---司波深雪---
引っ越しの準備と、部屋の模様替えをしている。兄さんと一緒に住める…兄さんが、この家に引っ越してくるのだ。受験までの間、私は兄さんの家庭教師になり、小学校レベルからの勉強を教えることになった。
お母様と穂波さんは、兄さんと入れ替わりで、小淵沢の叔母様の家に引っ越す。兄さんの能力により、二人のダメージは無かったことになったのだが、私とお兄様の関わったダメージを消すと、私達との記憶が薄れる可能性を考え、それらのダメージは取り除かなかった。その為、小淵沢の叔母様の元で、静養するそうである。
後、保有サイオン量が多いことしか取り柄の無い、私達の父親の男性の記憶も無かったことにしたそうだ。お母様に精子の提供をして、結婚後も愛人と別居をしていた男性。結婚していたことも、私達のことも、四葉家のことも総て消し去ったそうだ。そして、お母様の結婚も無かったことにして、お母様は未婚で3人の母親って立場になったそうだ。
「和也のおかげで、肩の重荷が降りたみたい…」
お母様の表情は、憑き物が取れたように明るく、和やかであった。
「達也、深雪…和也のことを頼むわね」
私とお兄様は頷いた。
---桜井水波---
突然、奥様から辞令を言い渡された。奥様とは、四葉家現当主の真夜様のことである。
『司波和也の専属のガーディアンを命じる』
と、辞令書には書かれている。
和也君…幼なじみである。子供の頃、よく一緒に遊んだ。でも、深雪様、亜夜子様と一緒に森で遊んだ翌日から、姿を消してしまった。心配していたんだよ~、和也君。
消えた理由を奥様から聞かされた。あの日、和也君は暗殺されかかったせいで、この10年もの間、植物人間状態だったそうだ。なので、見た目は青年だけど、中身は、あの当時のままと聞かされた。なので、あの当時の呼び方をするように命じられた。いいのかな?主を君付けで呼んで…
そして、10年振りに和也君に逢う為に、彼の部屋へ…彼の部屋は、四葉本邸の奥の間と言われるエリアにあった。そこは限られた者しか入れない。奥様、奥様専属執事の葉山さん、そして、奥様の許しを得た者だけが入れる、言わば禁断のエリアである。そこに彼の部屋はあった。彼は次期当主なのかな?
ドアをノックして部屋に入ると…何をしているんだ?和也君は全裸になって、自分の股間を見て固まっていた。
「和也君…どうしたの?」
「うん?お姉さんは誰?」
私を見ても私と分からない和也君。あぁ、あの当時と比べて美人になったし♪
「あっ、本日付で和也君の専属ガーディアンに就任いたしました、桜井水波でございます」
少し考える和也君。何かを思い出したのか、笑顔になり、私に抱きついて来た。
「水波…逢いたかったよ~」
見た目は中学三年生の和也君。力強い…抱きつかれた衝撃で、押し倒されてしまった。うっ!和也君の露わになっている下腹部にある棒が、私に押し付けられている。和也君は、そんなことはお構いなしに、私の頬に自分の頬を重ねている
「水波…聞いてよ~。僕のおちんちんの皮が剥けちゃったんだよ~」
泣いている和也君?剥けた?それは昨日まで包茎だったんじゃ…あぁぁぁ、そうか!中身は幼稚園児である。包茎の意味を知らないのか。
「和也君、聞いて。ソレは、大人の男になる為の脱皮なのよ」
優しく言い聞かせるように伝えた。
「ほんと?ねぇ、本当なの?」
頷く私。
「そうか…僕は大人の入り口に辿りついたのか」
私から離れて、立ち上がる和也君。その股間には、立派すぎるモノがそそり立っている。固まる私。その固まった私に、衝撃が襲い掛かる。
「ねぇ、水波のおちんちんを見せて♪」
はぁ?耳を疑うようなことを言われた。うら若き乙女の私に、おちんちんを見せてだと!
