IS×ライダー・鈴の音は歯車と共に 作:エタ
「…………」
俺、織斑一夏は自販機横の椅子に座って、つい数時間前の事を思い出す。
亮――五十嵐が、ナインボールと呼んでいたあの機体に成す術なくやられた事。
その後、鈴もやられて、五十嵐が助けに来て……重傷を負いながら、ナインボールに勝ったこと。
倒れ、運ばれていく五十嵐を、鈴は涙しながら見送っていた事。
それに加え、ナインボールにやられそうになったときに、鈴が叫んだ言葉。それを聞いた時、なんだか俺の胸がざわついた。
本当なら、五十嵐が傷付いた事を心配し、不甲斐ない自分を叱るべきなのに……あの光景がトラウマにならないように心を整理すべきなのに、どうしてかその事ばかりが浮かぶ。
(もしかして、俺は……)
そう思い当たった瞬間、輝かしい鈴の笑顔ばかりが浮かぶ。
続いて、照れ顔や怒った顔。さらにアリーナでの会話や、俺達の寮室での会話。
そして、中学の頃の約束を鮮明に思い出し……
「――一夏?」
没していた意識が戻ってくる。
声をかけられた方へ向くと、そこには本来リボンで結ばれていた髪を下ろした鈴がいた。
「り、りん……」
「なによ、その顔。変なの」
その姿はいつもと違ったギャップがあり、くすくすと笑う彼女がとても綺麗に見えて、思わず呆けてしまう。
「ま、良いわ。それよりなんでこんなところに座り込んで……なんて、聞くのは野暮よね」
と、何やら勘違いした様子で鈴は沈んだ顔をみせる。
「ま、まぁな。でも大丈夫だ!俺は俺で折り合いをつけるからさ!そ、それよりお前こそどうしたんだよ?」
それに乗っかって大丈夫だと言い、さらに返しに問う。若干安心したような顔で頷き、「えっとね……」と前置く。
「亮の無事が確認出来たから、今部屋に戻ろうとしてるところよ。まぁ、枕持ってすぐに出るんだけど」
「なんでだよ?」
「ひーみつ。言っとくけど、先生たちには内緒よ?」
なんて、悪戯っ娘みたいに笑う彼女を見ていると、何故か遠くに行ってしまうような気がして……。
「そういうわけで、急がないとまずいからそろそろ――」
「ま、待ってくれ!」
そのまま俺の前を通りすぎようとする鈴の手を咄嗟に掴み、止めてしまう。
「……えっと、一夏?」
「な、なぁ、鈴。あの約束の事だけどさ」
「あぁ、あれね。あれは――」
「あれって、もしかして告白――いやプロポーズ、だったりしたのか?」
鈴の言葉が俺の手をほどこうとする動きが止まる。そして、鈴は、俺に向かって困ったような顔をみせる。
「……何のことかしら? アタシは単に再会した時に杯かわりに食べようって話しただけよ?」
「そんなはずない!」
俺は確かに、ちゃんと思い出したんだ!あの照れ顔を!あの言葉を!だから……!
「分かってるでしょ? 今のアタシは、亮が好き」
「――――」
考えないようにしていた、分かっていた事を告げられる。今更気付いても、もう遅い。
「アタシにかまけているより、周りの事を見なさい。その鈍感を少しでも直しなさい。じゃないと、あんたのせいで泣く羽目になる娘がいっぱいいるんだから」
恋というのは、競争なのだと。
その言葉を境に、鈴は俺の手をほどいて立ち去ろうとする。
「待ってくれ、鈴! やっと気づいたんだ! 俺は、俺はお前のことが――」
「ねぇ、一夏。もう一つだけ助言、というか、忠告しておくわ」
俺の言葉を遮り、鈴は一つ言葉を溢す。
「女の子ってね? 切り替える時はすぱっと切り替えられる生き物なのよ。
そうやって周りを見てないと、いつか意中の子を誰かに取られちゃうんだからね」
遠回しの拒絶。
それ以上の言葉が出ない。出たのは、「あぁ」と、掠れた相づち。
それを聞いて満足したのか、鈴はそそくさ部屋へと戻っていった。
「フラれた、んだよな」
ぼそりと、自問し、心の中で肯定する。
俺は子供だった。きっと
周りが変わっていくのに、鈴とは真逆に俺だけは身体だけが大きくなって、気が付けば置いてかれていた。
だから多分、これは当然の結果。横取りなんかじゃない。単に俺が、馬鹿過ぎたんだ。
かといって、ずっと落ち込んでなんていられない。あれだけ叱られたんだ、次に進まないと。切り替えないと。
「……出来るかなぁ?」
とりあえず周りを見て、色々見つめ直して見ることから、始めてみよう。
そう頭を悩ませながら、立ち上がり、箒の待つ寮室へと足を進め始める。
やっと明確な自分の間違いに気付けた周りに無関心だった少年は、漸く姉という、向こう側以外に目を向ける。
それを機に少年は青年となり、愚かしく定められた運命から外れ、一人の人間として歩み始めるのだった。
***
扉が開き、医務室へ入る。
