---神代雪夜---
いつものメンバーとまったりタイム。
「なぁ、夏休みの予定は?」
エリカに訊かれた。
「エリカを陵辱三昧♪」
「はぁ?」
真っ赤な顔で固まるエリカ。
「なぁなぁ、エリカは緊縛プレイと、蝋燭プレイではどっちが好きなんだ?」
「え?何を訊いているんだ…お前なぁ!」
「あぁ、見られているだけが、いいのかな?」
「違うって!裸にしたら、最期までやってよ~」
言い終わった後で、真っ赤な顔で俯き、黙るエリカ。
「雪夜の前では、恥ずかしい暴言だらけだな、エリカは♪」
って、レオ。
バキッ!
エリカの拳固がコークスクリュー気味に、レオの左頬を捉えた。
「痛って…ははは、言い過ぎたかな?」
「言い過ぎだよ…これでも後悔しているんだよ。毎回…」
涙目のエリカ。
うん?こちらを見張る視線…僕、達也、深雪、そして、何故かエリカが気づいた。
「何者だ?」
「フォックスハンティングゲームでもする?美月、残像追跡って出来る?」
「あっ…やってみます…」
「幹比古、式神を3枚、美月の追跡波長を追わせてみて」
「あぁ、わかった」
「じゃ、僕と深雪は気配を消して、式神を追うか」
「わかりました」
カウンセリングルームに入っていた式神。しかし、気づかれて退治されたようで、波動が消えた。ここにいるようだ。僕に姉ちゃんが抱きつき、二人でドアを透過した。
「えっ?何で…」
ドアを透過して入って来た僕達に驚く、爆乳の女性。誰だ、こいつは?彼女の顔を脳内保存して、兄さんへ転送した。瞬時に、
『小野 遥…公安のスパイで、二つ名は「ミズ・ファントム」だ。正体不明で居場所不明の亡霊をよく見つけたな』
と、返信が念話で届いた。
「ふ~ん…公安のスパイのミズ・ファントムさんですか」
正体を看破されて怯えている女性。部屋を結界で覆い、誰も侵入出来無いようにした。勿論、逃げる事も出来無い。
「なんで、知っているの?」
「小野先生?遥ちゃん?どっちで呼べばいいかな?」
手首を空気で出来た鎖で拘束して、ワイの字にして宙に浮かしておく。
「止めてぇぇぇぇ~」
姉ちゃんが彼女の胸を揉んだり、引っ張ったりしている。
「う~ん…作り物では無いんだ。これが爆乳か?ねぇ、直に見たい♪」
姉ちゃんの要望が出たので、全裸にした。
「見ないでぇぇぇぇ~!触らないでぇぇぇぇ~!」
泣き叫ぶ遥ちゃん。姉ちゃんは爆乳に興味を持ち、あれこれを調べている。
「う~ん…雪夜は爆乳と私の胸、どっちが好き?」
目が恐い姉ちゃん。
「深雪に決まっているだろ?」
「そっか…」
今度は下腹部を弄り回す姉ちゃん。最近、自分以外の女性の身体に興味を持ったようだ。なんだかなぁ…
「で、遥ちゃんは、何で僕達を見ていたのかな?」
耳元で囁き、言い終わると耳タブをハムハムしてみる。
「止めて…何を知らない…助けて…」
「さすが、公安のスパイ。この程度ではダメか…深雪、どいてくれる?」
「あぁ、調教タイム?」
横に移動した姉ちゃん。細い針を取りだして、遥ちゃんのクリちゃんに突き刺した。
「痛…何をするの?」
「淫乱化への寸止めの刑。悶悶の刑ってやつ♪」
突き刺した針に、お札を突き刺して、呪文を唱えるとお札は蒼く燃えて消えた。術が発動したサインだ。
「イヤっ…ダメ…苦しい…助けて…」
宙に浮いた状態で悶える遥ちゃん。
「深雪、遥ちゃんが落ちるまで、楽しむ?」
「うんうん♪」
姉ちゃんは、先ず僕を全裸にしてから、自分も全裸になった。そして、ベッドの上で前戯からのフルコースを開始した。
「ねぇ、お願い…私も…無視しないで…」
遥ちゃんの全身が小刻みに震えている。出そうで出ない、そんな感覚なんだろう。言うまでスルーだな。術を発動中の僕は、動けない。姉ちゃんがしたいように、僕の身体を愉しんでいる。
「あぁぁぁぁ…」
潮を吹いている遥ちゃん。身体が発する、求めているサインかな?口元からだらしなくヨダレが垂れている遥ちゃん。
カシャ!
