※この作品はR-18です。

ありがとうMk.Ⅱ   作:アンデッド

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終盤間近になってきました。


母、カルトになる

「はははっ〜そんな事も

ありましたね」

 

 

「まぁ、おかげでムシは

虐められなくなったけど」

 

「懐かしいですね…」

 

「母さんが死んでから

結構を経つね」

 

「さくらさんの件に

関しては本当に…」

 

「気にしなくていいよ。

仕方なかったんだし」

 

ーーー

 

ーー

 

ー

 

鈴木家、居間

 

始まりは些細なことからだった。

 

 

「なんだコレは」

 

「はいてた靴にあなが空いたので…」

 

「あっーわかりますわかります。

たまにありますよね」

 

母さんが珍しく買い物に行き

帰ってきたら何故か

 

赤いクツをはいていた。

 

何かを察したレイヴンさんは

母さんを必死に擁護していた。

 

レイヴンさんの言葉に首を傾げつつ

父は納得した。

 

さらに翌日。

 

「ただいま」

 

「それはなんだ?」

 

「駅前の花屋で安売り

やってたものですから」

 

「買い物もいいがな…今の我が家に」

 

「わわっ?!スゴイ綺麗な花!!

さくらが買ったんですか?」

 

「ええ、そうなんです」

 

「あらっ…綺麗な口紅ですね」

 

「デパート寄ったらね、何かの

キャンペーンでムリヤリ〜」

 

 

楽しそうに会話する本妻と妾。

 

 

妾のレイヴンさんは本妻の母の

異変を察し、何か”確信”を得たようだった。

 

父はその間で眉をひそめていた。

 

 

中学校、屋上。

 

 

「それって愛人が居るんじゃ…」

 

「義母さんのこと?」

 

「違いますマスター。このまま

ほっといたら鈴木のお母さんは

大変なことになるってことですよ」

 

「ふーん、なるほど」

 

「そうだな…まずは買い物する

お母さんを尾行するべきだ」

 

ding-dong

 

「昼休みが終わったね」

 

「貴子さんがやりたいなら

僕も手伝いますよ」

 

「あたしに決定権を

委ねられても…」

 

「おいおい2人で話せばいいと

思いますよ」

 

 

そんなこんなで

 

 

「ほんとにさぼっちゃうのー?」

 

「あんたが言い出しっぺでしょ。

別についてこなくても

シンジと一緒にやるから」

 

 

「勉強頑張って下さい」

 

 

「待ってくれよぉ〜」

 

 

私とシンジにムシがおこなった

母さん尾行大作戦は

 

某公園

 

 

「いた」

 

「意外と近いですね」

 

「あっ」

 

 

「〜」

 

 

「言った通りだ。ほら」

 

ヂャッ

 

「すみません」

 

「ありがとシンジ」

 

 

戯言をほざいているムシを

シンジがキンバー・ウォーリア突きつけて

黙らしてる間に

 

謎の男と母さんはどこかへ

移動しようとする。

 

2人の後をついていくと

 

某雑賀ビル内。

 

「こっちかな?」

 

「こーいうところ何かヤバイよ。

勝手に入ると」

 

『あとの祭りだから。

行くしかないです』

 

「ホント…念に念を入れるな」

 

『それが生き残る秘訣です』

 

 

テレパスまで使い、光学迷彩で

自分の存在を”消す”シンジには

頭が下がらないよ本当に。

 

 

「どうぞ」

 

「あ、どっも」

 

「余暇など楽しむ余裕はありませんでした。

家のローンもかなり…」

 

「味気ない日々が私をアルコール依存へとー」

 

 

うっかり『ニコニコ人生センター』という

よく分からん団体の連中に見つかり

 

とりあえず、特別研修セミナーと

やらに参加した。

 

そこで母は

 

 

「みなさんと語りあい、先生の

お話を聞いた今…」

 

「我が家に入り込んでいた

『忌まわしき渦巻き』のせいだったのだと」

 

「私は奴隷でした〜酒の奴隷でした」

 

「45年間、私はー」

 

「私は恐ろしかった!本当に

恐ろしかったんです!!」

 

〜

 

「あの女さえ居なければ…

忌まわしき渦巻きも!!」

 

「苦しくて泣き叫んで

死んでしまうんです!!死んでしまうほど

恐ろしかったんです〜!!!!!!」

 

 

ワー!!パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!

 

 

「ありがとう…」

 

 

45年間の溜め込んでいた”想い”を

ぶちまけた。

 

それを聴いていたシンジはこの時

どんな顔してたのかは

ねつ光学迷彩のおかげで判らなかった。

 

 




LSD対ニコニコ人生センターの抗争が
始まります。

原作を読んでる方は察してるかも知れませんが

鈴木家で起きた『出来事』の前後入れ替えたり
起きてなかったりすることがあります。
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