※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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リスタート

---シュウ---

 

そして…前回、大公アガレス殿の願いでリスタートしてしまい、僕の案件も振り出しに戻った。それもリアス、ヴァイラのフレッシュコンビというオマケ付きで…どうなるんだ?子連れでのDxDの世界は初めてであるし。この世界のリアス、ヴァイラはどうなるんだろうか?

 

姉ちゃんからの情報では、リアス、ヴァイラは、DxD世界のキーパーソンなので、初期での同化吸収はされないけど、後々障害になったときは同化吸収処置になるという。

 

今回、僕の送り出された時点は…僕の心のトゲを抜けるチャンスの時代だった…初めて、母さん達が生きている時間に出られたようだ。

 

僕を捨てたと、5年も思い続けた僕の成長期…でも、事実は違った。僕を護る為に、僕を敵の目から逃がす為に…僕の両親は、家族を卒業したのだった。

 

この世界の僕が学校へ出た後、両親の前に転移した。

 

「え?なんで…」

 

驚いている母さん。

 

「貴様、どうやって…」

 

警戒している父さん。僕が僕である証拠、愛読書を母さんに見せた。

 

「そう…父さん…息子に着地していたのね…」

 

うん?父さん?母さんの言っている意味が分からない。

 

「あなた、彼は敵では無いわ。たぶん、並行世界から来た周太郎よ」

 

「そうなのか?」

 

目を白黒させて、敵意を霧散させていく父さん。

 

「代羽周太郎…今はシュウ・ヨハネ・鬼門を名乗っていますが」

 

「鬼門…そうか…周太郎が成長すると、こうなるのか」

 

感慨深く僕を見つめる父さん。

 

「で、なんで、僕が母さんの父さん?」

 

母さんの言葉が分からなかった僕は、母さんへ質問した。

 

「あなたから父さんの波動を感じるのよ」

 

波動?まぁ、僕が僕である前、どこの誰だったかは知らないので、違うとも言い切れない。

 

「母さんの父さんって、誰?」

 

「救世主と呼ばれた人…私もあなたと同じように、魂の着地を繰り返して、生きているのよ。だから、記憶は残っているし」

 

救世主?ヤマトの兄さん?う~ん、複雑である。

 

「で、周太郎、俺達はこの後どうなるんだ?」

 

父さんに訊かれた。

 

「僕の世界では、卒業式の日に、教会のコマンダーによって、母さんが…」

 

「卒業式かぁ~。明日だけど…」

 

「大丈夫。僕が母さんと父さんを護る。だけど、この世界の僕は同化吸収しちゃうけど…」

 

「そうか…そうだよな。お前がこの世界に降臨したんだ。周太郎はお前をここへ呼び込むアンカー代わりだったのだろう」

 

どこか納得している父さん。僕が僕を吸収するのは偲びないのだが…

 

「別れの時間は用意する。卒業式の後、0時まで彼を残す。後コマンダー達から、この家は僕の仲間達に護らせる」

 

「仲間がいるのか?」

 

「これでも、ファントムドラグーンの団長だからね♪」

 

目が点になる両親。

 

「お前…あの鬼畜野郎なのか?」

 

鬼畜で間違ってはいないが、父さんに言われるのは心外である。

 

「鬼畜って?」

 

「女、子供は攫って、男は皆殺しだって、聞いたことがある」

 

まぁ、それに近いことをやった記憶がある…

 

「そんなことしないって…」

 

念話で『ダウト』と沢山の者の声が聞こえる。

 

「そうなのか…あの騎士団の団長かぁ。出世するんだな、俺達の息子は…」

 

出世だと思ったことは無い。むしろ、貧乏クジに近い。

 

「周太郎、頼む!マリアを護ってくれ」

 

父さんの願いを受けた。供物は母さんと暮らすことだな♪

 

-------

 

取り敢えず、結界防御だな。めっちん、白音、黒歌、トスカで結界を構築して、ネギを反撃防御として置いておく。紅ことリアス、緑ことヴァイラは、両親の傍に置き、ガードしてもらう。この場合のガードとは、外に出さないようにするである。

 

そして、母さんに届いた手紙に書かれた場所にへと赴いた。敵の数は5名である。予想より2名多い…誰が増えたんだ?

