---神代雪夜---
レイモンドは、姉さんが誘拐?強奪?連れ去り?まぁ、そんな感じで連れて来た。
「まぁ、必要な物は総て持ち出して来たから、問題は無いけど…心臓に悪い、連れ去り方だよね」
レイモンドは苦笑いしている。どんな?って訊いたら、思い出したくも無いって…姉さんは何をやらかしたんだ?
レイモンドには情報収集と軍師的なことをして貰おうと思っている。戦力的には澪さんが加入して、戦略級が7名になり、まぁ、戦場の被害を考え無ければ、敵無しかな?
五輪 澪さんは、国家公認戦略級魔法師「十三使徒」に選ばれる程、強力な魔法師ではあるのだが、虚弱体質で車椅子生活者だった。そこで、僕の能力で治癒をしていった。その辺りの信頼、信用関係により、僕達の身の上を知った澪さんが、協力を申し出てくれたのだった。
「深雪さんと、のんびりと暮らせる日が、早く来るといいわね」
「来ればいいけど…」
そんな話を治癒中にたまにする。強力なネイティブな魔法師ほど、身体に無理があるのか、どこかしら、壊れているようだ。だから、僕達のような調整体が作られるのだろうか?
「来ないの?」
「姉ちゃんは完全な調整体だけど、僕は…姉ちゃんが兄ちゃん達とのんびり暮らせるようにはしてあげたい」
姉ちゃん達には言っていないけど、僕は完全な調整体では無い。なので、20歳まで生きられるか、わからない。だから…
「もしもの時は、澪さん…お願いします」
「もしもが来ないことを祈っているわ。でも、万が一の時は、私達が深雪さん達を護る。だから、心配はしないで良いわよ。ね、雪夜君♪」
車椅子から立ち上がり、ヨロヨロとした足取りで、僕に近寄り抱き締めてくれた。彼女のオーラで少し立ち直り、申し訳無い気分になる。澪さんにも言っていないことがある。僕は…魂を売ったのだ。だから…
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師族会議後の登校…いつものメンバーとまったりと登校タイム。
「雪夜!師族会議で何か遭ったのか?」
って、エリカ。
「知らないよ。僕は師族では無いし…ソレより、エリカは何も無いのか?」
「何も無いぞ。たまには夜這いに来い!」
「夜は難しい…左右を深雪とリーナが挟んでいるので…」
「うん?上は空いているのか?そうか♪私が夜這いをする!」
「朝練に参加しないのか?」
「しない♪」
「そうか、修次さんに言っておくか」
スマホを取りだした僕。はっとした顔のエリカ。
「待て!兄上様にチクるなよ!」
「乳首を舐めて良い?」
「ここじゃダメだ~」
「どこなら良いの?」
真っ赤な顔になり俯くエリカ。今朝も僕の勝ちだな♪夫婦漫才オン往来に興味を持ってみているのはリーナとレオだけだ。他の者はいつもの風景として、気にも止めていない。
「そうやって、毎朝、女性との会話を練習しているのか♪」
リーナが妙な感心をしている。
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いつものメンバーでのまったりタイム。左隣に美月、右隣にリーラ、正面に姉ちゃんが座った。
「しまった。出遅れたぁぁぁぁ~!」
エリカの声。あぁ、リーナが増えたせいで、エリカの座る場所は、幹比古かレオの隣だ。達也の両隣は雫とほのかだし。飯を食い終えた頃、エリカが椅子の背もたれ越しに抱きついて来た。背もたれのせいで、胸の感触が感じられない。損した気分ではある。
「少しは、私をかまえ~!」
欲求不満気味のエリカ。腕でエリカの頭をホールドして、唇を奪い、舌を入れてみた。
「えっ!」
耳まで紅色に染まったエリカが固まった。頭を離すと、
ドン!
