※この作品はR-18です。

司波姉弟の願い   作:もっち~!

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宣戦布告*

 

---神代雪夜---

 

姉ちゃんに押し切られて、司波邸に住む事になった。寿和さんに車で送って貰い、司波邸に二人で帰宅。姉ちゃんに手を引かれ、空き部屋らしき部屋に案内された。

 

「雪夜…この部屋を使っていいわよ。隣は私の部屋だから…ねぇ♪」

 

誘うような姉ちゃんの言葉。部屋は当然のように何も無い…取り敢えず、床の上に学校関係の書籍や書類を山積みにして置いておく。学校で必要な物と当面の衣類とお金は持参してきた。

 

「ベッドは…私と兼用でいいわよね?その方が部屋が広く使えるし」

 

兼用のベッド?それはリアル添い寝か?

 

「イヤとは言わせないわよ♪」

 

突然全裸になり、僕を四つん這いにさせ、僕の顔を股間に埋めさせる。姉ちゃんの香りが、性欲をそそるのだけど…

 

「今日は疲れちゃった…ごめん、姉ちゃん…」

 

やたらに眠い僕。

 

「そうね。色々あったし…これからはいつでもデキるし♪」

 

僕を全裸にして、交わり抱き合っての添い寝。しかし、交わった途端、姉ちゃんの静かな寝息が聞こえ始めた。僕のアレからは『安堵』のオーラがダダ漏れしていて、僕よりも緊張していたらしい姉ちゃんの精神を解しているのか。そのせいで、即寝した姉ちゃん。誘っておいてソレか?!まぁ、僕も何かしたい気力は無いけど…

 

--------

 

一夜明けて…あぁ、もう昼過ぎ。こんな自堕落な生活は久しぶりだ…あっ!学校休んじゃった…

 

「おはよう…雪夜…」

 

先に目覚めて、僕の寝顔を見ていたのか、僕が目覚めたと同時に、声を掛けてきた姉ちゃん。

 

「おはよう、姉ちゃん」

 

「ねぇ、名前で呼んで♪家でもね」

 

そう言って、僕の顔を胸に埋めるように抱き締める。恥ずかしがっている表情は、見せたくないらしい。いや、この行動を恥ずかしがって欲しい。しおらしい顔をして、やっていることは大胆過ぎる姉ちゃん。

 

ピンポーン!

 

インターフォンの呼び出し音が鳴った。誰だろうか?バスローブを着て、姉ちゃんが応対をしている。

 

「雪夜…服を着よう。エリカさん達が心配で来たみたい」

 

アイツら、学校は?あぁ、思い出した。今日は午前中だけか。服を着て、二人で訪問者達の前に出た。

 

「えっ?なんで、雪夜が達也君の家にいるんだ?」

 

エリカが驚いたように訊いてきた。

 

「彼女と住むことにした」

 

「それって…同棲ですか?」

 

真っ赤な顔になった雫に訊かれた。

 

「まぁ、そうなるのかな?」

 

「同棲はダメですよ」

 

って、真由美先輩…なんで?生徒会長がいるんだ?エリカ達は達也が心配で、雫達は姉ちゃんが心配できたのだろう?じゃ、真由美先輩は?混乱するけど、悟られないように応対する。

 

「だって、俺の部屋は、達也に破壊されて、住む場所が無いんだよ。路頭に迷っていたら、深雪が達也の行動の責任を取るって…」

 

事実近い事を言っておく。

 

「達也君が雪夜の住処を破壊したの?」

 

エリカに胸倉を掴まれて訊かれた。

 

「そうだよ」

 

姉ちゃんが焼き餅を焼く前に、エリカの手を払いのけて、僕から距離を置かした。

 

「シスコンの達也が、深雪との交際を認め無いとかで、俺を排除しに来たみたいだ」

 

この辺りは嘘を流しておく。

 

「で、返り討ちにして、深雪を手に入れたんだ。あぁ、達也は1週間くらい入院らしいぞ」

 

「病院送り…」

 

幹比古が呟いた。

 

「まぁ、そんな感じだよ、幹比古。詳しくは寿和さんに訊いてね。担当刑事さんだから♪」

 

「えっ?アニキが担当か?」

 

エリカがスマホで寿和さんに連絡をし始めた。寿和さんはアニキ、修次さんは兄上様と、呼び分けているエリカ。二人の兄への対し方が一目瞭然である。それなのに、バレていないと思っているのはエリカだけ。修次さん絡みだと、周囲が見えなくなるブラコン娘である。

 

「ねえ、雪夜君…住むところが無いなら、私の家に住んだらどうかな?」

 

真由美先輩が提案してきた。

 

「どうして、そうなるんですか?」

 

真由美先輩の意図がまるで読めない。狸なのか?天然なのか?それすら、判別できない。

 

「同棲はダメだよ。間違いがあったらマズいからね」

 

マズいこと?真由美先輩と同棲は良いのか?

