長くなりそうなので二話に分けることにしました。
今回は小町の作戦を実行し、行為そのものは次話になります。
ではどうぞ
「なぁめぐり」
「なぁに?」
「これは、どういう状況なんだ?」
「いつも通り耳かきだよ?」
「それはわかってるんだが……」
「……?」
「何故そんなにズボンが短いのん?」
「ああ、お風呂上がりでまだ暑くてねぇ」
「いつもは風呂上がりでもちゃんとパジャマ着てるよな? 何で今日はそんなショートパンツを……」
「んー、何となくだけど……何か問題でもあった」
「……………………いえ、ありません」
これは、確かに効いてるのかも!
―――
――
―
「男とは皆女子の生足に弱いのです。ソースは小町の生足を見るときの彩加の反応」
突然、小町ちゃんの夜のテクニック講座がリビングで開催されました。リビングでする話ではないのですが、まぁ八幡と彩加くんは仕事部屋にいるので大丈夫だと思う。
「生足……。でもわたし、基本ズボンだよ? パジャマもズボンだし、たまにスカート履いてもロングだし」
「だからこそ、だからこそなのです! 普段は隠されて見えないふくらはぎ、太腿。普段は見えないからこそ、いざという時に見えたらそれはもうテンションMAXですよ!」
ムフーと鼻息を荒くする小町ちゃん。何か小町ちゃんが興奮してない?
「ですが、そのいざという時とはいったいいつなのか? 今でしょ!」
「古い、古いよ小町ちゃん」
「コホン……、そこで、小町はある情報を入手しているのです。お義姉ちゃん、兄とよく耳かきをされてますね?」
「うん。よくお互いにしあってるよ?」
「最後にしたのは?」
「1週間くらい前かな?」
「ちょうどいいです。まさにナイスなタイミングです。今夜いつも通り耳かきに誘いましょう。で・す・が!」
小町ちゃんがバッと立ち上がりわたしのズボンを指さす。
「今夜はいつものパジャマではなく、極力短い短パンを履いて耳かきをするのです。つまりは生太腿への膝枕。これは興奮する!」
フンッフンッと更に鼻息を荒くする小町ちゃん。ちょっと怖いんですけど。
「因みに、ここからもっと細かい上級テクニックになってくるんですけど……聞きます?」
「詳しく」
―――
――
―
小町ちゃんの指示通り、太腿の半分くらいの長さの短パンを履いて耳かきをしています。髪の毛が直接太腿に当たるので少しくすぐったいけど、八幡が直に感じられるからこれも悪くないかも。
八幡も最初は戸惑ってたけどもう今は慣れたらしく、いつも通り他愛ない話をしながら耳かきを続けている。
そろそろ小町ちゃんの言っていたターニングポイントがやってくる。今は八幡の左耳を掃除しているけど、こっちが終わり反対の右耳になったとき、いつも通りなら八幡はそのまま上体を反転させてわたしの方を向くように寝転がるハズ。小町ちゃん曰く、そこが狙い目らしい。
「……よしっ、左はいいよ。次右いこっか」
「はいよ」
八幡が頭を上げ、体を反転させる。その隙に何気ないお尻の動きで短パンを少しずり上げる。
小町ちゃんのアドバイス通りズボンの裾が緩めのを履いているため容易く短パンの裾がずり上がる。
そこに八幡の頭が再びわたしの太腿に乗せられる。
「………………ッ!!!???」
ここでわたしは恐ろしいことに気付いてしまった。これはヤバい。ど、どうしよう……。
八幡の息が、ズボンの中に入ってくる……っ。
つい体をブルリと震わせてしまうと、それを変に思ったのか八幡が声を掛けてくる。
「め、めぐり? 大丈夫か?」
何故か声が上ずっていた。どうしてだろうと思って八幡を見ると、八幡は顔を赤くしながらチラチラとある一点を何度もチラ見していた。
う、うぅ~、小町ちゃんの言った通り、絶対パンツ見られてるよぉ。
そう、ズボンの裾が緩めなのは、ずり上げやすくする為ともう1つ、緩いが為にできた隙間から中を覗けるようにするためらしい。
つまりわたしは今、自分から八幡に下着を見せていることになるんだけど……これじゃあまるでわたしが痴女みたいだよぉ。
「う、うん。何でもないよ。それじゃあ右耳もやっていこうか」
そして、再び始まる耳かき。今度はお互い言葉数が減る。その理由としては、八幡はやはりわたしの下着が気になるみたいでチラチラと何気ない小さな所作の隙に中を覗こうとしている。いや、丸わかりだから八幡。バレてないと思ってるんだろうけど、バレバレだから。
まぁ自分から見せてる時点で人のこと言えないんですけどね。
そしてわたしは、八幡の息が当たるのを我慢するので精一杯。
恐らく八幡は息のことに関しては気付いてないんだろうけど、その普通の呼吸が隙間から中に入り込んでまるでわたしの大事な部分を撫でていくような感覚に襲われる。
「……なぁ、ちょっと震えてるけど、やっぱりその格好寒いんじゃないのか?」
「大丈夫、だよ? これ結構モコモコしてるし、そこまで、寒くないよ」
八幡が喋ることで更に息がかかる。つい内股になってモジモジしてしまいそうになるが、それでは八幡が中を覗けなくなってしまうので、何とか我慢して気持ちいつもより広めに足を広げる。
そろそろ耳かきも終わりかけ、ここで最後に小町ちゃんから教わった一言を言えば、そのままそういう流れになるらしいけど、本当かな? うぅ~、恥ずかしい。恥ずかしいけど、ここは小町ちゃんを信じよう。
わたしは耳かき棒を八幡の耳から抜き、自分の顔を八幡の耳元まで寄せる。そして耳元で囁くように……
「もうっ、さっきからバレバレだよ? ……八幡の、えっち」
「…………ッ!! わ、悪い!!」
八幡が慌てて頭を上げる。
危なっ! もうちょっとで頭がぶつかるところだった。
……ていうか、恥ずかしいよぉ!!!!
う、うぅ~。今のは恥ずかし過ぎる。ほら、八幡も真っ赤になっちゃってるじゃん。絶対わたしもこんな感じだよぉ。
あ、でも今ならいけるかも……
「…………八幡」
ちょこんと八幡の服を摘まむ。流石にわたしから押し倒すのは恥ずかしいからわたしは目を瞑ってそれを待つ。
「……ッ。め、めぐり……」
八幡の手がわたしの肩に置かれる。八幡の顔が近付いて来るのが気配でわかる。
そしてゆっくりと、お互いの唇が重なった。
次回は終始エロ回です。
お楽しみに
感想、評価、お待ちしております