霊夢に身体を弄ばれてから二時間が経ち、幽々子は重い瞼を擦りながら目を覚ました。
頭がぼうっとする中で幽々子は、さっきまで自分がされていた事を思い出し、顔を赤らめた。
おねしょした事を隠すためとはいえ、霊夢に身体を触らせ、あまつさえそれで淫らな快感に身を委ねてしまった。
それは、幽々子には耐え難いことであった。
幽「と、とりあえず上に戻らなきゃ・・・・」
恥ずかしい過去を振り切るように、乱れた服装を整えて自分の部屋に戻るべく酒蔵を出て地上に上がり、自分の部屋に戻って一息つく。
さっきまで霊夢に敏感なところを捏ね回されて、疲れ果てた幽々子の安息のひととき。
幽「ふう・・・疲れたわあ・・・」
だがそんな幽々子の安息は、乱暴に襖を開けて入ってきた一人の従者によって打ち砕かれた。
怒れる瞳で幽々子を睨み付ける妖夢、その手にはどこかで見た事のある布団が抱えられていた。
それは、霊夢に酒蔵を案内する時に置いていってそのまま忘れ去られていた、幽々子のおねしょ布団だった。
妖「幽々子様、これは何ですか?」
幽「そ、それはその・・・・えっと・・・」
布団を大きく広げて、巨大な染みのついた部分を指差され、幽々子は何も応えることができず口ごもってしまう。
言い訳すらもできずに黙り込むのは、幽々子が粗相をしでかしたことの何よりの証拠だった。
妖「また粗相をしてしまったのですね・・・先週の夏祭りといい、今日といい・・・・あれほど飲みすぎてはいけませんと言ったのにこれとは・・・」
幽「ごめんなさい・・・」
妖「前から常々飲みすぎ食べすぎはいけませんと言っているのに全く直っていないどころか、むしろ悪化してるじゃないですか!宴会の時だってべろべろに酔っ払って・・・こうなったらもうお仕置きを受けてもらうしかないようですね。」
幽「お、お仕置き!?」
お仕置きという言葉を聞いて、声を裏返らせる幽々子。
お仕置きの定番と言えば、鞭打ち、百叩き・・・そんなものを妖夢の腕力でやられれば、非力な幽々子の身体にどれだけの痛みが走るのか、想像すらしたくなかった。
幽「お、お仕置きって・・・痛いことされるの・・・?」
妖「いいえ、今回のお仕置きは痛くはしません。ですが、今回のお仕置きでも反省の色が見られなかったなら、そういうお仕置きもすることになりますね。」
幽「痛くないのね・・・良かったわあ・・・」
痛みを伴うお仕置きを受けないことがわかって、ひとまずは安堵する幽々子。
だが、それでもお仕置きを受けることには変わりなく、未だ油断することはできなかった。
妖「さて、では今回のお仕置きですが・・・今日一日、幽々子様はお手洗いに行くのを禁止します。こうすることで、飲むのを我慢したり、おしっこを我慢したりする力も身につくでしょう。」
幽「え・・・?ちょ、ちょっと待って!」
妖夢の口から告げられたその内容に、幽々子は慌てて異を唱える。
朝起きてすぐに証拠を隠滅しに動き、そして霊夢に弄ばれていたために、幽々子は朝起きてから一度も用を足していないのだ。
現在の時刻は正午、すでに幽々子の尿意はかなり高まっていた。
部屋に着いた当時は疲れていて気づかなかったが、少し落ち着いた今、それは放っておけない脅威となっていた。
妖夢と話をしている間も、小さくではあるがもじもじと腰を揺すってなんとか堪えていたのだ。
それなのに今日一日トイレを使えないとなれば、決壊は免れない。
幽「そ、それじゃあ今、一回だけでいいからお手洗いに行かせて?朝からずっとお手洗いに行ってないの、だから・・・!」
