※この作品はR-18です。

罪ノ光ランデヴー 風香アフター   作:伝野てつ

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花を這う

「んぁ……はぁ、んっ……」

「風香……」

「ぁ……んちゅ……」

 

ついばむような、軽い口づけ。

それだけでも、全身が熱くなって、昂ってしまう。

風香は目をつむり、俺の動きに合わせ、唇を突き出してくれていた。

彼女の柔らかい唇を少し吸って、味わっていく。

 

「んぁ……こら、そんな……」

「嫌なの?」

「嫌……じゃない」

「なら、続けるね……」

 

肩を寄せ合い、首を動かし、キスを続けていく。

最初は優しいものだったのが、段々と激しいものへと移行していく。

舌を出し、唇や、上あご、歯茎、舌、色んなものを舐めていく。

 

「優人、甘い……卵焼きの味、する」

「風香が練習してくれた、大切な味だよ」

「もう、変態っぽい」

「俺は変態なんだろ?」

「……そうね、優人は変態さん、なんだもんね」

 

お互いクスクス笑って、また唇を重ねた。

深く、甘く、口づけだけで溶けてしまいそうな感覚に、溺れていく。

口から風香とつながると、心拍数が上がるかわりに、安らぎを得る。

世界が静止してしまったような、そんな永遠を感じる。

この時間がいつまでも続けばいいのに、そう思うと同時に、もっと深くつながりたい欲望がもたげてくる。

下半身の逸物は既に硬直しきっていて、発情した自分を少し、恥ずかしく思ってしまう。

 

「優人……?」

「あ、ごめん、ご飯食べたあとなのに、こんな……」

「……どうして?」

 

風香は俺の手を自分の胸へ導いてくる。

ドクン、ドクン、と彼女の鼓動が伝わってきている。

 

「……私だって、同じよ」

「優人にキスされて、こんなに昂っちゃってる。今さら、おあずけなんて、無理」

「風香……」

 

彼女の肩を力強く抱き、意志を伝える。

風香は頬を紅く染め、コクリと静かに首を縦に振った。

不安で押しつぶされそうだったのもあって、彼女を余計に求めてしまう。

身体を重ねたい、ひとつになりたい、愛し合いたい。

身勝手で、醜いかもしれない。それでも、風香と愛し合うことで、安心感を得ることができる。

情けない、惨めだ。それでも、風香は受け入れてくれる。

 

「……ね、ちょっとお願いがあるの」

「お願い?」

 

服に手をかけようとしたところで、風香にとめられる。

もしかして、あの日なんだろうか。

 

「あ、別に考えてるようなことじゃないんだけど……」

「あぁ、うん、それで?」

「えっとね……その、優人的には、嫌かもしれないんだけど」

「今日だけ、ちょっと……お姉ちゃんって、言ってみない?」

「えっ……」

 

こっちに来てからは、お互い姉弟を意識しないようにしてたのに。

なぜ、と口にする前に、彼女の瞳を見て、なんとなく察する。

風香も、多分、俺みたいなことが、今日あったんだ。

だから、こんなこと言いだしたんだ。

不安で、どうしようもなくて、ただただ怖くて。

禁忌だとしても、受け入れてほしいのだと、俺に言っている。

 

「……いいよ“栞お姉ちゃん”」

「ぁ……」

 

だったら、俺も受け入れる。

俺たちの罪を真正面から受け止めて、二人だけで慰め合う。

傷を舐め合う行為なのかもしれない、嫌悪される関係性なのかもしれない。

それでも、俺たちは求め合い、つながり合う。

 

「優人の上、乗るね。私が動いてあげる」

「わかった……」

 

服を脱ぎ、畳の上に寝転がる。

風香……いや、栞も制服を脱ぎ捨てると、花弁の口を逸物の先端へと当てた。

彼女が上に座り、騎乗位の恰好をとる。

花弁の表面はすでに湿り気を帯びていて、準備がすっかり整っていることを示していた。

 

「はぁ、はぁ、優人……」

「栞、お姉ちゃん……」

「ぁぁ……んんっ」

 

名前で呼ばれるだけで、栞は身震いしてしまう。

腰をモジモジと動かし、もどかしそうにペニスを膣へ収めようとする。

しかし、上手くはまらず、なかなか肉棒は彼女の膣内へ入らなかった。

 

「ごめ……その、はしたないかもしれないけど、私、興奮し過ぎて、なにがなんだかわからないの」

「うん、だったら……俺から入れるから」

 

栞の腰をつかみ、ゆっくりとペニスを膣内へと突き入れていく。

入っていく瞬間、ズブズブとやらしい淫音が結合部から聞こえてきて、興奮が抑えきれなくなる。

避妊具もつけていない状態も相まって、俺たちはみっともない喘ぎ声を同時に出してしまう。

 

