※この作品はR-18です。

ありがとうMk.Ⅱ   作:アンデッド

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カルト編もそろそろカタを付けたいです。


家族、逃げる

「ホント、色々んな意味でやばかった」

 

「いやっそれでも…テンパり過ぎて

さくらさんを撃つ必要なかった」

 

「テンパってたのかよ?!」

 

 

「あっハイ。そうなんです」

 

 

ーーー

 

ーー

 

ー

 

ニコニコ魂の故郷 門前

 

DONGDONG、BABABA!

 

 

「皆さんこちらです!」

 

 

校門に停車してある白いバンから

油屋の社員、市川がRAS仕様の

ホロサイト装着したコルトM4A1を

屋上に向けて連射していた。

 

 

姉を支えながら走っていたシンジは

私にH&K USPコンパクトを投げ渡す。

 

更には大友が屋上とグランド交互に

第二次世界大戦仕様のコルトM1911A1を

片手撃ちしていた。

 

水野もファマスF1で淡々と

引き金を絞っていた。

 

そこにマヤも加わり、完璧な

連携でお互いをカバーしてる。

 

「大友さん! 道具借ります!!」ジャッカ

 

「気にすんな、姐さんからのプレゼントだ!」

ドドン

 

 

シンジは姐さんこと千尋からの

プレゼントであるフォアグリップ、サプレッサ

装着のH&K G41をバン内から取り出すと

すぐさま屋上にフルオートする。

 

 

SHCOCOCOCOM!

 

 

「さすが…社長の息子さんだ」

 

 

ドドドドドド!!

 

 

「どんだけいんのよ?!」

 

 

グランドから夜空に向け、ノリンコ56や

AR-15スポーター1・カービンを乱射する

信者たちが変顔しながら押し寄せてきた。

 

 

DONG、DONGDONG!

 

 

「切りがねぇな」

 

「あと5分したら脱出する!」TOTONK!

 

 

「社長はどうするんですか?!」

 

「母さんなら…すぐに逃げろって

言いますね絶対」 BABABANG!

 

 

「そういうことよ」

 

「「「「しゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」」」」

 

 

 

私も下手なウェーバースタンスで援護していたが

それでもこっちが押し負けてるのは明白だった。

 

 

その時

 

 

ズバババババババッッ

 

 

「yeah!!ヤッフー!!」

 

「母さん?!」

 

「私も居るぞ!」BABABANG!

 

 

校舎からBARを腰だめ撃ちで

高笑いしながら乱射するレイヴンさんと

 

震えつつ、立射でフルオートする

父が一緒に走ってきた。

 

押し寄せてくる信者たちは凄まじい

連射音と共にドミノの如くたおれていった。

 

楽しそうにBARを乱射するレイヴンさんを

無理矢理、バンに乗せて拠点から逃走した。

 

BROOOOOO

 

「ねぇ、父さん」

 

「ハァ…ハァ…どうした」

 

「背中に背負ってるのはー」

 

「母さんだ」

 

 

カーテンを引きちぎってムリヤリ作った紐で

母さんを背中に結び付けていた。

 

レイヴンさんはさっきまでとは

裏腹に哀しそうな顔で

父さんが背負っている

母さんの亡骸を見つめていた。

 

 

千尋たちとの合流地点である『死んだ牛』の

駐車場に白いバンを停めて

車を乗り換えると自宅へ向かった。

 

その間に汗を大量にかき、震えている

姉をよくわからん呪文でマヤが眠らせた。

 

鈴木家前。

 

clinkc

 

 

「帰ってきたな…我が家に」

 

「さくらさんどうする?」

 

 

父はレイヴンさんの顔を見つめながら

 

 

「任せていいか?」

 

と母さんの処遇を訊ねた。

 

レイヴンさんは穏やかな笑顔で

 

「お墓は作ります。

遺骨も残すから」

 

と返答した。

 

父は安堵の表情で「ありがとう」と

レイヴンさんにお礼の言葉を言った。

 

すると、顔を赤らめたレイヴンさんは

 

 

「気にしないでよ…別に

当たり前のことやっただけなんだから」

 

 

とツンデレの常套句を改変した

言葉を言い放った。

 

 

シンジと私は気まずそうに

真顔でその様子を眺めていた。

 

 




そろそろ本編も終わりを迎える予定です。
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