せめて今、お仕置きが始まる前にトイレに行ければ、まだ耐え切る望みもあるかもしれないと、幽々子は必死の想いで妖夢に頼み込む。
妖「だめです。お仕置きはもう始まってるんですから。こうして我慢する訓練をすれば、幽々子様もそうそうお漏らしすることもなくなるでしょう?」
しかし、帰ってきた答えは冷酷なものだった。
妖夢は既に幽々子の尿意が高まってきていることも承知の上で、それでも幽々子に用を足すことを許さなかった。
それは、幽々子に飲みすぎを抑制し、仮に飲みすぎた場合でも長く我慢するための訓練のためであった。
おねしょした事を戒め、また次同じことをやらかさない為の訓練を同時に行う。妖夢にとってみれば、これは一石二鳥だっただろう。
幽「そんな・・・!お願い妖夢、一回だけでいいの!一回だけでいいからぁ・・・!」
しかしそれは、幽々子にとって余りにもつらい宣告だった。
訓練のためであろうとなんだろうと、漏らすというのは余りに恥ずかしい行為なのだから。
妖「だめですよ。はいあと12時間、がんばって我慢してくださいね。私はここで見てますから。」
必死の懇願も空しく、幽々子の我慢地獄が始まった。
部屋の出入り口のところに妖夢が立ち、この部屋から出て行かないように見張っていた。
尿意を堪え、くねくねと身体を揺するはしたない姿に突き刺さる妖夢の視線。それは幽々子の精神に少なからずダメージを与えていた。
誰もいなければもう両手で前を押さえたいところだが、理性と羞恥がそれを許さず、幽々子に苦しい戦いを強いる。
妖「お仕置き開始からおよそ十分・・・もう汗だくですけど、大丈夫ですか?」
幽「んんっ・・・!だ、大丈夫じゃないの・・・・わかってるでしょう・・・?」
妖夢の意地悪な質問に、とても辛そうになんとか応える幽々子。その顔には苦悶の表情が浮かんでいた。
額には前髪が張り付くほどじっとりと汗をかき、閉じ合わせた脚はがくがくと震え、幽々子の尿意の高さを物語る。
股間にぎゅっと力を込めて、なんとか出ないようにと堪えているが、先ほど受けた愛撫のせいで力が入りきっておらず、ふとした事で漏らしてしまいそうだった。
妖「ふむ、本当に辛そうですねえ・・・体中ぶるぶる震えてます。」
幽「そ、そう思うなら・・・お手洗い・・・・」
妖「行かせませんよ。そういうお仕置きですから。」
なんとかトイレに行かせて貰おうと再度妖夢に懇願するが、やはりあっけなく一蹴されてしまった。
幽「お願い・・・お願いよお・・・!このままじゃわたし、ほんとに漏らしちゃう・・・!だからお願い・・・お手洗いに行かせて・・・!」
それでも尚諦めずに頼み込む。このままでは遠くないうちに漏らしてしまう。それだけは嫌だった。
妖「んー・・・それじゃあこういうのはどうですか?今から私の半霊がお茶を持ってきます。それを飲んでから30分の間我慢できたら、お手洗いに行っていいですよ。ただし一回だけです。その後は自力で我慢してもらいます、いいですね?」
潤む瞳で妖夢に必死で頼み込んでいると、妖夢はほんの少しだけ妥協してくれた。
出された条件も決して楽なものではなかったが、それでも一回もトイレに行けないのよりは遥かにマシだった。
幽々子がその条件を呑むと妖夢の半霊が指示を受けて飛び立っていった。
その丸い身体の上に絶妙なバランスでお盆を乗せ、帰ってきた半霊。お盆の上には二杯のお茶と、サービスのお茶菓子を乗せていた。
妖「よしよし、偉いぞ半霊。お茶菓子は別に要らなかったけど・・・・」
半「・・・・・・・!??」
