※この作品はR-18です。

魔法科高校の問題児   作:もっち~!

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和也、撃たれる

---黒羽亜夜子---

 

病院で薬漬けにされかかった時、和也君が助けに来てくれた。

 

「大丈夫♪無かったことにするからね」

 

言っている意味が、わからないけど、和也君と一緒に、転移魔法という物で、達也さん達の家へ連れて行ってくれた。

 

そこには、自ら頸動脈をナイフで切った文弥の死体があった。

 

「なんで?どうして、文弥が…」

 

「黒羽の叔父に、利用されたようだ。和也を殺したのは、文弥だった」

 

和也君を殺した?おかしい…目の前には元気そうな和也君がいるのに…混乱気味の私に、達也さんが、秘匿されていた和也君の能力を教えてくれた。なん…ですか~?そのチートな能力は…開いた口が塞がらない。

 

寿命を全うするまで、死なない身体…体験した事象を無かったことにする能力…

 

「で、相談なんだけど、文弥を生き返らせる。その際に、和也を殺した経験を消し去ってもいいな?」

 

達也さんから、私からお願いしたい事を提案された。

 

「お願いします。文弥を助けてください」

 

「だそうだ…和也、頼む」

 

「うん♪はい、無かったことに♪」

 

へ?念じるだけで無かった事になるの…凄い…目の前の文弥の首には、ナイフで切り裂いた痕すら残っていない。脈も触れているし。医者いらずな能力だ。

 

「秘匿する理由はわかったかな?」

 

「これは…あぁ、そうですね。秘匿した方が良いですね」

 

チート過ぎる能力…悪いことに利用されると面倒だよな。

 

「う~ん…亜夜子ちゃんも胸が大きくなったんだね♪」

 

私の胸を揉んでいる和也君。苦笑いしている司波家の皆さん。う~ん、どういうつもりだ?この場面で、これは?悩み始めた私に、和也君の取り扱いを達也さんが説明してくれた。

 

「見た目は高校生で、中身は幼稚園児?あぁ、そういうことですか…納得しました」

 

胸を揉んだのは、そこに成長した胸があったかららしい。異性って物を意識出来るレベルに達していないらしい。認識レベルは、あの当時の和也君…まさに、幼稚園児レベルだ。

 

「で、私達の父はどうしますか?」

 

実行犯グループの一員の父。

 

「泳がせておく。今回の件は、真夜叔母様には報告はするよ」

 

実行犯グループの全容を知る為らしい。

 

「私達はどうすれば?」

 

「知った以上、家には帰れないだろ?ここで、暮らしていいよ。一緒に、和也の面倒をみてくれるかな?」

 

達也さんがうっすらと笑顔を見せてくれた。無表情が売りの達也さんだったけど、和也君のおかげで、何らかの誓約が無かったことになったらしい。

 

「文弥も、ここの方がストレスが無いだろう。一部、記憶を無かったことにしてあるし、ここならアフターフォローはしやすい」

 

和也君と達也さんと深雪さんがいれば、心強い。彼らと同居をすることにした。

 

 

 

---司波和也---

 

『身体再生』を使ったことで、身体がだるい。あれは体力を使いすぎるからな…左胸は酷い打ち身である。

 

「兄さん、おはようございます♪」

 

そうだった。深雪のベッドで寝たんだった。そして、起きようとして、気づいた。深雪の股間に流血の痕が…

 

「どこか、怪我をしたのか?」

 

「怪我ではありませんよ♪深雪も大人になる為に脱皮をしたんです」

 

脱皮?あぁ、おちんちんの皮が剥けた、あれか…あれ?

 

「でも、深雪におちんちんは無いよね?」

 

「はい、ございません♪ですので、女性は違う物が破れるんですよ。あぁ、何って訊かないでくださいね。デリケートな事ですから」

 

顔と耳を真っ赤に染めた深雪。そうなのか…後で、兄ちゃんに訊いてみようっと。あれ?

 

「ねぇ、なんで、僕のおちんちんは返り血を浴びているの?」

 

「兄さんが、私を大人の入り口に、連れて行ってくれらからです♪二人でお風呂に入りましょうね」

 

深雪にお風呂場へと連れて行かれる僕。

 

--------

 

高校生活2日目、今日から授業という物があるそうだ。兄ちゃんに必要な物を、カバンに詰めて貰った。

 

「和也君!今日こそは、問題を起こさないでくださいね!」

 

って、水波が僕を心配してくれる。

 

「うん♪」

 

いってきますの代わりに、水波に抱きつき、水波のストレスを無かったことにして、兄ちゃんと深雪と三人で学校へと向かった。

 

「おっはっよ~、和也君♪」

 

途中でエリカが合流した。

 

「おはよう♪」

 

亜夜子ちゃんと文弥君は、来年、水波と高校生になるそうだ。来年になれば、6人で通えるんだな♪

 

「なんか、怠そうだな?」

 

エリカに訊かれた。

 

「昨晩、色々遭ったから…身体中が筋肉痛って感じたよ」

 

死んでから生き返る時、筋肉に負荷がかかるらしい。その為、2,3日は筋肉痛が起きるそうだ。で、これは必要なことなので、無かったことには出来無いらしい。

 

「無茶をしたのか?」

 

「まぁ、必要なことだよ」

 

エリカとの会話を、深雪と兄ちゃんが、暖かい目で見守ってくれている。エリカは仲間ってことかな?

