---リアス・グレモリー---
駒が入らないのであれば、私の色気で虜にすれば良いはずだ。シーグヴァイラの目を盗んで、彼の部屋へ侵入した。
そこには私の眷属がいた。なんで?
「おぉ、良い所に来たな。コイツら、トレードしたから」
って、私の眷属に入っていた駒を、私に手渡してきた。
「何、勝手に駒をトレードしているのよ!」
「お前が僕にしたことだろ?お前、僕が昼寝をしていたら、駒で殴ったよな?」
いや、殴った訳では無い…
「なぁ、お前、強くなりたくないか?」
話をすり替えようとしている。
「それよりも、眷属を返しなさいよ~!」
「ふふふ♪その駒で奪い取ってみな♪」
挑発的な言葉。入っていたなら、入るでしょう。
コツン!
えっ!入らずに駒で殴ることに…
「リアスさん、痛いです。駒で殴らないでください」
小猫に怒られた…何で、入らないの?
「で、布陣だけど、兵士は木場、白音、騎士はヴァーリ、1名は保留だ。僧侶は黒歌、1名保留だ。戦車は朱乃とギャスパーだ。こんな感じだよ、シーグヴァイラ♪」
え?私の眷属が全員、奪われていた。どうして…
「ありがとう…リアス」
「ありがとうじゃないでしょ?返しなさいよ~!」
「もう、お前の駒は入らないよ。お前の能力値じゃ、トレードも無理だな」
無理…なんで…
「駒を改造したからだ。あぁ、アジュカの許可は取ったよ。彼の仕事を手伝うってことでね」
アジュカ様の許可…そもそも駒を改造って何?
「分からないの?じゃ、実演して上げるよ♪ここにヴァイラの女王の駒がある。これを、リアスの額に当てると…」
えぇぇぇぇ~!シーグヴァイラの駒が私に吸い込まれて行った…はぁ?
「これで、ヴァイラの女王はリアス・グレモリーだ♪」
あ、あ、有り得ない…ヴァイラの眷属だなんて…
「何してんのよ~!」
「実演だけど…何か?」
コイツ…頭、来るな!会話用魔法陣でお兄様を呼び出した。
---サーゼクス・ルシファー---
リーアに呼び出されたのだが、困った事態になっていた。う~ん…
「サーゼクスさんもいいって言ったよね?違法の『王』の駒の摘発に協力する見返りで、駒を多少弄っていいってさぁ!」
言った。まさか、本当に駒を改造出来るとは思っていなかった俺とアジュカ。
「ほらみろよ!おい、リアス!」
「お兄様…なんで、許可しちゃうのよ~」
リーアに泣き付かれた。泣き顔がこんなにかわいいとは…リーア萌えである。
「で、どうすれば、取り出せるんだ?」
彼に訊いた。
「ルシファー眷属とトレードかな」
はい?リーアとグレイフィアを交換か?それは出来無いなぁ。
「どうして?そこまでの値になるんだね?」
「僕の弄った駒の価値は、現状の能力値では無く期待値だからだよ」
期待値?それは、リーアがグレイフィア並になるってことか?
「リアスの性格と能力の特性を考えると、王では無く、女王の方が活かされるんだよ」
彼の言葉で泣き止むリーア。
「どういうこと?」
「お前は、待っているより、イケイケな性格だろ?」
頷くリーア。俺よりもリーアのことを分かっている彼。どうしてだ?
「そういうヤツは王に向かない。王は安全な場所に隠れていないといけない。イケイケで相手をボコってはダメなんだよ」
「あ…それは…」
「で、お前の能力だが、滅の力…これって、王だと宝の持ち腐れになる。だって、敵の前に出て行っちゃダメなんだから」
「あっ…」
目から鱗だ。俺もリーアも口をパクパクしているだけだ。
「その点、女王ならば、イケイケで相手を殲滅しまくれる。但し、鍛錬が必要だ。お前に、戦う術を叩き込む。ヴァイラが勝ち続ける為にな」
「な、な、何言っているの!私の滅の力はお兄様に次ぐ位の威力よ!」
「現状のお前の能力はチャージ時間が長い。チャージ中にやられる公算がデカイんだよ」
確かに。意識を長時間集中させないと最大戦力は出せない。そこまでの集中力は現状のリーアには無い。
「うっ…」
痛い所を的確に撃ち抜かれているリーア。凹んでいく…
「で、撃たれ弱いしな♪」
言葉で撃たれて、既にボロボロなリーア。
「そこで、滅の力を装備として具現化させるんだよ」
「え?」
彼の発想は凄い。装備に具現化…問題はそれが出来るのか、どうかだ。
「殲滅の剣、殲滅の鎧、殲滅の盾って感じで具現化すれば、攻撃は総て無効化出来、相手に触れるだけで、触れた部分は無くなるんだよ♪」
「ねぇ…そんなこと出来るの…」
「あぁ、出来る。どうだ、ヴァイラの女王になれば、僕が教え込む」
「ヤル!ヤルよ~♪お兄様の七光りって言っていた奴らを殲滅してやる!」
ヤル気になったリーア。本当に出来るのか?