するとそこには妙に焦っているような亮が待っていた。
「お、おうスズ!戻ってきたのか、早かった……スズ?」
何の反応も示さないアタシを心配する亮に、無言で抱き着く。
その温もりが、無理に問うことなくただ抱き締めて頭を撫でてくれる亮が、堪らなく愛しい。
今はただ、その優しさに甘えようと、大人しく亮の温もりに包まれていた。
***
「――そっか。織斑が」
しばらくして、アタシはさっきの出来事を打ち明けると、亮は感慨深そうに呟く。
「うん……」
「……やっぱり、後悔してるか?」
「ううん、そんなことない!今のアタシが好きなのは亮だって事は分からないし、なんとなくだけど、これからもきっと変わらない。……ただ、ちょっと複雑で」
初恋を諦めた途端、相手の方から告白してくる、なんて思うはずがない。色んな感情が入り交じって、どう反応すれば良かったのか、分からなかった。
そもそも『押して駄目なら諦めろ』が正解なんて誰が想像できるか。
「まぁ、気持ちは分からないでもないな。でも、そのおかげで俺はお前とこうしていられるから、俺としては万々歳だけど」
「……まぁ、そうね」
「それに、これで織斑は少しずつ成長すると思うぞ」
「え?」
「だってアイツは、少なくとも恋というものを知った。それだけで、人って言うのは一皮剥けるし、加えて初恋の人から、周りをみろと諭された。なら後は時折フォローしてやるだけでドンドンあいつは、子供から卒業していく。だから」
亮は微笑み、アタシの頭を撫でてくれる。
「お前の対応は、何一つ間違ってなんかいないよ。恋人である俺が保証する」
「……そっか。亮が、恋人がそういうなら、そうよねっ」
改めて恋人だと言われて、嬉しさと照れが混じって身悶えそうになる。同時に、全部ではないが一夏の事で頭の整理がついた。
もう心配ない、とアタシはもっと甘えたくて、亮にすりすりと密着して、
「…………」
お腹に固いものが当たって、思わず硬直した。
「…………」
亮もその事に気付いたのか、黙り込む。それどころか冷や汗をだらだら流しているよう。
(落ち着いたはずなんだけどなぁ……うーん、この自己主張の塊めっ☆)
……なんとなく、亮がくだらない事を考えているのが分かった。
ま、まぁ、そ、それはともかく。
「りょ、亮っ?」
「はい」
「あ、あの……なんか、固くて、おっきいのが、当たってる、けど」
「はい」
「これって、そういうこと、よね?」
「はい」
ドキドキと、アタシの鼓動も、密着してる事で分かる亮の鼓動も高鳴って、妙に汗ばむ。
しかし機械的な返事しかしない亮にちょっとむっとして、ちゃんとアタシの事を見て欲しくて、靴を脱いでベッドの/亮の上に――正確にはそのおっきくズボンを押し出しているモノに乗っかって、スカートの下にあるパンツの上から擦り合わせる。
「んっ――」
「す、スズッ!?」
甘い痺れに、思わず声が出て、その様子に亮は慌てふためく。
そんな亮が面白くて愛しくて、もっと違う亮が見たくてもっと早く強く擦り合わせる。
「あ、あんだけナインボールとの戦いでは、ァッ、冷静だった、ンッ、のに、随分余裕、んぁ、無さげねっ、は、ァ」
「そ、そりゃ、こんなことをスズにされれば、こうな……くぅ!?」
「ひゃぁあっ!?」
ビクン、と固いものが跳ね上がり、その衝撃が伝わってパンツの下にも強い刺激が伝わる。
(か、軽く……イっちゃった……)
亮が相手だからか、一人でスる時よりもずっと敏感だ。
腰を浮かして、触れてみれば、下着は既にビショビショに濡れている。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
身体も頬も火照って、息が荒くなるほど暑い。
亮も少し火照っていて、苦しそうにしていて……。
「あ、あれ、亮っ?もしかしてお腹の傷に障った?ご、ごめんアタシ夢中になりすぎちゃって――ッ」
急に体の芯から冷えるような錯覚を覚える。
亮に痛い思いさせるつもりなかったのに、と涙が出そうになって……。
「心配させちゃうのも仕方ないんだろうけど、違うよ。もう傷に関しては殆ど完治。余程強く触らない限りは問題ない」
「ほ、本当に……?」
「お前にこういうのも何だけど、この程度の嘘は吐かないよ。絶対に」
そう亮はそれを優しく拭って懸念も拭ってくれる。
「じゃあどうしてあんなにも苦しそうだったの?」
そう聞くと、亮は顔を真っ赤にして顔を逸らし、
「……出すのを我慢してたんだよ」
さっきの熱が再発したように、胸がキュンとした。子宮もキュンとした。
(そんなこと言われたら、アタシもう止められない……!)