床に尻餅をついたエリカ。皆、スルーする大人の対応…
『刺激が強すぎるんじゃないの?』
って、姉ちゃんだけが反応していた。
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そして放課後…いつものように生徒会室…部屋には難しい顔をした十文字先輩がいた。
「雪夜君♪お疲れ様」
真由美が笑顔で話し掛けてきた。が、十文字先輩の存在で、部屋には重苦しい雰囲気が漂っていた。
「おい、雪夜!昨日のアレは何だ?」
俺を狩るような目付きで見つめる十文字先輩。服部先輩は、割った入ろうとしているのか、おろおろしている。
「アレって?何ですか?」
「師族会議の事だ!」
「だから、そういうのは、師族だけの時に話してください。そういうルールでしょ?」
頷く真由美と服部先輩。中条先輩は泣きそうな顔をしている。
「なんだとぉ~!」
プレッシャーを掛けて来ているが、透過させていく。
「そもそも、僕は師族では無い」
「じゃ、何で会議に乱入したんだ?」
「なんで?議題に上っているんですよ。ゲストですよ♪」
ここで感情的になったら、負けである。涼しい顔で通す僕。
「それとも、調整体である僕は、人間では無いから、存在するなってことですか?」
冷静に振る舞う僕の代わりに、姉ちゃんが怒りのオーラを纏い始めた。
「うっ…そこまでは言っていない…しかしだ…」
姉ちゃんのプレッシャーにより、狼狽える十文字先輩。
「しかし?何ですか?」
何かを言おうとして言葉を飲み込む先輩。「道具」と言おうとして飲み込んだようだ。
「あぁ、道具のくせにってことですか?」
先輩の前に、リーナの盗み出してきた資料のコピーを置いた。
「9研で作成した計画書の写しです。そんなことを計画するエライ先生を信奉するのであれば、この国の未来は無いですよ。深雪、帰るぞ!」
今にも暴発しぞうな姉ちゃんを安堵のオーラで包み込み、今日は帰宅をすることにした。
---十文字克人---
アイツの置いていった資料に目を通した。唖然とした俺達…こんな計画の為に、アイツらは…
「これって、九島家の計画よね?なんで四葉家の調整体を?」
渡辺が不思議がる。
「各家の得意分野での共同開発した最終兵器なんだろ?アイツが、敵陣に一人で乗り込めば、敵は殲滅する。一切ダメージを受けないんだからな。パニックになった敵はアイツに、より強力な兵器を次々に撃ち込むはずだ。それらを総てフルカウンターしてしまえば、敵はボロボロになるだろう。頃合いを見て、司波深雪に迎えに行かせれば、再利用可能だしな」
「酷すぎる…非人道的でしょ?これって…」
服部は目に涙を浮かべて、怒りを押し留めているようだ。
「だから、調整体は道具で有り、非人道的にはならないって解釈だ」
「それを十文字君は、了承したんだよね?」
感情を感じられない顔で、俺を見る七草。
「了承はしていない…こんな、酷い計画だなんて知らなかった…」
「これで分かったかな?雪夜君の怒りの原因がさぁ」
コイツは知っていたのか?
「充分すぎるな。これは…十文字先輩はどうなんですか!」
俺に詰め寄る服部。
「そうだな。こんな為に作られただなんて…」
俺を嵌めたのは老師の方か?聞いた話って言っていたが、アイツ自身の、いやアイツ主導の話では無いか…くそっ!
---神代雪夜---
「すまない。俺が間違っていた!」
十文字先輩が、家に押し掛けてきて、リビングに入るなり、僕に土下座をし出した。一緒に来た真由美は苦笑いを浮かべているし…
「理解してくれたなら、それでいいですよ」
「いや、侮辱して悪かった…」
埒が明きそうも無い。先輩、真面目一直線な人生なんだろうな…
「でね、雪夜君。明日からの生徒会の議題は、九校戦についてだからね♪」
真由美が、九校戦のレジュメを手渡して来た。
「これをどうしろと?」
「勝てる布陣を考えてくれるかな?」
甘えるように言う真由美。それを冷たい視線で見ている姉ちゃんとリーナ。
「まぁ、データを見ないと、わからないけど…できる限り、協力はしますよ」
「お願いね♪」
真由美は強心臓である。姉ちゃんとリーラのプレッシャーを、まるで感じ無いかの如く振る舞う。火に油を注いでも気にしないタイプなのか?
真由美と十文字先輩が帰っていくと、リーナと姉ちゃんが僕の両腕を拘束して、ベッドへと…えぇ~!
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そして、いつもの登校タイム。グッタリ気味の僕…朝まで…粉しか出ないと思う。全身が筋肉痛だよ。リーナが『愛の四十八手』という本を買ってきていて、24手ずつ二人にしたという…女性はタフだ。二人共何事も無かったように、いつもの登校風景に溶け込んでいるし…
「どうした、雪夜?」
朝からグッタリしている僕を、心配そうに見つめるエリカ。
「朝まで48プレイ…もう無理…」
「うん?」
なんの事か分からないのか、考え込むエリカ。そんなエリカに、リーナがあの本を渡した。本に目を通して耳まで紅色に染めるエリカ。
「うっ…それを全部実演したのか?」
驚きの声を上げたレオ。お前も持っているのか…
「駅弁売りが辛すぎる…」
僕の感想に頷くレオ。こいつも経験者か?
