イロハによって、エルゼが俺の家に連れてこられた。
そのエルゼは、今調教用の部屋のベッドに座らせている。
エルゼの顔は真っ赤で、視線は常に明後日の方角を漂っているようだ。
イロハの奴め、程々にしておけと言ったのに、どれだけ媚薬と母乳を与えた?
全く、あいつには今夜たっぷりお仕置きしてやらんとな。
それはさておき、今はエルゼを可愛がってやるとしよう。
「初めましてだな、エルゼ・シルエスカ。気分はどうだ?」
「……。」
「ふむ。意識も朦朧としているらしいな。反抗の態度を見せてはくれないのか。」
エルゼは気の強い娘であるという情報を、俺は事前に仕入れている。
だから、エルゼが反抗してくれる事を俺は望んでいた。
反抗する女を快楽漬けにしてサキュバスに堕とすのは、とても愉しいからな。
しかし、今の腑抜けたエルゼではそれは望めまい。
「今のお前にふさわしい物をプレゼントしてやる。」
俺がそう言って取り出したのは、獣の毛皮などを素材に作った犬耳のヘアバンドだ。
本来の予定では、反抗するエルゼを無理矢理従順にさせ、俺のペットの証として犬耳を着けるつもりだったのだが、もったいぶる必要は最早ない。
俺はエルゼの頭に犬耳を装着させると、次に、彼女の首に大型犬用の首輪を巻いた。
そして、首輪に繋いだリードを引っ張り、エルゼをベッドから引き摺り落とす。
「あ……。」
床の上に落とされたというのに、エルゼは受身などを全く取らず、小さく呻き声らしきものを上げただけだ。
これでは人形を調教しているのと変わらん。
最初から何でも言う事を聞く女など調教して、一体何が愉しいというのか。
「少し正気に戻してやろう。雷よ来たれ、サンダー・ショック!」
八重を調教した時と同じように、俺は魔法でエルゼを攻撃した。
雷撃を浴びたエルゼは、目を見開き、ようやく悲鳴を上げた。
「あああああああああああああっ! い、いきなり、何……?」
「やはり女は痛めつけるに限るか。狙い通り、正気に戻ったみたいだな?」
「はぁ? あ、あんた誰よ!?」
「俺は今日からお前の主人となる男だ。」
「意味が分からないわ!」
エルゼはキッと鋭い目で俺を睨んできた。
いい、いいぞ、その眼。
そういう反抗的な眼と態度、実にそそられる。
強気な女がズタボロにされ、嫌々屈服する様は最高だからな!
「ならば、これを見ても同じ事が言えるか?」
俺はズボンのチャックを下ろし、既に勃ちかけている自分のモノを外に出した。
すると、エルゼは顔を赤らめ、喉をコクリと鳴らす。
「あ、あんた、一体どういうつもりよ!?」
その台詞とは裏腹に、エルゼは俺のモノから目を逸らさない。
しかし、これは当然の事だ。
エルゼの肉体は、既にサキュバス化がかなり進んでいる。
性に貪欲な魔物が、男のイチモツに興味を惹かれないはずがないのだ。
「どうだ? しゃぶってみないか?」
「は、はぁぁぁ!? それをしゃぶれって言うの!? バッカじゃないの、あんた! そんな事する訳ないでしょ馬鹿!」
ふん、「あんたバカァ?」だの「馬鹿ばーっか」だの、言いたい放題言ってくれるな。
だが、それでいい。
お前がそうやって反抗すればするほど、俺の興奮は高まっていく。
ここまで昂ぶれば、いけるはずだ。
「淫らな夜を誘いし大いなる魔よ。我の精を贄とし、封印を破りて顕現せよ!」
高まった性欲と俺の魔力を糧に、魔法陣が展開される。
そして、その魔法陣から新たなサキュバスが現れた。
「わたしを呼んだのはだぁれ?」
「お前も、サキュバスの姫だな?」
現れたサキュバスは、首から下は紺色のボンテージ衣装に包まれた豊満な肢体だが、首から上は犬だ。
犬の種類には詳しくないのでざっくりした表現になるが、ゴールデンレトリバーっぽい顔だと言えばいいだろうか。
こいつも、頭部だけが異形という点がこれまでのサキュバスの姫と共通している。
「あら、あなた、サキュバスの姫をご存知なのね?」
「ああ。ホルシュタンやキャッティは、俺が封印を解いて契約を交わしている。」
「へー、あの子達も……。」
犬の顔をしたサキュバスは、眼を細めて俺をジッと眺めている。
俺も無言で、彼女の反応を待った。
しかし、俺と犬のサキュバスの間の静寂は、傍らにいた少女によって破られる。
「何なの、このモンスターは! あんた、魔物を召喚できるの!?」
「そう珍しい事でもないだろ、エルゼ。お前の仲間の望月冬夜も、白虎を使役しているではないか。」
もっとも、あの白虎については既にイロハとユミナが対策を打っている。
王女であるユミナの伝手で、召喚された存在を強制的に帰還させる強力な封印アイテムが手に入ったからな。
今頃、イロハがそのアイテムを使い、家に残った白虎を退散させているだろう。
更に、望月冬夜の家にまだいる使用人達も、ユミナが王女の権限を発動させ、家から出て行くよう命令を下した。