スマホで証拠写真を撮影。誰に提出する訳では無いけど。
「撮らないで…胸が苦しいよ~」
だね。乳房に血管が浮き上がり、寝ていた乳首が直立してきている。だいぶ、興奮してきているよね♪
「で、なんの為に、僕達を監視するように見ていたのかな?」
太股が激しく震えている。限界は近そうだな。
「なあ、このまま放置して、全裸で体液塗れの廃人状態で、発見されたい?」
「いや…助けて…もう…」
姉ちゃんの肩をタップして、退いて貰い、遥ちゃんに近寄った。そして、精神がズタボロになった彼女の記憶を読み取る。精神が正常だと、読み取るのにジャミングされる場合があるのだ。
読み取った内容は、公安としても、次回の師族会議の議題に上る予定の、司波3兄弟についての情報収集をしているようだった。で、彼女の部署、彼女を送り出したヤツ、まぁ、色々と彼女の知っている情報を読み取り出した。
呪文を唱えてから針を抜くと、遥ちゃんは激しくノッキングをしてから果てた。溜まり過ぎだろ?遥ちゃんも…
「じゃ、帰るよ、深雪」
って、既に服を着て、部屋を物色していた姉ちゃん。行動が素早い…僕も服を着て、遥ちゃんの拘束を解き、服を着せて、ベッドに寝かせておく。そして、結界を解いた。結界を張ってから1分程度しか時間は経過していない。時間遅延の結界のおかげだ。
午後の授業に間に合うな♪
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放課後は懲りずに、生徒会…生徒会室に入るなり、服部先輩が近づいて来た。
「俺は、お前が何者であろうと、味方に付く。だから、一人で突っ込むなよ♪」
あれ?なんで、先輩が知っているんだ?真由美を見る、ごめんなさいのポーズをしている。言ったのか?
「こめん…はんぞー君だけには言っておいた。摩利には君から話したでしょ?」
まぁ、そうだな。
「で、十文字先輩は?」
「来ていないわ。生徒会の幹部なのに…」
真夜が退院をして、師族会で誰が情報を、リークしたかを探している頃だな。
「7はどんな感じだ?」
「うちの狸オヤジが暗躍しているようよ」
真由美の父親は、4をライバル視している謀略好きな男だそうだ。
「どう、動いている?」
「ごめんなさい、わからないわ…」
「手立てはどうするんだ?」
服部先輩に訊かれた。
「敵対する者は排除する。街中で攻撃を受けると、関係無い市民を巻き添えにしちゃうから、なるべく、相手の家とか敷地内で、制圧したいかな」
「最終的にどうしたいんだ?」
「深雪と二人で、のんびりと暮らしたい。それが、僕達の願いです」
僕の言葉に頷く姉ちゃん。
「その為には雪夜を狙う輩は排除しないと…私達の願いが叶わない」
「言った通りでしょ?彼らはささやかな願いの為だけなのよ」
服部先輩に言葉を投げた真由美。
「ですね。学内においては、風紀委員と生徒会で護るが、問題は街中だな」
「まぁ、達也と深雪がいるから、どうにかなるかな?問題は、人質を取られた場合です」
「人質?」
「数字付きだから無いとは思いたいが、幼なじみの千葉エリカとか、吉田幹比古とか…」
「敵対組織はどこ辺りだ?」
「師族達、公安、国軍と海外の魔法師軍団と、反魔法師団体を名乗っているテロ組織ですね」
「ほとんど、総ての勢力じゃないか…勝ち目は有るのか?」
「まるで無いです。最悪、この星は無くなる…そんな感じです」
固まるみんな。最悪な局面にはしたくないよね…
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果たし状が届いた。どこの勢力だろうか?しかし、文面には幼さが滲みでている。誰かの関係者かな?姉ちゃんにも兄ちゃんにも言わず、一人で呼び出された場所に向かう。
何も無い広場…狙い撃ちは有るのかな?って、思っている傍から、撃ち込まれた。勿論倍返しをした。角度から考えると、軍事衛星かな?まぁ、いいか。
「おい、お前が、七草真由美を愚弄する輩の…えぇぇっと、なんだっけ
!」
「神代…ええ~っと…雪夜か?」
幼い声が二人…真由美の妹か?
「愚弄した覚えは無い!お前ら、真由美の妹達か?確か…七草泉美と香澄だっけ?」
うろ覚えな譲歩を口に出してみた。その途端、結構大きめの威力の魔法が放たれてきた。これ、返したら死んじゃうかな?反射の角度を変えて、上空へと反射した。真由美の妹達は傷つけたくないから。
「え?アレを弾くって…」
驚きの声を上げる女子2名。どっちがどっちかわからない。二発目は更に大きくて速い。これも上空へと反射しておく。
「うそっ…」
「おい、いたずら気分なら、躾けるぞ♪」
「ふざけるな!」
三発目…あぁ、なるほど、二人の力を合わせて、一人では発動が無理な魔法を唱えているのか。双子なのかな?って、姉ちゃんとで使えるなぁ。三発目を上空へと反射すると同時に、二人から能力を取り上げた。
四発目…能力を失った彼女達からは魔法は放たれて来なかった。
「なんで?どうして?」
「躾をした。お前達の能力は総て奪い去った。今から、普通の女の子として生きろ!いいな?」
僕は帰路に着いた。夕歌に奪い取った『乗積魔法』について、念話で問い合わせをした。しばらくして、返信が来たが、遺伝子が一致して、魔法演算領域の特性も一致して、更に同じ魔法技能が無いと使えないそうだ。残念…使えないのか。
決闘相手の二人が、僕を尾行している。まだ、何かするのか?
