絵里のマンションにて
「……だから…やぁ……これ……んん、以上は……」
朝から響く卑猥な音。慎は朝から絵里を抱いていた。ずっと性欲を抑えていた反動は、昨日の夜だけでは落ち着かず、ずっとソレは固持し続けて、絵里の中を抉る。絵里は慎の責めに喘ぐだけで、抵抗する力は最早ない。
「……ごめん、これで止めるから、もう少し我慢して」
絵里はうっすら目蓋を開け、小さく頷く。目元には涙が滲んでいる。慎の腰の動きに二つの乳房が大きく揺れ踊り、身体の至るところに赤く咲く小さな華が卑猥だ。それを見下ろしながら慎は腰を激しく動かし続ける。
(滅茶苦茶エロい)
絵里の身体を眺めながらそんな事を考える慎。そして、そんな絵里を抱いていると思うと、徐々に慎のソレはさらに大きく、固くなり熱を持つ。やがて、慎の熱は一つに集まり、絵里の中を抉る力が強くなる。
「…あん…ん……やぁ…もう……イッちゃ…ああぁ」
絵里は声を掠れさせながら絶頂する。慎のソレを何度もきつく締め付け、射精を促した。
「……中に出すぞ…っく……」
慎のソレが絵里の中で大きくなり、熱を放出する。慎は一番奥に押し当てて、授精を高める為に、絵里の腰を掴み、結合を深めた。精液を出し終えるまで慎はもっと奥に何度も腰を押し当てる。あまりの刺激に絵里はその間も小さく何度も絶頂し、身体が痙攣していた。しばらくして、慎がゆっくりとソレを引き抜く。ずっと絵里の中で固持し続けていたソレは、少しは小さくなっているものの、まだ固持し続けている。慎はそんな自分の分身を見つめ、小さく溜め息をつく。
(……ったく、俺の性欲は…)
自分に呆れ果てる慎。一方、絵里は完全に意識がなかった。荒い息遣いでグッタリとしている。絵里の頬に汗で張り付いた髪を払う慎。薄紅に染まった頬に慎はキスを落とす。慎は絵里の身体を舐めるように見た。
(……やべぇ…)
絵里の身体には、白濁の液が掛かり、赤く小さな華が咲いている。慎のソレが大きく脈打った。
(……キリがないな)
慎は溜め息をつく。絵里にシーツを掛け、脱衣室に向かう。慎が浴室に入ってから数分後、ゆっくりと絵里の目蓋が開く。辺りを見渡し、慎がいない事に気付く絵里。浴室から微かに物音が聞こえ、絵里は理解した。そして、ベッドサイドに置かれていたスマホが点滅している事に気付く。それは慎のスマホだった。一瞬、絵里は躊躇ったが、スマホを手に取り、ディスプレーを見る。そこには、相手の名前と電話番号が。
『糞 090-××××-××××』
絵里は自分のスマホを取り出し、相手の番号を登録すると、希に電話した。
『……ん…、絵里ち……どうしたん?』
「っあ、希?寝ていたの?」
『……ぇ?違うよ……やぁ、ちょっと聖君、今絵里ちと話してん、邪魔せんといて……絵里ち、ごめんな』
「……ぇ?いや、私。お邪魔だったかしら?」
『気にせんでエエよ。ところでどうしたん?何かあったん?』
「……それなら、実はね」
絵里は慎に掛けてきた電話の話をする。
『……多分、例の継母やろうな』
「希もそう思う?」
『絵里ち、もしかして』
「……会ってみようと思うの。だから」
脱衣室の扉が開く。絵里は小声になり。
「希、お願いね。」
希の返事を待たず、電話を切る絵里。慎が後ろから絵里を抱き締める。
「誰と電話してたんだ?」
「希よ」
慎は絵里の身体を抱き締めたまま、首筋を舐める。
「ん、もうダメよ。あんなにシたでしょ」
絵里の言葉を聞きながらも、慎の手は絵里の乳房を包み捏ねる。それを絵里は軽く叩き、ベッドから降りた。シーツで身体を隠し、浴室に行く。
「……一緒に入る?」
絵里は振り向きそう言う。その言葉に慎は妖艶に笑い、絵里と浴室に向かったのだった。
数日後
「……それで?やっぱり、我慢出来なかったわけね」
溜め息混じりににこが言う。ビール片手に枝豆を摘まむのは希。真姫と海未は虚ろな眼差しを絵里に向ける。
「…なんだか、悪い事をしたみたいね」
