ベッドの上で若い男女が絡み合っていた。
若い女の広げられた脚の間に身体を入れている男が、荒い呼吸とともに腰を振っていた。
男の身体の下で若い女が腰の動きに合わせて喘ぎ声を漏らす。
「あっ、んっ、気持ちいいよ、あっ」
二人の若い男女、キリトと明日奈はラブラブセックスに勤しんでいた。
誰もが認める黒と白のカップルは
だが、明日奈には知られてはいけない事が有る。それは――。
(うぅ……気持ち良いけど……
そう思ってしまう明日奈。キリトが巨根化した影響が確実に現れていた。
しかし一方で幸せも感じていた。やはり好きな男と肌を合わせているのは嬉しいと彼女は思っている。
だが、明日奈はキリトの様子がいつもと違う事に気が付いた。
「あんっ、キリト君、いつもと少し違うみたい。どうしたの?」
明日奈はキリトに突かれながら尋ねた。
「ああ、いや……」
キリトが決まりが悪そうに、明日奈から視線を逸らして言い淀んだ。
らしくない彼の様子に明日奈はもう一度声を掛けた。
「んっ、何かあるのなら教えて。何でも言っていいんだよ? 私はキリト君の彼女なんだから」
キリトは腰を動かすのを止めて、少し考えてから口に出した。
「あー、アスナ。言い難いけど、なんか緩くなってないか?」
彼は時折失言する事が有る。今回、まさにそれが起きた。非常に愚かだと言わざるを得ない。
誰が彼氏にそんな事を言われたいと思うだろうか? デリカシーが無さすぎると言ってもいい。
明日奈はキリトの言葉に一瞬呆けた。意味をすぐに理解出来なかったからだ。
しかし時間の経過とともに彼が言った内容を理解した明日奈の瞳に、薄っすらと涙が浮かび始めた。
こんな事を彼氏に言われたら誰だって泣くか怒るに違いない。明日奈はその両方だった。
――パチーンッ!
キリトと繋がったまま、明日奈は泣きながら彼の頬を平手で打った。言い換えればビンタという一部にはご褒美的な行為だ。
無論、キリトにとってご褒美では無かったが。
そこからの明日奈の行動は早かった。閃光と呼ばれるに相応しい速さで、自分の身体の上に乗っているキリトをどかしてベッドから降り、謝るキリトを他所に服を着ると――。
「キリト君のばかっ! もう帰るっ」
全裸のキリトが縋り付く間もなく、明日奈は部屋から出ていくのだった。
・
・
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キリトの家を飛び出した明日奈は一人で歩いていた。
(キリト君のばか……)
明日奈はキリトの言葉にショックを受けて、ムカムカするのと同時に傷付いていた。
まさかエッチの最中に「緩くなってないか?」と言われるなんて、思ってもみなかった。
キリトと二人で会えば必ずエッチしている明日奈は、彼は私の身体目的なんだと一瞬ながら考えてしまう。
だけど明日奈はちょっとだけ不安になった。本当に緩くなっているんじゃないかと……。
(私とエッチしてて緩いってヒドイよ……でも……)
その理由に思い当たりが有りすぎて溜息をついた。省吾のおチンチンを一度は奥まで受け入れてしまっていたからだ。
たった一度で緩くなったりするはずがないのを明日奈は知らないが故に、自分の大事な場所が省吾のおチンチンの大きさに慣れてしまった可能性に思い至った。
だが、あまりにもデリカシーのないキリトに、明日奈はやり場のない怒りを感じている。
今も携帯が鳴ってキリトからの謝罪メールが来ているが、自分が悪いのかもと思いつつ、それでも今日はキリトを許したくないと思ってしまう。
ムカムカして帰りたくない明日奈。
気分転換にリズに電話して遊びに行こうかなと携帯の電話リストのページを捲り始めた。
その明日奈の目に一人の名前が目に止まった。電話リストにこっそりと登録してあった最上省吾という名前が。
少し悩んでから明日奈は電話のコールを鳴らす。
(キリト君が悪いんだから――)
繋がった電話の向こうから彼の声が聞こえてくる。
明日奈はその声に――胸がドキドキしてしまった。何かイケナイ事をしているように。
「もしもし」
「もしもし、こんにちは最上君。結城です」
この電話が繋がらなければ明日奈はリズに改めて電話をして遊びに行っただろう。そう言う意味では省吾は幸運だったといえる。
そして電話をかけ終わった時、明日奈は頬を染めていた。
彼女はいったい、省吾と何を話したのか? そして何を考えているのか?
