俺はリンゼのマンコをガンガンと突き上げ、彼女の膣肉を抉る。
ついさっきまで処女だっただけあって、キツめの膣は俺のイチモツを容赦なく搾り、極上の快感を与えてきた。
「いいぞ、リンゼ! お前のマンコは最高だ!」
これがサキュバスの姫のセックスか。
なるほど、淫魔の頂点に立つ存在を名乗るだけの事はある。
俺が今まで雌奴隷にしてきた女達も最高級の名器揃いだと思っていたが、今、その記録は塗り替えられた。
リンゼ、お前は間違いなく、俺が今までに味わってきた女の中で最上級の名器の持ち主。
この世界における俺の妻一号はイロハだったが、失敗をやらかした彼女を格下げして、リンゼを第一夫人に迎えてやろうか。
「リンゼ、そろそろ中に出すぞ!」
「中にって……えっ、嘘!? 駄目です! そんな事されたら、赤ちゃんできちゃいます!」
「だから中に出すんだ。男が出す目的など他に何があると思っていた?」
さて、そろそろ頃合か。
俺はまだここで中出しを決めるつもりはない。
何故ならば――
「リンゼ! 助けに来たわよ!」
「お、お姉ちゃん!?」
浴室の入り口から飛び込んできたのは、人間の姿に化けたエルゼだ。
彼女はごく自然な表情でこちらに走ってくると、腕に嵌めたガントレットで俺を殴りつけてきた。
「うおっ!?」
エルゼが俺に攻撃してくるのは、俺が作った台本通りの展開だ。
故に、俺は予め防御の魔法を発動させておいた。
そのお陰で、俺はエルゼに殴られても軽く吹っ飛ばされた程度で済み、痛みなどは全く感じていない。
だが、痛がる演技をして、俺はリンゼから離れる。
「くそっ、いきなり何をする!」
「リンゼ、こっちよ! 早く!」
「ま、待って、お姉ちゃん! 私、走れないよ!」
リンゼの膝から下は蛾の脚になっている。
蛾の脚は二足歩行で立つ事を前提にした造りではない上、リンゼの胸やお尻にたっぷりついた脂肪の重量も相俟って、今の彼女は普通の人間のように走れない。
しかし、リンゼには蛾の羽がある。
背中に生えた巨大な羽を使えば、リンゼは飛んで逃げる事が出来るのだ。
ただ、残念ながら、リンゼは自分の事をまだ人間だと認識しているらしく、彼女が羽を使う気配はまるで見られない。
そもそも、羽を使って飛ぶという選択肢自体が思いつかないようだな。
これでは駄目だ。
一度はきちんと逃げてもらわなければ困る。
希望を与えられ、それを奪われて絶望に堕ちる瞬間こそが、俺の最も見たいものなのだ。
俺は痛がる演技を続けながら、エルゼに密かに視線を送る。
すると、エルゼは頷き、リンゼの腕を肩にかついだ。
「行くわよ、リンゼ!」
「う、うん!」
体力のあるエルゼは、すっかり重くなったリンゼの身体を引っ張り、浴室から出て行く。
全ては計画通り。
最期の希望をしっかりと味わってくるがいい、リンゼ。
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エルゼによって助け出されたリンゼは、家の外に逃げていた。
屋敷内に隠れるよりも、外の適当な場所に身を潜めていた方が安全だとエルゼが言ったためだ。
彼女達は、屋敷から少し離れた木々の間に生い茂る背の高い草の中に入ると、そこで身を屈めて息をついた。
「大丈夫だった、リンゼ?」
「うん。ありがとう、お姉ちゃん。でも、今の姿の私を見て、よく助けてくれたね。」
「多少見た目が変わっても、リンゼはあたしの妹だもの。すぐに分かるわよ。」
「お姉ちゃん……!」
感極まって、リンゼは目元を昆虫化した腕で拭う。
だが、複眼から涙が零れる訳がないので、彼女の仕草はまるで昆虫が自分の身体を毛づくろいするかのようなものになっていた。
もっとも、その仕草でリンゼが感激している事はエルゼに伝わっていたらしく、エルゼは苦笑を浮かべる。
「心配しなくても大丈夫よ。実は、ついさっき冬夜から連絡があったの。冤罪が何とか晴れたから、こっちに逃げてくるんだって。」
