ブラックベリーフィールズ 〜やがて女の子になる君へ〜 作:孤児郎
翔の父親に人違いで誘拐された幼い頃の俺。殺されそうになっていた俺を中学生だった翔が助けてくれた。自分の父親を刺し殺すことで。それを思い出した俺……あたしは宏海を助けるために翔からの陵辱を覚悟した。しかし、そんな考えを見透かした翔はあたしの覚悟をも拒絶する。
「まだわかってねぇなぁ、
「お前、このガキのために俺に抱かれる気なんだろうけど……」
床に倒れている
なんと答えればいいか逡巡していると、構わずに翔が話を続ける。
「あの祭りの夜に、コイツはいったいなにをした?」
「決まってるじゃないか! あたしを助けるために戦ってくれたんだ! お前だって知ってるだろ!」
いつの間にか、遠い記憶の中のように自分のことを『あたし』と言ってるのに気がついた。でも、喉から出てくる高い声音にソレがとても合っているように思えた。
そんなあたしの言葉を、翔は冷たく否定する。
「あぁ。確かにボロボロになるまで俺に向かってきたなぁ。だが、コイツがやったのはそれだけだ。結局は無様に
どう猛な笑みを浮かべる翔。
でも、ヤツがなにを言いたいのかわからない。
「どうしろって言うんだ? 自分より強い相手に立ち向かって、こんなになるまで戦ったんだ。それ以上なにができるんだよ?」
尻餅をついたまま、それでも翔を睨みつけて叫ぶ。
あの日、宏海はあたしを守ろうとして翔に殴りかかった。でも、対人格闘のために身体を鍛えて、あらゆる格闘技を学んだ翔を止めることができず、酷い怪我を負わされたのだ。
両手両腕を折られ、それでも翔に嚙みつこうとした彼の闘志を非難できるヤツなどいないハズ。
しかし、翔は笑いを貼り付けたまま、つまらなそうに眉をひそめる。
「お前にはわかると思ったんだがなぁ」
翔がソファーに踏ん反り返った姿勢のまま肩をすくめる。
「コイツはなぁ、どんなことをしてでも俺を倒さなきゃならなかったんだ。いいか? 大事な事だからもう一度言うぞ。『どんなことをしてでも』……だ。素手で敵わないなら武器を使えばいい。例えば金属バットとか鉄パイプとかでもいいだろう。あるいは、ガキどもが持ってたナイフがあの辺に落ちてただろうから、それを使っても構わなかった……。本当にお前を助けたければ、コイツは俺を殺してでも止めるべきだったんだよ」
殺す……だって?
翔の話が突然剣呑なものに変わった。
「殺すなんて、ダメに決まってるだろう! それは、お前が……!」
……お前が、人を殺したことがあるから……。
喉まで出かかった言葉を飲み込む。命を救われたあたしがそれを否定することはできない。
でも、だからと言って……。
「よく考えてみろよ、雪緒。もしも俺がお前を殺すつもりだったらどうなった? このガキが動けなくなってる間にお前は俺に殺される。実際には死んでねぇが、まぁ……それは結果論というヤツだ。目覚めた病院のベッドの上でコイツはお前の死を聞かされる。それからコイツは一生、自分の甘さを悔やんで生きることになるんだ。これって正しいことか?」
「それを言うなら、宏海やお前が怪我させた連中が死ななかったのだって結果論じゃないか。もしも彼らが死んでたら、お前は……」
言いかけて、あたしは自分の言ってることの矛盾に気がついた。
「あのガキどもが死んでも俺は一向に困らねぇ。お前を守るためなら人を殺したって構わねぇよ。それ以前に、コイツもあいつらも致命傷を負ってねぇだろう? 何故だかわかるか? 死なねぇようにわざわざ手加減したんだよ。俺はそのために自分を鍛えてきたんだ。まぁ、もしもコイツが殺すつもりでかかってきたら、俺だって本気を出しただろうけどな。でも、それができなかった……コイツにはお前を守るだけの覚悟がなかったってことだ」
人を殺すのは良くないこと……そんなことは当たり前だ。
でも翔の話を聞いてると、その前提があやふやになってくる。
本当にそうなのか? 宏海にはあたしを守る覚悟がなかったの?