 

 

で、授業…教わったことをノートに書き込んでいく。が…

 

「これは何語だ?」

 

休み時間になると、ノートを目にしたエリカに訊かれた。

 

「う~ん、鍛錬先の文字です…」

 

聖域のことは、聖域を知らない人間には、話してはいけないので、言葉を濁す僕。今のところ、聖域を知っているのは、真夜さんと兄ちゃんだけだ。あぁ、真夜さんと深夜さんに、さん付けで呼ぶように言われた。間違っても、叔母さんとか母さんとは言ってはダメらしい。なんだかなぁ…

 

「鍛錬先?どこの国だったんだ?」

 

「界外です」

 

「海外なのはわかっているよ」

 

『かいがい違いだ。きにするな』

 

と、兄ちゃんから念話が届いた。では、スルーしておこうか。

 

-------

 

放課後…真由美さんがまた、呼びに来た。問題が起きたらしい。兄ちゃんと深雪と僕の3人は、真由美の後に続いて、生徒会室に向かった。

 

「で、問題とは、どういうことですか?」

 

兄ちゃんが真由美さんに訊いた。

 

「昨日の件だけど、あなた達が一科生狩りをしたと思われているのよ」

 

「それは心外ですね。俺達は正当防衛ですよ」

 

「生徒会としても、そう判断しているんだけど…一科生達がねぇ…」

 

「兄ちゃん、面倒だから、違う学校に移れないかな?」

 

問題を起こすと、水波が怒るし…

 

「そうだな。転校も考えた方がいいな」

 

「ちょっと、待って!転校なんかしないで欲しい」

 

真由美さんが待ったを掛けて来た。

 

「生徒会で打開策があるのですか?無ければ、転校も視野に入れますよ」

 

兄ちゃんが交渉をしてくれている。僕は怠いので、深雪の肩を枕でうたた寝である。

 

 

 

---北山雫---

 

一科生代表として、親友の光井ほのかと共に、生徒会室に向かうと、そこには二科生の制服を着た3人の生徒がいた。彼らがそうなのか?

 

「話し合いで解決をしてもらおうと思って、一科生代表で北山さんと光井さんに来てもらいました。この三人が、司波兄妹ですよ」

 

女の私から見ても、惚れ惚れとしてしまう女性、無表情な男性、どこか無邪気な男性のアンバランスな3人組である。

 

「で、何を話し合うのですか?」

 

無表情な男性が訊いてきた。

 

「一科生、数名に危害を加えたことに、謝罪を要求します」

 

一科生で緊急会議をした結果を伝えた。

 

「拒否します。妹を含む二科生の女性に、自分の女になれと命令する輩に、謝罪?有り得ないです。寧ろ、謝罪はそちらがすべきだと思います」

 

えっ?聞いていた内容と違う…目障りだと、いきなり術を掛けられた上、殴られたと…

 

「聞いた話と違いますか?まぁ、二科生の女性を下僕にしようとして、見下していた二科生にやられたとは言え無いですよね」

 

事実なら、そうだろうな。事実なら…

 

「それが事実と証明できるのですか?」

 

「出来無いですよ。無理でしょ?そちらだって、証明出来無いでしょうし。生徒会長さん、申し訳ありませんが、話は並行線です。俺達は転校します。これで、問題は無くなるでしょ?」

 

「だから、待ってって!妥協点を探しましょ」

 

生徒会長は彼らを引き留めたいようだ。彼らが転校すれば、問題が解決するのに…

 

「妥協でできません。彼らを退学処分にしてください。転校すると言っているんですから、退学の上、転校で良いのではありませんか?」

 

「あなたは黙っていて!」

 

えっ?なんで、生徒会長さんは、怒っているの?

 

「達也君、生徒会で妥協点を見つけるから、転校はしないでください。あなた達のような優秀な生徒達を他の学校に取られたく無いのよ」

 

優秀な生徒達…

 

「彼らは、私達一科生よりも優秀だと言われるのですか?!」

 

生徒会長さんに訊いた。

 

「えぇ、そうよ。あなた達よりも、遥に優秀なのよ」

 

え?言い切られた…

 

「兄ちゃん…眠くなってきたよ…」

 

「和也、もう少し、我慢してくれ。深雪、和也がぐずらないように頼む」

 

「はい、お兄様♪」

 

ぐずる?ぐずるとどうなるんだろか?生徒会長さん達の顔色が、優れなくなってきた。彼が元凶なのか?