妖「おや?私の分のお茶も持ってきてくれたのか。でも私は別に喉が渇いてないから、幽々子様に差し上げますよ。」
幽「え・・・・?」
半霊の持ってきた妖夢の分のお茶、半霊の善意が今、幽々子に牙剥こうとしていた。
利尿作用の高いお茶を、一杯だけならまだしも二杯、この状態で飲むのはあまりにも苦行だった。
幽「な、なんで・・・?二杯なんて・・・そんな・・・」
妖「おや、私は一杯だけなんて言ってはいませんよ。これが飲めなければ、当然お手洗いはなしです。」
幽「そ、そんな・・・!そんなああぁっ・・・・!!」
妖夢の言葉に幽々子は絶望の色を隠しきれなかったが、しかしこれを飲まなければ何も始まらないことを悟り、静かに湯飲みを手に取った。
意を決して、時間をかけずに一気に飲み干していく。
全て飲み終えたことを妖夢に伝えると、30分のカウントダウンが開始された。
妖「はい、全部飲み終わりましたね。それじゃ今から三十分、頑張って我慢してくださいね。」
カウントダウンが始まってから最初のうちは、まだお茶が消化されていなかったために比較的楽だった。
だがそれから数分が経過し、先ほど飲んだお茶が許容値ぎりぎりの幽々子の膀胱に流れ込んでくると、状況は変わった。
初めのうちは、辛くはあれどもなんとか30分耐えられるレベルだったが、お茶が消化されてからはもう今すぐにでも決壊するかもしれないほどに尿意が高まってしまっていた。
妖夢が見ているというのに両手で股間を押さえつけ、膝をもじもじと擦り合わせて迫り来る尿意の大波に抗う。
妖「はしたないですねえ幽々子様、お股をそんなにぎゅーって押さえつけて・・・・恥ずかしくないんですか?」
幽「く・・・うう・・・!んん・・・・っ!はううっ・・・・・!!」
妖「おや、もう話をする余裕もないみたいですね・・・今からそんな調子で大丈夫ですか?まだ結構時間ありますけど。」
時計を見ると、残り時間はあと20分。幽々子が我慢を開始してからまだ10分しか経っていなかった。
押さえる手にもじんわりと汗が滲み、幽々子の座っている畳には既に小さな染みが出来てしまっていた。
こんな状態であと20分耐えるのは、余りにも望み薄だった。
幽「はっ・・・・!はあ・・・・!!あと・・・・二十分なんて・・・そんなの・・・・!」
妖「どうしても我慢できないなら、お庭でしますか?幽々子様の作った大きな水溜りをたくさんの霊たちに見てもらえますよ。」
幽「いや・・・・!それはいやあ・・・・!!
妖夢の意地悪な誘いを跳ね除け、幽々子は絶望的な我慢を続ける道を選んだ。
既に尿意は限界に達し、ぱんぱんに膨れ上がった下腹部には幽々子の恥ずかしい液体がたっぷりと詰め込まれていた。
開放を待ち望むそれは出口に向かって殺到し、幽々子を苦しめていた。
幽「だめ・・・・!まだ・・・でちゃだめ・・・・!!がまんするの・・・・がまん・・・するのぉ・・・・!!」
ありったけの力を込めて、溢れそうな尿意を抑えこむ。
じくじくと鈍い痛みさえ走る秘所を押さえ、震える脚を閉じ合わせて尿意の波に立ち向かう。
ぷしゅ....
だが、高まり過ぎた尿意の波は幽々子の全力を以ってしても堪えきれず、ほんの少し外に漏れ出てしまった。
それが呼び水となり、今までの比ではない頻度で巨大な尿意の波が押し寄せる。
その度に幽々子の秘所からはぷしゅ、ぷしゅと堪え切れなかった尿が飛び出し、畳の上に染みを作っていく。
幽(だめ・・・!もう、だめ・・・・!でちゃう・・・・もれちゃうぅ・・・・!!!)