「人を殺すってことはなぁ、損なんだよ。刑務所やら少年院に入れば自由を奪われる。働いてりゃぁ職は失うし学生なら退学になる。誰でも平等に社会的地位を失って人生を棒に振る羽目になる。自分が可愛いなら人なんか殺すべきじゃねぇ。『人を殺しちゃいけません』ってぇのは、つまりはそういうことさ。その覚悟がねぇってことは、惚れた女を守るのに『人を殺したくないから手を抜きます』って言ってるようなもんだろ? お前はそんなヤツのために犠牲になろうとしてる。お前、コイツに騙されてるんじゃねぇのか? 俺は心配でしょうがねぇよ。それになぁ……ちょっとだけ不愉快だ」
そう言うと翔は宏海に覆いかぶさった。ゆっくりとした動作で手のひらを彼の胸に当てる。
翔の肩にわずかに力が入ると、あの祭りの夜になんども聞いた、人体が破壊されるイヤな音が倉庫に響く。すこし遅れて宏海の叫び声。
「今、第四肋骨の胸骨側を折った。肋軟骨の辺りだな。これをこのまま押していくとそのうち心臓に突き刺さって、じきにこのガキは死ぬ。コイツを殺す前に俺を止められるか? 雪緒」
「待って! 本気じゃないよね? ……だって、宏海を殺す意味がない!」
あまりの展開に思考がついていけない。でも、翔が本気であることをなぜかあたしは確信していた。
あたしが翔を止めなければ、宏海は死んでしまう。
本気……。
愛する人を守るための覚悟って……。
でも、どうやって守る?
ふと気がつくと指先に硬いものが触れていた。
さっき手を切ったガラスの破片。
これで刺せば、宏海を助けられるだろうか?
翔が宏海に視線を戻した隙に、手探りで適当な長さのガラス片を掴む。足先に引っかかっていたデニムのショートパンツを抜き取って、背中の後ろでガラスに巻きつけた。
こんなものが刺さったら大怪我するだろう。でも、それで翔を止められるだろうか。
もし失敗したら、宏海は間違いなく殺されてしまう。
あたしが覚悟をしなければ……。
『覚悟』ってなんだ?
翔を殺すかもしれない覚悟……なの?
あたしがソレをやるの?
逡巡する間にも翔の腕に力が込められて、宏海の口から苦悶の声が溢れている。
迷ってる時間はない。
でも、もしも翔の言った通りだったとしたら……宏海が自分の保身のために翔を殺す覚悟が持てなかったのだとしたら。そしてその結果、あたしが酷い目に遭ったんだとしたら……。
……考えるまでもない。
それでもあたしは宏海を好きになってただろう。例えばあの時、殺されていたとしても……必死になってあたしを守ろうとした宏海の姿を見ることができたんだから、最高の幸せを胸に死ねたハズ。
だからあたしは宏海を助ける。たとえ命の恩人を殺すことになったとしても……。
ガラスの欠片を握りしめる。
翔の父親が死んでいくシーンを意図して頭の中でリプレイする。首の横からまっすぐ突き刺して横に切り裂き、深く確実に頸動脈を傷つける。
そうすれば手で押さえて止血したくらいでは助からないハズ。
尻餅をついた体勢からゆっくりと腰を持ち上げる。
翔はまるであたしが刺すのを待ってるかのように、無防備に首筋を晒したまま宏海の胸に体重をかけている。
別のあたしが焦った声を出す。
殺すの? 翔くんをホントに殺せるの?
