見直してると本当にキリがない……。
省吾が住んでいるマンションの前に一台のタクシーが停車した。
タクシーのドアが開くと荷物を持った省吾が下りて、中へ向かって手を差し伸べた。
「ほら、明日奈。気を付けて」
「ふふっ、ありがとう省吾君」
差し出された手を取って明日奈は微笑んだ。好きな男の子が見せる優しい気遣いに心が弾む。
手を繋ぐという、たったそれだけの行為に幸せを感じて明日奈の胸が高鳴っていく。
たとえ胸の中にエッチな思いが渦巻いていても、そういったところは初々しいまま変わらない。
そんな可愛らしい明日奈だったが、省吾の手の助けを借りてタクシーから降りつつ――彼の股間へと視線を向けた。見てるのを気付かれないようにあくまでこっそりと。
(えっ、やだ、こんなに……)
明日奈は彼の股間を盗み見た瞬間、ビクッと身体を震わせた。とても信じられないものを見たからだ。
彼のズボンの股間がモッコリと膨らんでいる。しかも、ただ膨らんでいるわけではなかった。
位置が悪い状態で勃起してしまったらしく先っぽが太ももの方へ向かっている。つまりズボンの太腿の内側の部分が、見事なまでに大きなおチンチンの形で盛り上がっていた。
それが隠されもせず、明日奈の眼前にあけっぴろげにされていた。
(あぅ……さっきまで隠してたのに……)
タクシーの中で彼は股間に荷物を置いてその部分を隠していた。だから明日奈は彼が勃起していることを知らなかった。
帰ったらエッチをして欲しいと思っていた明日奈は、駅のお手洗いを出てからマンションまで帰ってくるまでの間、歩けば腕を絡めておっぱいを押し付けたり、タクシーに乗れば彼の太ももに手を置いてエッチなアピールをしてきた。
そのままおチンチンを触っても大丈夫かなとちょっぴり悩んだりもした。流石にタクシーの中でそこまで大胆なことはできなかったが。
そして今、電車の中で挿れられるかと勘違いしてしまうほどお尻に押し付けられたおチンチンがそこにある。とても大きくて硬い――彼のいやらしいおチンチンがすぐ近くにある。
だが、実際に彼の異常とも言える大きなおチンチンの形を見てしまって、明日奈は途端に恥ずかしくなった。
省吾にエッチしてもらいたくてアピールして、事もあろうに外で彼のおチンチンを勃起させてしまった。その事が恥ずかしくてたまらなくなったのだ。
誘惑して勃起させた挙句、自身が恥ずかしくなっているなんて本末転倒である。
一方、省吾はそんなやたらと色っぽい明日奈のエッチな誘惑に気が付いていた。
その上でチンポを勃起させないように理性をフル動員していたのだが、敢え無く撃チンされてチンポをガッチガッチに硬くしてしまった。
幸いなのはタクシーでは座っていられたので荷物を股間に乗せて隠せていた事。そしてマンションでは人とすれ違わない限り見られることが無いということだろうか。
その省吾の心に炎が燃え上がる。
(駅からずっと明日奈に良いようにやられていたけど、此処から先は人が居ない限りチンポを隠さないで済む。さぁ、反撃の時間だ)
これは男と女の熾烈な戦い。襲ったほうが負けだと省吾は感じていた。
省吾は既に理解している。要求すれば明日奈は大抵のエッチな事を受け入れてくれるのを。
だが、見たいのだ。明日奈が自発的にエッチな事をして求めてくる可愛らしいところを。
そう、彼女が恥ずかしがりながら見せてくれるいやらしい姿を見たいのだ。
であれば、誘惑していることに気づかないフリをして明日奈がエッチな事をするのを鑑賞するのが最高の手だろうと省吾は考えた。
(クククッ。勃起チンポを見せて焦らしまくってやろうじゃないか)
