翌日の日曜日の朝。
等身大の鏡の前で白を基調にした花柄のワンピースにカーディガンを羽織った自分の姿をチェックする一人の女の子がいた。
みんな大好き明日奈さんである。
右を向いたり左を向いたり、角度を変えて鏡の中の自分の姿を確認する彼女の目は真剣だ。
スカート部分の横を右手で摘み、ふわっと軽く持ち上げてその広がり具合を確かめる。前かがみになって省吾が胸を覗いてきた時に、ちゃんとおっぱいの谷間が見えるかまでチェックしていた。
明日奈はこの一週間とても頑張った。
一つは高等学校卒業程度認定試験を調べ、それを両親に説明して了承を得ることだ。これは無事に目的を達成する事が出来た。
母親の京子も正規のルートから外れたこの道は目からウロコだった。反対などするわけもない。父親も言わずもがなだ。
そこから彼女は一歩踏み込んだ
それは省吾と自分の家で学校が終わってから受験勉強をすること。
これを気合を入れて両親に了承させた明日奈は満面の笑みを浮かべた。父親の彰三は「ぐぬぅ」と嫉妬したが。
この時点で両親は明日奈の心の変化を察した。その男の子に惚れたなと。
そして最後に一つ。明日奈はとても、とても頑張った。
学校で省吾にエッチな事をされたい――という気持ちを我慢することを。
そして今日、省吾と丸一日二人っきりで過ごすことが出来る休日に、彼女は気合を入れて臨もうとしている。
既に彼女の頭の中は省吾に関連することだけでいっぱいになっている。こうやって着ていく服装のチェックをしているのも全ては省吾のため。
鏡の中で形の良いおっぱいが胸元を大きく盛り上げているのを確認しウンウンと頷く明日奈。
着痩せする明日奈が、こうもおっぱいが強調される服装を意識して選んだのも全ては省吾のため。
何度でも言うが省吾のためである。
今日の明日奈はなにもかも省吾を中心に考えている。まさに尽くす女の子、正妻様と言って良いだろう。
そんな彼女は止まらない。彼を喜ばせるために。
「し、下着も……確認しておいたほうがいいよね……」
そう言いながら明日奈が、前かがみになってワンピースの裾を指で摘まみ、ちょっぴり恥ずかしがりながら持ち上げ始めた。
ワンピースの裾が膝を越え、白い肌の艶めかしい太ももが露わになり、省吾以外に見せる気がない下着が鏡の中で露わになっていく。
自分のはしたない姿に頬を染めつつも明日奈は最後まで確認をしようと――ワンピースの生地を掴み直して、更に更に持ち上げていく。
お臍が、そして深い谷間を創り上げたおっぱいが、鏡の中でツヤツヤな肌が大胆にさらされていく。
「やだ……私の身体……すごくエッチな感じになっちゃってる……」
昨日の夜、お風呂でたっぷりと磨き上げた、彼の好みだと思える買ったばかりの下着に包まれた身体が――そう、省吾とのセックスでいやらしさを増した身体が鏡の中にエッチな感じで映っている。
誰も見ていないのに明日奈の顔が恥ずかしさで朱に染まっていく。
そんなエッチな自分の身体を、省吾に見られても大丈夫かチェックしていく。
「新しい下着を着けてみたけど……気に入ってくれるかな? 大丈夫だよね、省吾君はこういうのが好きそうだし……。うん、きっと大丈夫」
エッチな格好をしてしまった恥ずかしさを振り払うように、明日奈はバサッとワンピースから手を離し、鏡の前でふわっと一回転してワンピースの裾をひらめかせた。
「ふふっ」
そしてプレゼントされたペンダントで首元を飾ると、明日奈はもう一つのプレゼントを手に取った。
笑みを浮かべながらイヤリングを耳に着けようとして……彼女は悩み始めた。
(これを……乳首に着けて会いに行ったら……省吾君は喜んでくれる……かな?)
明日奈さん朝早くから雌犬思考で物事を考えすぎだと思います。
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明日奈は家を出てまずはスーパーへと向かった。料理の素材を買うために。その後はもちろん省吾のマンションに直行する予定である。
軽やかに歩く明日奈の可愛らしい耳にはきちんとイヤリングが飾られている。乳首に着けるのは寸前で思いとどまったらしい。
(まずはお買い物して、それからお昼ごはんを作って、その後は……)
頭の中に省吾と裸で絡み合う自分の姿が思い浮かび、明日奈は頬を赤く染め始めた。
だが、先日してしまった「今度、省吾君がして欲しいエッチなことをしてあげるね――」の約束を思いだす。
きっと彼はその言葉を覚えている。ここぞとばかりに私がしたことがないようなエッチなお願いをしてくるに違いない。
(きっと恥ずかしい事をさせられちゃう……)
そう考えただけで明日奈は――。
「んっ……」
(やだ……こんなところで――)
明日奈はブラの下で乳首が硬くなっていくのを感じてさり気なく胸元へ視線を向けた。
彼女が着ている春物のワンピースは、省吾に触られた時に手触りが良いようにと生地が薄めだ。更に新調した下着は省吾に喜んでもらえるように、可愛らしくも生地が薄くてちょっぴりエッチな下着だ。
省吾がおっぱいを触れば直ぐに乳首を見つけて可愛がるだろう。そんな薄さだ。
(あぅ……少し浮いちゃってる……)
さり気なく覗き込んだ胸の頂点に僅かに浮かんだエッチなポッチ。省吾に痴漢された時以来のお外での露出ポッチ。