「レオはエリカで試したのか?」
「えっ?」
エリカをチラ見するレオ…そこに、エリカのコークスクリューが襲い掛かった。今日はワンツーで、2発目はブーメランフックのようだ。
「今、想像しただろ?お前…私の身体で想像したな?!」
「していないって…えん罪だよ~!雪夜、助けてくれ~」
レオの叫び声…咄嗟にエリカの制服の裾を掴み、僕の方を振り向いたエリカの胸目がけて倒れ込んだ。
「おい、そこに顔を埋めて寝るな~!深雪!助けて~!」
そこまでの声しか覚えていない…
気づくと、遥ちゃんの部屋のベッドで寝ていた。
「目覚めたかな?寝不足だよ。何夜更かししていたの?」
僕の顔を覗き込んだ遥ちゃん。咄嗟に抱きつき、胸に顔を埋めた。
「ちょっと、ここでダメだよ~。一応生徒と先生なんだよ。わかったいる?」
爆乳…こんな感じなんだ。両頬が乳房に挟まれる、新感覚を楽しむ僕。意識は朦朧としている。
「ダメ…ねぇ…うぅっぅ…」
唇を重ね、上着、下着を脱ぎ、僕の上に載る遥ちゃん。そして、騎乗位。爆乳が飛び跳ねる。四方八方へと逃げようとするように乳房が動き回るようだ。凄い…
「うっ!」
達した遥ちゃんが僕の上に倒れ込んできた。乳房がクッションになり、僕の上で上体だけが跳ねている。これはこれで気持ちが良い。
「ねぇ、たまには私のも抜いて…」
耳元で、遥ちゃんの囁きが聞こえ、そのあと、静かな寝息が続いた。おい!授業に行けないだろう!!
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いつものメンバーといつものまったりタイムに不参加…エリカと共に生徒会室の会長専用の奥の部屋にいる。
「あぁ、今日の授業は全滅かな…眠い…」
エリカを抱き枕にして、ロングソファで横になっている僕。
「なぁ、…ここ、使っていいのか?私用でさぁ…」
「うん?真由美の許可は取った」
「いや、しかし…」
制服の上から抱きついているが、『透過』能力で直にスキンシップをしている僕。エリカは気づいてはいないようだけど、感じているのか言葉少なげで、動きも少ない。
エリカの桜色の乳首を舐める。
「おい、制服の上から舐めるなよ~あぁぁ…」
舐める程に大きくそそり立つ乳首♪唇でハムハムして、前歯で甘噛みして…
「なんか、頭がぼぉ~っとしてきた。なんだろう…感じた事無い感覚だよ。うぅぅぅ…」
股を強く閉じようとするエリカ。準備できたらしい。ゆっくりと入れていく。ムクムクしてきた竿を…ビンビン来た来た状態には程遠いけど…
「えっ?なんで?ねぇ、なんで…」
身体の中に異物が侵入してきた感覚に驚くエリカ。唇を重ねて、言葉を遮る。目の前にあるエリカの顔…恍惚な表情で、瞳が潤んでいるように見える。エリカの腰が、力強くゆっくりと動いている。体力キレの僕はエリカに身を委ねるだけだ。
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「ちょっと!ここで添い寝は禁止よ~!」
真由美の声で起こされた。あぁ、寝ちゃったんだ…幸せそうなエリカの寝顔。
「服を着たままだよ」
「う~ん…でも、ダメだって…ここは、私と雪夜だけの…」
真由美の言葉を遮る為に、唇を重ねた。
ゴクッ!
僕の唾液を飲み込む真由美。
「ズルいよ!こんなことされたら…怒れないよ~♪」
僕に甘える真由美。
「ごめん…今日はキスくらいしか出来無い…」
「お疲れなのね。はい、これ♪」
『赤マムシドリンク』を手渡して来た真由美。こんなの学内で売っているのか?そもそも効果有るのか?まぁ、ありがたい差し入れなので、一気に飲み干す。空き瓶は、ゴミ箱へ…って、見付からないので、エリカの制服のポッケに入れて置く。
「で、九校戦のメンバー決めだっけ?」
「そうです。プレイヤーとエンジニア、後、警備の者で構成するの。プレイヤーは一人2種目まで参加可能よ」
エリカを置いて、二人で生徒会室に戻った。
「どう?元気出たかな?」
姉ちゃんが聞いてきた。
「まだ、怠いよ。深雪…無茶は止めて…」
「だね♪」
なんで元気なんだ?あれかな?ラクダみたいに、あの大きな膨らみに、栄養が詰まっているのか?女性はタフだよな…
「はんぞー君、どう?リストアップは出来たかな?」
「はい。雪夜には新人戦のモノリスコードに出て貰います」
え?僕も出るの?
「じゃ、後二人のメンバーを決めてね♪」
え?レジュメでモノリスコードを調べる。3人1組で参加とある。う~ん…
「司波さん、達也君にエンジニアを頼んでね」
「はい…」
参加メンバー表を見ると、姉ちゃんは2種目にエントリー、リーナも2種目、僕は1種目…
「達也と幹比古でいいかな?」
「じゃ、達也君はプレイヤー兼エンジニアっと♪」
真由美がリストに名前を書き込んでいく。
「はんぞー君、警備はどうするの?」
「雪夜の兄、姉、妹、弟にまかせます」
うん?弟って?警備の欄を見ると、レイモンドが入っていた。
「あれ?礼って…」
「俺のクラスに転校してきたよ」
って、達也。
「際だった能力は無いが、総てにおいて平均値以上だ」
達也に聞いたのだが、面識は無かったが、ネットでの知り合いだったそうだ。
「司波兄妹と神代兄妹が今回の隠し玉ね♪」
楽しそうな真由美。