これまで歩いていた方向から、違う方向へ歩き始めた彼女は果たして――。
・
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省吾はマンションで一人暮らしをしている。
本来なら親元に居るべきなのだが、彼と家族にはそうする理由が有ったのが原因だ。
デスゲームクリア後、彼と家族との間にすれ違いが起きてしまっていた。
別に家族が省吾を愛していない訳ではない。むしろ心配のしすぎと省吾が思うほど愛されている。
だが、世間に広がったデスゲームの情報。そしてその過酷な世界で生き延びた省吾。
家族は人の生死に関わってしまった省吾を心配し、そして配慮をしすぎた。辛い思いをしたからと。
しかも息子が教えてくれた一緒に戦っていた仲間の死。PKやオレンジプレイヤーの存在。
この平和な日本で暮らしてきた母親は、そんな経験をしてしまった省吾の扱いに悩んでいた。
家族との間に生まれた微妙なすれ違い。時間が経てば解消されるであろうそれ。
そんな状況で、政府が被害者の学生を隔離するように集めて各地に創った学校。
一旦、家族と時間を置いたほうが良いと考えた省吾は、家から通学するのには遠い距離だった為、これ幸いと一人暮らしを提案した。
両親はそれに許可を出した。稼ぎに問題があればそれも出来なかったが、十分な仕送りも可能なだけ両親は稼いでいた。
そして省吾は進学と同時に一人暮らしを始めた。ただし高校の三年間だけという約束で。
「知らなかった。最上君って一人暮らしをしてたんだね」
省吾の住む1LDKのマンションを訪れた明日奈は家の中をなんとなくチェックしながら彼の部屋に案内された。
入り口から左手の壁に大きなテレビ、その前に小さなガラステーブル、右側手前には机、その奥にベッドが置かれ、窓に掛けられている薄い青色のカーテンが部屋の中を明るく見せていた。
「どうぞ、好きな所に座って」
「お邪魔します」
この部屋に女の子が来るのは初めてだった省吾は胸をドキドキさせていた。
ガラステーブルの傍に姿勢を正して座った彼女の前に飲み物を置き、省吾もその対面に腰を下ろした。
「それで今日はどうしたの?」
「えっと、遊びに行く予定がキャンセルになっちゃって……」
まさか、エッチしててキリトに緩くなってないかとか言われて喧嘩したとは言えない明日奈。
「ありゃ、それは残念だったね。んで、俺の所に遊びに来たわけか」
「うん。最上君には迷惑だったかもしれないけど」
「迷惑だなんて全然思わないよ。結城さんが遊びに来てくれるのは嬉しいしね」
明日奈がお茶を口元へと運んだ。その仕草すら上品な彼女に省吾は眩しさを感じた。
(俺もよくこんな可愛い子とエッチ出来たな。自分自身の運に驚くわ)
そう思いながら見詰める省吾。その視線が彼女のおっぱいに向かうのは、男の子なら自然な現象だ。
おまけに彼女はおっぱいをアピールするように、上半身のラインがはっきりと出ている服装をしていた。
上品な白の春物セーターを押し上げるおっぱいの膨らみは、ブレザー姿と違って彼女のおっぱいの形の良さを見事なほどに強調していた。
ガラステーブル越しに見える彼女の白のストッキングに包まれている脚も上品さを感じさせている。
そんな明日奈に省吾が見惚れてしまうのも当然だろう。紛れもなく彼女は美少女なのだから。
(こうして見ていると良い所のお嬢さんだよなぁ。アインクラッドでの凛々しさとは違って、こっちの彼女は綺麗だ)
省吾の心には余裕が有った。明日奈を相手に童貞を捨て、その次はフェラチオをたっぷりしてもらったお陰だ。
故に省吾は彼女が部屋に遊びに来ても、焦ってエッチしようとは思わなかった。勿論、期待はしている。
一方、明日奈は珍しく省吾の視線に気が付かなかった。自分の事に精一杯になっていた。
それは何故か? 原因はキリトに有った。
キリトとの気持ちは良かったけどイけなかった
彼に電話をして終わった時に顔を赤らめていた理由。それは明日奈が省吾にエッチな期待をしてしまったからだ。
その上、キリトと違ってこうやって持て成してくれてるし、すぐにエッチな事をされてしまうかもと思っていたのに話を聞いてくれる。
明日奈はそんな省吾を優しいと思った。キリトと喧嘩して心が傷付いていたから尚更だ。
その反面、エッチな事をしてくるかなと期待していたのに、彼からして貰えなくてちょっぴり残念だと思っていた。
そんな明日奈が考えてしまった事はやっぱりあれだった。
(最上君なら……たくさん可愛がってくれるよね……)
明日奈の胸の鼓動が大きくなり、同時に顔が赤く染まり始めた。
(でも……エッチな女の子だって思われちゃう……。それにこの間もあんな事したから……)
明日奈は省吾と話しをしながらどうしても考えてしまう。
(もう一度、最上君とエッチしてしまったら……きっと私……)
彼の傍に居るだけで勝手に身体が火照り始めていた。
悶々としていたせいもあるが、決してそれだけではなかった。彼に見られているだけで心が宙に浮かんでいく。
誰でも良いわけじゃない。今でもキリト以外の男の子とするのは……と思っている。
それなのに彼なら――省吾になら抱かれてもいいと思ってしまっている。
そう、明日奈は省吾と――セックスをしたかった。
彼女は自分自身で彼に対する感情を高ぶらせていく。そしてその気持ちを――明日奈は抑えきれない。
彼の真正面でしようとしているエッチな行為。
明日奈は自分がしようとしている事への恥ずかしさに顔を伏せ、身体を震わせながら太ももに置いていた手でスカートの生地を指で摘むように握りしめた。
そして――最初の1センチ、そしてもう1センチと、明日奈は震えながらゆっくりと、しかし確実にスカートを捲り上げ始めた。
(ゃぁ……恥ずかしい……きっと最上君が見てる……私がエッチな事をしてるのを見てる……)
(嘘だろ……教室や図書室と違って俺が真正面に居るのに――)
省吾は目を見開いて驚いた。
確かにエッチが出来るのを期待していたが、まさか真正面で彼女が始めるとは思っていなかった。
少しずつ、少しずつ捲られていく明日奈のスカート。白いストッキングに包まれた膝が現れ、太ももが露わになり、そして途中からガーターベルトと生の太ももへと変わっていく。
イケナイ事をしてると思いつつも、明日奈は省吾の正面で下着が見えてしまうほどスカートを捲り上げてしまった。
彼女自身の手によって露わになった上品なガーターベルトと白い下着のエッチな組み合わせが、省吾の心を激しく揺さぶった。
(私、おかしくなってる……最上君に見られると……感じちゃう……)
明日奈は彼にエッチな姿を見られている恥ずかしさに身体を震わせ続ける。
(ぶはっ。清楚なお嬢様みたいな服装で、そんなエッチな姿を見せてくれるなんてっ。しかも震えていて滅茶苦茶可愛いしっ。もう俺は結城さんに何だって捧げちゃうよっ!)