「アジュカ、どう思う?」
「わからない。彼はそういうスキルがあるのかもしれない」
アジュカでも分からないのか。どうなるんだ?
---リアス・グレモリー---
「で、どうするの?」
「先ず、手の平に滅のオーラを集めてみて」
オーラを集める?
「おいおい、そこからか…実演するか。僕の手の平を指で触って」
言われた通り、アイツの手の平を人差し指で触った。次の瞬間、
「熱い!何?」
もう一度やると今度は、
「冷たい…」
「コレが属性オーラを集めた場合の効果だ。集め方はどう教えるかな…」
えっ…有り得ない刺激が私を襲ってきた。
「何したの…ダメだよ~」
身体の芯が熱い…これって…みんなの前で醜態を晒しそうだ。
「膣に神経を集中しないと、漏れちゃうよ~」
こ、こ、こいつがやらかしたのか。くそっ!なんで、こんな目に…
「よし、その集中した場所を手の平にして、チャージしてご覧♪」
えっ!出来た…手の平に滅の力が発現した。
「今度はイメージするんだよ。剣をねl」
イメージ…チャージをしながらイメージをしていくと、左手に剣が発現出来た。
「ヤリ方はそんな感じだ。次は、持続時間だ。目標は30分時速して」
30分も…でも、チャージするときって、その位だったかな。
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初日で既にヘロヘロである。鍛錬ってこんなに大変だったのか。
「じゃ、ご褒美は何がいいかな?」
「疲れを取って…」
ヘロヘロな私には、それしか思い浮かばなかった。
『催淫』
えっ!ちょっと…身体の中が疼く。口から、秘所から液体が…そして、頭の中が真っ白に…
目が覚めた。あれから5分程度しか経っていないのに、疲れが取れていた。しかし、全身が体液塗れで有る。お風呂に入らないと…
---ヴァイラ---
すごい…あのリアスを1日で手懐けてしまった。その上、リアスの能力のステップアップまで…
「シュウ…私も…」
「ヴァイラは王だ。リアスと同じには出来無い。お前は戦力を学べ。いいな。自分で戦わないで、仲間が死なないように指揮を執れ!」
頷く私。シュウの言う通りにすれば、良い方向へ向かえそうである。
「戦力を教えてください」
「適材適所だよ、基本はね」
シュウから、戦略を学んでいく。眷属を活かせる戦い方を覚え込む。
「リアスは命令はいらない。好きにさせていい。後、黒歌と白音は回復役だから、前線に突っ込ませるなよ」
時にはメモを取りながら、時には頭に入れていく。
---シュウ---
「保留のメンバーはどうするの?」
「う~ん…まだ、スカウトにいけないんだよ。もう少し待っていてよ」
アーシア、トスカ、ヴァレリー、ゼノヴィアは入れて置いた方がいいよな。あぁ、ヴァレリーとトスカは奪いに行けばいいのか。
で、早速奪ってきた。木場とギャスパーに再会させて、パニックになるのを阻止して、兵士の駒を入れていく。
教会組はこのタイミングで奪うと、ダメだろうな…
「彼女達の能力は?」
ヴァイラに訊かれた。
「トスカは防御結界が張れる。ヴァレリーは回復だ。二人共基本、後方支援が良い」
ヴァイラはメモに書き記し、戦略を考え始めた。
「で、何をやらかすんだ?」
雪姫に訊かれた。
「いや、僕達がいなくなっても、彼女達が戦えるようにしておくんだよ。当面の敵は天界だしなぁ」
「天界かぁ…私は参戦できないな」
バンパイアには無理だ。まぁ、僕の単独行動で良いかな。
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リアスをヴァイラの眷属にしたことで、事態が思わぬ方向へ進んだ。ライザーが、ヴァイラに求婚をしたのだ。
「婚約者のリアスが眷属になった以上、リアスの王であるシーグヴァイラが俺の婚約者になるべきだ!」
と、アガレス様に、宣告しに来たのだ。
「悪いが、君には娘を渡せない。もう、渡すべき者を決めているのでね」
って。あれ?ヴァイラって婚約者がいたのか…う~ん…
「はぁ?名門フェニックス家の嫁になるのが、大公様的には良いのでは?」
「ならば、娘の意中の相手と戦ってみたらどうかな?なぁ、シュウ君♪」
えっ?僕?婚約していないけど…
「はぁ?こんなガキが、プロデビュしている俺に叶うわけないだろ?ふふふ」
この世界にライザーは、ゲスさが際立つだ。
「わかりました。お受けします」
「じゃ、1週間後に…首を洗って待っていろよ!」
って、勝手に期日まで決めやがった…
期日前日、僕をキラせる事態になった。ヴァイラとリアスが攫われた上、フェニックス家からライザーとリアス、ヴァイラとの婚礼の儀の知らせが届いたのだ。
「なんてことをするんだ…」
アガレス様は猛抗議するも、古き悪しき伝統を重んじる悪魔家系には、のれんの腕押し状態のようだ。
「悪魔らしいだろうだと…くそっ!あんな輩、滅んで終えば良い」
「その願いを叶えてあげますよ♪僕もキレているんです」
『強奪』で、リアスとヴァイラを奪い返したのだが、何故か全裸だった。はて?
