闇の瘴気が晴れ、リンゼが再び姿を現す。
彼女の姿は、瘴気に包まれる前と比べて変化はしておらず、蛾の淫魔のままだ。
だが、その表情は、以前とは劇的に異なっていた。
今のリンゼの顔に浮かぶのは、生まれ変われた事に対する喜びと、性に対する欲望の色。
己の唇を舌でペロリと濡らすと、リンゼは目の前のユミナに向かって優雅にお辞儀をしてみせた。
「ユミナさん、お久し振りですね。」
「ええ。リンゼさん、今の気分は如何ですか?」
「はい、とても良い気持ちですよぉ。すっごくムラムラしちゃって、アソコが疼いてたまらないんですぅ♪」
リンゼは自身の股間を片手で弄びながら、身体をくねらせた。
彼女の顔は上気して赤くなっており、口元からは熱い吐息が零れている。
身体だけでなく、心まで淫魔に堕ちたのは明らかだった。
「では、今からご主人様の元に戻りましょうか。エルゼさんも今頃は戻っているはずですから。」
「お姉ちゃんもですかぁ? それは楽しみですぅ。」
「エルゼさんだけじゃないですよ。八重さんも、今はイロハという名前に改名して、私のお母様になったんです。」
「新しい名前かぁ~。いいな、私もご主人様に奴隷としてのお名前を頂きたいですぅ。」
「そうですね。私もエルゼさんもまだ新しいお名前を頂いていませんでしたし、ついでにご主人様に頼んでみましょう。」
「はぁい。」
ユミナが屋敷に向かって歩き始めると、そのすぐ後ろを、リンゼは羽を使って飛び、ついていく。
自身を蛾の淫魔であると認めた事で、彼女は飛行能力を得たのだ。
ピンク色の巨大な羽には、紫色の毒々しい紋様が描かれており、羽ばたく度に、キラキラと輝く鱗粉が宙を舞った。
「リンゼさん、その鱗粉にはどんな効果があるんですか?」
「ああ、これですかぁ? 私の鱗粉には、吸い込んだ人を強制的に発情させる効果があるんですよぉ。あと、淫魔以外に対しては体を痺れさせる効力もついてますぅ。」
「いいですね。お陰様で、私も身体が熱くなってきましたよ。ご主人様もその鱗粉を吸えば、きっと私達をいつも以上に愛して下さるはずです。」
ユミナは屋敷の扉を開け、リンゼと共に中に入った。
そして、主人が何処にいるのか、彼女達が廊下を歩きながら探し回っていると、何処からともなくエルゼの声が聞こえてくる。
「あっ、はぁっ、んんっ! いい、ご主人様、凄く気持ち良いですっ! ああっ!」
艶やかな喘ぎ声は、エルゼが今主人と交わっているであろう事を如実に示すものであった。
その喘ぎ声に当てられる形で、ユミナとリンゼは既に赤らんでいた頬を更に紅潮させる。
「どうやら、エルゼさんは既にご主人様と始めているみたいですね。」
「いいなぁ、お姉ちゃん。私も早くご主人様とさっきの続きをしたいのにぃ。」
「大丈夫ですよ、リンゼさん。ご主人様は大変器の大きい方ですから。私達全員を漏れなく愛でてくれるはずです。」
「じゃあ、急ぎましょうか。私、もう待ち切れないですぅ。」
「私もですよ、リンゼさん。失礼します、ご主人様!」
エルゼの部屋の扉をノックした後、ユミナとリンゼは部屋に踏み込んだ。
すると案の定、そこにはベッドの上で主人と愉しんでいるエルゼの姿がある。
ボンテージ衣装を脱がされ、全裸になっているエルゼは、四つん這いの体勢で主人に後ろから突き上げられていた。
すっかり重くなった臨月の腹を激しく揺らしながら、エルゼは顔だけを部屋の入り口の方に向ける。
「あら、2人共、ひゃっ、か、帰って、んんっ! きた、のねっ!」
「ずるいですよ、エルゼさん。ご主人様を1人占めするなんて。」
「そうだよ、お姉ちゃん。私、ユミナさんやお姉ちゃんと違って、まだご主人様の子供を頂いていないんだよ?」
「そんな事、言われ、あひゃんっ! ご、ご主人様っ! 私、も、もう、イキ、そうですっ!」
「そうか。なら、そろそろイカせてやるとしよう。丁度新しい奴隷も来たところだしな。交代の時間だ。」
ベッドの上でエルゼをよがらせている小太りの中年男が、一際強く腰を前に突き出した。
その瞬間、エルゼは絶叫を上げる。
「あああああああ! ご主人様の精液が、注がれてるぅっ!」
ガクガクと身体を震わせながら、エルゼは恍惚の表情で絶頂を迎えた。
ひとしきり精を出し切ると、中年の男はエルゼからイチモツを引き抜く。
「よく来たな、リンゼ・シルエスカ。俺の雌奴隷になるつもりはあるか?」
「もちろんですぅ。ご主人様、まずは先程の私の非礼をお許しください。そして、どうか私にも、あなたのお情けを頂けないでしょうか。」
リンゼはその場で跪き、男に頭を下げる。
身も心も完全に淫魔と化したリンゼを見て、男は満足そうに頷き、口元を綻ばせた。
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「良かろう。リンゼ、こちらへ来るが良い。」
