彼岸で散々な目に遭った日から二日後、幽々子は近頃の憂さを晴らすために人里に来ていた。
ミスティアにつかまった事を発端に、博麗神社での淫獣の件や一昨日の彼岸でのことなど近頃碌な目に遭っていなかった。もっと遡れば夏祭りの頃から、幽々子には災難ばかりが降り注いでいる。そうして溜まった鬱憤を、食べ歩きで晴らそうと言うのである。
幽「このお店にあるありったけのお団子をもらえるかしら?」
店「はえ・・・・?」
人里につくなり途方もない量の注文をして幽々子は店主を困らせるが、それだけの量の注文をしてもなお余りあるほどの代金を店主に渡すと自然と黙り込んだ。
最初は冗談だと思っていた店主も、金を渡す事によって本当だと思わされるのである。とはいえ店主もさすがにこれだけの量を一人で食べるはずはないと考える。後から友人か何かが何人か来るのだと、普通は考える。
しかし、幽々子にそんな「普通」など通用するはずはないのである。
幽「ふう・・・・ごちそうさま~」
わずか10分足らず。それが店にあるありったけの団子を幽々子が完食するまでに要した時間である。
まさか一人で、それもここまで短い時間で食べられるなど夢にも思わなかった店主は、彼女を見て腰を抜かしていた。
店「あ、あわ・・・・あわわ・・・・・」
幽「ありがとう、おいしかったわ~。また来るわね」
腰を抜かした店長を尻目に、幽々子は次の店を探す。胃袋を満たし、憂さを晴らすまでこの食べ歩きは終わらないのである。
幽「あら、何かしらあれは・・・・」
次の店を探して歩き回っているとき、幽々子は大通りから少し外れた通りである屋台を見つけた。
その屋台の客層は男性が非情に多く、またどこか異様な熱気を放っていた。
しかし何より幽々子の目をひきつけたのは、その屋台の店主と屋台に表示されている文字だった。
幽「脇巫女の脇おにぎり・・・・って、霊夢は何を売ってるのかしら?」
見慣れた紅白の巫女が作る見慣れない代物に、幽々子は興味を引かれていた。
とりあえず何をしているのか確かめるべく、幽々子は屋台へ向かっていく。
霊「ほっ、ほっ・・・・・」
神「ほい、まいどー!」
霊(ふふふ・・・・紫から外の世界でこれが流行ってるって言われたときは何言ってんのと思ったけども、これは凄いわ・・・!ただおにぎり作ってるだけでこんなに儲かるなんて、これならお金持ちになるのも夢じゃない・・・・!!知ってる奴に見られたら死にたくなるけどね!)
神「男というやつは、まったく・・・・うむ?あれは・・・・いつぞやの亡霊ではないかの?」
霊「え、うそ!?」
脇でおにぎりを作る、という常人にはとても思い浮かばない発想のきわめて斬新な食べ物で一財を築きかけていた霊夢ではあったが、これはマニアックな男性の欲につけこんだ商売でありある種プライドを投げ捨てての商売でもあった。
使用済み下着の販売や水商売にもどことなく通じる、言ってしまえば男に媚びるこの商売はプライドの高い霊夢にとっては諸刃の剣であり、誰か知り合いに見られでもしたら途轍もない恥に苛まれることは必至の商売だった。
そんな時に、現在もっとも見られたくない、知られたくない者が来てしまった。これは霊夢にとって一大事であった。
幽「あら、やっぱり霊夢だわ~。こんなところで何やってるの?屋台なんかで・・・・なにか商売でも始めたの?」
霊「え、ええ・・・まあ・・・・・お金が無くて・・・・ね」
神「神社に残された僅かな金も、先日こやつが使い果たしてくれたおかげで博麗神社の家計はいま火の車なんじゃ。そういうわけでなにかをして金を稼ごうと思っての・・・・それで屋台を始めたんじゃ。」
幽「へえ~、そうなの・・・・それで、この屋台では何を売ってるの?」
神「うむ、それが変り種での。霊夢がその脇でもって握った脇おにぎゅおっ!!?」
