ベル・クラネルがモテ過ぎるのは間違っているだろうか 作:ぽちょむきん
そういうのが読みたい方は素晴らしい原作、アニメもしくは一般向けで格好いい話を書いている方々がいらっしゃるので、そちらをご覧頂くほうが良いかと思われます。
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「あ、そんな……クロエさん……」
「にゃぁん♪鳴き声も可愛いねぇ、少年」
「そんなぺろぺろ舐めて、白髪頭って美味しいのかにゃん?」
「豊穣の女主人」でクロエさんの部屋に連れ込まれてしまい、僕はまさに
アーニャさんに両手を
というか、この
ザラザラとした舌が腹筋や胸板を這い回り、クロエさんの唾液で濡れた乳首に息を吹きかけられたと思うと、爪で優しく引っ掻くように刺激されて腰が浮いてしまう。
「ちゅる、れろぉ……うーん、でも少しメスの匂いもするにゃあ。少年は初めてって訳じゃにゃさそうねぇ」
「それは……ふあっ歯を立てるのは……!」
「じゃあさっきからみゃーのお腹にイタズラしてる固ぁーいの、見せて貰おうかにゃん♪」
「勘弁してくださあぁいい……」
そしてとうとう、下の服も脱がされてしまう。
股間は散々身体を愛撫されたせいで限界まで膨張している。
「えっ、嘘にゃよね?」と呟きながら、手慣れた動きで下着も含めて脱がされた。
もう完全に全裸である。僕はお店の部屋でお昼から何をしているんだろうか。
「にゃぁお……。これは予想以上の業物だにゃぁ」
「うにゃ!
「にゃん?アーニャの兄上は普通サイズにゃのかにゃん?」
「にゃあ、昔見た時はこんにゃ小さくて可愛かったのにゃ。白髪頭のはデカ過ぎるし、形もにゃんか怖いにゃ!」
「それもう指にゃ……、
僕の勃起したペニスを捏ねるように弄りながら、雑談をし始めるクロエさん。
空いた片手で陰嚢をやんわり揉まれて、正直すぐにでも限界が来てしまいそうだ。
しかも、アーニャさんまで食い入るように僕の股間を凝視していて、スカートから伸びた黒タイツの太腿に顔を挟まれて、濃い女性の匂いや体温、張りの良い肌の感触にますます興奮を抑えることが出来そうにない。
「うっわ、まだ大きくにゃるの?これはシルも将来大変だにゃあ」
「すみませんっもう本当に離して下さい……今日名前知った
「モチロン
「うう……どうしてこんな事に」
「白髪頭、元気出すにゃん」
口を少しモゴモゴさせて、薄い形の唇からどろっと唾液を陰茎に垂らされて、まぶすように手で扱かれる。
本格的に絞られてしまうようだ。
僕のモノを手で上下に擦りながら、クロエさん自らも器用に服を脱いでいく。
スレンダーな体格に、しっかり女性である事を象徴する胸の膨らみ、その先端でピンと主張する桜色の突起、上気して艶を出し始めた白い肌全てが視界に捉えられた。
最後に股間を隠す布も、長い尻尾を動かして取り払われた。
その黒く毛が細い茂みを見て、形から細かく手入れされている事が伺えた頃には、僕も抵抗する気がとうに失せていた。
男女がお互い全裸(アーニャさんは仕事着のまま)になった部屋の中は、淫靡な空気で充満している。
水気を出し始めた股間を僕の脛に擦り付けながら、クロエさんはじっくりと肉棒を絶頂へ高める為に愛撫を続ける
。
脚で僕の顔を挟むアーニャさんも、息がだんだん熱くなり腰がモジモジと揺れ始めて、
いよいよ射精まで秒読みかという所まで来た所で、ピタッとクロエさんの手の動きが止まった。
寸前でお預けされてしまい、困惑しながら彼女の目を見ると、ニィィッと三日月のように弧を描いていた。
――完全に弄ばれている。
「少年、もしお姉さんの言うとおりにオネダリが出来たら……最高にキモチ良い事をしてあげるにゃん」
「な、にを……」
「『クロエお姉さんがイチバン好きです。言うとおりにしますから、たくさん愛して下さい』って言えたら、少年の好きな事も、想像も出来にゃいくらいスゴイ事もしてあげるにゃん?」