 

「では、決闘を申し込みます。彼に!」

 

女性に抱き寄せられて、うたた寝をしはじめた彼を指差した。

 

「ふっ…和也の敵になるのか…和也、帰るぞ」

 

「うん?あぁ、わかった。兄ちゃん♪では、良き人生を♪」

 

彼の言葉を受けて、身体の中に異変を感じた。何かが取り除かれた気がする。言葉だけで何をしたのだ?

 

「では、俺達は帰ります。和也、頼む」

 

空気が揺らめくと、彼らは消えていた。

 

 

 

---司波和也---

 

家に帰ると、亜夜子ちゃん達と、亜夜子ちゃんパパが揉めていた。

 

「おい、こんな、化け物の巣窟に住まずに、帰れって言っているだ!」

 

僕達の家を、化け物の巣窟とは、酷いことを言う。

 

「黒羽様、不法侵入ですね?」

 

兄ちゃんが声を掛けた。

 

「達也…いつの間に…何?和也だと…をい!コイツらを始末しろ!」

 

黒服を着たおじさん達が、ドアを蹴破り沢山、家の中に入ってきた。でも、次の瞬間、亜夜子ちゃんパパ以外のおじさん達は消えた。

 

「何…何をしたんだ?魔法の発動を感じなかったが…」

 

「僕達の家を踏み荒らすやつらは、この世にいなかったことにしました」

 

「何だと…いなかったことに…って、お前の能力は、禁断の能力の『無』か?」

 

「それの亜流の『無 夢幻』の方です♪」

 

顔面が蒼白になっていく亜夜子ちゃんパパ。

 

「達也以上に化け物じゃないか…司波家は呪われた子供しかしないのか?」

 

「真夜さんの意志を継いでいますからね♪」

 

「お前だけは、同士討ちになっても…この化け物め!」

 

亜夜子ちゃんパパが、何かの術を発動したけど、無かったことにした。

 

「術が無かったことに、だと…この化け物が…」

 

パン!パン!

 

乾いた音がした。今日も死ぬのか…筋肉痛が治っていないのに…心臓と肝臓が撃ち抜かれている…良い腕前だ…

 

「兄さん!」

 

深雪の身体が僕を支えてくれた…心臓が完全停止すると、僕の身体はリブートされて行く。撃ち込まれた弾丸を体外へ排出して、欠損箇所を修復し、心臓の鼓動を再起動させた。

 

「深雪…また、筋肉痛だよ…明日、学校休んでいい?」

 

「兄さん♪明日は学校お休みよ」

 

それは良かった♪

 

「何?生き返ったのか…」

 

僕と深雪の会話に割り込んできた、亜夜子ちゃんパパ。その声は震えている。

 

「僕の能力『不死身』だよ。人生を全うして、寿命が尽きるまで、魂に死が認識されないんだそうです♪」

 

「だから…秘匿していたのか…お前の能力を…」

 

ぐさっ!

 

「え?亜夜子さん…」

 

亜夜子ちゃんの手には包丁が握られていて、亜夜子ちゃんパパの腹部に深々と刺さっていた。

 

「父さん…もう、和也君を虐めないで…お願い…」

 

パン!

 

拾った拳銃で、自分の頭を撃ち抜いた亜夜子ちゃん…無かったことにする!

 

 

 

---黒羽亜夜子---

 

気が付くと、和也君のベッドにいた。文弥が心配そうに私の顔を見つめていた。

 

「和也さんの能力凄いよね♪頭が破裂した姉さんが生き返ったし…」

 

泣きながら、私に抱きついて来た文弥。そう…和也君に、私も助けられたのね。

 

「父さんは?」

 

「いなかったことにすると、僕達も消えちゃうから、真夜様の元に送ったって。処分は真夜様に決めて貰うそうだよ」

 

親が居なかったことになれば、子供の私達も消えちゃうんだね。そう言われれば、そうだ。和也君は優しさを忘れていなかった。私達のことを考えてくれていた。昔と変わらずに。

 

「和也君は?」

 

「筋肉痛で起き上がれないって…」

 

「ねぇ、文弥…私達も、和也君が生きるのを手伝おうよ」

 

「うん♪そうだね。いっぱい貰っちゃったよね。恩を…。二人で少しずつ返そう」

 

 

 

 




逆コナン君状態の和也…大きな幼稚園児は、エロパートに持ち込み難いorz
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