神が幽々子に屋台の売り物を紹介したその時、霊夢のかかとが神の足を踏みつけた。
幽「え、わきおに・・・・?」
霊「あああ、えっとほら、私って普段から脇出してて脇巫女なんて言われてるでしょ?その私が作るおにぎりだから脇おにぎり、なんて・・・・お、おにぎり自体はいたって普通よ?普通・・・・」
幽「なんだ、そういうことだったのね~。それじゃあ、私も少しいただいちゃおうかしら?」
霊「え・・・・・・」
それは、至極当たり前のことだった。大食らいで知られた幽々子が屋台にやってきて、ただで帰ることがあるはずはない。わかりきっていたことではあったが、それでもいざ言われると動揺してしまう。
屋台にはまだ並んでいる客達がおり、彼らは皆霊夢が脇で握ったおにぎりを心待ちにしている。彼らを放置することはできず、かといってここで調理してしまうと幽々子にその姿を見られてしまう可能性がある。というより、見られずにやり過ごすことはほぼ不可能と言っていい。八方塞がりだった。
霊(どうする!?どうすればいい・・・・!かんがえろ、考えるのよ私!!でないと・・・でないとっ・・・・!!)
霊「あ、そうだ」
そんな時だった。霊夢の脳裏にこの状況を打開する妙案が思い浮かんだのだ。
その鍵となる存在は、隣にいる小さな神。彼女に霊夢は耳打ちをする。
霊「あんた、ちょっと耳貸しなさい。ごにょごにょ・・・・」
神「なぬ?そんなことをして一体どうすると・・・・儂に残された力ももう残り少ないというに・・・・」
霊「いいからやんなさい!やったら私があとで神社の宣伝してあげるから!」
神「むう、しかたあるまい・・・・ではいくぞ」
霊夢に耳打ちされた神が、幽々子に向けてある念を送り込む。
するとすぐに幽々子の身体に異変が発生した。
ぐぎゅぎゅるるるるるるるる・・・・・
幽「うあっ・・・・・!!」
突然、腹がぐるぐると唸り始めたのだ。突如として高まった便意に幽々子は困惑していた。
幽々子は食べ歩きに出る前は基本的に腹の中身を全て出し切ることにしており、今朝もその例外ではない。その後に食べた食べ物の量も幽々子が催すには遠く及ばない量だった。このタイミングで幽々子が催すことは通常ではありえないことである。
しかし今幽々子を襲っているのは、紛れもない便意だった。それもかなり強烈なものである。これはもはや、何らかの原因によって便が作られているとしか考えられないことだった。
幽(だ、だめだわ・・・!お、お手洗いっ・・・!!)
とうとう幽々子は便意に負け、列に並ぶことを諦め便所へと向かっていった。
幽々子がいなくなったことで、霊夢は心置きなく脇おにぎりを作ることができるようになった。
霊(へえ・・・名前だけでなんにもできやしないと思ってたけど、こいつの能力・・・・割と使えるかも)
霊(・・・・・・・天地を造る能力・・・・・名前の割には随分とヘボいけど、ものは使いようね)
天地を造る。それは文字通り天と地を創造するだけではなく、天と地に存在する全ての物を創造することができるということである。
神話における主神や創造神なども同じ力を持っていたとされているが、こちらの神はそれらと比べると神としての力が著しく劣っているため、同種の力を持っていてもできることの規模はかなり小さくなっている。
天地を創造するなどは全盛期ですら不可能であり、それから力を失った現在に至っては消滅のリスクを負って犬小屋ひとつを創造することが限界というほどだ。
言ってしまえば、宝の持ち腐れである。力そのものは強大であるが、それを完璧に使いこなすことはおそらく永遠にないであろう。そんな力を博麗神社の神は持っていた。
霊(しっかし、天地を創造する力でう○ちを製造するとか、しょうもな・・・・!)
