※この作品はR-18です。

IS×ライダー・鈴の音は歯車と共に   作:エタ

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「……まぁ、なんとなく理解できたけど、亮と出会わなかった世界なんて想像できないっていうか……なんか、嫌ね。そうなるとどうなるのかしら?」

「さぁな。どのみち、他所は他所。うちはうち。俺達には関係のないことだ。それよりも、他に聞きたいことはあるか?」

 

そう問うと、スズは「そうねぇ」と少し悩ませ、疑問を言葉にする。

 

「戦うべき化け物って、なに?それって比喩なの?それとも本当に?それは亮が戦わなくちゃ駄目なの?」

「あぁ。俺達じゃなきゃ戦えない、というより倒せないからな。そいつらは正真正銘の化け物だし、そういうプログラム的なものを持ってるから」

 

当然、ISでも無理だし、生身での魔法も効果は薄い。

 

「奴等は組織《ルイン機関》と名乗る、元々は科学者達が集い、人の心のエネルギーを別の方向に――勿論良い活用方がないかを研究をしていた組織だった。まぁ、それも表向きで、負の感情を集めて怪物《ラルヴァ》を作り出し、人の負の感情を集めていたんだが」

 

何時だったかのプリキュアの敵もそんなことをしていたな、確か。

 

「何のために、そんなこと」

「確か、エントロピーの法則を変化させた時や、感情の循環を壊したとき、世界がどうなるのかというふとした時に思った疑問から始まったと、市長が言っていたな」

「市長?」

「俺が元々住んでいたところを治めていた市長。金目当てでルイン機関と共謀していた。とっくに殺したけど」

 

その時にはもう取り返しのつかない間違いを犯していたのだから、笑えない。

 

「もしかしてあのナインボールって、そのルイン機関の?」

「いや、それはない。だってナインボールに搭載されていたハスラー・ワンと名付けられたAIの完成度が低かったからな。

奴等は感情に関しての研究をしているだけあって、AIを人らしく作ることは容易い。だから完全に機械でしかなかったあのナインボールは、やつらの仕業とは思えないんだ」

「そっかぁ……」

 

じゃあ一体どこの奴が、という疑問が残るが、今は情報が少なすぎる。今は閑話休題として、隅に置いておこう。

 

「話を戻すが……そんなルイン機関の目的に興味を持ったある二つの組織がある日を境に協力を始めてな、ラルヴァにある負の感情を結晶化し、それをコアとして成形。人に植え付ける事で変身する《ヴァンガード》が誕生し、さらに様々な世界の怪物達も邪魔である俺達の敵として、今も襲ってくる。それが財団X。そしてショッカーだ」

「ショッカー、って、もしかして」

「そう。古くから人々を苦しめ続け、仮面ライダーの敵として立ちはだかるあのショッカーだよ」

「……存在してたの?」

「この世界には存在しない。だが仮面ライダーのいる世界にはいる。

そして世界の破壊者の存在もあって、ショッカーも、同じ怪人を使う財団Xも世界を渡れるようになってるから、どこかで暗躍してても不思議じゃないんだ。

 

まぁ、あいつらを倒すために、俺達がいるんだが」

「それって……」

 

「一応、俺は仮面ライダーだ」

 

俺にはISと魔法以外の力があると言った、その答えでもある。

そう言うと、スズはそわそわし始める。

 

「ど、どういうライダーに変身するの?一応、一号からビルドまで知ってるけど」

「ファンなのか」

「そ、そうよ!悪い!?」

「いんや」

 

今日会った子と仲良くなりそうだなぁって思っただけ。ただ、きっかけは恐らく織斑なんだろうなぁって思うと少し複雑。

後はディケイドを知っているかどうかは、後々この世界のwikiでもみて調べるか。

 

「まぁ、一応託されたからクウガからビルドまで変身できるけど……」

 

昭和系は改造人間物が多いので託す、みたいな事は出来ない故に変身できない。

 

「託された?」

「うん、色々あってな。まぁ、そんなことはどうでもよくて、俺が良く変身するのは放送されてるどれでもない」

 

そこに置いてあるハンドル三つを手に取り、その中から白いのを選んで指掛けに指を入れ、くるっと回す。

 

「有り体に言えば、完全オリジナルライダーだな。それ以上の詳細はお前の前で変身した時にでもするよ」

「焦らすわねぇ」

 