まだ残り時間は十五分、到底我慢しきることはできなかった。
自身の限界を悟った幽々子は、震える脚で立ち上がり最期の抵抗を試みる。
力の入らぬ足に渇を入れ、部屋の出口に向かって一目散に駆けていく。
妖「おっと!どこに行くつもりですか?幽々子様。」
だがそれは、部屋の入り口で監視していた妖夢によってあっけなく取り押さえられた。
腕をがっしりと掴まれ、幽々子はその場から動けなくされてしまう。
幽「お、お願い!!お願い妖夢!!!お手洗いに行かせてぇ!!!!もう漏れちゃうの!!もう我慢できないのお!!!」
腕を抑えられた幽々子は、半狂乱になりながら必死に妖夢の腕を振りほどこうともがく。
すると、意外なほどあっさりと妖夢の腕は離れ、幽々子は再びトイレに向かって駆け出す。
走った後に点々と水滴の痕を残しながら、幽々子はトイレの前に辿り着いた。
幽「や、やっとついたわ・・・・!これでやっと・・・開放されるのね・・・・!!」
ようやく尿意から開放されると安堵しながら、幽々子はトイレの扉に手をかける。
だがその扉は、ぴくりとも動かなかった。内側から鍵がかかっているのだ。
幽「え・・・・?嘘、どうして!?なんで開かないのお!!!?」
やっとここまで来たというのに、開かない扉。
それは幽々子の心を打ちのめすのには十分な衝撃だった。
幽「お、お願い!ここを開けて!!!開けてよお!!!!」
前後不覚に陥り、何度も扉を叩いて呼びかけるが中にいる人物からの応答はなく、トイレの扉が開くことはなかった。
ぷしゅう...しょろろろ....
幽「だめ・・・!もう出ちゃうの!我慢できないのお!!!お願い開けてえええ!!!!」
扉を叩いているうちにも、限界を超えた尿意が外にあふれ出していく。
幽々子の決壊が、始まろうとしていた。
ぷしゅううううーー!!ぷしゅっ!ぶじゅじゅじゅううーーー!!
幽「いやああああ!!!おねがい開けてえ!!おしっこさせてえ!!!おねがいだからああ!!!!」
しょおおおおおおおー....びちゃびちゃ...ぱちゃ...
幽「おねがい・・・・・おねがいぃ・・・・!あけてよぉ・・・・!!」
抑えた手の隙間から黄金色の液体を吹き出して、白玉楼の床に大きな水溜りを作りながら幽々子は泣き崩れた。
最後の最後で扉が開かず、そして漏らしてしまったことが完全に幽々子の心を打ち砕いたのだ。
幽々子が扉の前で泣きじゃくっていると、不意にトイレの扉が開かれた。
その中から出てきたのは、妖夢の半霊だった。
それを見て幽々子は、全てを理解した。
幽「そういうことなのね・・・あの時あっさり振りほどけたのは、ここに半霊がいたから・・・私が逃げても、どうせお手洗いですることなんかできっこないんだもの・・・そういうことなのね?妖夢・・・・」
妖「ええ、そうですよ幽々子様。それが私の作戦です。」
いつのまにか幽々子の背後に居た妖夢が、へたり込む幽々子を見下ろしながら自分の作戦の内容を告げた。
大粒の涙をぽろぽろと零す幽々子に、妖夢は少し申し訳なさを感じていた。
妖「その・・・すみません幽々子様・・・本当は少し懲らしめるだけのつもりだったんです・・・鍵をかけたのも、意地悪を言ったのも全部、幽々子様に反省してもらいたかったからで・・・・でもまさか、本当に限界だったなんて・・・」
幽「ずっと前から・・・限界だって言ってたじゃない・・・・!漏れちゃうって・・・・言ったじゃない・・・・!!ばかあ・・・・!!!」
そう、今回の妖夢のお仕置きは、本当は漏らすまでやるつもりはなかった。
漏らす寸前まで追い込んで、トイレに行くことと引き換えに幽々子に飲みすぎないことを誓わせるつもりだった。
だが、幽々子の限界は妖夢が思っていたよりも早く訪れた。それが双方にとっての不幸だったのだ。
幽「ぐすっ・・・・ひっく・・・・!妖夢のばか・・・・・!ばか妖夢・・・・・!!」
妖「幽々子様・・・・」
しかし、その一方で妖夢は、泣きじゃくる幽々子の姿を見て言い知れぬ感覚を味わっていた。
なぜだかどうしようもなく胸が高鳴って、ぞくぞくする。
その気持ちがなんなのか、妖夢にはまだわからなかった。