「シュウ…無理ヤリ…」
泣き崩れたヴァイラ…
「ごめん、護れなかった上、私も…」
リアスまで…
「婚礼前に…許せぬ!」
アガレス様が怒り心頭である。
「アリヴィアン!アガレス様を牢屋にいれておけ!」
アリヴィアンは僕の意図を読み取り、アガレス様の意識を刈り取り、牢屋へと大切に保管した。
「白音、ヴァレリー、二人の精神を浄化して。黒歌は膣の初期化だ」
頷く三名。さてと、行くかな。
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婚礼準備で慌ただしい、挙式会場に転移した。
「おい、ライザー!リアスとヴァイラが世話になったなぁ♪お礼に来たよ」
「ははは♪もう俺の女だよ。諦めろ!今、残りの眷属を連れ出しに、兵が向かっている。大公なんていうパイプ役の役職は要らないと思うんだよ」
ふふふ、読んでいたよ。だから、僕が一人で来たんだよ♪地獄を見ろ!
『ファイヤーストーム 地獄の業火』
地獄の業火のうねる渦が、この場にいる悪魔達を焼き尽くしていく。
「炎なんか、意味をなさない♪」
「どうかな?」
フェニックス家の者達が次々に燃えて灰になっていく。
「なんでだ…」
「単なる火じゃない。地獄の業火だよ。紫色の炎が見えないか?聖属性で無く、闇属性だからな♪」
ライザー達は事態を飲み込んだ、転移して逃げようとするが、逃がさない。
「貴様、何をしたんだ?」
「単なる悪魔風情がエラそうにしているなよ!」
「悪魔風情だと…」
また一匹、また一匹と悪魔が灰に成っていく。
「そうだよ」
僕は僕の姿を晒した。神々しさに触れて燃えていく悪魔達。
「お前…まさか…」
「ロストしろ。お前らのような奴らは地獄でも要らないよ」
そして、式場内にいた悪魔を全部灰にした。さて、帰るかな。もうこの世界にはいられない。素直さが新鮮なリアスだったなぁ。弱々しいヴァイラも新鮮だし♪
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キャッスルドランに戻ると…はぁい?何でここにいるのかな?
「師匠と呼んでいいですか?」
「私も呼んでいいですか…」
紅髪とグリーンブロンドヘアのフレッシュコンビがいた。
「どういうことだよ!おい、姉ちゃん!」
『アガレス様が、お前の正体に気が付いてようだ。で、リアスとヴァイラをお前に託し、供物として、あの世界をリスターとしてくれと…』
えぇぇぇえ~!リスタートって供物になるのか?
『あぁ、逆だった…二人が供物で、リスタートが願いだよ。ははは♪』
それって、同じことだろ?
『後、その子達の記憶はクリーニングしたから、お前のことを師匠と思っている。後、あの世界をリスタートさせる前に、同化吸収出来る者達はさせたから♪久しぶりに仕事をすると気分が良いなぁ』
はぁ?僕の案件は?
『リスタートした世界に行くか?』
子連れで?
『新鮮だろ?』
新鮮過ぎて、涙が出そうだよ…子供が増えて、夜這い、朝駆けが出来無いんだから…