周囲には夫婦連れや子供連れのお客さんがいる。そんな中でエッチな事を考えて乳首ポッチしてしまった事が、明日奈は恥ずかしくてたまらなかった。
お昼ごはんの材料を買うためにスーパーの建物の中に向かって歩きながら、明日奈は真っ赤になりながらカーディガンでその部分を覆い隠した。
やたらと色っぽい雰囲気を放つ明日奈に夫婦連れの旦那さんがちらっと視線を向ける中、彼女はこんな所で乳首を勃たせてしまった恥ずかしさに身を染めながら買い物かごを手に持った。
必死になんでもないフリをしながら。
そして明日奈は買い物かごに料理の材料を吟味しつつ入れていきながら、とある場所で足を止めた。
――じ~。
明日奈はそれに目を惹き寄せられた。
そこに有るのは――ジャンボエリンギ。その太さに明日奈はちょっぴりエッチな想像をしてしまう。
(大きくて美味しそう……でも省吾君のほうが硬いよね――。あうぅ……また私……エッチな事を考えてる……)
エッチな事を想像しすぎの明日奈。自分では気が付いていないが、彼女が醸し出す雰囲気は周囲に大きな影響を与え始めていた。
ゴクリと喉を鳴らした夫婦連れの夫が奥さんに腕を抓られる。すれ違うお婆さんが「あらあら、まぁまぁ」と口に手を当てる。
幼い子供ですらモジモジと母親へ身体をくっつけた。子供であるが故に性欲を感じていることは理解していないようだが。
そんな明日奈が買い物のあと省吾のマンションに向かう間に、彼女の美貌と色っぽさ、そしてエロさにナンパ男の目が惹き寄せられまくったことは言うまでもない。
だが、明日奈に声を掛けることが出来たナンパ男は一人もいなかった。
正妻様は冷たい視線だけでナンパ男を見事に近寄らせなかったのである。
(私をエッチな目で見ていいのは、省吾君だけなんだから――)
すれ違う男たちの視線を一身に集めながら頭の中を省吾で埋め尽くした明日奈は、彼の待つマンションへと足を速めるのだった。
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「おはよう明日奈」
「おはよう省吾君、んっ」
挨拶の後、明日奈は挨拶のキスを省吾に贈った。
手に持った買い物袋を省吾が受け取ると、明日奈はすぐに彼の左腕を抱きしめておっぱいを押し付けた。
マンションに入る前に胸を隠していたカーディガンの前は開けてある。
乳首がちょっぴり浮いているのが恥ずかしいけど、彼がエッチな自分を見て喜んでくれるのならと明日奈はそれを隠すような真似はしなかった。
ずっと乳首を硬くしていることに驚いてはいけない。彼女はエッチな雌犬なのだから。
(どうかな? いつもより柔らかいと思うけど)
明日奈は省吾へ視線を向けてその反応を確かめた。
そして明日奈の期待通りに省吾はおっぱいへと視線を向け、目ざとく乳首ポッチを見つけ出す。
(明日奈も大胆になってきたなぁ。って、もう乳首が浮いちゃってるしっ! ちくしょうっ。触りたくても両手が埋まってるのが辛いっ!)
右手には買い物袋、左腕には明日奈の柔らかそうなおっぱい。乳首をツンツンしたい省吾だったが、この状況では手を出せなかった。
一方、そんな彼の視線をしっかり感じた彼女は、自分から乳首ポッチを曝け出しているのがやっぱり恥ずかしかった。
明日奈はほんの少しだけ顔を俯かせた。
(省吾君、見つけるのが早すぎだよ……)
見られたい、でも恥ずかしい。女心は複雑である。
だが、そんなエッチなところを見られて、乳首は余計に反応して硬く尖っていき、ジンジンと甘い疼痛を彼女に送り始めた。
下を向いている明日奈の視界に、乳首ポッチがクッキリと形を浮かばせていくのが映る。
明日奈はそれを隠すように省吾の腕をギュッと抱きしめた。
「……っ」
おっぱいを強く押し付けた拍子に乳首が僅かに擦れ、明日奈は声にならないエッチな吐息を漏らした。
省吾が何もしなくても明日奈は自分から身体を火照らせていく。
そんなエロ可愛い明日奈を見て、たっぷりとエッチを重ねた省吾が何も言わないはずがない。
「そう言えば明日奈、この間さ、俺がして欲しいエッチな事をしてあげるって言ったよね?」
明日奈はビクッと身体を震わせた。彼女の胸の中に恥ずかしさと、そして好きな男の子に求められる喜びが広がっていく。
もはやそれに抵抗する気はない。省吾に求めて貰えるのは明日奈にとって幸せなのだから。
「うん……。なにか……して欲しいことが有るの?」
俯いたまま明日奈は尋ねた。
「ある。たぶん、明日奈が滅茶苦茶恥ずかしがりそうなことだけど」
(あぅ……、私にどんなエッチな事をさせるつもりなの……。でも約束しちゃったから……)
明日奈は嫌とは言えなかった。言うつもりも、もちろん無かったが。
「い……いいよ。で、でも、お昼ごはんを食べてからでもいい?」
「うん。そうだね。ご飯を食べてからたっぷり明日奈にお願いしようかな」
「た、たっぷりなんだね」
「嫌かな?」
「嫌じゃ……ないよ……」
明日奈はちらっと省吾へ視線を向けた後、恥ずかしさに震えながらしっかりと顔を上げて省吾の顔を見つめた。
好きな人に喜んで貰いたい。溢れる気持ちを言葉に変えて――。
「わ、私……省吾君の雌犬だから……。省吾くんが喜んでくれるなら、恥ずかしいことだって頑張れるよ――」
明日奈は大事な場所からエッチな液を溢れさせながら、省吾へそう言うのだった。