「ぁぁ……入るよ、栞お姉ちゃん」

「うん、入ってくる、優人の、弟のおちんちん、入ってくるよぉ……」

 

背筋にゾクゾクとしたものが走っていく。

入れただけだというのに、それだけで絶頂を迎えそうになってしまう。

肉棒はまだ全部入り切ってないのだが、栞は満足そうに顔を蕩けさせ、恍惚の表情をこちらに向ける。

 

「あぁぁ、おっきい……! 優人、大きいよ」

 

栞が気持ち良さそうな嬌声を漏らしたのが合図だった。

半分しか入っていないペニスを、一気に膣奥へ挿入する。

その瞬間、栞の背筋が弓なりになり、彼女の身体に緊張が走っていった。

 

「あぁぁ! 奥、急に、だなんて……!」

「我慢できなくて、俺、俺……!」

「いいの、全然、いいから……ね? 優人の好きに、していいんだから」

 

栞が優しく微笑みかけ、そっと俺の頬にキスしてくる。

 

「お姉ちゃんを好きにしていいのは、優人だけ。私の大好きな弟だけなんだから」

「それに、私も……んんっ、お姉ちゃんも気持ち良くなっちゃってる、エッチなお姉ちゃんだから」

「あ、あぁぁ……栞、お姉ちゃん」

「もっと呼んで? 私の名前、強く、何度も呼んでほしい」

「求めてほしいの、優人に……!」

 

栞の腰を掴み直し、ペニスを突き入れていく。

何度も、何度も、膣内を往復させ、性感を高めていく。

快楽と欲望と愛情、それらすべてでグチャグチャに混ざり合った状態だ。

栞は肉棒で突かれる度、俺の名前を呼び続け、求めてくれる。

目を閉じているが、目頭には涙を貯め、白い肌には汗が浮かび上がっていた。

そんなあられもない姿に俺は欲情する。

何度も彼女を感じているはずなのに、鼓動の昂りは収まることを知らなかった。

 

「あぁぁ、気持ち、いい! お姉ちゃん、気持ち良くなっちゃうの!」

「あぁ、俺も、気持ちいい! 栞お姉ちゃん……!」

「お姉ちゃんも、んん、弟のこと、気持ち良くするから」

「うっ、あぁぁ……こ、腰、そんな動かされたらぁ……!」

 

栞が俺の上で腰を振って、円運動をする。

膣内が狭まり、肉棒が圧迫されて、一気に追い詰められてしまう。

いつも、いつも、このパターンで絶頂に導かれてしまうから、なんとか踏みとどまらないといけない。

歯を食いしばり、無理矢理腰を振って、栞を感じさせていく。

 

「んんっ、凄い、男の子っぽい、んふふ、嬉しいよ、お姉ちゃん、こんなに育った弟を感じられて」

「俺だって、頑張れるんだ……!」

「うん、男の子じゃないわ、優人は、もう立派な、男の人……んんん!」

 

お姉ちゃんに認められることが嬉しくて、その一言で限界を迎えてしまう。

 

「ごめっ、俺、俺ぇ……!」

「いいよ、もうイっちゃいそうなんだよね」

「お姉ちゃんも、イキそうだから、一緒に、一緒に……!」

 

お互い腰を振って、絶頂へと向かっていく。

汗も体液も喘ぎ声も感情も、なにもかもが出ていき、そして相手にかかっていく。

ドロドロに混じり合ったそれを、俺たちは愛おしく思い、受け入れていく。

慰め合いの果てに生まれたその感情を、受け入れていく。

 

「あぁっ、栞お姉ちゃん、あぁぁ……!」

「優人、優人っ、イク、イク……!」

 

栞が絶頂を迎え、俺に覆いかぶさってくる。

その瞬間、俺も限界が訪れ、膣内へと欲望を解放した。

肉膣の中で、ビクビクと跳ねる肉棒の感覚。

心地よさと嫌悪感、その両方が俺の胸に突きささるような気がする。

 

「あ、あぁぁ……」

「優人の、出てる……はぁぁぁ……んん……」

 

栞は幸せそうに声を漏らし、俺の肩に腕を回してくる。

痛いぐらいの抱擁を、ただただ受け入れる。

 

「優人……その……」

「うん、わかってる」

 

栞が言いたいことを察し、彼女の頬にキスする。

まだ足りないのなら、俺はもっと彼女を求めなければ。

 

「きて……私、私っ……!」

「うん、いくよ……」

 

繋がったまま、再び愛し合う。

結局、情事は朝焼けが部屋に差し込むまで続いた。

お互い、なにがあったのかも言わず、ただ性行為に溺れていく。

六畳一間のしょぼくれた部屋の中で、俺たちは慰め合い、快楽を貪っていった。

 

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