神「れ、れ~~~む~~~~・・・・・」
霊「おっと、考え事してる場合じゃないわね・・・ほっ、ほっ・・・・・」
幽々子が去ったことにより気兼ねなく脇おにぎりを作れるようになった霊夢は、残った男達を捌くべくおにぎりを作り始めた。
その横で呻き声をあげている者の様子に気づくこともなく霊夢はおにぎりを作り続け、幽々子が戻ってくるより先に列を全て捌くことができた。
霊「ふうー、終わった・・・・さて、新しく来られると面倒だし店じまいの看板出して・・・・と」
神「れーーーむーーーー・・・・・」
霊「よし、あとは幽々子を待つだけね」
神「れーーーーーーーむーーーーーー・・・・・・」
霊「・・・・・なにようっさいわねさっきから!!なんなの・・・よ・・・・」
ようやく神の声に霊夢が応えたが、その神の様子を見たとき霊夢は、言葉を失った。
霊「な、なによあんた、そんなげっそり痩せて・・・・・」
神「あ、あいつが・・・・あいつの腹がぁ・・・・すごいんじゃもん・・・・・」
霊「あいつの腹がすごいって・・・どういうことよ?」
神「あいつの腹を下させるだけの・・・・う○こを作ろうと思ったら・・・・量がとんでもないことに・・・・わしの・・・・わしの・・・・・ちからが・・・・すっからかん・・・・・」
霊「あ、そういう・・・?まあ確かに、あいつの胃袋はどうなってんのってぐらい入るしねえ・・・・しかしあんた、う○ち作るだけで神力すっからかんになるってどんだけよ?」
神「や、やかまひ・・・・・だれの・・・・せいじゃと・・・・思うとる・・・・!ぬしがまるで・・・・布教もなにもする気がないから・・・・こんな・・・・!」
霊「ずいぶん言ってくれるじゃない、ずっと寝てたくせに・・・・まあ約束はきちんと守るわよ。それでちょっとは力も戻るでしょ?」
神「い、いや、それよりも・・・・たのむ・・・わしを・・・・どこでもよい・・・・男がたくさんいる場所へ・・・・つれてって・・・・くれ・・・・」
霊「は?男がたくさんいる場所って・・・・」
神「・・・・頼む・・・・・」
力のほとんどを使い果たし、痩せ細ってしまった神。ともすれば消滅もありえそうなほど追い込まれた彼女のたっての頼みを、霊夢は聞き届けることにした。
霊「・・・・わかったわよ、しょうがないわね」
神「・・・・・・すまん」
神を背負って飛び立った霊夢は、男が集まる場所と聞いて真っ先に思い浮かんだ場所へ神を連れて降り立った。そこは人里にある公衆浴場だった。
霊「着いたわよ。ここでいい?」
神「うむ、十分じゃ・・・ではの」
霊「・・・・・・・?なんなのかしら、いったい・・・・」
霊「・・・っと、こうしちゃいらんないわ。屋台に戻らないと」
神を送り届けた後、霊夢は屋台のある場所へと戻っていく。先ほど追い払った幽々子に、望むものを与えるために。
霊夢が屋台の場所に戻ると、そこにはすでに幽々子が戻ってきていた。静かに佇む彼女の前に、霊夢が降り立つ。
幽「あら、やっと戻ってきたのね~。待ちくたびれちゃったわ~」
霊「いやー、ごめんね。ちょっと用事ができちゃって」
幽「閉店の看板が出てるし、霊夢はいないし・・・・もうおにぎりは食べられないのかと思ったわ~。それで、今から作ってくれるのよね?おにぎりの具材は何かある?」
霊「具材っていうか味なら、大自然の味と素材の味とお米の味と真心の味とがあるけどどれがいい?」
幽「それって、普通のと何か違うの?」
霊「・・・・・ちょっと雰囲気を出そうと思ってみただけよ・・・・・悪かったわね何にもなくて・・・・」
具材が一切ないという痛いところを突かれ、苦肉の策で味なしを様々な言い方で表したものの自然体で返され、霊夢は一抹の侘しさを覚えながらおにぎりを作る。
幽々子のような性格の者を相手に、そういうボケは通用しないのであった。
霊「はい、できたわよ」
幽「あら、おいしそうね~。じゃあ、いただきま~す」
幽「・・・・・うん、うん・・・・・おいしいわ~。具材は何もないけど、お米が甘くておいしいからこれでもいけるわ~。これ、どこのお米なの?」
