※この作品はR-18です。

罪ノ光ランデヴー 風香アフター   作:伝野てつ

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愛でぬりつぶせ

「はぁ、優人……んんっ」

「風香、風香……!」

 

家に帰ると、すぐ布団を敷き、服を脱いで、求め合った。

キスを繰り返し、身体に触れ合い、もみくちゃになるほど激しく求愛した。

どれだけ愛撫していたのかわからないほど、長い時間、俺たちは触れ合って。

そして、正常位のまま、つながった。

 

「んぁぁぁ……! 優人、優人ぉ! 入って、きたぁ……!」

「あぁ、風香の中に、入った……」

 

膣に入れた数なんて、もう数えきれないほどだったが、今まで一番気持ちいい感覚だった。

身体だけではなく、心までつながった感覚。

きっと、それは俺たちが同化しているからだ。

欠けたものを埋めていく。

失ったものを取り戻していくこの行為は、愛と名付けて間違いない。

 

「動いて、動いてほしい……! いっぱい、いっぱい愛して!」

「あぁ……!」

 

腰を振り、膣内をペニスでこすっていく。

彼女を愛せる喜びに全身が震えて、どうにかなりそうだった。

いや、歓喜しているだけじゃない。

 

「あぁぁっ、優人っ!」

 

近親と身を重ねていることも強く自覚しているから、こんなにもどうにかなりそうなんだ。

だから、きっと、俺たちの性行為は自傷の意味も含んでいる。

愛し合うから、傷つけ、傷つく。

手首に傷をつけるかのように、セックスをすると心が痛む。

痛い、苦しい、愛おしい、狂おしい。

俺たちは自分自身を傷つけながら、愛し合うことしかできない。

 

「いいっ……! 気持ちいいよ、あぁぁぁぁ!」

「風香、風香っ!」

 

生殖の意味も含有しつつ、お互いの咎を真正面から受け止める行為。

尊く、醜い行為に、俺たちは没頭していく。

こんな風にしないと、自分と向き合えず生きていけないなんて、弱い人間だ。

それでも、ひとりじゃない。風香が一緒にいてくれる。

彼女と重なって、ひとつになっている事実に幸せを覚えてしまう。

もしかすると、性交渉は、本来こんなものなのかもしれない。

醜い部分を受け入れて、生きていく術がセックス。

生殖行為以外に意味があるとすれば、そんな些細なことかもしれないと思える。

 

「抱いて、強く、抱いて! 私、そうしないと壊れちゃう!」

「優人と離れると、引き裂かれちゃいそうで、怖いの!」

「あぁ、強く抱いてやる! ずっと、そばにいるから!」

 

やがて、限界が近づいてくる。

腰を振り続け、絶頂へと上り詰めていく。

膣の最奥を亀頭でコツコツと叩きながら、射精の瞬間を待つ。

 

「あぁぁぁぁ、イク、私、イクのぉ!」

「あぁ、一緒に、イこう、風香!」

「うん、きて、出して、いっぱい、いっぱい! あっ、あぁぁ!」

 

下半身に鋭い刺激が走り、我慢の栓が抜ける。

そのままペニスを最奥へと突き入れ、絶頂を迎えた。

 

「出す……! イク!」

「優人、愛してる、愛してるぅぅ!」

 

ドクン、膣内で肉棒が跳ねると、先端から精液が飛び出ていく。

脱力感は不思議と沸いてこなくて、逆に精力が増した気がする。

 

「あぁぁ……出てる、熱いのが、出てる……」

「風香、あぁ、風香……」

「うん、気落ち良かったけど……まだ、よね?」

「あぁ、風香をもっといっぱいにしたい」

 

絶頂した直後だというのに、陰茎は硬直したままだった。

腰をゆっくり振ると、風香も嬉しそうに微笑んでくる。

 

「うん、きて……いっぱいしましょう? 赤ちゃん……できるまで」

「幸せをつかめるまで……ね?」

「あぁ……」

 

再び性行為にふけっていく。

愛情を育む行為として、存在を確かめる行為として、罪を見つめる行為として。

俺たちは、交わっていく……。

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