 

「ご心配には及びません。既に、雪夜とはそういう関係ですから」

 

きっぱりと言い切った深雪。

 

「えっ?既に…ねぇ、まだ高校生になったばかりだよ?」

 

真っ赤な顔で、狼狽え気味の真由美先輩。

 

「私から雪夜を取り上げないでください」

 

「う~ん…取り上げるとかでは無くて…」

 

涙目で僕を見つめる真由美先輩。どうしたいのか、わからない僕はスルーする。

 

「今日の処はお帰りください。雪夜は疲れておりますから」

 

いきなり、姉さんの声が聞こえた。皆、姉さんの方へ振り返る。その途端、怒りのオーラがひしひしと押し寄せて来ている。魔法師であれば、感じない訳の無いレベルである。

 

「私は、神代綾香。雪夜の実の姉です。弟は疲れているのです。後、司波深雪さんとの同棲は、神代家として公認事項ですので、七草家が介入しなくても大丈夫ですよ」

 

神代家として乗り込んできた姉さん。

 

「しかし…生徒会長として…」

 

食い下がる真由美先輩であったが、

 

「一高の生徒会は、各家庭の事情に踏み込むのですか?後、雪夜の住所を、一般生徒にリークするって、どういうことですか?神代家として、抗議の書類を学校へ送り付けました。然るべき者の詫び状を持って来てくださいね。あぁ、小指は要りませんよ。我が家は極道集団では無いですから」

 

姉さんの登場で、渋々帰って行く面々。真由美先輩だけは残っている。いや、残されている。

 

「私をどうするんですか?」

 

姉さんの『身体停止』の術のようだ。思考と会話はデキるが、それ以外の行動は姉さんの操作次第である。

 

「家の中で、話をつけましょうか」

 

4人で家の中に入った。入ると直ぐ、姉さんは結界を家中に張り巡らせた。

 

「これで、盗撮、盗聴はされないわ。雪夜、お手柄だったじゃない。あの司波達也を病院送りにするなんて♪」

 

姉さんからお褒めの言葉を頂いた。姉さんは淡々と真由美先輩を全裸にさせている。ここで、下僕化するのか?

 

「ふ~ん…この歳で、まだ未開通か。セルフもさほどしていないのね。きれいな桜色なのねぇ…」

 

先輩の身体をチェックしている。

 

「そうだ、深雪さん…あなたの叔母さん、四葉真夜さんに連絡は取れるの?」

 

「はい。奥の部屋にある通信機器で出来ます」

 

深雪が姉さんに説明をした。

 

「四葉…深雪さんは4の数字落ちなの?」

 

先輩が驚いたような声を上げた。

 

「雪夜、その女は任す。下僕にしなさい。私は二人を侮辱した真夜と談笑してくるわ♪」

 

姉さんは深雪と共に、奥の部屋に消えた。

 

 

 

---七草真由美---

 

身体の自由が奪われた。思考と会話だけしか出来無い。そして、雪夜君と二人っきりになった。

 

「助けて…雪夜君…」

 

彼に助けを求める。

 

「神代家の者として、綾香様の指示は絶対です。済みません…指令通り、下僕化します」

 

『催淫』と彼は唱えた。次の瞬間、身体の中が疼く…身体が勝手に蠢いていく。頭の中が悶悶としていく。淫乱化の術?

 

「感じ易いんですね。蜜の香りがしてきていますよ」

 

股間に顔を埋めて、臭いを嗅ぎ、舐めて、息を吹きかけている雪夜君。全身が蕩けていく感じがしてきた。感じたこと、経験したことの無い浮遊感。目の前は真っ白である。ここはどこ?目に見える刺激が身体に刺激を、精神に快楽を、魂に安らぎを与えてくれている。

 

 

「良い子だ。もっと舌を使ってみて♪」

 

彼の声で、視界が開けると、私は四つん這いになり、彼のモノを舐めていた。いつの間にこんな体勢に…男性の性器なんか舐めたことが無いのに、どこをどう舐めれば喜んで貰えるかが、わかる。いつ教育されての。みるみる大きくなっていく彼のモノ。

 

彼は立ち上がり、私の腰を掴み、いつの間にか準備が出来ている私に、突き入れてきた。痛みは感じず、気持ちが良い。もっと奥に入れて欲しい…そんな気分になる。

 