「し、白髪頭。とりあえず言う通りにするにゃ。みゃーもソレ気ににゃるにゃん」
「僕、は……クロエさん……」
ハァハァしながら促してくるアーニャさんはともかく、クロエさんの扇情的な誘惑に心が堕ちかける。
このまま、この女性に任せれば……嫌なこと全部忘れられそうだ。
色んなものが色褪せていく中、最後の小さな光の中にあった憧憬が――金の髪を風に揺らし、剣を振る少女が浮かび上がる。
――彼女は、こんな事で折れたりしない。
「僕は、こんな事望んでません……お願いですから、離してもらえませんか……?」
「……、」
驚いたように目を見開き、ポカンとするクロエさん。
どうやら彼女のアテは外れた様だ。
僕は、もう快楽に溺れた思考を取り払い、真剣な眼差しで彼女を見つめる。
「エー……つまんにゃいにゃあ」という不満の声を無視していると、僕を視ていた黒い瞳は潤いを帯びて、黒いナニかを感じるような先程までの物ではなく、ご褒美を得た子供みたいな笑顔になっていた。
「少年、合格にゃん♪」
「……ぅえ?」
「もしこの程度で誘いに乗るようにゃ
「ひぃ!?」
なんて事考えてるんだ、この人?もし僕がもう少しでも揺さぶられていたらと思うと血の気が引く。股間は大きいままだけど。
止まっていた手の動きをゆっくりと再開して、はもっと陰嚢を咥えて優しく舌でほぐされる。
「んぱっ、これでも自信はあったんだけどにゃあ。でも、今の少年はしっかりオスの眼をしていたにゃん。可愛い顔してるけど、しっかり
うっとりと、怒張した肉棒に頬釣りしてこちらに微笑んでいる。
なんか心なしか、目の焦点が合ってないよな……?
「まぁ、それはそれとしてこれからはみゃーの事もたまには相手して欲しいにゃん。今までロクなオトコと出会ってにゃいから、みゃーのオンナも寂しくて仕方にゃいにゃん」
「え、は!?何を?何でそうなるんですか!」
「何をってナニに決まって……ああ、言わせたいのかにゃん?オスとメスの交・尾♪少年の子供を、みゃーのお腹に仕込む遊びにゃん」
「いやだからそれは望んでないってさっき僕がぁ!」
「そんにゃの一回やってみたら気が変わるかもしれにゃいにゃん。ひとまず、
「え?何を……ってぇえ!?ソコは駄目です!汚いですっああ!!」
「んーー?クロエ、白髪頭の出すとこ舐めてるのかにゃん?」
何と、クロエさんの舌が尻の割れ目の奥――つまりは肛門の中に侵入してきた。
唇で入り口を吸いながら、長くザラついた舌がレロレロと不浄の中を蹂躙する。
未知の衝撃に、チカチカと視界が明滅する。
気持ちいいとかを越えて、最早僕の理解を越えた領域に達している。
エイナさんに指で弄られたことはあったが、まさか口で愛撫されるとは思っていなかった。
焦らされていたこともあり限界はすぐそこまで来ていて、このままでは女性二人を汚してしまうのは明白だ。
「あ、アーニャさん、お願いします!何でもしますから、この手を離してください!!」
「えぇ?う~~ん……」
「ちゅるる♪どうやらコレは初めてみたいね。じゃあトドメ刺してあげるから、堪能してにゃん?んちゅううっ」
「おお、なんか起きるのかにゃん?早く見せるにゃ白髪頭っ」
「話を聞いてくださ、あっもう駄目……!」
「?……、うみゃああ!?」
アーニャさんの悲鳴を聞きながら、僕は天井に向かって思い切り射精してしまった。
魂が抜けてるんじゃないかと錯覚するくらいの量が飛び出していく。
出している間もクロエさんは最後まで絞るように手で扱き、僕の肛門を吸い続けた。
噴水のように吹き出た白い精液は、ベッドは当然ながら一心不乱に奉仕をしているクロエさんの黒髪や白い背中、情事を観察していたアーニャさんの制服を含めた全身に降りかかる。
「ぶっ、みゃぁ!?にゃんにゃコレ!?白髪頭は漏らしたのかにゃん!?しかも白くて生臭いし病気にゃん!」
「アーニャ、これが子種……この白いやつをお腹に入れてもらって、少年の子供を作るにゃん。――にしてもスゴイ濃さと量……1発でこれにゃんだから、まだまだイケるにゃよね?」