だってその時の方が説明しやすいし。

 

「それで、他には?」

「えっと……あの黒い完全装甲のIS……のようなものについて。ISであってISじゃないとか言ってたけど」

「あぁ。あれはコア部分にISのシステム……絶対防御やらシールドエネルギー、ハイパーセンサーとか、カモフラージュに搭載しただけのもはや別物だからな」

 

全てのモビルスーツ、アーマードコア、インフィニット・ストラトス。そしてHIV、GIGAS、シュミクラムのシステムや装備やらありとあらゆるものを結集させた機体。

 

「ISとして登録した名前は《アルペジオ》

 

搭載したAIは《FIONA》

 

本当の名は時が来た時にと、新造した機能からなぞって……《X(クロス)リベレイター》」

 

元々宇宙へ行くための作られたのがISなら、こいつは最初から兵器として、ナニカを殺すための道具として作られた代物。

束博士とそれと同等、もしくはそれ以上の頭脳を持つ、一度世界を一つぶち壊しかけたマッドサイエンティストなドクターとその二人に指南された俺による三人のお手製、合作だ。

 

なお、容量は魔法で拡張しまくったので無制限です。今はリミッターと進化ロジックでまだまだ成長しきってないから、性能的にはまだ第三世代と肩並べる程度だけど。

 

「へぇー?」

「分かってないな?」

「あのナインボールっていうのとタメはってた時点で凄いのは分かってるけど、そういう専門用語的なものを言われてもピンとこないわよ」

「……まぁ、ガンダムもACもバルドも知らなければそんなものか」

 

今度ちょこっと様子見に布教してみよう。ハマりかけてたら沼に落とそう(ゲス顔)

 

「それで、他には?」

 

質問はあるかきいてみると、「じゃあ後簡単なの二つだけ」と言い、

 

「……辛かった?」

 

なんのことか、聞かなくても分かる。その問いに俺はこの世界に来てからの戦い漬けの日々を思い出す。

 

「……辛かった。戦うことをやめる気にはならなかったけど、いつ死んでも良いって思ってた」

 

そういうと、スズは俺の手に手を重ね、指を絡める。

 

「じゃあ、アタシはその傷を癒してあげられる?貴方の隣にいられる?貴方の背中を守れるようになれる?」

「お前が、それを望んでくれるなら」

「じゃあ、それがずっとになるように頑張るわ」

 

俺もそれだけの力を手に入れられるように付き合おう。傍にいよう。……まぁ、どっちにしろ離すつもりないけどさ。

 

「…………なんか、むず痒いな」

「そ、そうね」

 

言っててなんだがめっちゃ恥ずかしい。あーあー、ぜってえ顔真っ赤だわ。スズも赤いし。

 

「えーっと……これで質問は終わりでいいよな?」

「え、えぇ」

 

まぁ、

 

「じゃあ、告白の答えを改めて聞かせてくれないかな」

「えっ」

 

容赦しないけどね。慈悲はない(断言)

 

「いや、もう答え分かってるでしょ!?」

「どうだろうなぁ~俺疑り深いからなぁ。もしかしたら勘違いかもしれないって気持ちが強いのさね。だから、ね」

 

実際、これは夢じゃないか。まだ俺は戦場にいるのではないか、という思いがあったりする。まぁ、もうその思いは薄いけど、それを全部無くしたいから。

 

なによりその口で改めて聞きたいから。

 

「う、うぅー」

 

色んな感情が入り交じった可愛らしいうなり声と共に、ドンドン頬を赤く染める。

 

「……はぁ。わ、分かったわよ。え、っと……」

(一夏の時のは嫉妬させちゃうだろうし、アタシとしてもそれは同一させたくないし、かといって何も思い付かないし……アタシ全然語彙力なかったのね………)

 

目をキョロキョロさせながら俯き始めるスズ。

さーて、どんな答えが来るかなーと少し待って、その口が開き、

 

「あ、あたしも、好き、です…………」

 

しおらしく、そのまま上目遣いで、頬を赤く染めてスズは言った。思わずつよーく抱きしめたのは仕方ないよネ。

 

「りょ、亮……っ?」

「あーもー、可愛いなぁこんちくしょー」

 

困惑しつつ、スズは嬉しそうに口許を緩める。

 

「……もう、離さないからな。何があっても、もう遠慮しない」

 

