※この作品はR-18です。

美女と狼の奇妙な恋愛事情   作:氷野心雫

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 絵里と慎の関係が進展します。


友達以上、恋人未満?それとも……

 絵里の料理を食べに来はじめてから、一週間が過ぎた頃、少しだけ二人の間に進展があった。

 

 

 

 

 朝、窓の外から小鳥の囀りが聞こえる。それに比例して、朝陽が窓を明るく照らす。ベッドサイドに置かれたデジタル時計は六時を表示していた。目覚ましアラームが鳴る。ベッドの中の住人が、白く長い手を伸ばしアラームを止めた。

「……ん、朝かぁ…」

 微睡む視界で身体を起こす。絵里は目蓋を軽く擦り、横で寝ている人物を揺する。

「……んぁ」

 隣で寝ているのは慎。最初、絵里は慎が泊まる事を拒み続けた。恋人ならともかく、ただご飯を食べに来るだけの慎に、泊める義理はないからだ。しかし、慎は意外にも甘えん坊なところがあり、絵里も慎に対して警戒心が薄れたからかも知れない。ここ二、三日前から慎は絵里の家に泊まっている。

 

(私達の関係って、何になるのかしら?友達以上恋人未満?)

 

 そんな事を考えながら絵里は、横で気持ち良さそうに寝ている慎を見る。寝ている時の慎の表情は、とても穏やかで、安心しきった表情をしていた。

 

(友達なら家に泊まるのかしら?同性なら普通だけど、異性の場合もあるの?でも、友達なら身体を重ねる事はないわよね?)

 

 慎は毎日、絵里の身体を求めなかった。たまに、何かのスイッチが入った時に、絵里を求める。それがいつ、何でそうなるのかは、今は分からない絵里。ただ、慎と身体を繋げる事に抵抗はなかった。

 

 

 

 

 

 慎にお願いされた煮込みハンバーグを作った時、慎は絵里を抱いた。

「食後のデザート食べたいな」

 そう言って、絵里のうなじに舌を這わせる慎。絵里の身体がゾクリと震える。絵里は咄嗟に流し台に手をついた。慎の手が絵里の背中を這い、上着の中に入る。ブラ越しから乳房を揉み、片手がブラのホックが外す。上着の中で乳房がプルンと出て、慎の手の中に収まる。

「……ちょっと」

 潤んだ瞳で絵里は慎を見た。悪戯っぽい表情の慎。絵里の唇を塞ぎ、指先が尖端を摘まむ。絵里の身体がビクリと跳ねた。それを楽しむように、慎は執拗に尖端を摘まむ。身体が少しずつ火照り始める。慎は立ったままの状態で、絵里の服を全て剥ぎ取った。絵里は抵抗する暇もない。慎の愛撫に、力が抜け、与えられる刺激に身を捩った。慎が膝をつき、絵里の秘所を下から舐め始める。お尻を撫で回しながら、舌先を秘所の中に入れた。指はクリをグリグリ潰す。

「……ん、あぁあ……」

 絵里は甲高く喘ぐ。ビクビクと痙攣する絵里の身体。

「絵里、入れるぞ」

 言い終わる前に、慎は絵里の中を貫いた。

「……待って…今…イッたばかりだから」

「無理」

 絵里の腰をガッチリと掴み、慎は腰を動かし始めた。イッたばかりの絵里の中は、慎の分身にしっとりと絡み付き、締め付ける。慎の表情は気持ち良さそうに歪む。絵里の方は、慎の責めに喘ぐのが精一杯だった。膝がガクガクと揺れる。慎は絵里を抱き止め、腰を動かし続けた。

「……や…ぁ…お願い……んん………動か…ないで」

 絵里はその場に崩れるが、慎はそれに合わせて、同じ様にその場に膝をつくと、絵里を四つん這いにし、分身を出し入れする。キッチンで淫らな音が響く。絵里は絶頂を向かえ、背中を仰け反らせる。グッタリした絵里。慎は絵里の中に、ソレを入れたまま絵里を抱き上げ、寝室へ向かう。歩く度、振動で分身が中を抉る。