「冬夜さんが!?」
「ええ。だから、きっとあんたの事も、あいつが何とかしてくれるわ。」
「そっか……うん、冬夜さんなら、さっきの男の人を倒して私を元の姿に戻してくれるよね!」
「そういう事。じゃあ、あたしはそろそろあいつを迎えに行ってくるわ。」
「待って、お姉ちゃん。私も一緒に行くよ。」
「駄目よ、リンゼ。あんた、その姿でここを出る気? さっきの奴はともかく、それ以外の人に見つかっても面倒な事になるわよ?」
「そ、そうだよね……。」
リンゼは己の失言を理解し、顔を俯ける。
今の自分の姿を何も知らない人間が見れば、確実にモンスターだと勘違いされるだろう。
そればかりか、モンスターを討伐しようと攻撃を仕掛けられる恐れもある。
さっきリンゼを犯した男に見つかるリスクを踏まえても、リンゼはここから動くべきではない。
「じゃあ、あたし行ってくるわ。絶対そこを動いちゃ駄目よ?」
「うん。いってらっしゃい、お姉ちゃん。」
リンゼの言葉にエルゼは笑顔を返すと、木々の間を抜け、屋敷の傍まで戻る。
すると、丁度屋敷から出てきたユミナが、エルゼに手を振った。
「エルゼさん、首尾はどうですか?」
「順調よ。リンゼったら、すっかりあたしの事を信頼し切っているわ。」
「そうですか。リンゼさんも可哀想ですね。だって、まだ人間に戻る事を諦めず、ご主人様の素晴らしさも理解していないのですから。」
「本当ね。ユミナ、あいつにガツンと言ってやって。冬夜と比べて、あたし達のご主人様がどれだけ立派なお方なのか、とことん思い知らせてやるのよ。」
「ええ、もちろんです。」
人間の姿に化けたユミナは、王女然とした優雅な笑顔で頷いている。
しかし、その口の端は悪意によって歪んでおり、かつての笑顔にはあった慈愛の感情などは一切浮かんでいない。
今のユミナとエルゼがリンゼに抱いているのは、愚かな者に対する哀れみだけだ。
そして、リンゼが哀れであるからこそ、彼女を救う。
リンゼの目を覚まさせ、既に自分達の眷族である事を理解してもらい、崇高にして偉大なる主人に仕える幸せを教えるのだ。
「では、参りましょうか。変身。」
ユミナは、キャッティ譲りの変身能力により、他人に容易に化けられる。
今回彼女が選んだ変身後の姿は、望月冬夜だ。
冬夜に扮したユミナは、白いコートの裾をばさりと翻し、歩き始める。
「さあ、行こうか、エルゼ。」
「ええ、冬夜。」
声も話し方も冬夜になり切ったユミナに付き従い、エルゼはリンゼの待つ茂みの近くまで戻ると、そこで足を止めた。
そして、エルゼはユミナに小声でそっと耳打ちし、茂みの一角を指で示す。
「リンゼはあそこよ。」
「分かりました。」
エルゼは酷薄な笑みを口元に滲ませながら、再び歩き始める。
しかし、彼女が歩く方向は、リンゼの潜んでいる茂みとは正反対の方角だった。
エルゼの姿がやがて見えなくなると、ユミナは冬夜の姿のまま、リンゼのいる茂みへ入っていく。
「ふう、この辺りで少し休憩でもするか。」
ユミナが独り言を呟くと、すぐ近くの茂みでガサガサと草の擦れる音が鳴った。
冬夜(の姿に扮したユミナ)がやって来た事に動揺したリンゼが、身じろぎでもしたのだろう。
それを察していながら、ユミナは鋭い声を茂みに向ける。
「誰だ! そこにいるのは!」
茂みから、リンゼが出てくる気配はない。
魔物の身体にされてしまった彼女が、想い人の前に出てこられるはずがないので、これはユミナにとって想定通りの展開だ。
「そこにいるのは分かっている! 僕のサーチの魔法は誤魔化せないぞ! モンスターだな!?」
冬夜の使う魔法「サーチ」は、あらゆる物や人を発見できるというものであり、その性能はリンゼもよく知っている。
彼の能力を考慮すれば、このまま隠れていても意味はないし、易々と逃がしてもくれないだろう。