省吾が彼女のそんな姿を見てチンポが反応しないわけがない。怒涛の勢いで股間へ流れ込んだ血が、あっという間にチンポをズボンの中で勃起させた。
しかし今日の省吾は一味違った。
何しろここは彼の部屋で、学校とは違い完全なセーフティゾーン。邪魔なんて一切入らない固有空間だ。
そして時間もまだ昼過ぎ。省吾が欲望を満たす為の時間はたっぷりと存在していた。
(結城さんのこれって、恥ずかしがってるけど絶対に興奮もしてるよな。今までは彼女がするのを見てばっかりだったけど――今なら俺がエッチな事を言ってもやってくれるんじゃね?)
であれば、楽しまなくてはならないと思った省吾。
(この状態なら行ける気がする。だめだったとしてもエッチぐらい出来るだろ。言ってしまえ俺っ。やっちまえっ!)
「結城さん、下着が見えにくいから脚を広げてよ」
「ぇっ……」
明日奈がビクッと震え、唯でさえ赤くなっていた彼女の耳たぶまで朱に染まり瞳が潤み始めた。
省吾のエッチな要求。ムードも何もないと思える言葉だが今回は違う。
明日奈は彼にエッチな姿を見られると感じてしまうのを自覚しているのだから。
「ぁ……ぁっ……」
「あ、嫌ならしなくていいよ」
ヘタレ本領発揮。ここで逃げを打つのはいかがだろうか? さっきまでの勢いは何だったんだと言いたい。
だが――明日奈の方は違った。
(最上君が……もっとエッチな格好しろって言ってる……。今までそんな事言わなかったのに……。でも……)
正座していた彼女はスカートを持ち上げていきながら、おずおずと美しい脚を、膝を左右へ、V字の形に広げていく。
(彼が……喜んでくれるなら……見てくれるなら……)
恋人のキリトにすら見せた事がないような淫らな行為に、明日奈は激しい羞恥を感じてその身を悶えさせた。
(ぶはっ。本当にやるとは思わなかった。良く言った俺っ。くぅぅっ、結城さん最高だよっ!)
勃起チンポがズボンを脱げ、俺を開放しろと炎を上げる。
ガラステーブル越しに、上品な姿の彼女が羞恥に震えながらスカートをお腹のところまで持ち上げて脚を広げている様は、まさにエロ可愛い状態。
そのエッチな姿で上品なガーターベルトと下着が見えているのが、省吾の興奮を天まで昇れと煽り立てる。
そんなエッチな姿を見せている明日奈に省吾は見惚れた。とてもエッチで綺麗だと思ったのだ。
「すっげえ綺麗だよ結城さん。俺、思わず見惚れちゃったよ」
「……あ、ありがと……う」
エッチな姿を見せているのに彼が突然褒めてきたので動揺しつつも、明日奈は綺麗だと言われて嬉しいと思った。
「それに上品な白い下着がすっごく似合ってるよ。リボンのワンポイントが可愛いね」
明日奈は嬉しいのか恥ずかしいのか気持ち良いのか、訳が分からなくなってきた。
でも見られている。顔を伏せていてもそれだけは、はっきりと分かる。彼が下着に付いている小さなピンクのリボンを可愛いって言っているのだから。
(ゃぁ……最上君に……私のエッチなところを見られてる……恥ずかしいよ……もう死んじゃいそう――)
明日奈は恥ずかしさに震え続けた。それでも脚を閉じる事も持ち上げているスカートを下ろす事も出来なかった。
褒められた嬉しさとエッチな姿を見られている恥ずかしさと――。
そして――気持ち良さを感じてしまっていたから。
のんびり書くつもりなのに、毎日投稿しているのは何故だ?
明日奈が可愛すぎぃぃっ!