「喰らえ、『サンダー・ショック』!」
「ウギャアアアアア!」
八重に電撃を浴びせたのは、これで何度目になるだろうか。
八重の絶叫も、白目を剥いた顔も、そろそろ見飽きてきたな。
「次は火で軽く炙ってみるか?」
ただ、普通に炎の魔法を使うと、俺までもが火を浴びてしまう。
そこで、俺の肉体を守る魔法が必要だ。
「水よ来たれ、ウォーター・アーマー!」
冷水が、まるで鎧のように俺の全身を覆う。
これで、多少火が飛び散ったとしても俺は平気だ。
無論、それなりの大きさの炎を放てばこの程度では凌ぎ切れないが、さすがにそんな威力の炎は使わない。
俺は別に八重を焼き殺すつもりではないのだからな。
軽く炙るだけだ。
「炎よ来たれ、ファイヤー・ウェーブ!」
俺の手から放たれた炎の波動が、八重の全身を隈なく覆い尽くし、彼女の体をジワリジワリと炙っていく。
炎の威力は加減しているが、それでもやはり熱くて堪らないのか、気絶していた八重は意識を取り戻し、悲鳴を上げた。
「あああああっ、熱いっ、熱いでござる! やめて、助けて!」
「助けて欲しいなら、まずはその『ござる』と言うのを止めてもらおうか。」
「わ、分かったでござ……分かりましたから、助けて下さい!」
「よし。それとお前には質問をさせてもらう。炎を止めるのはその答えを聞いてからだ。」
「話が違うでござるよ!」
「『ござる』は禁止だと言っただろう? お仕置きが必要なようだな?」
手から放ち続けている炎の波動の温度を、ほんの少しだけ上げてみる。
すると、効果は覿面なようで、八重はさっきよりも激しくのた打ち回った。
「分かった、分かりましたから! 止めて! 拙者の体が焼けてしまいます!」
「『拙者』も禁止だ。これからは、自分の事は『私』と言え。ああ、それと俺の事は『ご主人様』と呼ぶようにな。良いか?」
「はっ、はい! 分かりました、ご主人様! ご主人様の言う事を聞きますから、私の体を焼くのはもう止めて下さい!」
「よろしい。」
あまり焼き過ぎるとさすがに危険なので、ここは素直に炎の魔法を解除してやった。
すると、全身がこんがり焼け、褐色肌になった八重の裸体が露になる。
「雪のように白かった肌が台無しだな、ハハッ!」
大和撫子然とした八重が、褐色肌のお陰で若干ビッチっぽい外見になった。
これは面白いな。
もっとも、俺は褐色肌の女は好みじゃない。
女は白い肌が一番だ。
「ううっ、ひどいでござ……ひどいです。」
「そう落ち込むな。ちゃんと冷やしてやる。」
「えっ……ま、待つでござ……」
「氷よ来たれ、アイス・ウインド!」
俺の手から、凍てつくような温度の風が放たれ、八重の全身を包み込んだ。
空気中の水分が凍り付き、発生した氷はたちまち八重の肌に張り付いて、見る間に八重を覆っていく。
「きゃああっ! 寒い、寒いでござるっ!」
「『ござる』は禁止だと、何度言えば分かるんだ!」
この女、ここまでされてもまだ学習しないのか。
余程頭が悪いと見える。
胸に栄養が行き過ぎて、脳みそが空っぽなんだな?
ならば、質問をする前に、そのアホみたいにデカくなったオッパイにも更なる躾を施してやる!
「来い!」
部屋の隅に向かって、俺は手をかざす。
その直後、手を向けた方角に置かれていたムチが飛来し、かざした掌に収まった。
これは初級の無属性魔法で、近くにある物を引き寄せるだけの魔法だ。
本来は呪文と引き寄せる物の名前をきちんと宣言しなければならないが、手をかざした方角にあったのはムチだけであり、また俺の魔法の資質が最高レベルである事から、今回は詠唱を短縮して手軽に使えたのだ。
「氷のお陰で拘束具は必要なさそうだな。」
八重の顔以外の部分は、既に薄氷が覆い尽くしている。
そのため、柔らかい爆乳の形が氷によってきちんと固定されていた。
本来ならオッパイを固定した上でムチを打ってやるところだが、今回はこのまま打っても問題ないだろう。
「お前にはこれからしっかり反省してもらう。覚悟はいいな?」
「ま、待つでござる! 拙者、本当に反省してるでござるから、もう痛いのはやめてくだ……」
「問答無用っ!」
神様の力によって強化された身体能力をフルに活用し、俺は腰を捻って腕を振り上げ、渾身の勢いでムチを爆乳に打ち付ける。
「いいいいいいいいやああああああああああああああああ!」
バチイイイン!という強烈な音と共に、八重の絶叫が空気を揺らす。
また、それらの音に紛れて、八重のオッパイを覆っていた薄氷が砕ける音も鳴り、露になった小麦色の乳房に、太く赤い筋が走る。
「おっと、氷が割れてしまったな。ならもう一度、アイス・ウインドだ!」
八重のオッパイを再度氷で固定するべく、俺は手から寒風を放ち、オッパイをまた氷漬けにしてやった。
冷たい氷がムチの痕に染みるのか、八重は歯を強く噛み締めて、声を出すのを必死に堪えている。
おそらく、また声を上げれば俺にお仕置きされると思ったんだろう。
ここにきてようやく少しは学習したといったところか。
だが、まだまだだな。
俺はお前の苦しむ姿が見たいのだ。
痛がってくれないと、輿が乗らんわ!
