※この作品はR-18です。

【R18】レズビアンの私が異世界転生したから学園百合をしようと思う   作:碧風樹

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お姉様がとある侍女を気に入ったらしい


(無)侍女をゲットしよう

 最近ルナリア姉様の様子が変だ。

 とある侍女を前にすると挙動が不審になる。

 私は、ははーん。これは彼女を気に入ったな、などと思いつつ、裏から手を回すことにした。

 まずは件の侍女を調べる。アメリアと言うらしい。アメリアはふわふわな綿菓子のような金色のショートヘアと青い瞳、人形のような儚さを持った美少女だ。知人友人に話を聞く限りでは品行方正で仕事も真面目。非の打ち所などないらしい。

 一方執事やメイドの人事を預かる家令のジョファンソンに聞いた限りでも同様の評価。ということで……

「ジョファンソン、姉様がアメリアを専属の侍女にしたいそうよ。問題ないわよね」

「はあ、侍女一人の人事など王家の方の意向に比べましたら些細なことでございますが」

「そう、では姉様付きになるにあたって、彼女の給金を……彼女の給金はいくらかしら?」

「俸給は銀貨20枚にございます」

「では、俸給を銀貨30枚になさい。いいわね?」

「無論、問題ございません」

「結構。では、明日より姉様付きですが、その前に今夜、私の部屋に来るように命じなさい」

「かしこまりましてございます」

 この家令はよけいなこと聞かないから気に入った。

 そして私は自室に戻り、夜を待つ。

 暇を持て余している間に、私は色々と計画を作ることにした。

 まず本格的に学園を作るのなら、広大な敷地が必要となる。現代日本の大学と同程度は必要だろう。地図を開くと王都の南西部に広大な森林があり、かつどの国の国境とも接していないため、安全性が高そうだった。そこで私は羽ペンと羊皮紙を取り出すと、この森林を伐採し建材に使用。その際野生動物は猟師に賃金を払って狩りをさせ、私の名前で貧民街に振る舞うことにする。

 ついでに貧民街の子供も学園に入れる予定なので、親子寮を設置する計画を立て、それと同時に貧民街を取り潰して区画整理する計画を並立して立案する。

 それから制服を作るために大量の婦人を雇わなければならないので、その計画を立てる。これは平民で、子育ても終わり暇を持て余している層の婦人を対象とした雇用計画で、ご婦人方に金を流すことによって経済を活発化させる。人体に例えるなら手足の毛細血管にまで血流を届けるようなものだ。

 他にも学園の建設に土木建築工事が必要になるので、無論これも賃金を支払って貧民街の成人男性を中心として雇用を発生させる。かつて大学に居た頃、パンのあるところに祖国ありという言葉を聞いたが、これはまさにその通りで国民というものはまず食べれるならば所属する国家など選ばないものだ。だから、まず雇用を発生させて賃金を支払い、経済の流れを流動化させる。

 そしてもう一つ、大学で習った重要なこと。ヒトラーは貧困にあえぐ国民に食と職と貨幣を与えた。故に支持された。という言葉がある。つまり私も国民に食と職を与えてコインを与えれば、国民から支持されるようになる。

 それはすなわち王権の安定につながり、王宮内での私の存在を認めさせることにもなる。いずれ政略結婚するにせよ、お相手を選べる立場になっておかねばならない。できるならば醜男よりは美男子のほうがよいものだし……

 そんなことをしているうちに、部屋の扉がノックされたのだった。




次回、メイドとゆりえっち
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