「無いわよ!私は女の子なのよ」
怒りを載せた言葉。そんな私の感情をスルーして、首を傾げて、何かを考えている和也君。何か嫌な予感がする…
「え?女の子って、おちんちん無いの?じゃ、どこからおしっこをするの?」
言葉に詰まる私。そんな私に対して、彼の行動は早かった。なんと、倒れている私のパンツを脱がせた。おぃおぃ…いきなり…
「あぁ~!本当だ、おちんちんが無い…うん?ねぇ、この割れ目がおちんちんの代わりなの?」
割れ目に指を這わせている無邪気な和也君。ダメ…感じる…うっ…
「違うわよ…おしっこをする穴があるのよ…」
感じている素振りを見せないように、冷静に淡々と答える私。しかし…えっ?割れ目を指で開いて、中を触り始めた。ダメだよ~感じているのに…太股が震えている。
「あぁ、この小さい穴かな?あれ?穴の上を、虫に刺されているみたいだけど、痒く無いの?」
虫刺され…凄くイヤな予感がする。
「あっ…」
小さな突起を無邪気に捏ねくり回されて、つい喘ぎ声を出してしまった。
「うん?大きくなっていく…何でかな?」
何で?己が弄くり回したからだろ…しかし、主に怒ったら負けである。
「気持ちがいいからよ…和也君のおちんちんも、大きくなるでしょ?」
なんちゅうことを言わせるんだ?私はうら若き乙女なんだよ~耳が熱い。顔も紅潮しているかもしれない。
「あっ…ダメ…そこは…あぅ…」
更に最悪なことをしだしだ。膣の中に指を入れて、捏ねくり回している。頭の中が悶悶としていく。
「ねぇ、この大きな穴は?うんこ出る穴は、後ろの菊の穴だよね?」
お尻の穴と膣を同時責め…身体の中が熱くなっていく。
「大きな穴は、大人になったら、赤ちゃんが出て来る穴よ…だから…だから、触れないでよ~」
目から涙が零れていく…お嫁さんに行けない気がする…責任を取ってくれるかな?この大きな幼稚園児は…
「なんで、水波、泣いているの?どこか痛いの?」
痛いよ~心が痛すぎるよ~
「葉山さんを呼んでくるよ♪」
「ダメ!行かないで!」
こんな姿を葉山さんに見られたく無い…
「だって…痛いんだよね?」
「大丈夫だよ…」
脱がされたパンツを履く。ヌメヌメして、気持ちが悪い…心を奮い立たせて、和也君の背中から抱きついた。
「大丈夫…ねぇ、洋服を着て…」
全裸の和樹君は、落ち着きを取り戻して、服を着だした。私を心配するように、目配せをしながら。この先、不安だ…この大きな幼稚園児を扱えるかな?
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引っ越しの支度を済ませた和也君と共に、奥様と葉山さんに挨拶に向かった。
「和也、元気でね。入学式は必ず行くからね」
「はい♪真夜さんと葉山さんも元気でいてください。何かあれば呼んでください。僕に出来ることは何でもしますから」
「若様も元気でいてください。奥様のことは、私におまかせください」
人間関係がわからない。奥様をさん呼びで呼ぶ和也君。その彼を若様と呼ぶ葉山さん…次期当主は和也君なのか?能力が無いって聞かされてきたけど…
「水波は、荷物、それだけ?」
頷く私。次の瞬間、目の前の空気が揺らぎ…目の前には下着姿の深雪様がいらした。はぁ?
---司波深雪---
お母様達を無事に送りだし、兄さんが到着する前に、お風呂でも入ろうかな?部屋で部屋着に着替えていた時、空気が揺らぎ…次の瞬間、兄さんと水波ちゃんが荷物を持って、現れた…
「あれ?なんで、深雪は下着姿なの?」
兄さんは私の下着姿を見ている。耳が熱くなっていく。
「いえ…お風呂にでも入ろうかと…部屋着に着替えていたのです」
「ふ~ん…あっ!本当だ♪深雪の胸が大きくなっている」
いや、巨乳って程では無いけど…あっ!兄さんがブラの上から触れてきた。ダメ…感じる…
「ねぇ、その胸当てを、取って見せて♪」
水波ちゃんは、目の前の展開を見て、固まっている。兄さんの目は輝いているようだ。期待に応えないと…私はブラを外し…
「ふ~ん…大人になると大きくなるんだ…僕は小さいからまだ、子供なんだね」
悲しそうな表情になる兄さん。
「違うのよ。女性だけ…男の兄さんは、胸は大きくならないのよ」
「そうなの?」
「うん♪」
私が頷くと、私の胸を興味深そうに見ている。そして…あぁぁぁ~ダメ…乳首に興味を持たれたようだ。指で捏ねくり回されていく。
「深雪の乳首って気持ちがいいなぁ」
気に入って貰えて嬉しいけど…今はダメ…あぁぁぁ…いぃ…
「あれ?固くなって締まってきたよ…どうしたの?ねぇ、深雪…」
兄さんは心配そうに私を見ている。感じているからなんて、言え無い気がする。
