※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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あっけない結末

---リアス・グレモリー---

 

駒が入らないのであれば、私の色気で虜にすれば良いはずだ。シーグヴァイラの目を盗んで、彼の部屋へ侵入した。

 

そこには私の眷属がいた。なんで?

 

「おぉ、良い所に来たな。コイツら、トレードしたから」

 

って、私の眷属に入っていた駒を、私に手渡してきた。

 

「何、勝手に駒をトレードしているのよ!」

 

「お前が僕にしたことだろ?お前、僕が昼寝をしていたら、駒で殴ったよな?」

 

いや、殴った訳では無い…

 

「なぁ、お前、強くなりたくないか?」

 

話をすり替えようとしている。

 

「それよりも、眷属を返しなさいよ~!」

 

「ふふふ♪その駒で奪い取ってみな♪」

 

挑発的な言葉。入っていたなら、入るでしょう。

 

コツン!

 

えっ!入らずに駒で殴ることに…

 

「リアスさん、痛いです。駒で殴らないでください」

 

小猫に怒られた…何で、入らないの?

 

「で、布陣だけど、兵士は木場、白音、騎士はヴァーリ、1名は保留だ。僧侶は黒歌、1名保留だ。戦車は朱乃とギャスパーだ。こんな感じだよ、シーグヴァイラ♪」

 

え?私の眷属が全員、奪われていた。どうして…

 

「ありがとう…リアス」

 

「ありがとうじゃないでしょ?返しなさいよ~!」

 

「もう、お前の駒は入らないよ。お前の能力値じゃ、トレードも無理だな」

 

無理…なんで…

 

「駒を改造したからだ。あぁ、アジュカの許可は取ったよ。彼の仕事を手伝うってことでね」

 

アジュカ様の許可…そもそも駒を改造って何?

 

「分からないの?じゃ、実演して上げるよ♪ここにヴァイラの女王の駒がある。これを、リアスの額に当てると…」

 

えぇぇぇぇ~!シーグヴァイラの駒が私に吸い込まれて行った…はぁ?

 

「これで、ヴァイラの女王はリアス・グレモリーだ♪」

 

あ、あ、有り得ない…ヴァイラの眷属だなんて…

 

「何してんのよ~!」

 

「実演だけど…何か?」

 

コイツ…頭、来るな!会話用魔法陣でお兄様を呼び出した。

 

 

 

---サーゼクス・ルシファー---

 

リーアに呼び出されたのだが、困った事態になっていた。う~ん…

 

「サーゼクスさんもいいって言ったよね?違法の『王』の駒の摘発に協力する見返りで、駒を多少弄っていいってさぁ!」

 

言った。まさか、本当に駒を改造出来るとは思っていなかった俺とアジュカ。

 

「ほらみろよ!おい、リアス!」

 

「お兄様…なんで、許可しちゃうのよ~」

 

リーアに泣き付かれた。泣き顔がこんなにかわいいとは…リーア萌えである。

 

「で、どうすれば、取り出せるんだ?」

 

彼に訊いた。

 

「ルシファー眷属とトレードかな」

 

はい?リーアとグレイフィアを交換か?それは出来無いなぁ。

 

「どうして?そこまでの値になるんだね?」

 

「僕の弄った駒の価値は、現状の能力値では無く期待値だからだよ」

 

期待値?それは、リーアがグレイフィア並になるってことか?

 

「リアスの性格と能力の特性を考えると、王では無く、女王の方が活かされるんだよ」

 

彼の言葉で泣き止むリーア。

 

「どういうこと?」

 

「お前は、待っているより、イケイケな性格だろ?」

 

頷くリーア。俺よりもリーアのことを分かっている彼。どうしてだ?

 

「そういうヤツは王に向かない。王は安全な場所に隠れていないといけない。イケイケで相手をボコってはダメなんだよ」

 

「あ…それは…」

 

「で、お前の能力だが、滅の力…これって、王だと宝の持ち腐れになる。だって、敵の前に出て行っちゃダメなんだから」

 

「あっ…」

 

目から鱗だ。俺もリーアも口をパクパクしているだけだ。

 

「その点、女王ならば、イケイケで相手を殲滅しまくれる。但し、鍛錬が必要だ。お前に、戦う術を叩き込む。ヴァイラが勝ち続ける為にな」

 

「な、な、何言っているの!私の滅の力はお兄様に次ぐ位の威力よ!」

 

「現状のお前の能力はチャージ時間が長い。チャージ中にやられる公算がデカイんだよ」

 

確かに。意識を長時間集中させないと最大戦力は出せない。そこまでの集中力は現状のリーアには無い。

 

「うっ…」

 

痛い所を的確に撃ち抜かれているリーア。凹んでいく…

 

「で、撃たれ弱いしな♪」

 

言葉で撃たれて、既にボロボロなリーア。

 

「そこで、滅の力を装備として具現化させるんだよ」

 

「え?」

 

彼の発想は凄い。装備に具現化…問題はそれが出来るのか、どうかだ。

 

「殲滅の剣、殲滅の鎧、殲滅の盾って感じで具現化すれば、攻撃は総て無効化出来、相手に触れるだけで、触れた部分は無くなるんだよ♪」

 

「ねぇ…そんなこと出来るの…」

 

「あぁ、出来る。どうだ、ヴァイラの女王になれば、僕が教え込む」

 

「ヤル!ヤルよ~♪お兄様の七光りって言っていた奴らを殲滅してやる!」

 

ヤル気になったリーア。本当に出来るのか?