二人目のあたしがそれを否定する。
迷ってたらダメ! 早くしないと宏海が死んじゃう!
まるで酸素が足りないみたいに、自分の息遣いが荒くなる。
喉が渇いてヒリヒリと痛む。
右手に掴んだガラスの欠片。これを突き刺して素早く真横に搔き切る。
刺して搔き切る。
刺して搔き切る。
刺して……。
嫌だ!
そんなことするのはイヤ。
恐い。気持ち悪い。
膝がふたたびガクガクと震えだし、両目にみるみる涙が溢れてくる。
翔が今、こっちを振り返ったら……。
そうすれば……刺さずに済む。
つい、そんなことを考えてしまう。
でも、幸か不幸かヤツはこちらを見ようともしない。
刺すなら今。
やるなら……今。
恐い。
恐い。
恐い。
恐い。
恐い……。
でもやらなくちゃ……翔くん、翔くん、翔くん……ごめんなさい!
心の中で謝りながら、両手で掴んだガラスの欠片を翔の首目がけて突き出した。
尖った破片の先が、抵抗を受けながら人体にめり込んでいくイヤな感触。
「痛えなぁ」
びっくりするくらい平板な翔の声。
いつの間にか固く閉じていたまぶたを開けると、ガラスの欠片はヤツの首を逸れて肩の辺りに突き刺さっていた。筋肉に阻まれて、ごく浅く。
失敗……した。
絶望感で目の前が真っ暗になる。
これで、あたしと宏海は殺されるに違いない。
そう思いながら、どうしてだか気分は晴れていた。
あたしは精いっぱいやった。きっと宏海も文句を言わないだろう。それに、彼と一緒なら恐くない。
そう思っていたのに、
「肩に刺さったのを見てホッとしたツラしやがって……。そんなとこ刺したって俺は死なないぜ。刺すならココだ」
ゾッとするような笑顔でそう言うと、あたしの手ごとガラスの欠片を掴んで、切っ先を自分の首に近づける。必死で抵抗しても強い力で押さえつけられて、ガラスの欠片を手放すこともできない。
「そんなに殺したくないってのか?」
眉根を寄せて翔が問いかける。
コイツは一体なにがしたいんだ?
「当たり前だろ! 絶対にイヤだ!」
殺すなら早く殺せ!
そんな気持ちになっていた。
肩から血を流しながら、それを気にする様子もなく翔はあたしの目をじっと見つめている。
「仕方ねぇな。じゃぁ少しその気になってもらうか」
翔があたしを離して、宏海の体をソファーにもたれ掛けさせる。体を無理に動かされて、痛みに呻き声を上げる。
宏海に駆け寄りたいのに、翔がなにをするつもりなのかわからず体が動かない。
「ううぅ……痛ぇ……一体どうなってるんだ?」
宏海が意識を取り戻した。
眼帯のない方のまぶたを薄く開けて辺りを見回している。
死ぬ覚悟ができていたハズなのに、彼の声を聞くと決心が鈍ってしまう。
宏海が目を覚ましたのを確認すると、翔が近づいてきてあたしの身体を抱き寄せた。
片手を背中に回すといきなりブラが浮き上がった。カップがストラップにぶら下がった状態になる。
乱暴に下着を奪い取られ、そのまま倉庫の隅に投げ捨てられた。
「なんで……」
そこまで言ってからあたしは思い出してしまった。
この倉庫で、翔が最初に言っていた言葉を……。
「今からこのガキの目の前でお前をゆっくり犯してやる」
そんなの、冗談じゃない!