タクシーを降りた省吾が勃起チンポを隠してない理由はここにあった。
何はともあれ走り去っていくタクシーを背後にマンションのエントランスに入っていく二人。
これから二人のエッチな戦いが始まる。勝負の行方は何処へ――。
――まぁ、結果は言わずとも分かりきっているようなものだが。
・
・
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――ちらっ、ちらっ。
省吾の肩に頭を預けるようにピッタリと寄り添い腕を絡ませて、明日奈は歩きながら彼の股間に視線を送っていた。
(凄い、ズボンの太ももに形がはっきり……)
彼のおチンチンがとても大きいのは良く知っている。だけどそれがあんな風にズボンの太もものところで、勃起した形をくっきりと作っているのが明日奈にはとても信じられなかった。
そして、それを隠そうともしていない。その自信に満ち溢れた彼の姿に男らしさを感じ、それを欲しがってお腹の奥が熱くなり始める。
(きっと……私に見せ付けて楽しんでいるんだ)
気になって仕方がない彼の股間の大きな膨らみ。明日奈はその部分にどうしようもなく視線を惹き付けられてしまう。
触ってみたい。明日奈の心の中にそんなエッチな気持ちが込み上がる。
だけどここはマンションのエントランス。いつ人が来るか分かったものではない。そこへ手を伸ばしたい気持ちを、彼の腕をぎゅっと強く抱きしめることで抑え込んだ。
(省吾君の意地悪。私をこんな気持にさせるなんてヒドイよぅ……)
そしてエントランスを抜け、エレベーターへ二人は乗り込んだ。
明日奈の思う通り、省吾は彼女の反応を楽しんでいる。
(やべぇ、明日奈がエロ可愛すぎる。ほら、こっそり見てないで、もっと大胆に俺のチンポを見ても良いんだぞ?)
明日奈は股間をこっそり見ているつもりだったが省吾にはバレていた。もちろん大胆に見ても良いぞなんて実際に言ったりはしない。
(真っ赤な顔で脚をもぞもぞしながらチンポをチラチラ見てるとか最高にエロ可愛いだろっ!)
そんな風に思っている省吾だった。
そして明日奈はエレベーターという密室になったことで、自制心が崩壊を始めていた。
早く彼とエッチしたい。部屋に入ったらすぐに襲って欲しい。
(だからおチンチンを触ってもいいよね?)
とんでもない論法で決めつける明日奈がいた。
そう決めた明日奈は、触ってもエッチな女の子と思われないように言い訳をすることにした。密室とは言えここは外と同じようなもの。ちゃんと理由を言ってから触らせてもらおうと考えた。
(おチンチンがあんなに曲がってて大丈夫かなって心配するのは、恋人だから当たり前だよね。うん、これでいこうっ)
だが、思考と行動は別物である。彼女はおチンチンをこれから触ろうとしていることが恥ずかしかった。それでもエッチな気持ちは止まらない。
明日奈は上気した顔を省吾に向けて話しかけた。
「ね、省吾君……大丈夫?」
「ん? 何が?」
「その……」
明日奈は言いよどんだ。どんなにエッチになっても、うら若き乙女にはそう簡単におチンチンの単語を口に出すことは出来ない。
代わりに彼女は省吾の太もも、おチンチンが形を作っている場所へ、それはもう恥ずかしそうにおずおずと手を伸ばしていった。
そんな明日奈の様子に省吾の勃起チンポがビクンッと反応した。窮屈なズボンの太もも部分にきっちりとその動きは抑え込まれてしまったが。
自分の行動が省吾を興奮させているとも知らずに、明日奈は太ももの歪な形のところに躊躇しつつもそっと手を置いて、その盛り上がった部分を優しく撫でた。
(触っちゃった……。し、心配してるんだからおかしく思われないよね?)