 

「アジュカ、どう思う?」

 

「わからない。彼はそういうスキルがあるのかもしれない」

 

アジュカでも分からないのか。どうなるんだ?

 

 

 

---リアス・グレモリー---

 

「で、どうするの?」

 

「先ず、手の平に滅のオーラを集めてみて」

 

オーラを集める?

 

「おいおい、そこからか…実演するか。僕の手の平を指で触って」

 

言われた通り、アイツの手の平を人差し指で触った。次の瞬間、

 

「熱い!何?」

 

もう一度やると今度は、

 

「冷たい…」

 

「コレが属性オーラを集めた場合の効果だ。集め方はどう教えるかな…」

 

えっ…有り得ない刺激が私を襲ってきた。

 

「何したの…ダメだよ~」

 

身体の芯が熱い…これって…みんなの前で醜態を晒しそうだ。

 

「膣に神経を集中しないと、漏れちゃうよ~」

 

こ、こ、こいつがやらかしたのか。くそっ!なんで、こんな目に…

 

「よし、その集中した場所を手の平にして、チャージしてご覧♪」

 

えっ!出来た…手の平に滅の力が発現した。

 

「今度はイメージするんだよ。剣をねl」

 

イメージ…チャージをしながらイメージをしていくと、左手に剣が発現出来た。

 

「ヤリ方はそんな感じだ。次は、持続時間だ。目標は30分時速して」

 

30分も…でも、チャージするときって、その位だったかな。

 

-------

 

初日で既にヘロヘロである。鍛錬ってこんなに大変だったのか。

 

「じゃ、ご褒美は何がいいかな?」

 

「疲れを取って…」

 

ヘロヘロな私には、それしか思い浮かばなかった。

 

『催淫』

 

えっ!ちょっと…身体の中が疼く。口から、秘所から液体が…そして、頭の中が真っ白に…

 

目が覚めた。あれから5分程度しか経っていないのに、疲れが取れていた。しかし、全身が体液塗れで有る。お風呂に入らないと…

 

 

 

---ヴァイラ---

 

すごい…あのリアスを1日で手懐けてしまった。その上、リアスの能力のステップアップまで…

 

「シュウ…私も…」

 

「ヴァイラは王だ。リアスと同じには出来無い。お前は戦力を学べ。いいな。自分で戦わないで、仲間が死なないように指揮を執れ!」

 

頷く私。シュウの言う通りにすれば、良い方向へ向かえそうである。

 

「戦力を教えてください」

 

「適材適所だよ、基本はね」

 

シュウから、戦略を学んでいく。眷属を活かせる戦い方を覚え込む。

 

「リアスは命令はいらない。好きにさせていい。後、黒歌と白音は回復役だから、前線に突っ込ませるなよ」

 

時にはメモを取りながら、時には頭に入れていく。

 

 

 

---シュウ---

 

「保留のメンバーはどうするの?」

 

「う~ん…まだ、スカウトにいけないんだよ。もう少し待っていてよ」

 

アーシア、トスカ、ヴァレリー、ゼノヴィアは入れて置いた方がいいよな。あぁ、ヴァレリーとトスカは奪いに行けばいいのか。

 

で、早速奪ってきた。木場とギャスパーに再会させて、パニックになるのを阻止して、兵士の駒を入れていく。

 

教会組はこのタイミングで奪うと、ダメだろうな…

 

「彼女達の能力は?」

 

ヴァイラに訊かれた。

 

「トスカは防御結界が張れる。ヴァレリーは回復だ。二人共基本、後方支援が良い」

 

ヴァイラはメモに書き記し、戦略を考え始めた。

 

「で、何をやらかすんだ?」

 

雪姫に訊かれた。

 

「いや、僕達がいなくなっても、彼女達が戦えるようにしておくんだよ。当面の敵は天界だしなぁ」

 

「天界かぁ…私は参戦できないな」

 

バンパイアには無理だ。まぁ、僕の単独行動で良いかな。

 

-------

 

リアスをヴァイラの眷属にしたことで、事態が思わぬ方向へ進んだ。ライザーが、ヴァイラに求婚をしたのだ。

 

「婚約者のリアスが眷属になった以上、リアスの王であるシーグヴァイラが俺の婚約者になるべきだ!」

 