霊「え?いやこれは、うちの田んぼで作ったお米だけど・・・・」
幽「あら、そうなの~!これだけのお米を作れるなら、誇っていいと思うわ~。売り物にだってできちゃうんじゃないかしら?」
霊「え、ほんとに?それはちょっといいかも・・・・」
儲けられそうな話にはすぐに飛びつく。永きに渡る貧乏生活により染み付いた、哀しい性であった。
幽「ふう・・・・ごちそうさま~」
霊「・・・・・もう今さら驚きゃしないわよ・・・・」
これまで多くの男達に売りつけてきたとはいえ幽々子が来てから食べた量は5合にも及んだ。しかもそれだけの量を平らげるのに要した時間はわずか15分ほどである。
途中でおにぎりを作るのが間に合わなくなる程の速度で、幽々子はおにぎりを平らげていったのである。
この前のたらいの件があるためこれだけの食べぶりを見てなお霊夢の驚きはそれほどでも無かったが、続けて放たれた発言は霊夢を驚かせた。
幽「・・・・・まだ足りないわねえ・・・・ねえ霊夢、人里に何かいい店ないかしら?」
霊「まだ食うの!!?」
幽「だって~、たかだか5合ぐらいじゃ全然足りないわよ~。お腹いっぱいにするならこの二十倍はないと・・・・」
霊「ひ、100合・・・・!!?」
霊(ごめん、神・・・・・まさか私もこれほどとは思わなかったわ・・・・)
心の中で霊夢は、ここにいない神の苦労を慮った。これだけの容量を持つ胃袋を満たすだけの便。それがどれほどのものか、ようやく霊夢は理解したのだった。
幽「あ、そうだ・・・・お代を払わなくちゃね。え~と・・・・このぐらいでいいかしら?」
霊「あ・・・・?え・・・・いやいやいや、多い!多すぎるわよ!!」
お代、と称して幽々子は懐から札束を取り出し、ぽんと霊夢に手渡した。
これまで幽々子が食べてきた量を鑑みてもあまりに額が大きすぎ、さすがの霊夢も遠慮していた。
幽「大丈夫よ~。まだまだあるもの、このぐらいなら・・・・」
霊「・・・・あんた、金銭感覚おかしいわよ・・・・・」
今さらながら霊夢は貧乏人として生まれ育った自分と、屋敷のお嬢様として暮らしてきた幽々子との金銭感覚の違いに愕然としていた。
幽「まあ、この前助けてくれたお礼ということで、取っておいて?」
霊「ああ、あれ?別にいいのに・・・・・でもまあ、くれるっていうなら貰うわ。ありがと」
幽「・・・・さて、それじゃあ人里に行こうかしら。霊夢も来る?」
霊「え?うーん、そうね・・・・暇だし、行ってもいいわよ。いまならお金もあるし・・・・あんたのおかげで」
そうして二人は、人里に向かうことにした。そして人里で、霊夢はこれまで行きたくても行けなかった店を幽々子に紹介し、二人で舌鼓を打つ。
その最中、偶然見つけたとある店が幽々子の注意を引いた。
幽「あら、あのお店は何かしら?」
霊「ああ、あれは動物商ね。人間が飼う動物を売ってるのよ。私も中は見たことないけど・・・」
幽「へえ~、ちょっと行ってみましょう」
そう言って幽々子は店の中へと入っていく。
店内には籠の中に入れられた動物たちがおり、それらの愛玩動物たちの可愛らしさに幽々子は目を奪われていた。
幽「あら、あらあらあら~・・・・!この子は・・・・・!!」
その中でもひときわ幽々子の気を惹いたのは、白い毛に覆われた手のひらほどの大きさの兎だった。
霊「へえー、あんたうさぎが好きなんだ・・・・ちょっと意外ね」
幽「ふかふかしてそうでかわいいわ~・・・・!ねえ霊夢、この子、抱っこしてみたいわ~」
霊「抱っこ?そうね、店員に聞いてみたら?」
霊夢にそう言われ、店員に申し出たところ快く受け入れてくれた。
ケージから出された兎を幽々子は優しく抱き上げる。
幽「ふかふかだわ~・・・・!!小さくて、かわいい・・・!!」
霊「はしゃいじゃって・・・・・ん?」
兎を抱きかかえ、はしゃぐ幽々子。だが兎のほうはあまり嬉しくなかったのか、幽々子の腕に爪を立てた。
ガリッ!!