上着を脱ぎ、シャツのボタンを半分以上開けると、薄緑の下着に包まれた、我ながら貧相な胸を晒される。
こんな身体でも、亮はそこに釘付けになっているのが分かって、さらに高揚する。
「え、えっと、亮……」
「……シてくれるか?」
「う、うん」
亮も我慢の限界だったのか、催促してきて、その言葉通りズボンの留め具とチャックを開ける。
そして、トランクスと一緒にズボンを下げる。
「――ふぇ?」
――するとそこから、思った以上に大きな〝それ〟が、現れた。
(へ、平均サイズって、確か15cm程だって言ってた筈だけど……これ、それよりもずっとおっきくて太いわよね……?!)
「こ、これが亮の、おちんちん……」
臭いを嗅いでみる。くさい、というか変な臭い。でも何故か癖になりそう。
「……スズ」
「……うん」
すっかり頭の中が蕩けてしまい、亮の一声を聞いて、アタシは恐る恐る、できる限り優しくそのおちんちんを握り、ゆっくりと擦り始める。
手の中で暴れ、臭いがきつくなっていく。ふっくらとした先端からネバネバした透明の液体が溢れだし、手の動きがすべらかになっていく。
(先端――確か、亀頭から出てるのって、我慢汁って言うんだっけ……気持ちいいって事で良いのよね?……だったら、もっと速く――)
「ぁんっ!」
えっちな気持ちが昂っていき、速めようとしたその時、思わず声が出る。
気付けば亮が腰を曲げてアタシの胸元に手を伸ばし、下着の上からおっぱいに優しく触れていたのだ。
(揉むのではなく、触れるのがミソ。AVのように揉みしだくのは痛がるからな。それにしても……)
「なんだ、おっぱい小さい小さいって言う割には、結構あるじゃん」
「や、りょ、待っ、てぇ!」
なんて嬉しい事を言ってくれつつ、悔しくも手馴れた様子で愛撫していき、アタシの身体はすっかり解れる。
愛撫の合間に徐々に下着をずらされ、ピン、と勃った乳首と乳房が露になる。
(このままじゃ前みたいにりょぉのペースに呑まれちゃう。だったら!)
「――んむっ!」
「っ!?」
思い切っておちんちんを奥までくわえると、亮の行動が止まり、肉棒が跳ねる。
(変な味……でも臭いと同じで癖になりそう……)
これも全部、亮のだからなのかな?
そう思いながら、口から離して裏筋を舐め、またくわえて
「ん……んぅ……んふぅ………」
口腔いっぱいに含んだ噎せそうなくらい大きな肉棒を、口の中で転がすように舐め回し、唾液と我慢汁が混じったものと一緒に肉棒を味わうように啜る。
(今後の為に、ってえっちな本とか読んでおいてよかった)
その度にビクンと跳ね、気持ち良さそうにする亮を見て、思う。
――その時、肉棒が膨れ上がったような気がした。
(もしかして――)
フェラチオの速度を上げると、無意識だろう。亮の手がアタシの頭に掴むように置かれ、若干手に力が入っている。
――そして。
「――出るッ」
「――うぶぅっ!?」
亮の手によって押さえ付けられ、火傷しそうなほど熱い熱い粘液が、勢い良く口腔の中で吐き出された。
ドクン、ドクン、と食道を通り、跳ね返ったものは口内に溜まっていく。
暫くして、射精は止まり、亮の手の力が抜けてアタシもペニスから抜き、口内でそれを飲み込みやすいように咀嚼し、飲み込む。
「……まずぅ」
(……だったら飲まなくてもいいのに、と言っても多分無駄なんだろうなぁ)
そう涙目で眉に深くシワを寄せて言いつつ、一息吐いた。
……そのあと、亮からNGをくらってその先に進めずきっちりうがいしたのはご愛嬌。
ちなみに亮のサイズは21cmとかいう化け物って設定だゾ。絶倫でもあるけど鈴ちゃんの為に自制したんだゾ。
あけおめ(激遅)
とりあえずこれで遠慮なく鈴を亮のヒロインとして名を連ねられるゾ。というか亮からしたらメインヒロインだゾ。
久々のエロシーンに張り切っちゃってちょっとマニアックにフェラチオ書いちゃった気がしないでもない。
しかし結構時間空いたから大まかな内容……は覚えてるけど繋ぎどうするか全く覚えてない。私は悲しい…(ポロロロン
次ピーロートークからの日常シーン、になる予定なのじゃ。つーかそろそろライダー出さないとタイトル詐欺になりますねぇ!出さないとねぇ!
まま、こっちは単なる趣味なんでのんびり書いていきましょ。
それはさておき、アーキタイプ・ブレイカーの方どうすっかなぁ、やってはないけど俺もなぁ。