 

「お前が鬼門か?!」

 

リーダー格のストラーダ猊下が、声を掛けてきた。

 

「そうだよ。でも父さんの方じゃ無い。お前達が消したがっている息子の方たよ♪」

 

「何?こんなにデカイ子供がいたのか…」

 

この世界の僕は12であるが、僕の見た目は永遠の17だものな♪

 

「僕を殺すのか?」

 

「そうだ。お前とお前の母親だ。粛清対象になっているのは」

 

「おい、粛清の理由はなんだ?」

 

「神に逆らう者で、お前の母親は魔女だからだ!」

 

「ははは♪お前達、事実を知らないのか?お前達の神が偽りなんだよ」

 

「偽りだと?魔女教らしい言い分だな」

 

って、紫藤トウジが割り込んできた。

 

「なぁ、三位一体と言うが、神の子は、お前達人間に殺されただろ?」

 

「魔女教らしいな。殉教だ。神になられたんだ」

 

「なら大天使ミカエルも神なのか?」

 

「…」

 

「そもそも一体っていう辺りがおかしい。神なら一柱では無いか。お前達、それで良くバチカンの上層部にいられるな」

 

教会の戦士3名は得物を手にした。痛いところを突かれたかな?

 

「おい!ストラーダ、待て!」

 

予想外の戦力が姿を現した…おぃおぃ…兵藤誠と一香かよ…

 

「どうしたのだ、誠殿」

 

「こいつの種別がわからない…鬼の血も、魔女の血も無さそうだ」

 

血?そんなものは無い。有るのはエロ心だけさぁ~♪

 

「何?貴様…何者だ」

 

では、ショウタイムだな。戦闘領域に結界を張る。で、僕に掛かっているリミッターを解除していく。

 

「ま、ま、まさか…」

 

誠にはわかったようだ。僕のオーラの本質を。でも、教会の3名は逢う機会が無いから、わからないようだ。

 

「おい!お前…」

 

「リミッターは外した。オーラに触れて焼け死ね♪」

 

「一香!逃げろ!」

 

誠と一香が転移魔法陣で逃げを図るが、結界の中である。そんなことはさせない。

 

「悪いねぇ。結界を張ってある。この世界を焼け野原にする訳に行かないから」

 

僕の本来のオーラ…神の子であるヤマトでさえ、燃えそうになったオーラ…神々しさの前では、神族すら無に、要するに灰にするのである。

 

「なぁ、止めろ!どうすれば、止めてくれるんだ?」

 

誠だけ事態を把握したようだ。彼らの服は、炎を上げることなく、灰に成っていく。

 

「誓約書にサインと血判もらおうかな?」

 

彼らの前に、誓約書を発現させた。

 

「神格文字か…ストラーダ、アイツはたぶん…神だ…」

 

「有り得ない!邪教の神であろう。成敗してやる」

 

血の気の多いストラーダ猊下。では、僕も愛剣を手にした。

 

「売られたケンカは買う!僕はファントムドラグーン団長、『神殺し』シュウ・ヨハネ・鬼門。焼け死にたくないなら、斬り殺してやる♪」

 

「ストラーダ!確信した。アイツは『星の守護神』だ!サインと血判を押せ!早くしろ!神のオーラに触れた者は神族でも燃えるんだ!」

 

誠と一香は誓約を交わらせた。なので、結界の外へ強制転移させた。

 

「『星の守護神』…こいつが『名の無き神』かぁ…おい、紫藤、八重垣よ!サインと血判を押せ!」

 

全員が誓約したので、僕は僕である姿に戻り、リミッタを掛けてから、結界を解除した。

 

「お前達親子が消される本当の理由は何だ?」

 

誠が訊いて来た。

 

「都合の悪い真実を知っているからだ。『ビジョン』という能力。過去と未来のキーになる場面が見えるんだよ。初代も僕も、その能力を持っている。母さんは初代と僕を繋ぐワンポイントに過ぎない」

 

「どういう事実なのだ?」

 

ストラーダ猊下に訊かれた。

 

「父なる神、神の子はミカエルの策略で消されたのだ。3引く2の答えが、お前達の信仰する神の正体だよ」

 

「まさか…」

 

ストラーダ猊下も正解に辿り着き、その正体に絶句していた。

 

「だから三位一柱でなくて、三位一体なんだ。天使は柱で数えないからね」

 

「なるほど…」

 

誠が頷いた。教会組は絶句状態から立ち直れないようだ。

 

「お前達の敵は僕達では無い。もう、こんなマネするなよ。次は寸止めはしない。兵藤一誠、紫藤イリナ、クレーリア・べリアルがお前達の弱点だろ?やられたら、ソイツらに仕返しを先ず与える。そうだな、地獄の業火で炙ってから、器は喰わせて、魂は灰にするかな…」

