「おい、八重? ちっ、完全に逝ったか?」
ムチ打ちにより、気絶と目覚めを数え切れないほど繰り返した末、遂に八重はピクリとも動かなくなった。
一応、まだ息はあるようだが、ならばどうして起きない?
もう壊れてしまったんじゃないだろうな。
「仕方ない。こういう時のための専属アドバイザーを呼ぶしかないか。」
八重の膣に己の肉棒を挿入した状態のまま、俺は魔法を発動する。
使う魔法はもちろん、淫魔の召喚術。
床に浮かび上がった魔法陣から、俺の呼んだ淫魔が、光に包まれて姿を現す。
「あたしを呼んだかしら?」
「ホルシュタン、よく来てくれた。実はお前に聞きたい事があってな。」
「何かしら? あたしで答えられる事なら聞くけど?」
「この女だが、暫くムチを打って躾けてやったら、気絶したまま起きなくなった。でも、死んだ訳ではないのは確かだ。なのにどうやっても起きなくて、困っていてな。どうにかならないか?」
「はぁ、なるほどねぇ。大体分かったわ。」
「本当か!?」
「あたしを誰だと思っているのよ。世界最高の淫魔『サキュバスの姫』の1人なのよ? この程度の事くらい、分からないはずないじゃない。」
言い方が若干偉そうなのが鼻につくが、俺の元いた世界には「亀の甲より年の功」という諺もある。
人間でない淫魔は、人間よりも寿命が長いらしいからな。
ここは年長者を立てて、教えを請うべき場面だ。
「どうすれば、この女を起こせる?」
「結論だけ言えば、無理ね。人間っていうのは、一定以上の苦痛を受ければ、それから逃れようとする本能を持ってるの。あなたに苦痛を味わされた事によって、その女の脳が、苦痛から逃れるために起きる事を拒否しているんだと思うわ。だから、彼女は起きないの。あなたから苦痛を受けない保証がない限りはね。」
くそっ、使えないな、この淫魔。
凄い魔法なんかでパッと起こしてくれればいいものを。
仕方ない、ここは最終手段だ。
高位の治癒魔法を使って、八重を癒す。
せっかく与えた苦痛がリセットされるから嫌だったんだが、背に腹は変えられないのでな。
「分かった。なら、治癒魔法で起こす。」
「待ちなさい。治癒魔法で肉体を癒したとしても、意味はないわよ? 起きたらまた苦痛を味わう事が問題なんだから、今の痛みを癒されたとしても彼女は起きないでしょうね。」
「じゃあどうしろと言うんだ!」
「手はあるわ。とっておきの手が、ね。」
ホルシュタンの頭部は牛そのものの姿であり、普段彼女がどんな表情をしているのか、俺には全く分からない。
だが、何となく、今のホルシュタンは笑っているように俺には思えた。
世界最高の淫魔を名乗るからには、何か面白い秘策でも用意しているのだと期待したいが、どうなんだろうな。
「そのとっておきとやらを教えろ。」
「転生よ。彼女には、人である事を辞めてもらう。そして、あたし達と同じ、淫魔になってもらうの。人間と違って、淫魔には『苦痛から逃げるために目覚めなくなる』だなんて情けない本能は備わっていないから、淫魔化すれば起きるはずよ。」
「そんな事が可能なのか?」
俄かには信じ難い話だな。
しかし、ホルシュタンがここまではっきり断言しているのだ。
嘘ではないと思うが……。
「淫魔になったら、お前みたいな牛頭になったりしないだろうな?」
俺が最も心配しているのはここだ。
頭が牛の女で抜ける奴はいるか?
