼女が受け入れようともがく。喘ぐ。

 銀髪の悪魔が胸だけで絶頂に導こうと執拗に攻める。蠢いていた。

 下半身はお互いに触れ合う。ズボン同士が触れ合う。

 エリオットの唇は器用に動く。目は閉じて、感触だけを頼りに動く。

 

「アンッ!アンッ!気持ちいい…!舌…すごく…気持ちいい…!」 

「水菜……キスさせてくれ……」

「ンンッ…!ンンッ!エリオット…」

「濃厚なキスだ…彼女より…激しいよ」

「ンンッ!ンンッ…ンンッ…エリオットのキス…アソコに……欲しい…」

「どこに?ここかな?」

 

 手がジーパンの上から彼女の花びらに触れる。彼女の身体が跳ねた。

 

「そ、そこ…!そこに欲しい…!」

「じゃあ…脱がせるよ」

 

 その手がジーパンを脱がせる。無造作に棄てた。薄いピンク色のパンティーが見えた。今度はおへその辺りに唇を這わす。ゆっくりと下半身に唇が行く。

 そして銀色の瞳で花びらを見つめた。軽くシミが着いていた。熱く濡らしている。舐めてくれる者を欲しがってひくひく動いている。 

 

「どうしようかな……パンティーの上から、舐めようかな……きちんと下ろしてから存分に味わうかな……」

「どちらがいい」

「汚されたい……徹底的に汚されたい」

「パンティーの上からだね…」 

 

 銀髪の悪魔の唇がパンティーの上から花びらを刺激した。

 花の芯を攻撃する。クリクリ舌で弄る。

 下着越しからでも甘い蜜の味がする。

 俺は雄に堕ちるな……エリオットは思った。でも味わいたい。これを味わいたい。俺を悪魔にさせる蜜を。

 手が容赦なく下着を強引に下ろす。取り払うように下ろす。

 そのままオーラルセックスを始めた。

 

「アッ!あハァ!アッ!あハァ!エリオット!エリオットさん…!もっと激しいキスをください…!いかせて…!」

「コレも好きなプレイだね…」

「好き…大好き…!こんなに…激しくしてくれる…の…初めて…アウッ…だから…」

「なるほどね……ハアッ…ハアッ…どうだ……ここは…?」

「アウッ!」

 

 花の芯を舌で舐めた。髭で遊ぶ。

 

「ヒアッ!ハアッ…!アウッ!」

「この香りは病みつきになりそうだよ」 

 

 今度は奥へ舌を入れる。

 

「アウッ!アウッ!」

「ちょっと激しいかな。俺のこれは濃厚だからね……」

「エリオットさん…!すごいよぉ…!」

「……最初のステップはまずこれでイコう。イッタことないだろう?」

「う、うん」 

「ほら…まだまだいくよ」

「アアッ!アアッ…!」

 

 最初にステップはオーラルセックスでイコう。

 水菜の花びらが溶けてなくなりそうな程のオーラルセックス。

 その間、エリオットは想った。

 

 俺は、悪魔にどんどん堕ちる。

 堕ちる。堕ちて、堕ちて、俺達は、淫楽に溺れる。

 味わってはいけない禁断の果実を俺は食べた。そう……麻薬みたいに甘く、心地よい、媚薬をこの日に味わったのだ。

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