と、アガレス様に、宣告しに来たのだ。

 

「悪いが、君には娘を渡せない。もう、渡すべき者を決めているのでね」

 

って。あれ?ヴァイラって婚約者がいたのか…う~ん…

 

「はぁ?名門フェニックス家の嫁になるのが、大公様的には良いのでは?」

 

「ならば、娘の意中の相手と戦ってみたらどうかな?なぁ、シュウ君♪」

 

えっ?僕?婚約していないけど…

 

「はぁ?こんなガキが、プロデビュしている俺に叶うわけないだろ?ふふふ」

 

この世界にライザーは、ゲスさが際立つだ。

 

「わかりました。お受けします」

 

「じゃ、1週間後に…首を洗って待っていろよ!」

 

って、勝手に期日まで決めやがった…

 

 

期日前日、僕をキラせる事態になった。ヴァイラとリアスが攫われた上、フェニックス家からライザーとリアス、ヴァイラとの婚礼の儀の知らせが届いたのだ。

 

「なんてことをするんだ…」

 

アガレス様は猛抗議するも、古き悪しき伝統を重んじる悪魔家系には、のれんの腕押し状態のようだ。

 

「悪魔らしいだろうだと…くそっ!あんな輩、滅んで終えば良い」

 

「その願いを叶えてあげますよ♪僕もキレているんです」

 

『強奪』で、リアスとヴァイラを奪い返したのだが、何故か全裸だった。はて?

 

「シュウ…無理ヤリ…」

 

泣き崩れたヴァイラ…

 

「ごめん、護れなかった上、私も…」

 

リアスまで…

 

「婚礼前に…許せぬ!」

 

アガレス様が怒り心頭である。

 

「アリヴィアン!アガレス様を牢屋にいれておけ!」

 

アリヴィアンは僕の意図を読み取り、アガレス様の意識を刈り取り、牢屋へと大切に保管した。

 

「白音、ヴァレリー、二人の精神を浄化して。黒歌は膣の初期化だ」

 

頷く三名。さてと、行くかな。

 

--------

 

婚礼準備で慌ただしい、挙式会場に転移した。

 

「おい、ライザー!リアスとヴァイラが世話になったなぁ♪お礼に来たよ」

 

「ははは♪もう俺の女だよ。諦めろ!今、残りの眷属を連れ出しに、兵が向かっている。大公なんていうパイプ役の役職は要らないと思うんだよ」

 

ふふふ、読んでいたよ。だから、僕が一人で来たんだよ♪地獄を見ろ!

 

『ファイヤーストーム 地獄の業火』

 

地獄の業火のうねる渦が、この場にいる悪魔達を焼き尽くしていく。

 

「炎なんか、意味をなさない♪」

 

「どうかな?」

 

フェニックス家の者達が次々に燃えて灰になっていく。

 

「なんでだ…」

 

「単なる火じゃない。地獄の業火だよ。紫色の炎が見えないか?聖属性で無く、闇属性だからな♪」

 

ライザー達は事態を飲み込んだ、転移して逃げようとするが、逃がさない。

 

「貴様、何をしたんだ?」

 

「単なる悪魔風情がエラそうにしているなよ!」

 

「悪魔風情だと…」

 

また一匹、また一匹と悪魔が灰に成っていく。

 

「そうだよ」

 

僕は僕の姿を晒した。神々しさに触れて燃えていく悪魔達。

 

「お前…まさか…」

 

「ロストしろ。お前らのような奴らは地獄でも要らないよ」

 

そして、式場内にいた悪魔を全部灰にした。さて、帰るかな。もうこの世界にはいられない。素直さが新鮮なリアスだったなぁ。弱々しいヴァイラも新鮮だし♪

 

---------

 

キャッスルドランに戻ると…はぁい?何でここにいるのかな?

 

「師匠と呼んでいいですか?」

 

「私も呼んでいいですか…」

 

紅髪とグリーンブロンドヘアのフレッシュコンビがいた。

 

「どういうことだよ!おい、姉ちゃん!」

 

『アガレス様が、お前の正体に気が付いてようだ。で、リアスとヴァイラをお前に託し、供物として、あの世界をリスターとしてくれと…』

 

えぇぇぇえ~!リスタートって供物になるのか?

 

『あぁ、逆だった…二人が供物で、リスタートが願いだよ。ははは♪』

 

それって、同じことだろ?

 

『後、その子達の記憶はクリーニングしたから、お前のことを師匠と思っている。後、あの世界をリスタートさせる前に、同化吸収出来る者達はさせたから♪久しぶりに仕事をすると気分が良いなぁ』

 

はぁ?僕の案件は?

 

『リスタートした世界に行くか?』

 

子連れで?

 

『新鮮だろ?』

 

新鮮過ぎて、涙が出そうだよ…子供が増えて、夜這い、朝駆けが出来無いんだから…

 

 

 

 

 

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