「ここ、痛くない?」
ズボン越しにチンポを撫でながら、恥ずかしそうに聞く明日奈のエロ可愛さ。
エレベーターの中という密室とは言え、恋人のおチンチンを自分から触るなんて彼女も大胆になったものである。
「ああ、これ? 別に痛くないから大丈夫だよ」
(くはっ、明日奈がこんなところでチンポを触ってくるとかっ。つ~か痛そうに見えたのか? まぁ、変な方向に向いてるからなぁ)
チンポを撫でる彼女の手付きに気持ちよさを感じながら省吾は答えた。無論、彼女を焦らすために気持ち良くなっている素振りは絶対に見せない。
「そ、そっか。痛くないならいいの。ちょっと心配だったから……」
あくまで心配だから触っている。そう答えつつ明日奈はチンポを優しく撫で続ける。タクシーの中で触っても大丈夫かなと考えてしまった彼のおチンチン。
それに触れているとお腹の奥がキュンとなる。駅からずっと欲しいと思っていたおチンチンが手の中にある。
他人が居ないとは言え、こんなところでおチンチンを撫でてしまっている。その事実に明日奈は胸をドキドキさせた。
(私に興奮してこんなに硬くしてくれているんだよね。やんっ、ビクビクしてる――)
(やっべぇ、めっちゃ気持ちいい。なんつ~撫で方をしてくるんだ)
焦らそうとしているのに攻められてしまっている省吾だった。
そうこうしている内にエレベーターが停まってチンと到着を告げる音が鳴り、その音を聞いて明日奈がハッとして手を引っ込めた。
それがちょっと惜しいと感じつつも、この調子ならもっとエッチな事を彼女の方からしてくるだろうと確信する省吾。
エレベーターを降りれば省吾の部屋までもうすぐ。
その僅かな距離で明日奈の頭の中はエッチな事でいっぱいになってしまっていた。どうやらさっきチンポを触ったことで完全にスイッチが入ってしまったらしい。
(もうすぐ、もうすぐ省吾君の部屋に着くから……着いたら……)
明日奈は彼の腕を強く抱きしめた。
強く抱き締めていなければ、無意識に彼の股間に手が伸びてしまいそうだった。
(んっ、省吾君……早く省吾君のおチンチンを挿れて欲しいよ……)
しかしそれを口に出すのが恥ずかしい明日奈。
どれだけエロくなっても恥ずかしがり屋なのは変わらない。そんな可愛いところが省吾を獣に変えてしまう原因にもなっていた。
そして省吾の部屋の前にたどり着く。
「明日奈、腕を離してもらっていいか? 鍵を開けるからさ」
「うん……」
離れたくない。そう思いつつも明日奈は省吾の腕を離した。鍵を開ける省吾の横顔を潤みを帯びた瞳が見つめている。
荷物を持った彼の為にドアを押さえて中に入るのを待ち、明日奈も後を追うように家の中へと入った。
靴を脱ぎ、リビングで荷物を下ろした省吾が明日奈に振り返る。
「明日奈お疲れ様。買い物を手伝ってくれてありがとうな。とりあえずお茶でも入れてゆっくりしようか」
明日奈を焦らすつもりでそんな事を言う省吾がいた。
「えっ、あ、うん。そうだね」
省吾がそんな事を言うので思わず同意してしまった明日奈。
(うぅ、お茶の用意って。すぐにエッチしてもらえるって思ってたのに……)
エッチな明日奈の思考が高速で回転し始める。
(省吾君だっておチンチンを大きくしてくれてるんだから、きっとエッチしたいって思ってるはず。でもどうしてエッチしてくれないの? あっ……)
明日奈はピンときた。これは彼が自分を弄ぼうとしているんだと。
欲しいのに焦らされている。つまり彼が喜ぶことをしてあげないといけない。明日奈は雌犬らしくそう考えた。
(省吾君が喜んでくれる事は……)
彼にその気になってもらう為のパターンが幾つか思い浮かぶが、それはどれも明日奈にとって恥ずかしい事。
(一番喜んで興奮してくれたのって、私が……あれをした時だよね……)
それを思い出して明日奈は顔を真赤に染めた。
「じゃあ明日奈は座ってていいよ。今日は俺がお茶を入れるからさ」
省吾は彼女が発情していることを理解した上で焦らしにかかっている。しかしその釣り針にあっさりと掛かってしまうエッチな雌犬がここに一匹。
「ま、待って省吾君」
明日奈は省吾を呼び止めると、彼の前に移動して身体の前で手をモジモジとさせた。
(おぉっ、早くも明日奈が来たぞ。さぁ、いったい何をしてくれるのかな。すっげえ楽しみだ)
「ん? なに?」
明日奈は何をしようとしているのか? どんなエッチなことをして誘惑するつもりなのか?
それがひじょ~に楽しみで、省吾は興奮のあまりにズボンの中で勃起チンポをビクビクさせながら、明日奈がどんなエッチな事をしてくれるのかと期待するのだった。
次話は「明日奈のエロすぎるアピール」で妄想中。
まだ取っ掛かりしか書いてないけど。