「へ、ぇ……?」
「これがコダネ?皆こんにゃの出してコドモ作ってるのかにゃん……」
放心していた僕の腰に、クロエさんはドロドロに汚れたまま跨ってくる。
髪から垂れた精液を舌で舐め取りながら、もはや洪水が起きてるほど濡れた割れ目を出し終えた僕の陰茎に擦り付けながら品垂れかかって来る。
「も、もう無理です!さっき出したばかりですし、お二人もお風呂に……!」
「みゃーから少年の匂いがして、これはこれで悪くにゃいにゃん。それにそんなこと言って少年のも、もう固くなってみゃーのオンナに入ろうとしてるにゃん?まぁ、あれだけの竿と玉の大きさなら1回で満足するわけにゃいとは思ってにゃいけど♪」
確かに僕のペニスは既に2回戦目を待ち望んで、再度硬さを取り戻していた。
なんか日に日に僕の性欲が強くなっている気がして嫌になるなぁ……。
彼女の秘裂に先端があてがわれる。根本をクルリと黒い毛並みの尻尾が捉えて、狙いを定められていた。
「じゃあ、次は本番の「大博打」にゃ……。今日は卵を抱えるまで遠い日にゃけど、見事
クチュ、と割れ目に侵入した先端に、ちゅうちゅうと中の肉襞が吸い付いてくる。
エイナさんとの恥じらいある営みとは違う、完全な本能に身を委ねた『繁殖』行為が始まろうとしていた。
「一等賞は、少年とみゃーの赤ちゃんが出来ますにゃん♪」
僕らの交尾を止めるものはここに誰も居らず、唯一の第三者であるアーニャさんは固唾を飲んで見守っている。
にっこり笑いながら、クロエさんは腰をゆっくりと降ろし――
「クロエ、アーニャを見ませんでしたか。まだ居るのでしょう?」
「「!?!?!?!?」」
「うみゃぁあ!?」
透き通ったその声で、心臓が裂けそうなくらいに驚く。
クロエさんも、思い切り身体を驚きに揺らして、一瞬で身体を起き上がらせて気配を消そうとする。
しかしもう一人の猫人のあげた叫び声によって、居留守は不可能であった。
「?アーニャ、居るのですね。仕事はどうしたのですか……入りますよ」
「ちょっちょっと待つにゃあ!!」
ゆっくりと開くドア。
伸ばされたクロエさんの手は虚しく空を掴み、無情にも新たな訪問者が訪れた。
「豊穣の女主人」のエプロンドレスに身を包み、鮮やかな金髪から伸びる細長い耳と透明感のある白い肌は純血のエルフである事を物語っている。
「クロエまで何ですか騒々しい……ここで一体何、を……」
そして部屋の惨状を目の当たりにした蒼い瞳が一瞬驚愕に開かれた後に、冷気を体感するほどの冷たさを持って鋭さを増していく。
彼女が見ている光景は、ベッドの上で三人の男女。
仕事をサボった猫人は全身を白濁に塗れて「しまった」という顔をしている。
その女性の膝に顔を預けて、呆けた状態で大の字になっている全裸の男。
同じく全裸に身体をドロドロにして、男に跨りながら扉に手を伸ばしている猫人。
――言い逃れなど、出来る要素はなかった。
「……い、いやー。リュー?これにはほんっとにふかーい訳があってにゃあ」
「三人共」
底冷えした低音が、部屋に響く。
「説明を、して貰います」
「…………、はい……。」
その恐ろしい詰問に応えたのは、一体誰の声だったか。
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結果だけを言うと、僕にお咎めは殆ど無かった。
エルフの女性――【リュー・リオン】さんは、クロエさんの性格を理解していて、惨状を見た瞬間に何となく原因が彼女にあると察したみたいだ。
仕事を放置していたアーニャさんには、軽いお説教をした後に早く身体を清めなさい、と開放していた。
そして問題のクロエさんへは……――
「度し難い愚行です。この件はシルが悲しむので他言無用ですが、――クロエ。貴女には然るべき制裁を、ミア母さんに代わり下します」
とても酒場の妖精には思えない、殺気の混ざった宣告を下していた。