「もっと締めてくれると、いいかな」

 

四つん這いの状態で、後ろから入れられている。彼の手の平が乳房を被い、指が乳首を刺激している。

 

「あっ!」

 

達した…次の瞬間、徐々に身体という器が溶けていき、液体状になり、私は魂だけになった気分で、彼に抱かれている。

 

「僕以外と出来無いように、身体を再構築します。これからは、僕戦用の下僕だ。いいな、七草真由美よ」

 

「はい…ご主人様…」

 

再構築された身体に魂が戻された気がした。

 

 

 

---神代綾香---

 

巨大なモニタに四葉真夜が映し出されている。

 

「あなたはどなたかしら?なんで、ここに連絡をしたの深雪さん!」

 

突然の連絡で狼狽えている真夜。

 

「私は神代綾香。深雪さんは妹よ。雪夜の彼女ですもの♪」

 

『雪夜』の名前を聞き、表情が優れなくなっていく真夜。心当たりが有りそうね。

 

「死んだと報告が上がっていたけども…」

 

「あら、残念ね。神代家で、更にパワーアップさせておいたわよ。あぁ、報告をしないと

…昨晩、雪夜が司波達也を病院送りにしたわ。意味が分かるわよね?」

 

血の気が失せていく真夜の顔。いい感じだわ♪モニタ画面に手を突っ込み、四葉真夜をここへ連れ出した。

 

「えっ?!」

 

モニタ越しに転移した事に、驚いてくれている真夜。

 

「空間転移術の1つよ。電子情報を元に、実物を強制転移させる術なの♪うふっ」

 

これには深雪も驚いている。

 

「護衛無しのあなたと、私。どちらが主かしらねぇ~。ふふふ」

 

私に怯える真夜。力の差がわかっているようだ。

 

「今更、深雪と雪夜を元の身体に戻せとは言わないわ。だって、戻せないものね。だから、これから深雪と雪夜のやることを支援しないさい。どうかしら?」

 

「…」

 

口をパクパクさせている熟女。う~ん、彼女は好みでは無いので、仕事だけを熟すか。

 

「深雪、雪夜を道具だと思っている輩を排除する。四葉家の者でもね。真夜は除いて上げるわよ。だって、発案者だもの。これから始まる地獄を、最期まで見て欲しいからね♪深雪さんは、神代雪夜の婚約者とする。で、四葉の次期当主は司波達也にしてね」

 

「雪夜…」

 

「四葉家で無価値と判断された『反射』と『透過』だけど、神代家でね、有益なパッシブスキルにしたわ。後はねぇ、深雪と雪夜の二人はリンクしている。この二人で、四葉家最高傑作の人造魔法師の司波達也を消し去ることが出来るのよ。神代家の次男坊夫婦は♪」

 

観念したような真夜。私の言っている意味を、理解しているようだ。

 

「神代家の目的は…」

 

「現代魔法師の壊滅かな。あんた達、やり過ぎたのよ。科学の力を駆使して、魔法を再現したのは良いとしても、現代魔法師を兵器にするなんて、許せぬ行為だわ。まして科学の力を駆使し、神を再現する?ナンセンスよ。神の代理人を自負する神代家の怒りを買うには充分な行為でしょ?」

 

真夜の顔が一気に老けた気がする。気がするだけかな?いや、歳相応になっただけかな?今まで若作り過ぎなんだよ~!

 

「後、魔法師が悪いのに、魔法使い、魔導師まで悪い部類に入った責任は重い。責任は取って貰う。剣術にしても魔法師の剣術は剣術では無い。CADなる剣とは言え無い武器を使った剣術を広めた責任も重い。神代家は、伝統を重んじ、継承をしている。よって、これらは排除相当と決定した。その辺りを師族会議で議論しなさい」

 

老婆に見える真夜を叩くと、モニタ画面の向こう側に転移した。通信機器を切断し、通話を終えた。真夜は知っているはず。真夜の描く狂気なんか神代家の描き狂気に比べたら、生やさしいことを…さて、どうでるかな、師族達は♪

 

 

 

---神代雪夜---

 

「こっちは終わったよ~♪」

 

姉さんと深雪が戻ってきた時、真由美によるM字開脚な騎乗位プレイをしていた僕。

 

「雪夜…元気いいわね!」

 

怒った素振りの深雪。

 

「これなら、僕の体力は要らない。どうかな?深雪にして欲しいんだけど…今夜辺りどうかな?」

 

「う~ん…うん…わかった…で、真由美先輩はどうなの?」

 

