※この作品はR-18です。

【R18】レズビアンの私が異世界転生したから学園百合をしようと思う   作:碧風樹

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学園編始まりです


(無)教会学園編初日

 あれから半年。各地の有効貴族と交渉を重ね、城内にある教会を学園として学園百合を始める準備が終わった。

 ちなみに、ルナリア姉さまとはあれから何度も体を重ねている。

 それはともかく、参加してくれた貴族の子女はまずパラディース侯爵家のマリア。この子は私より二つ年上で、金髪碧眼のお人形のような美少女。王家とは姻戚関係にある、有力貴族の子女だ。

 それからスティーグリッツ侯爵家のカサンドラ。異民族の血が混じっていて、褐色の肌と情熱的な赤髪を持つ、ボーイッシュな雰囲気を持つ美少女だ。マリアと同じ年齢だが、女性としての成長が著しく、肢体だけなら10代後半に見える。スティーグリッツ家は銅や鉄の鉱脈を領内に所有し、有力貴族の一門として君臨している。

 次にハーゼ辺境伯家のアンリエッタ。マンダリン王国の最東端に領土を持つ、マンダリンの盾とも云うべき有力な貴族の子女で、年齢は私と同じ。ブルネットの髪と黒曜のような瞳の、どこか儚げな雰囲気を持つ美少女だった。

 最後にローヴァイン侯爵家のヘレン。私の従姉にあたり、一つ年上。ルナリア姉さまをコンパクトにした容姿を持つ美少女で、王国の交通の要所に領地を構えるために、交通税で得られる税収によって、潤沢な資金力を誇る有力貴族の一門の子女だ。

 

 とにかくみんな有力な貴族で、かつ王家に友好的。これらの貴族の子女と友好を深めることで、王家はより安泰になる。と、両親や重臣には説明している。それからなぜか、ルナリア姉さまも参加することになった。まあ、頭の良い方なので受け入れてもいいと、私は判断したのだった。

 学園に通うのは三日間。週の初め(以下月曜日~と地球の習慣に従う)に王城にやってきて、夜会をしながら宿泊。火曜日から木曜日までは勉強をしつつ宿泊。金曜日に領地に帰り、土日を家族と過ごしてもらう。これが年齢的にも最適のスケジュールだった。これには、王都が国の中央部にあり、どの領土からも馬車で一日もかからずに集まれるというのが大きい。まあ、北海道よりも狭い領土しか持たない王国なのだからなのだけれど。

 

 学園生活一日目。

 最初の授業は読み書きだった。みんな有力貴族の子供らしく、読み書きの基本はマスターしていた。私はこのとき羽ペンを床に取り落としてしまう。

「あっ……」

 ペンを拾おうとすると、マリアが先に拾ってくれた。

「大丈夫ですか、リリィ様」

「ありがとうございます、マリア様」

 ペンを受け取る時、私はそっとマリアの手を握った。

「いえ、どういたしまして」

 マリアは顔を赤くして、素早く自分の席に戻っていった。

「……策士」

 ルナリア姉さまが、私の耳元でぼそっとつぶやいた。心臓に悪い。

 読み書きの基本が終わったら、次は物語の朗読だ。子供向けに優しく書かれている英雄物語で、英雄と王女のラブロマンス物だ。他の女の子たちはキャーキャー騒いでいるので、好評だったのだろう。

 

「みんな、授業はどう?」

 ルナリア姉さまが、女の子たちに聞いた。ああ、これはアンリエッタを狙っている目だ。

「楽しかったです、ルナリア様」

 マリアが、目を輝かせながら答えた。

「アタシも、まあ良かったと思います、ルナリア様」

 カサンドラは、機嫌が良さそうな声で答えた。

「とても素敵な物語でしたね」

 と答えたのはアンリエッタ。

「午後の授業が楽しみです。ルナリア姉さま」

 これはヘレンだった。

「わたくしも、楽しみにしておりますわ」

 仕方がないから私も答えた。

「そう、よかった……」

 ルナリア姉さまのその言葉に、女の子たちから黄色い悲鳴が上がる。今のあれは完璧に物憂げで履かない感じの台詞回しだった。

 口数が少ないと、逆に萌えるのかもしれない。と、密かに考えた。

 それからケーキとお菓子とお茶で休憩し、食後の後は算術の授業だった。と言っても簡単な足し算や引き算がメインで、私には退屈だった。しかし、女の子たちにはまだ難しかったのか、私が教員の補助をして彼女たちに算術を教えることになった。この時、軽いボディタッチを不自然じゃない感じで行うのを忘れない。時間をかけて、私と彼女たちのパーソナルスペースを縮めていく作戦だ。

「リリィ様、算術にお詳しいのですね! 尊敬してしまいます!!」

 アンリエッタが、儚げな容姿とは裏腹に、ハキハキとした声で私を褒めてくる。その瞳は単純に尊敬で溢れていて、自分のしていることが少しやましく感じられてしまった。まあ、前世の大学で教職課程を取ったのも無駄ではなかったといったところかな?

 それから、汚れてもいい服に着替えさせられて、軽い運動の時間。みな家では色々と抑圧されていたのだろう。年頃の子供らしくはしゃいでいた。年頃の娘が活発に動き回る。いいものだ。私も普段のうっぷんを晴らすべくはしゃいで回ったせいで、授業が終わる頃には息が上がっていた。そして、汗と汚れを落とすべく、王室女性専用の浴場へと向かう。

 私たちは浴場で、侍女に体を洗ってもらいながらおしゃべりに勤しんでいた。

「どうでしたか、皆様? 初めての授業は」

 私の問に、皆は口々に楽しかった、面白かったと答える。

「それは良かったです。本日は初日ということで疲れていると思いますので、ゆっくりと休んでくださいね?」

 それにしても美少女の全裸を拝み放題というのはたまらない。アニメだったら湯煙や謎の光線で規制が入るんだろうけど、ここは無修正パラダイス! ああ、みんな綺麗だわ……

 おっと行けない、暴走してしまった。とりあえず湯冷めしてもいけないということで、湯船で温まってから浴室を出て、寝間着に着替えさせられる。そしてそれぞれは自身の部屋で休むことになるのだった。

 




リリィさんは初日から暴走気味です
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