追い詰められたリンゼがここで取れる行動など、1つしか残っていない。
「あ、あの、私です! リンゼです、冬夜さん!」
茂みに隠れたまま、リンゼが自らの存在をユミナに打ち明けた。
今のリンゼにとっては、これが最善策。
下手に隠れたままでいたり逃げたりすれば、リンゼはモンスターとして冬夜に討伐される事になるだろう。
だから、リンゼは姿を隠したまま、自ら名乗り出たのだ。
しかし、そんな甘い考えを、ユミナが許すはずがない。
「リンゼなのかい? でも、その茂みからは確かにモンスターの反応があるよ。君が本当にリンゼなのなら、そこから出てきてくれないか?」
「……。」
リンゼは黙り込み、動かない。
彼女が今の姿で人前に出られるはずなどないのだから、当然だ。
そこに、ユミナは畳み掛ける。
「そうか。やはり、君はリンゼじゃないな? じゃあ、そろそろ姿を見せてもらうよ! 喰らえっ!」
ユミナの魔法により発生した雷と疾風が、茂みに襲い掛かる。
疾風の刃は青い草を一瞬にして刈り取り、雷撃によって周囲の木々は薙ぎ倒された。
そうして茂みはあっという間に丸裸になり、隠れていた者の姿は白日の下に晒される。
「あっ、ああ……。」
「やっぱりモンスターだったか! 見た事のないモンスターだけど、こいつがリンゼの声を出していたんだな!」
「ち、違います! 私、本当にリンゼなんです! 信じて下さい!」
「嘘をつくな! 声を多少真似たところで、僕は騙されないぞ! リンゼの偽者め!」
「偽者じゃないです! 本当に私なんです、冬夜さん!」
「黙れ! 街の近くに現れたモンスターを放っておく訳にはいかない! 悪いモンスターじゃないなら見逃す事も考えたけど、リンゼの名を騙るなら、ここで倒させてもらうよ!」
「そ、そんな……!」
「雷よ来たれ! 白蓮の雷槍、サンダースピア!」
冬夜に化けていても、ユミナは彼のように全属性の魔法を使用する事は出来ない。
変身の能力で偽れるのは、己の姿と声だけだ。
そこで、彼女は自分の得意魔法を放った。
最悪の場合、ここで冬夜がユミナの得意魔法を使った事を切っ掛けに、リンゼに偽冬夜の正体を看破される恐れはある。
だが、冬夜は全属性の魔法を使えるので、ユミナの得意とする雷系の魔法も当然扱えるのだ。
何より、今のリンゼの精神状態は、平時とは程遠い状態に陥っている。
リンゼが偽冬夜=ユミナであると気付く可能性は、極めて低い。
ユミナのその思惑通り、リンゼは何かに気付いた様子もなく、雷の槍を身体に受けた。
「きゃああああああああ!」
絶叫を上げながら、リンゼは心の中で思う。
――どうして、私がこんな目に?
私は、別に悪い事なんて何一つしていない。
なのに、魔物の姿にされて。
冬夜さんに信じてもらえなくて。
冬夜さんに、傷付けられて。
「あああああああ、たす、け、て……」
想い人に信じてもらえない苦しみ。
彼に敵意を浴びせられた恐怖。
冬夜に対する、失望と怒り。
リンゼの中に芽生えたそれらの感情は、負の感情を好む邪悪な魔力によって増幅され、悪魔の細胞に喰われていく。
栄養を得た悪魔の遺伝子は、リンゼの心を、その外見に違わぬ醜いものへ作り変え始めた。
「あああああ、あ、あ……うう……憎い……憎い……憎いぃっ……!」
リンゼの口から漏れる声が一段低くなり、ドスの利いたものへ変化した。
同時に、彼女の全身は闇の瘴気により覆われ始める。
それを目の当たりにしたユミナは、口元を綻ばせた。
「作戦通りだね。ようやくだ。リンゼ、君はもう一度、生まれ変わるんだよ。」
白い糸の繭で、リンゼは肉体を蛾に変えられた。
そして今、リンゼは闇の瘴気という繭の中で、再び羽化の時を迎える。
新たなるサキュバスの姫が、真の意味で産声を上げるのだ。
「さあ、産まれなさい! 私達の眷族よ!」
変身を解き、サキュバスの姿に戻ったユミナが叫ぶ。
その声に応えるかのように、瘴気は晴れ、リンゼが再び姿を現した。