絶対にお前を幸せにしてみせる。そのためにまず一つやることがあるが……。

 

「アタシも、離さないから。だから、ずっと一緒にいて……っ。愛してっ」

 

まぁ、この俺のお姫様とイチャイチャしてからでも、遅くない。

 

燃えた故にリボンのない、綺麗な長髪を撫でる。

 

(リボンで結んだスズは可愛いけど、髪を下ろしたスズは綺麗だ)

 

くすぐったそうに目を細め、俺の首に両腕を巻くように抱き着き、切なそうな表情で顔を近づけてくる。

 

「……そんなにキス、好きなのか?」

「うん……大好き。亮とのキス、もっとしたいの。……全部亮のせいなんだから、責任取ってよね」

「……じゃあ、いっぱいキスしよう」

「うん」

 

俺を昂らせるような事ばっかり言うスズは俺の理性をぶっ壊していく。

近付いてくるスズの唇を、まるで食べるのではないかと少し思うくらいに貪り始めた。

 

 

***

 

 

「はぁ、はぁ、――ふぅ」

「はぁ……はぁ……――ン、はぁ」

長いことキスをしていた俺達は漸く離れると、お互い息を整え、熱っぽい吐息と目線を交わす。

 

「ねぇ、りょぉ」

「なんだ?」

「アタシ、亮と一緒に寝たい」

「えっ」

 

やだ……そういう雰囲気になってるとはいえこの娘積極的すぎ……。

マジレスするとスズとはその場の雰囲気とかに流されず、ちゃんとデートとか恋人らしいことしてからが良いです。と、理想を言ってみる。

 

「あ、そういうことじゃなくて、いやそういうこともしたいんだけどちがくて!

……亮、今日はここで寝るんでしょ?ボロを出さないために」

「まぁな。明日明後日くらいには全快するし、でもあれだけの傷を負いながら人の手を借りつつでも動けるのは普通おかしい。だから暫くはここに世話になると思う」

 

また昔みたいに夜行動が盛んになりますねぇ。まぁ居酒屋とか風俗とか体験する暇なんざないけど。

 

「それがどうし――あぁ」

 

思い出した。そういえばスズが俺の膝に乗るようになったのって、俺が奴等と戦っている間、一人にしていたのがきっかけだったな。

 

「気づいたなら分かるでしょ?もうアタシ、一人で部屋にいるのは嫌なの。そういう風にさせられちゃったの……」

「……なんかそれエロいっす」

「別に、そ、そういうこと、しても良いのよ?」

「それはまた今度な」

 

まぁ、俺もスズと一緒のが良いし。

 

「ほら、枕だけでも持ってこい。日が暮れちまう」

「! う、うん!!」

 

そういうと、スズは嬉しそうにして医務室から飛び出していった。

「全く、少しは落ち着けっての」

そう言いながらも、口元が緩んでいる事には気付いてない事にした。

 

 

……それより、こんな小さいベッドで二人で寝るのか。

 

「やらかさないように魔法で理性にプロテクトをかせておくか?いや、そうするとキスですらする気起きなくなるし……」

 

今ですらフルパワーになってるモノをどうするべきかと、確定している誘惑を想い、頭を悩ませるのだった。




次回漸くエロシーンに入れるっぽい。やったぜ。

まぁ、その前に書くべきことがあるけど。それを書いて漸く凰鈴音は亮のヒロインとして名を連ねられます。
ところで完全オリジナルライダーってタグつけた方が良いんですかね?まだまだタグつける予定あるんですけど。

ところで書き忘れていたんですが、アルペジオ=Xイベレイターに内蔵されてる武装なんですがね。

とりあえずその作品達の装備達を思い出してください。思い出せる限り全てです。そう。

つまりそういうことです。上限ないからね、仕方ないね。


バルドブリンガー発売されましたね。
障壁スタンプラリーと同じことの繰り返し(周回によるルート解放などがないため)によるエンディング回収以外はぐうすこでしたよ。本当のその二つは許されない。
トゥルールートはマジでよかったよ。

その二日後くらいにFate・HFの映画見に行って語彙力は消失しました。あぁ~、中学の頃から(DEEN版だけど)Fate知っててよかった。

そしてその後に刑部とじいじを手に入れてもうなにも言うことなしですわ。セイレム期待してるゾ。

17秋のE4の海域のマスがぐう気持ち悪いけど頑張るゾイ!
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