「はい! 直ちに!」
俺が手招きすると、リンゼは羽を使って宙に浮き上がり、ベッドの上に静かに着地した。
と同時に、彼女の羽から、煌めく粉のような物が放出され、埃のように宙を漂う。
「リンゼよ、その粉は何だ? 毒などではないだろうな?」
リンゼのモチーフは蛾だ。
本物の蛾には、毒を持つ種類も存在する。
こいつもそのような毒を撒くタイプだとしたら、さすがにそんな危険な奴を俺の傍には置いておけんぞ。
「何も心配は要りません、ご主人様ぁ。私の鱗粉には、媚薬の効果と、淫魔以外に対する麻痺効果があるだけですぅ。」
「その理屈だと、俺に対しても麻痺がかかるんじゃないのか?」
「ご主人様はぁ、私のお姉ちゃんやユミナさんと交わったお陰で淫魔の力を取り込んでますからぁ、麻痺は効かないですぅ。」
そういえば、リンゼが白い繭になった時も、レトリバール達にそんな事を言われたな。
俺は最早人間というより淫魔に近い存在になりつつあるのかもしれん。
だが、もしそうだとしても、デメリットがないのなら、別に構わないだろう。
それよりも、俺は早くリンゼを犯したい。
彼女の撒く鱗粉の媚薬効果も原因ではあるとは思うが、さっきから俺のイチモツがこれ以上ないくらいに張り詰めているのだ。
「問題ないなら、始めるか。さて、さっきはリンゼにパイズリをしてもらって、その後バックで突いていたんだったな? バックは今しがたエルゼともやったし、今回は別の体位を試してみるか。」
「でしたらぁ、騎乗位なんかはどうでしょうかぁ?」
「ふむ、悪くないな。では、そうしてもらおうか。」
しかし、リンゼはついさっき処女を奪われたばかりだというのに、騎乗位をもう知っているんだな。
心までサキュバスに堕ちた事で、モースが持っていた性的な知識がリンゼにも受け継がれたのだろう。
ならば、リンゼはサキュバスの姫のテクニックをこれから存分に発揮してくれるはずだ。
彼女の本気が如何ほどの腕なのか、愉しみだな。
「こちらの準備は出来たぞ。リンゼ、やれ。」
「はいっ! では、慎んでお相手させて頂きますぅ。」
膝から下が昆虫化して細い脚になっているが故、しゃがむ体勢では自身の体重を支えられないからか、リンゼはシーツの上に降りると、両方の膝を突いた。
そして、リンゼは自身のマンコを手で押し広げ、ベッドの上で仰向けになった俺のイチモツをもう片方の手で掴むと、亀頭を入り口に当てる。
「いきますよぉ、ご主人様っ!」
リンゼは大胆にも勢い良く腰を落とし、一気に俺のイチモツを飲み込んだ。
彼女の膣内にズブズブと入り込んだイチモツの先端部は、あっという間に子宮口に到達し、その内部にまで侵入する。
俺のモノを完全に根元まで咥え込んだ事を確認したリンゼは、腰をゆっくりと動かし、膣内を締め上げた。
「ぐっ、おおおっ! こ、これは凄いな!」
先程の大胆な挿入とは打って変わって、リンゼの腰振りは丁寧で、俺のモノを根元からきっちり絞ってくる。
だが、膣内の生暖かい愛液が大量にイチモツに絡み付いて潤滑油の役割を果たし、締め付けがキツくても非常にスムーズに動くのだ。
また、絞る強さも腰振りに合わせて器用に調節されており、最高の快感を俺に提供してきた。
「素晴らしい! これがサキュバスの姫のテクニックか!」
極上の名器に、最上級のテクニックが加わる事で、天上の快楽が生まれる。
それを味わされた俺は、この快感が尽きる時、自分もまた果ててしまうのではないかと一瞬思ってしまった。
サキュバスは男の精と共に命までも吸い尽くすと言われるが、なるほど、納得だな。
もしリンゼが俺の雌奴隷でなければ、俺は間違いなく、この快楽の後に命を失っていただろう。
「ううう、リンゼ、羨ましいなぁ。」
「次はリンゼさんの番だって分かってたはずなのに、いざこうして見せ付けられると、私も我慢できなくなってきました。」
ベッドの傍らで俺達を観察していたエルゼとユミナが、嫉妬の感情を込めた視線をこちらに向けている。
こいつらも随分と好き者になったものだ。
しかし、俺としても彼女達の相手をしてやるのは吝かではない。
「お前達も参加するか? 俺が直接相手をしてやる事は出来ないが、リンゼを虐める程度の参加であれば認めてやるぞ。」
「本当ですか? じゃあ、あたしもヤリます!」
「私ももちろん参加します。リンゼさんが私達のご主人様を独り占めしている事に対する鬱憤を晴らさせてもらいますね。」
「あっ、お姉ちゃんも、ユミナさんも、何するのぉっ!?」
エルゼに胸を、ユミナにお尻を触られ、リンゼが驚きの声を上げる。
だが、リンゼの腰振りは止まっておらず、テクニックにもブレはない。
動揺していても平然と性交を続けられる辺り、さすがだな。
よし、ここからはこの場にいる全員で愉しむとしよう。
淫魔の4Pの始まりだ!