幽「いたっ!!・・・・・・嫌われちゃったかしら・・・・?」
店員「珍しいですね・・・・この子は基本的にすごく大人しいんですが」
霊「幽々子、動物との相性が悪いんじゃない?」
店員「でも、たまたま虫の居所が悪かっただけだと思いますよ。気に入られたならどうですか?うさぎはおとなしくて飼いやすいですよ」
幽「う~ん・・・・いいえ、やめておくわ~。ただ見たかっただけだもの~。それに、飼えない理由もあるし・・・・」
店員「そうですか・・・・では、またのご利用をお待ちしております」
店員に見送られ、店を後にしていく幽々子。嫌われてしまったことが気にかかるのか少し残念そうな表情をしていた。
その後、幽々子は霊夢と共に食べ歩きを再開した。先ほど兎に嫌われたショックを振り払うかのように。
しかしただでさえ大食らいな幽々子についていくことは、人間の少女である霊夢には厳しいことだった。
霊夢の胃袋が限界を迎え、そろそろ食べ歩きを続行することが不可能になってきた時だった。二人が歩く先で何かを配っている男がいたのだ。二人が近づくと男はにっこりと笑って二人に冊子を手渡した。そこには・・・・
霊「えーと、『ゆかりんイン人里、衝撃ライヴ』・・・・・なんなのこれ?」
幽「『とっておきのサプライズご用意してます』・・・・・ねえ、面白そうだし、行ってみましょ?」
霊「お、面白そう・・・・なの?あ、こら!引っ張るんじゃないわよ!!」
幽「うふふ・・・・!!」
こうして二人は、紫のライヴが催される会場へ向かっていくのだった。そしてそこで二人は、アイドルライヴの域を超えた凄まじいものを目の当たりにすることとなる。
霊夢と幽々子の二人がライヴ会場へ向かうのから少し時を遡り、人里にある公衆浴場で前代未聞の宴が行われようとしていた。
神「・・・・さて、精の強い者がおればよいが・・・・」
この場所に連れてこられた神が、男湯に入り込み物色を始める。
見た目にして五歳児程度の姿である神は、男湯に入り込んでもさしたる違和感をもたれなかった。規制の厳しい現代においても、幼すぎる少女ならば異性の湯に入り込んでも問題とはならない。それが外界と隔絶され古き時代の暮らしを続ける幻想郷ならなおさらである。
しかしそんな幻想郷においても、異質な趣向の者は少なからずいるのである。
神「ふむ・・・・・臭うな、強い精の臭い・・・・どこじゃ?ふむ・・・・・」
大きな湯船に浸かる者の中で一人、強い精気を放つものを神は見つけ出し、その傍に寄っていく。
手ぬぐいを駆使してうまく股間を隠していた男だったが、神によって手ぬぐいをどけられてしまう。そこには、逞しく屹立した男性の象徴があった。
神「ふふ、嬉しいぞ。この姿では誰も反応してくれんかと思うておったが・・・・こんな儂にも欲情してくれる男がおったとはの」
「ちょ、お譲ちゃん、何を・・・・・!?」
神「ふむ、脈打っておる。精気は申し分ない・・・か。男よ、その精気・・・・儂によこすがよい」
「な・・・・・!!?」
手ぬぐいをどかすなり、神は勃起した男のモノに口づけをして先端をねぶり始めた。