「お前が俺のものになる瞬間を特等席で見せてやる。目を閉じたら無理やり開いて何度でもなぁ。そして、それに飽きたら……」
翔の口が笑いに歪んで、まるで耳まで裂けているように見えた。
「俺がその細い首を絞めて殺してやる。あの日の親父のようにな。お前が小便撒き散らして死んでいくところを見せてやって、絶望の淵に叩き落としてから……コイツを病院に連れてってやる。絶対に楽にはしてやらねぇ」
翔があたしの腕を掴んで床に押し付ける。仰向けに押し倒された体勢で太ももに跨られて身動きがとれない。
この先に待ち受ける運命に、息が止まりそうになる。
翔はやっぱりマトモじゃない。
「それが嫌なら……雪緒。俺を殺せ」
そう言って。
翔が。
笑った。
いや、最初から笑っていたハズなのに、なぜかこの時初めて笑ったように感じて、はっと気がついた。
「あの夏の日、親父を殺してビビってた俺はお前の笑顔に救われたんだ。小さな女の子の命を救ったっていう、その事実だけで俺の罪は赦されたんだよ。それなのに……」
ああ、そうか……。
あの日。父親を殺してしまった事実が『無かったことに』されて、身代わりに誘拐されたあたしは翔の目の前から消えてしまったのだ。
「夢を見てたのかと思う時もあった。あれが本当に現実だったのか、だんだん信じられなくなってきてなぁ。誘拐されたっていう門倉の娘の顔をこっそり覗きに行って、俺は自分の頭がおかしくなったんだと思ったよ。自分の記憶なのにどこまでが夢でどこからが現実なのか、まるで区別がつかねぇ。それなのに、親父の首を刺した感触だけがいつまでも薄れずに手のひらにこびりついていやがる。もう限界だった……毎朝ジョギングのフリして門倉の屋敷のゴミ袋を漁った。そこでやっと見つけた。あれが現実だったって証拠……あの血だらけのドレスを」
あたしを見下ろす翔の顔はそのとき酷く歪んで、苦しそうだった。
「でも、散々探し回ってやっとお前を見つけたと思ったのに、お前はまるで変わっちまってた。俺の天使は地に堕ちて、くだらねぇ女になっちまってた」
「あたしは、なにも変わってないよ!」
自分でも驚くほどの大声が出た。
このままでは目の前の翔が崩れていってしまうような気がして、あたしは必死に否定する。
「まだわかんねぇのか? 死んでも構わないとか、人を殺したくないとか……お前のそんな言葉が俺を否定してるんだよ! 俺の過去と人生の全てが無駄だったって言ってるんだ。そんなこと納得できるワケないだろう? ハイそうでした……なんて素直に聞くことなんかできるハズないだろう? そんな酷いことをお前はやってるんだ!」
翔の叫びが廃倉庫中に響き渡る。
もう言葉を発することができなかった。
女になった身体が。門倉の家の事情が。翔の父親の行動が。そしてなにより平気でついたあたしの嘘が翔を追い詰めてこんなにも歪めてしまった。
謝ったって済まされない。
今さらなにをしたって償うことなどできない。
「だから、雪緒。俺を殺せ。あの時、お前を助けた俺が間違ってはいなかったことを証明してみせろ。そうして初めて俺は赦されるんだ」
打って変わって穏やかな声が静かな空間に響いていく。
ああ、思い出した。
この笑顔はあの日の翔くんのものだ。
歪んでいたのは彼じゃない。誘拐犯の父親とか、門倉の爺さんとか……周囲の大人たちの方なのだ。そして、そんな人たちももう死んでしまった。
残ったあたしが翔くんを赦して……そして償わなきゃならない。
両眼からとめどなく涙が溢れてくる。
あたしにしか翔くんを救うことはできない……。
押さえつけられていた両手がいつのまにか自由になっていて、あたしはまだ手の中にあったガラスの欠片を握りしめる。
迷ったらそれだけ翔くんを苦しめるだけだ。