 

「「息子(娘)のことを、なんで知っているんだ?」」

 

誠と紫藤が同時に訊いて来た。

 

「彼女の事もか…」

 

驚愕な表情の八重垣…この時点では、教会と悪魔サイドにはバレていなかったのか?知っている理由は、何度もDxDの世界を経験しているからな。

 

「ビジョン持ちの僕は、何でも知っているんだ」

 

僕はその場から転移した。

 

--------

 

そして、0時を迎え、僕はこの世界の僕を同化吸収した。

 

「これから、どうするの?」

 

母さんに訊かれた。

 

「父さんと母さんの息子として生活をする。この子達は僕の娘と思ってくれていい」

 

紅と緑を紹介した。

 

「実際の娘でなくて、弟子だけど…普通の生活をさせてあげたいんだ」

 

「紅こと、リアス・グレモリーです。よろしくお願いします」

 

「緑こと、シーグヴァイラ・アガレスです。よろしくお願いします」

 

弟子二人が、僕の両親に挨拶をした。

 

「あぁ、頼むよ、紅ちゃん、緑ちゃん♪」

 

「まさか…孫の顔が見られるとは…」

 

孫の顔?

 

「本当の孫を見る?」

 

「え?お前、結婚しているのか?!」

 

父さんが驚いている。誰を呼び出すかな?あぁ、アイツが待機しているんだ。思い出した。息子を召還した。

 

「初めまして。父様がお世話になっております。アリス・アガレス・鬼門といいます。現在は父様の指揮下で、闇の世界を、王として統べております」

 

アリスが丁寧に挨拶をした。固まっている父さんと緑、母さんは苦笑いして、紅はおろおろしていた。

 

「闇の世界の王だって…おい、周太郎!お前は何者になったんだ?鬼畜程度で、王を指揮下に置けないだろ?」

 

「アガレス…え?どういうことですか?ねぇ、師匠!!」

 

「師匠の息子さん…はぁい?」

 

母さんは混乱気味の三名を暖かく見守りつつ、アリスに抱きついた。いいなぁ~、アリス。

 

「まず、父さんの質問から解決する。僕の立場はファントムドラグーンの団長だけど、本職は第13宇宙を司る絶対神で、二体一柱である宇宙神の片割れだよ」

 

父さんが完全に固まった。母さんもだ…なんか、やらかしたかな?

 

「アリス。僕、なんか、やらかしたかな?」

 

「父様…気づいていないなら、問題無いですよ」

 

って、笑っているし。う~ん…なんだろうか?

 

「お、お前…そんなにエライのか…鬼畜なのに…」

 

えっ?そこ?鬼畜なのにエライってとこ?う~ん…

 

「エラくないよ。僕は僕が神であることを、否定して生きているんだから」

 

「シュウ…父さんにそっくりよ。父さんも人間として、生涯を終えたそうだから」

 

って、母さん。僕の中では、ヤマトの兄である疑惑が生まれた。それは、ちょっと考えたいなぁ…

 

「で、緑の疑問だよな…アリスは、緑とは違う並行世界のシーグヴァイラ・アガレスと僕の間に出来た子供だよ」

 

「私も大人になると…」

 

顔を真っ赤にして俯いた緑。

 

「私にはいないんですか?ねぇ、師匠!」

 

紅に訊かれた。

 

「いるけど。アイツは忙しい身だから。僕の産まれ育った世界で、魔王として働いているんだよ」

 

「そうか…私も頑張れば、魔王クラスになれるんですね…」

 

イケイケで素直なリアス。夢は大きい方が良い。

 

「お前…魔王の息子もいるのか…」

 

「いる。後は娘が3人…一人はもういないけど…」

 

「いないって?」

 

母さんに訊かれた。

 

「僕の弟子の命を助ける為に、魂を糧にしてくれたんだよ。不甲斐ない僕なんかの為に…」

 

亡き娘の顔が脳裏に浮かんだ。

 

「師匠…私達が代わりになるから…」

 

緑が抱きついて来た。負けずと紅も…まだ、熟していないのが哀しい。

 

こうして、僕、紅、緑は父さんと母さんと一緒に住む事になった。紅と緑は、誠に頼んで、イッセーと同じ中学へ通わせることが出来た。頼るべきは現在の英雄だな♪

 

 

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