硬い男性器の先端に触れる熱く柔らかな舌の感触に男は身もだえする。
神「ちゅ、んちゅ・・・・れろ・・・・・ふふ、よいぞ・・・この硬さ、この熱さ・・・・幾百年ぶりじゃ。精気とは関係無しにまぐわっておったあの頃を思い出す・・・・」
神「身体はこのように貧相になってしもうたが・・・・あの頃の手練手管はそのままじゃ。遠慮せず、果てるがよい・・・・」
「おい、あの子ども・・・・!」
「オイオイオイ、こんなところでか・・・・・」
突如として始まった少女による成人男性へのレイプ。それを見た周囲の男たちが騒ぎ始める。
神「ふむ、周りも騒ぎ始めておるな。おい、男よ、聞こえるか?お主はこんなところで・・・・かように幼い者に触れられて、こうもいきり勃っておるのだぞ・・・・?」
「う、うぁ・・・・・・!!」
神「む、なんじゃお主、この状況に興奮しておるのか?しようのないことじゃ・・・・では、こういうのはどうかの?」
そう言うと神は男の手を引いて湯船から引きずり出し、その場に押し倒した。そしてそのまま体勢を入れ替え、男の股間が神の目の前に、神の股間が男の目の前に来るようにする。
神の幼い秘所を目の当たりにした男は、その怒張をさらに膨らませていく。
「お、おお・・・・・!!」
神「ふ、ふふ・・・・!どうじゃ?衆人の前で、幼い陰ほとに顔を埋める気分は?・・・・聞くまでもないようじゃな。ただでさえいきり勃っておった魔羅が、ことさら膨れ上がっておるわ・・・・では、さらに・・・」
くぱ・・・・
「おおおお・・・・・!!!」
神「ふん、この様子じゃとお主・・・・女の陰を見たことなどないな?よいよい、思う存分堪能するが・・・・む?」
「あ、ああああああ・・・・・!!!」
びゅくっ!!びゅくっ、びゅるるるるる!!!!
男は、広げられた神の秘所を目の当たりにするなり勢いよく射精した。無毛の一本のすじが割り開かれ、桃色の花びらが顔を覗かせるその光景に興奮が限界を突破したのだ。
神「むう・・・・・こら、出すなら出すと言わんか。まったくもったいない・・・・貴重な精をこうも撒き散らかしおってからに・・・・」
神「じゃが・・・こうもいきり昂ぶってくれるなら話は早い。まだまだその精、儂によこすのじゃ」
射精したばかりの男の陰茎に、神の手が迫る。そして・・・・・
「おぅっ・・・・・!!」
びくびくと震える男根を包み、強く擦りあげていく。再びの射精を促すように、早く、激しく。
そして二度目の射精の時はすぐにやってきた。
神「ふむ、出そうかの?よいぞ、思う存分出すがよい。今度は儂の口で、受け止めてやる・・・・」
「おぅ、おおおおおおおおぉぉ・・・・・・・!!」
獣のような唸り声をあげ、男が二度目の絶頂を迎える。
その瞬間、神は先端を口に含んで迸る精液を喉を鳴らして飲み下していく。
神「んく、んく・・・・・ふう、うむ・・・・男の精というのは、これほどうまいものだったのか・・・・この味わい、身体の渇きを潤してくれる感覚は、信仰が満ちていた頃には味わえぬ快感じゃな・・・・そういう意味では、力を失うのもそう悪くはないかもしれ・・・・ぬ?」
びゅううっ!!びゅるるるるるーー!!