「気持ちいいから…」
言って後悔した。もう片方の乳首を舐め始めた。ダメだって…兄さん…
「深雪の乳首って気持ちいいんんだ♪」
あぅ…濡れてきた…こんなにも無邪気な兄さんに、欲情するなんて…私はダメな女かな。
「ねぇ、なんで女性の乳首って、大きいの?」
兄さんは、上半身裸になり、自分の乳首と私の乳首を比較していた。水波ちゃんは、兄さんへの接し方がわからないのか、あたふたしている。
「赤ちゃんが吸うためよ」
「何か出るの?」
私の乳首を口に咥え、吸い出そうとしている兄さん。股を閉じ、パンティが濡れてきたことを、兄さんに気づかれないようにしている私。
「大人になって、赤ちゃんを身籠もらないと、出ないんですよ」
「何が出るの?」
「赤ちゃんの為に、母乳っていうミルクが出るそうです。私はまだ、大人になりきっていないので、赤ちゃんは身籠もれませんけど…」
「ふ~ん…そうだ!深雪!僕のおちんちんは脱皮したんだよ♪」
え?それは…えぇ~っと…包茎では無くなったってことですね。
「兄ちゃんも脱皮したのかな?ねぇ、深雪」
「お兄様ですか…知りません。そういう事は、人前で言う事ではないですから」
お兄様のイチモツを想像してしまったダメな私…悶悶としてきている。どうしよう。
「そうなんだ…」
「で、なんで、水波ちゃんがいるの?」
話題を変える。このまま、性教育が進むと…まだ、早い…まだ…
「あぁ、なんか、僕専属のガーディアンになったんだって」
「深雪様…ふつつか者ですが…よろしくお願いします」
私に頭を下げる水波ちゃん。彼女はお母様の専属ガーディアンである穂波さんの姪っ子だそうだ。昔は、私、兄さん、水波ちゃん、亜夜子さんとよく遊んだっけ。
「で、僕の部屋はどこかな?」
「兄さんの部屋は隣です。水波ちゃんは1階の穂波さんの使っていた部屋をお使いください。キッチンに一番近い部屋です」
「わかりました。和也君…行くよ!」
「うん♪じゃ、またね。深雪♪」
兄さん達は部屋を出て行った。お風呂…綺麗に洗わないと…臭い嗅ぎそうだったし…きっと嗅いだら、舐める予感がする。ダメ…まだ…ダメ…中学生なんだから…
---司波和也---
自分の部屋に、背負っていたランドセルを置き、中から、想い出の品々を机の引き出しにしまっていく。
そして、当主様に預けてある荷物を、聖域から転移させていく。道着や作務衣や魔導書など、ハンガーに吊したり、本棚に入れていく。
コンコン!
ドアがノックされ、兄ちゃんが顔を出して。
「どうだ?疲れたか?」
「大丈夫だよ」
「水波に聞いたぞ。あまり、困るような質問はするな。するなら、俺にしろ。いいな?」
困る質問?あぁ、男女の違いかな?
「わかった。で、兄ちゃんはおちんちんは脱皮したの?」
「包茎では無いよ。だから、剥けている。そういうことは、女性に訊くのはダメだぞ」
兄ちゃんは、僕の本棚に収まっている本を見て固まっていた。
「どうしたの?」
「これらの本はどうしたんだ?」
「魔導書のこと?まだ全部マスターしていないから、師匠達が持って行けって、くれたんだよ」
魔導書の一冊を手に取り、ページを捲っている。あれは、精霊系の魔導書だな。
「それは、湖の精霊に頂いたんだ。精霊系の魔術に関して、書かれているんだよ」
「精霊…お前…聖域に行ったのか?」
「うん♪聖域で修行を積んできた。戦う術、護る術を学び、戦闘魔導師のジョブに就いているんだよ」
「戦闘魔導師…剣以外も扱えるのか?」
「得物は剣、短剣とナックル系だよ。槍とかは、体力が無いから無理って言われたんだ。弓は魔法を放つ方が速いから、学ばないでも良いって」
「そうか…お前も戦闘を叩き込まれたのか…」
「兄ちゃん!僕が兄ちゃんと深雪と水波を護る。だから、優しい兄ちゃんに戻ってね」
「そうだな…」
兄ちゃんの顔には、うっすらとした笑顔があった。
---桜井水波---
引っ越して、ここに住むようになって、生活を落ち着ける余裕が少し出て来た。私と、深雪様は、和也君の無邪気な質問に振り回されてはいるけど。
朝、起きると、私は食事の準備をし、その間に、達也様、深雪様、和也君は、近くのお寺の住職に、拳法みたいなことを習いに行く。
朝食が終わると、達也様、深雪様は学校へ。私は和也君に勉強を教えていく。午後になり、お二人が帰宅すると、深雪様が和也君の家庭教師になり、様々な教科を教え込んでいく。
「水波、様呼びは禁止にする」
年が明けると、達也様に命じられた。和也君は昔からこの呼び方だったけど…達也様の意向を受け、さん付けで呼ぶことにした。達也さん、深雪さん…って…