「身体能力を強化してムチ打ちを再開だな。」
己の筋力を高める無属性魔法を使い、先ほどよりもムチ打ちの威力を上げる。
そして、全力でムチを振り切ってしならせ、それを、八重のオッパイに叩き込む!
「いっぎゃあああああああああああああああああ!」
八重の絶叫は、さっきのムチ打ちの時よりも更に大きくなった。
声が高過ぎて、悲鳴の高音部分が掠れて聞こえる有様だ。
このままムチ打ちの威力を上げていったら、こいつはそのうち口から超音波の絶叫でも放てるようになるんじゃないか?
魔法が使えない八重にとって、己の肉体能力だけで超音波を放てるようになる事は非常に有益かもしれないぞ?
まあ、今更八重が自身の戦闘力を強化したところで意味はないがな。
お前は一生、俺の雌牛奴隷なのだから。
「アイス・ウインド!」
八重のオッパイを氷で固め直し、そしてムチで打つ。
この工程を、俺は何度も繰り返した。
ムチの威力や当てる場所を少しずつ調整し、オッパイ全体に万遍なく赤い筋が残るように。
だが、さすがにやり過ぎたのか、ある程度ムチ打ちを続けると、乳房は段々と青白い色に変色してきた。
「うーむ、内出血を起こしたみたいだな。細胞が壊死してしまっては元も子もない。治癒魔法をかけるか。」
万が一の状況に備えて、とりあえず治癒系の魔法の呪文は幾つか暗記してある。
しかし、ここで使ってやる魔法は、高位の治癒魔法ではなく、初級の応急処置レベルのものだ。
回復し過ぎては、痛みが退いてしまうだろうからな。
細胞が壊死しないギリギリのレベルで留めておけば、治癒をかけた後も痛みは強く残るはずだ。
「ヒール!」
呪文詠唱を短縮し、初級の治癒魔法を八重のオッパイにかける。
魔法が効いたのか、乳房からは青みが消え、褐色の日焼け肌に赤いムチの痕がある状態に戻った。
「よし、これでまだ楽しめるな!」
「いやあああ! もうやめて欲しいでござ……あっ! ま、待ってほしいでご、ください!」
ようやく多少学習したのか、自分で「ござる」口調に気付いて止めたな。
その進歩は認めよう。
しかし、ここまでやられてその程度しか進歩しないのは、あまりにも遅い。
俺は気が長い方ではないのだ。
亀の歩みほどにお前の進歩が遅いのなら、もっと強めのお仕置きが必要だな。
「モデリング!」
ムチに対して、俺は廃材の金属片をかざし、魔法を使用した。
これにより、かざした金属片がムチに合成される。
完成した新たなムチは、表面に小さなトゲが無数に形成された、薔薇の茎のような形状に仕上がっている。
ムチの表面を軽く触ってみると、トゲ以外の部分も硬質化しているようだ。
しかしながら、ムチの柔らかさは健在であり、軽く振り回してみると、若干柔軟性は落ちたものの、しなりは効いている。
これを振って叩きつけた場合、しなりが弱くなった分、ムチの勢いは低下するだろう。
だが、硬質化し、トゲが形成されたお陰で、痛みはむしろ増すはずだ。
「いくぞ!」
ムチをブンと振り回し、遠心力を活かして、八重のオッパイに叩き付ける!
「ぎゃああああああああああああああああああ!」
いい悲鳴だ!
やはり相当痛いようだな!
その証拠に、八重の乳房には、さっきよりもムチ打ちの痕が色濃く残り、トゲが刺さった部分からは出血も見られる。
暫くこれで愉しめそうだ。
「まだ終わりではないぞ、八重。もっとオッパイを甚振ってやるからな!」
俺は心の赴くままに、ムチを振るう。
やがて、八重が失神したまま自力で目覚められなくなるまで、それは続いたのだった。