目をつぶらないようにしっかりと見据えて、握ったガラスの欠片を首元に向かって勢いよく突き出した。
永遠とも刹那ともとれる時間の後で、鋭い音が響いた。
尖ったガラスの先端が硬いものにぶつかって砕け散る。
狙っていた彼の首はなにか青いものに覆われていた。宏海の左腕のギプスだ。彼が背中から首に抱きついて、頚動脈を守っていた。
「ざけんな、っのヤロー! アンタが今まで……どんだけ辛かったかなんて……知らねぇよ! だってそりゃ……アンタの人生だろう? 女の子一人に責任負わせて……自分は楽になるってかぁ?」
痛みに喘ぎながら宏海が叫ぶ。
でも、あたしは翔くんを救わなくちゃならないんだ。今は宏海に構ってなんかいられない。
割れたガラスを投げ捨てて、手元を探って別の欠片を拾い上げる。
それをギプスの隙間を目掛けて突き出す。
しがし、またも宏海に阻まれた。右手のひら、ギプスから伸びてる少ない指でガラスの欠片を握りしめる。
指の間から血が噴き出した。
「なにしてんの、宏海! 邪魔するなぁ!」
「うるせぇ! お前は黙ってろ!」
目の前の青いギプスが突然、
まぶたの奥に火花が散って、一瞬世界が暗くなる。
「このオヤジ! 黙って聞いてりゃ……泣き言だらけじゃねえか。情けねぇ!……そんなに逝きたきゃ手前ぇで勝手に逝けよ……俺の雪緒を……傷つけるんじゃねぇ!」
キーンという耳鳴りの向こうで、宏海が翔に怒鳴る声が聞こえる。
初めて宏海に殴られた……そのショックで全身から一気に力が抜けてしまった。
なんで? どうして?
あたしは翔くんを救おうとしただけなのに……。
どこか遠くで、男の叫び声がする。
あたしに跨っていた翔は宏海ともつれるように床に倒れ込んでいた。直後に立ち上がった宏海が翔の胸に馬乗りになって殴りかかる。
そんなに暴れたら胸の骨が心臓に刺さっちゃう。
ぼんやりとした頭でそんなことを考えていた。
心臓に刺さったら……死んじゃう。
震える腕に力を入れてやっと体を起こした時、ガラガラと大きな音が廃倉庫に響いた。
「Freeze!」
まるでアメリカの刑事ドラマのセリフのようなネイティブなイントネーションの叫び声。
いつのまにか真っ赤に染まっていた屋外から、何人もの男が室内に駆け込んできた。帽子に半袖シャツとロングパンツ……すべて迷彩柄の軍服を着た米兵だ。
彼らは宏海を抱きかかえ、翔をうつ伏せにして床にねじ伏せてしまった。
直後に頭からグリーンのジャケットが掛けらて、優しい腕に抱きしめられた。
「雪緒。遅くなってごめんなさい」
樹里亞の声だった。
彼女と別れてからまだ数時間くらいしか経っていないのに、ついさっきまで死ぬとか殺すとかそんな極限状態に置かれてたせいなのか、事態がまるで理解できない。
そうだ。宏海は無事?
樹里亞の腕に捕まって起き上がると、兵隊に抱きかかえられた宏海の脚が見えた。黒のハーフパンツにクロックスを履いた足が埃だらけの床に投げ出されたままピクリとも動かない。
嘘……でしょ?
膝で這って彼の元に近寄る。まるでゼリーの中を泳いでるみたいに空気が重い。
やっと宏海のそばにやってくると、覗き込んでいた米兵たちが黙って道を開ける。
彼は静かに目を閉じていた。
「そんな……宏海! 死んじゃイヤぁー!」
彼に覆いかぶさるようにして抱きつく。
目頭が急激に熱くなって、でも不思議に瞳は乾いていて……。
宏海の魂が身体から離れて行かないように、彼を思い切り抱きしめた……刹那。
「痛てててててててっ! 離せ、雪緒! 痛ぇ! 殺す気かっ!」
信じられないくらい元気な声で、宏海が怒鳴った。
その声を耳にして、涙がやっと頬を伝った。
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