真由美の仕草を見ながら考えて込んだ深雪は、深雪でも出来そうだと判断したのか、了承した。

 

「下僕化している。おい、伏せ!」

 

命じると、四つん這いになる真由美。伏せていない…う~ん…

 

「まぁ、その調子で、魔法師の女性共を徐々に下僕化しておいてね。男性の方は精巣破壊でかまわない」

 

と、姉さん。男性は種無し化、女性は僕以外と交われないようにして、魔法師の子々孫々を、新たに作らせない作戦らしい。

 

「まぁ、総てが終われば、深雪と雪夜の子供は欲しいかな。甥っ子でも、姪っ子でも、子だくさんでも、ウエルカムだから♪で、この作戦が終わるまでは、子供が作れないようにするわ。いいわね、二人共」

 

頷く、僕と深雪。

 

「じゃ、また来るから。あぁ、コイツは返却してくるから、気にしないでも大丈夫。長い夜を楽しみなさい♪」

 

真由美と共に転移した姉さん。

 

-------

 

翌日は二人揃って、学校へ登校した。う~ん…CADの授業がよくわからない。深雪から念話で説明を聞く。使わない物だしなぁ…ベースは魔導師だから。

 

あぁ、雫とほのか以外のクラスメイトが寄りつかない。恐ろしい物を見る目つきをしている。森崎への反撃が予想以上に派手だったせいと、司波達也を病院送りっていう案件に尾ひれのついた噂が流れたせいらしい。

 

「深雪さんと付き合うのに、兄の達也君を半殺しにして退場させたって、噂が流れているんだよ」

 

昼休み、学食でまったりしているときに、雫が教えてくれた。

 

「まぁ、近いけど…でも、襲われたのは僕の方なんだけど…」

 

「アニキに聞いたよ。お前、殺人事件の被害者にも、なれないそうじゃないか♪」

 

エリカが、からかうように言う。

 

「う~ん、事実だから言い返せない。幹比古、僕の代わりにエリカを襲え!」

 

「無理言うなよ…僕なんかがエリカに勝てる訳ないだろ?」

 

エリカを見ないようにして答える幹比古。

 

「でも、殺人事件の被害者すらならない、カウンター持ちって凄いですよね」

 

って、ほのか。

 

「凄くないよ。達也の時だって、達也が術を発動しなかったら、勝て無かったし」

 

「うん?魔導師なんだろう?術を使えばいいんじゃ。それとも、魔導師も眉唾か?」

 

エリカに訊かれた。

 

「だって、術を使ったら、達也が死んじゃうよ。殺人事件の被害者には成らないけど、犯人にはなり得るんだからね」

 

「そんなに凄い術なの?」

 

達也の凄さを一番知っている深雪に訊かれた。

 

「陰陽師だから…術の効力において、一般人相手は想定していないんだ。悪意の塊とか、呪いの塊とか、欲の塊とかが相手だから、それらを昇華できる術ばかりだよ。街中で使えば、壊滅的になるかもな」

 

大抵は相手の精神世界で発動するので、リアル世界には影響は出ないようにはしている。そうで無いと、無害な精霊や妖精や物の怪の類いに、影響が出てしまうから。

 

「よし♪私が相手になってやる。手合わせをしろよ!」

 

エリカが意気込んで言って来た。

 

「コイツが強敵なんだよ。悪意も欲も無いバカほど、難敵はいない」

 

エリカ以外の皆が苦笑いしている。

 

「おい!バカと言ったな!侮辱だぁ~」

 

カシャ!

 

スマホでエリカを撮影。コイツ相手にはスマホで充分だし♪

 

「おい、やめろぉぉぉぉ~!なっ…雪夜…それは禁じ手だぞ!」

 

あせるエリカ。

 

「なんで、こいつはあせっているんだ?」

 

レオに訊かれた。レオとは西城レオンハルトなんたらと言う、エリカと仲の良い大男だ。

 

「エリカの兄上様に、エリカの写真を送るから…なっ、エリカ♪」

 

「お願いですから…兄上様に送らないでください…」

 

涙目でお願いをするエリカ。どんだけ修次さんの前では、優しい、大人しい女性を演じているんだ?

 

「この顔、きっと目を引くと思うなぁ。この怒った顔は…」

 

「やめて…ダメだって…兄上様には見せたくないよ~」

 

あぁ、泣いちゃった。なので、エリカの目の前で消去した。

 

「エリカの意外な弱点を見た気がする」

 

幹比古が驚いているぞ、エリカ…ブラコンってバレたな、これで。

 

「エリカを倒すにはスマホが一番だよ♪」

 

頷くエリカ以外のみんな。

 

 

 

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