絵里はみんなの視線に乾いた笑みで返す。今、絵里達がいるのは『花陽の食卓』。ここにいるのは、絵里、希、にこ、海未、真姫とお店の店長をしている花陽だけ。六人は思い思い溜め息をつく。
「まぁ、ラブラブなのはエエことやん。それより、例の話をした方がええんやないの?」
「……希、私としては、あの時。希と和久井君がナニをしていたのか気になるのだけれど」
「その話は後にしよか」
張り付いた笑顔で希が絵里に詰め寄る。絵里は視線を反らした。そんな二人のやり取りを他のメンバーは無言で見つめる。海未が大袈裟に咳払い。絵里と希の動きが止まる。
「絵里、希。なんの為に集まったのか、分かっているのですか?」
「そうよ。慎の継母の話をする為でしょ?」
「二人のノロケは、お腹一杯なんだけど」
三人の言葉に、絵里と希は姿勢を正し、お互い顔を見合わせる。絵里が小さく溜め息をついた。
「話が脱線しちゃったわね。もうみんな気付いていると思うけど、今日集まったのは継母の件よ」
絵里が真剣な表情でみんなの顔を見渡す。希も珍しく真顔だった。
「希には話したけど、私。継母に会おうと思うの。」
「……っえ!?」
「……会うとはどういう事ですか?」
「正気なの?絵里」
三人の言葉が重なる。予想していた反応だったのか、絵里も希も驚かない。
「……絵里ちゃん、その継母さんに会ってどうするんですか?」
今まで無言だった花陽が口を開く。絵里は徐に花陽を見る。
「慎から身を引いてもらうの」
「……でも、その継母さん。話を聞いて素直に聞くかな?」
「まぁ、無理やろな」
「希」
希の言葉に絵里が反応する。希は溜め息をつく。
「絵里ちの言いたい事は分かるんやけど、素直に聞く相手だったら慎君があんな風にならないよ」
その言葉に絵里以外のメンバーが頷く。絵里も内心そう思う。だから、今日集まってもらったのだ。流石に全員は無理だったが。
「とにかく、絵里ちが会いたいなら会えばええよ」
「……っえ?」
絵里は希を見た。希がウィンクする。
「何かあってもうち達がサポートするから。絵里ちは絵里ちの思う様に行動したらええよ」
そう言った。絵里は希の真意が分からなかったが、決意は変わらない。希の言葉に力強く頷く。希は無言で絵里のスマホを手に取り、何か操作している。そして、絵里に返した。
「?」
「心配せんで、絵里ちの想いを継母に伝えたら大丈夫や」
希が笑う。絵里は無言で希を見つめた。
それから一週間
絵里はいつもの様に仕事を終え、帰路につく。後ろから忍び寄る怪しい複数の影。絵里は咄嗟に振り向いた。全身真っ黒な出で立ちの男達に絵里は囲まれ、その内の一人に白い布で口と鼻を塞がれる。絵里は遠退く意識の中で希に電話を掛けた。しかし、男達にそのスマホを取られ、道端に投げ捨てられ、近くに停めてあった車に乗せられる。絵里の身体は力が抜け、そこで意識を手放した。
微睡む意識の中、絵里は自分の今の状況を考え、辺りを見渡す。絵里は床に敷かれた布団の上に仰向けで寝かされていた。絵里の周りには複数の男達が気持ち悪く笑って絵里を見ている。絵里は身体を横に向けた。そして、その男達の向こう側に一人の女性が立っている事に気付く。
(あの人だ)
絵里は一瞬で覚醒する。
「あら、お目覚めね。絢瀬絵里さん」
「……貴女は慎の」
「絵里さん、お願いがあるの。慎を諦めてくれない?」
絵里は理解した。そして、覚悟を決める。
「いやよ。私は慎と別れるつもりはないわ。例え、身体を汚されたとしても、絶対に別れないわ。」
絵里の言葉に、継母の顔が歪む。
「……そう、それならこれならそんな事が言える?」
そう言って、指を鳴らす継母。継母の後ろから数人の男達に引き摺られる様にして慎が連れてこられた。
「……絵里!?」
「……慎!?」
「絵里さん、慎と別れないなら、慎の目の前で貴女を犯すわ」
その言葉に絵里の背筋が凍り付いた。
いよいよ、絵里と慎のお話は大詰めですけど、話は続きますよ( 〃▽〃)
とりあえず、次回はどうなるのでしょうか!?