神が男の精の味に酔いしれている時、その頭に、背中に、無数の男たちの精が降り注いでいく。
いつの間にか浴場にいた者全員が二人の痴態に欲情し、自分の陰茎を自分で扱きたてていたのだ。
神「ふむ、そうか、ぬしらも混ざりたいのじゃな?よい、全員まとめて、面倒を見てやろう。」
最初の男性のみならず、その場にいた全ての男性も交えて、宴が始まった。
神「ん、んぶ、ちゅうぅじゅるるるるっ・・・・・」
「おおお、いいいいぃぃ・・・・・!!」
「うおお、でるっ・・・・・!」
神「んんっ!!ん・・・・んぐ、んぐ・・・・・ずちゅうううううううう!!!」
「おお・・・・・・おおおおおおおおおお・・・・・!!!」
「だ、だめだ・・・・もう我慢できねえ・・・・・」
一人の男性が辛抱溜まりかね、神の身体に覆いかぶさる。その陰茎が狙うは、幼い神の小さな割れ目。
小さくきつい膣を求めて、一匹の獣が獲物に食らいついた。
しかし神はその突進を受身を取ることでかわした。これまで男たちの欲望を一身に受け止めてきた彼女が、初めて男の欲求を跳ね除けた瞬間だった。
欲望を持て余し、どうしていいかわからなくなっている男に神は優しく語りかける。
神「・・・・・すまぬな、受け入れてやりたいのはやまやまじゃが、こうも身体が小さくてはお互いに痛いだけになるのがおちじゃ。男の側も、あまり締め付けが強いと痛くなるでな。そこで、じゃ。挿入さえせぬのなら・・・・よいぞ?この幼い陰で、思う存分その魔羅を慰めるがよい」
神は男の手を引いて立たせ、いきり勃った陰茎にまたがりふとももで挟み込む。
ぷにぷにとした媚肉を陰茎に擦りつけ、刺激していく。手淫とも口淫とも違う快感が男に襲い掛かる。
「お、おお・・・・素股・・・・・・うおおおおお・・・・・!!」
神「でも、そうじゃな・・・・このままでは精を飲むことができぬし・・・・射精の瞬間だけ、少し儂の中に入れるがよい。入り口の辺りにだけならばさほど痛くもあるまいて」
神「なにより・・・・儂もおぬしの精液を身体で受け止めてみとうなった。儂の膣の中に、熱くたぎる精を解き放つがよい」
「い、入れて・・・・いいんだな・・・・?」
神「うむ。射精の瞬間だけじゃがな。一瞬ではあるが、儂の陰の感触を味わうがよい」
「う、うおおおおおおおおおおっ!!!」
男は狂ったように腰を振り、神のふとももと秘所に陰茎を擦り付ける。熱く硬い肉棒に擦られて、神の口からも熱い吐息が漏れ出し、それが男の肉欲をさらに煽り立てる。
素股が始まってからいくらも経たぬうちに、男の肉棒がぴくぴくと震え始めた。限界が近づいてきているのだ。
神「出そう・・・・かの?んふぅ、よいぞ・・・・儂の中に、思う存分出すがよい・・・・・」
「うっ・・・・・・!!」
限界を迎えた陰茎が神のしっとりと濡れた秘所に突き入れられ、その入り口部分で勢いよく精を解き放つ。
腹の中で脈打つ感触と流れ込む精の感覚が、神を恍惚の境地へといざなう。
熱く蕩けた秘所の中で、男は熱い滾りを思う存分解き放つのだった。
神「ふ、ふふふ・・・・よかったぞ。こういうのもなかなかよいものじゃ・・・・満足したぞ」
しかし満足した今の男と神をよそに、周囲のボルテージは高まり続けていた。
浅いところで精を放たれたため精液が神の秘所から零れ落ちていくが、そんな様子が男たちの欲望をさらに高めていく。
神「む、しもうた・・・・おぬしらを忘れておったな。しかたあるまい、ぬしらが満足するまで・・・・相手をしてやろう。さあ、くるがよい」
手招きする神に、男たちが襲い掛かっていく。
無数の陰茎に囲まれて、無数の精を注がれて、宴は更けていく。
この宴は、その場にいる全ての男性の精気を搾り取るまで続けられた。この狂宴が終わる頃には神のくたびれた様子は消えうせ、肌はつやつやになり身体中に元気が漲るようになっていった。
かくして公衆浴場で行われた宴は終わり、神は博麗神社へと戻っていった。