これで、あの家にはリンゼとイロハだけが残る。
「さて、サキュバスよ、返事を聞かせてくれ。俺と契約しないか?」
「そうね……。ホルシュタンとキャッティが契約した以上、あなたにはそれなりの素質はあるのでしょうね。でも、だからと言って、今の時点でわたしはあなたと契約するつもりはないわ。あなたは存じていないかもしれないけど、サキュバスの姫にもランクっていうのがあるのよ?」
「ああ、知っている。キャッティが一番下で、その次にホルシュタン、そしてその上に3人いるんだろう?」
「せいかーい。わたしは全部で5人いるサキュバスの姫の序列3位、レトリバールよ。」
レトリバール、か。
それにしても、序列3位だなんて聞くとさぞ凄そうに思えるが、実際は5人中3位なのだから真ん中というだけでしかない。
学園都市230万人の中での序列3位に比べると、字面のインパクトに欠ける。
「わたしと契約したいなら、まずあなたの力を見せてもらわなくてはね。わたしの封印を解くだけの力はあるようだけど、それだけではまだあなたに従えないわ。」
「よかろう。で、何をすればいい?」
「そこの女、あなたの獲物でしょう? あなたの性欲が如何ほどのものか、そこの女で示してみせなさい。」
「望むところだ。」
これまで召喚したサキュバスの姫達は、割とあっさり契約してくれたが、さすがに伝説級のサキュバスがそんなポンポン契約を受け入れてくれるはずもない。
ただ、気にかかるのは、序列3位のレトリバールでこれなら、更にこいつの上にいる2人は契約に際して何を要求してくるのか。
今後に備えて、きちんと対策を考えておかなければならんな。
そんな事を思いながら、俺はエルゼに向き直る。
「いくぞ、エルゼ。」
「なっ、何をするつもりよ!」
「お前の反抗的な態度を矯正してやる。」
俺はエルゼの首輪に繋いであるリードを引っ張り、彼女を地面に引き倒した。
エルゼは咄嗟に手を地面に着き、顔面から床に衝突するのを避け、こちらを見上げて睨む。
「いきなり何するのよ!」
「お仕置きだ。喰らえ!」
催淫ガスの詰まったスプレー缶を、エルゼの顔に吹きかける。
サキュバス化が進行している彼女にとってこれは効果覿面だったらしく、エルゼの顔は一瞬にして真っ赤になった。
「あああああっ! 体が、熱いっ!」
「軽く吹きかけてやっただけでこれか。すっかり淫乱な体質になったようだな!」
俺はエルゼに近付き、彼女の眼前にイチモツを突きつける。
すると、エルゼはそれに目を向け、唇を震わせた。
「どうした? しゃぶりたいんじゃないのか?」
「そ……そんな訳、ないでしょ……。」
「さっきよりも随分と弱々しい返事だな。だがまだ足りないようだし、もっと吹きかけてやろう!」
再び、催淫ガスをエルゼの顔に吹き付ける。
エルゼの顔は更に赤みを増し、赤みは首下にまで広がった。
「あっ、あっ……もう、やめなさいよ……!」
「強情だな。なら、ここはどうだ?」
俺は床で四つん這いになって喘いでいるエルゼの後ろに回りこむと、彼女の股間に催淫ガスを噴射した。
「うっきゃあああああああああああ! 駄目、そこは駄目っ! もうやめてっ!」
「どうした、パンツがグショグショに濡れているじゃないか。もっと喘いでみせろ!」
エルゼの服をめくり、その中にスプレーの缶を差し込んで、彼女の薄い胸やおへそ、背中にも催淫ガスをかける。
そして耳、首筋にも隈なく催淫ガスをかけてやったところで、小さ目のスプレー缶は空になってしまった。
「使い切ってしまったか。まあいい、モデリングの魔法を使えばこの空き缶もリサイクルできる。」
俺は自然に優しい男だからな。
リデュース・リユース・リサイクルの精神の塊であるこの俺を、世界中の奴らにも見習ってもらいたいところだ。
但し、女はこれらの対象外だが。
「エルゼ、しゃぶれ。」
俺は自分のモノを突き出し、簡潔に命令した。
エルゼは何も言わず、ただ俺のモノを真剣に見ている。
さっきまでの反抗的な態度は、すっかり鳴りを潜めたようだ。
「しゃぶりたくて堪らないのだろ? エルゼ、遠慮なくしゃぶっていいんだぞ?」
「うう……し、しつこいわね、あんた……。」
「もちろんだとも。俺はお前にしゃぶって欲しいんだ、エルゼ。」
「そ、そこまで言うなら、ちょっとだけ、してやらなくも、ないわ……。」
サキュバスの性欲を刺激され完全に発情しているにも関わらず、エルゼは僅かに残った反抗心を頼りに嫌々という態度を崩さない。
だが、それは単なる偽りの態度だ。
エルゼの反抗的な態度の仮面の下には、性欲がマグマのように燃え滾っている事だろう。
世間ではこういうのをツンデレだかツンデツンデだか言うらしいが、俺の精液でお前の中の獣をブーストし、仮面を引き剥がしてやる!