リューさんが部屋の清掃と非番を取り消して作業に出るようクロエさんに伝えた後、アーニャさんの部屋で身体を洗わせて貰ってから、僕は本来の要件をようやく伝えられたのだった。
「店番サボって
「と、いう訳です」
「……成る程」
「シルは無論サボったわけではなく、休暇を取っての祭り見学です。今頃財布がなくて困っているでしょう」
そして、紫色のガマ口財布を渡される。
これが無くてオロオロしているシルさんを思うと、早く渡しに行かなければならない。
「お願いします、クラネルさん」
「しますにゃ♪」
「――、というかアーニャさんは服を着てください!」
「アーニャにはもう少し慎みを教えなければいけませんね……」
「……とにかく、話はわかりました。任せて下さい」
そして僕は、シルさんが居る怪物祭へ行くことに。
闘技場を一日丸ごと貸し切り、ダンジョンから連れてきたモンスターを観客の前で「調教」するらしい。
要するに、とても過酷な見世物という事だ。
僕は、シルさんの財布を片手に人通りが激しくなっていく闘技場へ向かう道を駆けて行った。
********迷宮都市オラリオ~東メインストリート~********
リューさんの言っていた通り、物凄い人で賑わっていた。
――シルさん、見つかるかなぁ。
「ベル君!!」
「――、神様?どうしてここに……」
露店の隙間で人の流れを眺めていたら、何日ぶりかの声に振り返る。
そこには、肩から袈裟懸けに縛った包みを背負った
「それはキミに会いたかったから、かな♪」
「あ……はぁ、僕も会いたかったですけど……」
「っ、素晴らしいねぇ!やはりボク達はただならぬ絆で結ばれてるよぉ!」
「あ、あの神様。一体……?」
どこかくすぐったくなるほどの笑顔を向けられて、思わず本音を零してしまった。
機嫌もすこぶる良い様子の神様は、僕の手を取って迷いなく祭りの中心へと歩みだした。
「デートしよぉぜ!ベル君っ」
「えぇ!?ま、待って下さい神様……僕、人探しを頼まれてるんです」
せっかくの神様のお誘い、断るのは心苦しいが今もどこかで財布を忘れ困っているシルさんを放っておく訳にもいかない。
「そぉなのかい?なら、デートしながら探せばいいよ!一石二鳥だね♪」
「いやぁ、そういう訳には……」
「おじさん、クレープ2つ!」
「あいよ!」
「か、神様……」
いくらなんでも、お届け物を神様と遊びながらなんて……リューさん辺りに怒られそうだ。
そんな葛藤をしている僕を他所に、露店の店主へ生菓子を注文している神様。
止める余裕も無く、気前よく生地を熱された鉄板に流して薄く円状に伸ばしていく店主。
これはもう本当に食べ歩きと人探しを両立することになりそうだ。
出来上がったクレープを手に僕らは、闘技場前の人混みを避けられる芝生に座り込んだ。
周囲を見回すけど、シルさんらしき人影は無さそうである。一体どこへ行ってしまったんだろうか……。
「はい、ベル君。あーーん♪」
とても嬉しそうに此方へクレープを差し出す神様。
「そんな畏れ多い」と断ろうとも思ったけど、にこにこしている神様の期待を裏切りたくなくて、僕は遠慮気味にクリームの乗った三角形の端を齧った。
「な、ベル君が素直に間接キッスを差し出すなんて……なんて大胆なんだキミは!」
「そんなっ神様が仰ったのに!」
「あ、ベル君……クリームが口に付いているよ?慌てて食べるからさ♪」
「えぇ!えっと、何処ですか?」
神様の前で口を汚すなんて恥ずかしい。早く直したくて手を口元に持っていくが、そっと重ねられた神様の手によってそれは阻まれた。
「ベル君……じっとしているんだ。ボクが取ってあげよう」
「えええ!?そんな、神様にそんな事!!」
「取って、あげたいんだ……」
「か、神様……」
切なそうな、熱のこもった眼差しに僕はぎゅっと目を閉じる。
そして昼クロエさんとの情事を思い出す。
もしかして、舌で舐め取られる……?