そんな猛者がいるのなら、俺は是非拍手喝采を送ってやりたい。
八重が人間を辞めて淫魔になる事自体は別にいいが、見た目が異形になるのは極力避けてほしいところだ。
「まあ、出来なくはないわね。でも、人間はそういうの、好みじゃないでしょう?」
「当然だとも。可能なら、どんな外見の淫魔にするか、俺に決めさせてほしいくらいだ。」
「ある程度でも良ければ、転生後の姿をあなたの望む外見に近づける事は可能よ。淫魔にとって重要なのは、男から精力を集める事。だから、淫魔は一定以上の年齢になると、その時に触れた最も強い性欲を自らの姿に反映し、成人するのよ。そこの女は、淫魔で言うところの『成人』程度の年齢でしょうから、淫魔化する際、あなたから受けた欲望を忠実に反映するはずよ。ま、元が人間だから、本物の淫魔に比べれば、あなたの欲望の再現率はそれなりに落ちるけどね。」
「ほう、面白いな。」
いわゆる「光源氏」のように、目をつけた女を自分好みに仕上げてやれる訳だ。
ならば、八重を俺が思う最高の姿に仕立ててやりたい。
だが、ホルシュタンの言うように、元が人間であるために俺の欲望を再現し切れないのなら、そこまでこだわっても無駄になるか。
いや、それでもまだ結論を出すには早いな。
「一応聞いておくが、欲望の再現率を上げる方法はないのか?」
「あたしだけでは無理ね。あたし以外の『サキュバスの姫』が揃えば不可能ではないけど。」
「確か、全員封印されてるんだったか。じゃあ、お前以外も召喚して目覚めさせてやるしかないな。」
「今のあなたでは、まだ駄目よ。魔力だけあっても召喚できる訳じゃないもの。まずは、淫魔の召喚士として、あなたが成長する事。それが出来れば、きっと他のサキュバスの姫も呼べるようになるはずよ。」
「ふむ……。」
よく分からないが、今の俺では魔法の錬度が足りていないという事だろうか。
或いは、淫魔を召喚する際に必要な性欲が不十分なのか。
まあいい、無理と言われた以上は諦めるしかないな。
今はとりあえず、八重の調教を完結させる事が優先だ。
その後、転生者の少年の取り巻きの美少女達の残りも順番に捕まえ、捕えた美少女に応じたサキュバスの姫を召喚し、従えていく。
そうして、最後には全てのサキュバスの姫を掌握し、この世の全ての女を我が物とする。
うむ、悪くない手だ。
「お前の話は理解した。今はこれ以上欲を張るのは止める。八重の淫魔化をやってくれ。」
「ええ。承ったわ。では、始めるわよ。」
ホルシュタンが手を前にかざし、手からピンクの光を放出した。
ピンクの光は八重の中にスウッと入っていき、掻き消える。
「これで終わりよ。」
「何、もう終わりなのか? 八重に変化は見られないが。」
「今その女に与えたのは、サキュバスの力よ。あなたが性欲をぶつければ、彼女の中のサキュバスの力がそれに反応して、肉体をあなたの望む姿のサキュバスに作り変える。彼女をたっぷり躾けてあげて、トドメにあなたの精液を彼女の子宮に注ぎ込んでやればいいの。」
「分かりやすくて何よりだ。感謝するぞ、ホルシュタン。」
ここから先は、俺の出番だ。
八重を俺専用の雌牛サキュバスに仕上げてやる!
「今回は、まずマンコからだな。」
オッパイはさっき散々愉しんだので、今回は逆に下から責める。
ただし、ホルシュタン曰く、「射精はサキュバス化のフィニッシュに決める」との事なので、ここは膣の拡張をメインにするか。
「喰らえ!」
勃起した肉棒を、八重の中で何度も高速で動かす。
元々カウベルの効果で処女にしては緩くなっていた膣は、サキュバス化の影響か、俺のピストンによって更なる拡がりを見せた。
しかし、同時に膣内に突起が形成され、多量に愛液が溢れてくる。
それらの突起と愛液が肉棒に絡みつき、膣の緩さを補うように俺の肉棒を刺激するのだ。
「これは凄いな! 普通の女とは全然違う!」
「でしょう? それがサキュバスの女よ。もっとその女のサキュバス化が進めば、更に気持ち良くなれると思うわ。」
「まだこの先があるのか。それは愉しみだな。」
しかし、俺ばかりが愉しんでいるというのも可哀想な話だ。
八重にも、きちんと性の喜びを教えてやらなければならん。
今気絶しているからといって、そこを怠っては、彼女の主人失格だからな。
「よし、八重が俺のモノになった記念に、キスをしてやろう。」
白目を剥いたままの八重の上半身を抱き起こし、彼女の桜色の唇を奪う。
そして、柔らかな乙女の唇に、中年男の唾液をたっぷり塗り付け、彼女の口の中にも唾液を流し込んだ。
すると、八重はコクリと喉を鳴らして、俺の唾液を飲んでいる。
意識がないからこそ、普通なら拒むような事も彼女は受け入れるのだ。
上の口も下の口もオッパイも、これで制覇完了か。
「さあ、八重! お前も1つ階段を上るがいい!」
俺の声に呼応するかのように、八重の体が大きく震える。
次の瞬間、八重に変化が起きた。
「おお……!」
八重の背中から、コウモリのような黒い翼が生えた。
更に、頭部の左右の黒髪を掻き分け、牛の物と思しき大きな角が形成される。
耳は尖り、三角の形に。
お洒落とは無縁だった両手の爪は赤くなり、さながら色鮮やかなマニキュアが塗られたかのようだ。
へその下には黒いラインでハートマークが刻まれ、卑猥な入れ墨みたいに見える。
ピンクの着物と紺色の袴は繊維が弾け飛び、黒いボンテージ衣装に再構成された。
この新しいボンテージ衣装は、胸とお尻の部分が今の八重ですらサイズが大きいと言えるぶかぶかな物であったが、八重のオッパイやお尻が更に急成長し、ピッタリとサイズが合うようになった。
「んっ……」
意識を失っていた八重が、ピクンと瞼を震わせる。
その瞬間、彼女の睫毛が伸び、紫のアイシャドウが塗られた。
唇はプックリと膨らみ、ピンクの光沢を纏ってプルプルしている。
そして遂に、八重はゆっくりと瞼を持ち上げたのだった。