「……ん…あん……やぁ…」

 絵里は掠れた声で喘ぎ、何度も絶頂する。ベッドに降ろされる絵里。慎は一度分身を引き抜くと、絵里を仰向けにして、再び挿入。そして、絵里の中を突き上げた。

「……本当………やめ…ん……おかし……なる」

「……もう少し待って、俺もそろそろイクから」

 そう言って、腰を深く入れ、絵里の中を突き上げた。絵里の身体が仰け反り、何度目かの絶頂を向かえる。慎は深く数回腰を打ち付けると、絵里の中でアツい精液を吐き出した。ドクドクと脈打つ慎の分身。絵里はそれを感じ、目蓋を閉じた。

 

 

 

 

 朝、抱き合う様に眠った二人。絵里の中には、まだ慎のソレが存在感を誇示したままだった。絵里が目を覚ます。目の前には慎が目をギラつかせて、絵里を見つめていた。絵里は咄嗟に身動ぎ、その度に慎のソレが大きくなり、絵里は朝から慎に抱かれたのだった。

 

 

 

 

 それがつい数日前の話だ。その後は、慎はご飯を食べに来るが、絵里に触れない。ご飯は食べに来るのに。絵里は慎が何を考えているのか分からない。

「なぁ、泊まったらダメか?」

 慎が絵里に言う。慎の様子がいつもと違っていた。何かに怯えているようなそんな表情だ。絵里は一瞬考えた。でも、慎の怯えた表情が、絵里の心を掻き乱す。

「……分かったわ。泊まっても良いけど、変な事しないでね」

 絵里がそう言う。断られると思っていた慎は、驚いていた。

「自分から言っておいて、驚くの?」

「……ぃや、てっきり断られると思ったから」

「本当は断ろうと思ったわよ?でも、時田君怯えた表情していたから。何かあったのかな?って」

「…………」

 暗い表情に変わる慎。明らかに何かあったようだ。

「話せないのなら、無理に話さなくても良いわ。貴方にも人には言えない悩みとかあるだろうから」

 そう言って、絵里は慎の頭を撫でた。慎は大人しくなる。目を細目、ゆっくりと頭が下がり、絵里にもたれ掛かった。絵里は慎の身体を支えながら、ベッドに連れていく。そして、一緒に眠った。それから、数日間。慎は絵里を襲う事もなく、ただ一緒に眠る。

 

(一緒に暮らしたらこんな風に、毎日彼の寝顔が見られるの?)

 

 慎の寝顔を見つめたまま、絵里はそう思った。何気なく時計に視線を移す。時刻は六時半になっていた。絵里はベッドから出ると、キッチンへ向かう。朝御飯とお昼のお弁当を作っていく絵里。その匂いに連れられ、慎がフラフラしながら起きてきた。

「おはよう、ご飯出来たわよ」

「……うん」

 慎が絵里の背後に立つ。絵里は振り向いた。

「なぁに?」

 微笑む絵里を真顔で見つめる慎。慎が絵里を抱き締めた。そして、ゆっくりと唇を塞ぐ。荒々しいキスで絵里の唇を貪る慎。

「……んふ、ちょっと……私」

 絵里の言葉を唇ごと塞ぎ、慎は絵里のお尻を撫で回した。そして、ズボンの下に手を入れ、秘所を撫でる。すでに濡れている秘所。絵里は唇を塞がれたまま抵抗したが、慎の分身に身体を貫かれ、身体を仰け反らせた。

「……ちょっと……んん…朝から……ダメ……仕事…あぁ……遅れ……ちゃう……わ」

「なぁ、俺と一緒に暮らさないか?」

 慎のいきなりの提案に、絵里は頭が真っ白になる。そして。

「……俺の子供産んで」

 そう言って、慎は絵里の中に白濁の液を流し込んだのだった。




 慎のまさかのプロポーズに、絵里はどう答えるのでしょうか?
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