「おい!お前か?妹達を虐めたというヤツは?」
知らない男に声を掛けられた。誰?この人は?いきなりCADを手にして、襲い掛かってきた。スルーする。
「うごぉ!」
その場で倒れる知らないヤツ。一応、寿和さんに連絡した。
『あぁ、寿和さん。今知らないヤツにCADで襲われたんだけど…う~ん、死にそうだけど…延命処置?あぁ、やっておきます』
連絡を終えて、追跡者に声を掛ける。
「こいつ、お前らの兄か?死にそうだから、延命処置はしておいてやる。救急車と警察は呼んだから、触るなよ!」
お札を1枚出して、術式を書き込み、倒れている男性の上に載せると、蒼い炎を上げて燃えた。術発動は成功だ。
僕がその場を離れると、幼い女の子が二人、倒れた男性の傍に走り寄っていった。
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家でまったりしていると、寿和さんが来た。
「お前を襲った奴の身元がわかった。七草 智一で七草家の長男だ。後、現場にいた、お前に果たし状を送り付けたのは、七草香澄、泉美姉妹だ。それから、お前の延命処置のおかげで、一命は取り留めた。今回は自殺未遂って感じにする。じゃな♪」
事後報告を教えてくれて帰って行った寿和さん。
「雪夜!果たし状って何?」
しまった。姉ちゃんにバレた…兄ちゃんは、冷たい眼差しを送って来た。
「いや、一人で大丈夫かなって…」
「抜け駆け禁止!いいわね、雪夜!」
姉ちゃんが泣きすがってきた。う~ん…
「そうか、雪夜が上空へ反射させたせいか」
「何がだ?達也」
兄ちゃんに訊いてみた。
「今日、軍事用衛星が数基破壊されたそうだぞ」
「あぁ、最初の一発は、衛星からの狙撃だったよ。素直にフルカウンターしたもの」
「最初に破壊されたのは…USNAのだな」
ついに海外勢にも存在がバレたのか…
「雪夜…一人にしないでよ~」
兄ちゃんとの会話中に、割り込む泣き声の姉ちゃん。どうしたものかな?
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翌日、登校中に真由美が現れた。あの姉妹を連れて…
「雪夜君…ごめんなさい。妹達と兄が馬鹿なマネをして。ほら、あなた達も謝りなさい!」
「「ごめんなさい」」
二人の少女が僕に頭を下げた。
「うん?どうしたんだ?なぁ、雪夜」
エリカが訊いてきた。
「いや、何でもない」
「何でも無くないだろ?二人共、頭を下げて泣いているぞ!」
って、言われても…
「あなた達が、雪夜を襲ったのね?」
姉ちゃんが質問をしている。怒りのオーラが見える。マズいなぁ。
「深雪!いいんだ。もう終わったことだ」
「良く無いよ!七草先輩!どういうことですか?なんで、雪夜は七草家と、果たし合いをしないといけないんですか?」
「七草先輩…なんてことをするんだ?」
姉ちゃんの言葉を受けて、エリカもお怒りモードになっていく。
「ごめんなさい」
真由美も僕に頭を下げた。エリカと深雪が、暴走しないように、二人を抱き締める。
「いいんだよ。もう!だから、怒りを解け!怒っているお前らは嫌いだ!」
僕の言葉を受けて、二人から怒りのオーラが霧散していく。
「嫌い…ねぇ、雪夜…そんなこと言わないでよ~」
「ゴメンよ~、雪夜。嫌いにならないでよ~」
逆に我先に抱きつき始めた二人。そんな僕達を「またかよ」って感じで眺めている、いつものメンバー達。
どうにか、教室に辿り着くと、教室内は交換留学生の話題で盛り上がっていた。
「情報を取ってきましたよ」
って、ほのか。僕に話し掛けるクラスメイトは、いつものメンバーだけだから。
「森崎君と交換で、留学生が来たそうです」
森崎?あぁ、アイツか?深雪に襲い掛かったCAD早抜き男か。交換する価値あったのか?
そうこうしていると、担任が交換留学生を連れて来た。見覚えのある少女だった。固まる僕…
「みなさん、よろしくお願いします。アンジェリーナ・クドウ・シールズです…えっ?!」
僕と目が合い固まるリーナ…お前、この国に来たらダメだろ?