尊い神様の舌が僕の顔に……!?そんな、ッ僕はどうしたら!
胸が爆発しそうなくらい高鳴っているのを感じていると、予想とは違う感触に戸惑い目を空けるとそこには指で口の端からクリームを掬い取っていた神様が映っていた。
神様でふしだらな妄想をしてしまった事が恥ずかしくて、ぶしゅうっと湯気が出るくらい顔が熱くなる。
「ははぁああ♪んふふ、んはははっははは!」
恥ずかしがる僕が嬉しかったらしく、ぴょんぴょんとツインテールを荒ぶらせる神様は、左右に身体を揺らしながら歓喜していたのだった。
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「……っふーん、キミの探している相手ってのは女の子なのかぁ。ベル君は抜け目が無いなー」
何店か露店を回りながら、シルさんを探す為に神様にも事情を説明するとそんな事を行っていた。
「か、神様っどういう意味ですか?」
「さぁね!」
「神様……、――っ!?」
どうしてか、若干不機嫌になってしまった神様を宥めようとしていると、闘技場の方から悲鳴と何かが崩れる大きな音に意識が逸れる。
そして、その先には闘技場の正面入り口から出現した大型の猿型モンスターだった。
悲鳴を上げ逃げ惑う人々を嘲笑うように躍り出て、威嚇する様な鳴き声を広場に轟かせていた。
「……モンスター!?」
神様が驚いてるのを聞きながら、僕はモンスターを注意深く観察する。
大型のモンスターは両手で闘技場入り口の縁にぶら下がり、逃げ惑う観衆をキョロキョロと眺めている。
そして、
「べ、ベル君。あいつ……ボクの事を見てないかい……?」
神様の言う通り、例のモンスターは僕達――つまりは神様を凝視して首の動きを止めた。
観察していたモンスターの腕の筋肉が少し膨れたのを見て、僕はダンジョンで感じる予感を察知した。
――こっちに来る!!
僕は咄嗟に神様の手を取ってその場から一気に遠ざかる。
そして同時に視界の端で、モンスターが跳躍するのが見えた。
「ぅわぁあ!!?」
背後で、露店を踏み潰しながら地面へ着地する衝撃を背中に感じる。
振り返ってる暇なんて無い。
原因は不明だけど、あのモンスターは神様を狙っている!!
「神様、何であのモンスターに狙われてるんです!!知り合いですか!?」
「初対面だよぉ!!」
追いかけてくるモンスターから必死に逃げ、細い路地を抜けた先には――
「ここは、『ダイダロス通り』……?」
僕が知る限り、ここはオラリオの南と東を繋ぐ貧困街のエリア。
――その構造は複雑怪奇で、一度迷い込んだら二度と出てこれないという。
そして、背後からは建物の屋根を伝って迫ってくるモンスターの咆哮が聞こえた。
「……っ、行くしかありません!!」
――例え迷うことになっても、神様に万が一があってはいけない!
こうして僕と神様の逃走劇が始まった。
この話を投稿前に友人に読んでもらった際、
「クロエというキャラがわからない」
と言われたのでアニメを一緒に見ながら「この子だよ」と説明しましたが、
「出番が無いに等しい。誰がわかるんだこのキャラを」
と手厳しい感想を頂きました。
ですが、個人的に「豊穣の女主人」に登場する猫人二人は、スマホゲーム等で見てもとても可愛らしく、なのに原作やアニメでは活躍の機会が少ないのでこの作品ではしっかり出してあげたいというのが私の考えでした。
当然メインのシルやリュー、今回は出てこないルノアも私は好きです。
(ミアも人柄は好きですが、ベルと絡ませても需要が無さそうなのでその予定はありません)
マイナーなキャラの登場に不満を感じる方も当然居るとは存じてますが、それが当作品の個性という所で一つご理解くださいませ。
長々と申し訳ありませんでした。
それでは次回は3章です。アクションだらけなので1話だけかもしれません。
是非、宜しくお願い致します。