---シュウ---
神格系とバレてしまった。ならば、神官に会いに行けばいいのか?シスターと淫らなプレイ…そそるなぁ♪
「団長、エロが漏れていますよ」
めっちんが呆れた様に指摘してきた。まぁ、エロ神だからねぇ…
「ファルコン、オーユゴック公爵領にあるテニオン神殿にしよう」
この世界の旅のガイドブックを見ながら指示をした。
「団長…容姿で選んでいないですよね?」
ビンゴだ♪ガイドブックにかわいいと書かれていた。
「いや、『神託』スキル持ちみたいだから…だ!」
「はいはい…」
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目的地に着くなり、嫌なオーラを感じ取った。
「悪魔かな?」
「魔物では無い気がします」
ファルコンも感じ取ったようだ。
「じゃ、掃除をしよう。僕は、一番濃いのを狙う♪」
イヤなオーラの持ち主の元へと急ぐ。そこは、秘密結社の儀式のようで、200名近い男女が、何かの呪文を唱えていた。
祭壇には3人の少女が全裸で横たわっていて、肌に直接魔法陣が描かれていた。おい!あれって、肉体に召喚するのか…少女達は供物である。何者かを肉体に召喚して、そして果てる運命である。
「ここに穢れ無き乙女を対価に聖遺物の召喚を!」
「「「召喚を!」」」
聖なる者は肉体への召喚なぞしない。
少女の傍にいた者達が、それぞれの少女の胸に探険を振り上げて、心臓へ目がけて振り下ろした。
狙撃対応の『ウルティマウエポン』を複数同時発動した。ふざけた信者達の全身から煙が上がっていく。そして、みな床に倒れていく。一人を除いて…
「儀式をジャマするとは無粋な輩でオジャル」
「然り然り、下等な人族らしいナリ」
その一人の他、倒れた構成員の身体を突き破って悪魔らしき者達が2体現れた。
『ホーリーアロー』を撃ち込み、何かされる前に灰にする。
「お前は何者だ!」
先程、生き残ったヤツが声を掛けてきた。瞬動術で僕の前に現れたそいつが、剣で僕を斬り裂いてきた。『透過』持ちに無駄なマネを♪
剣をすり抜けて、振り返り様に、ソイツの背中に『アトミックボム』を叩き込んだ。
グシャ!
壁に激突して、潰れたようだ。だけど、超再生持ちらしく、再生を始めた。しかし、内部被曝した分は再生出来無いようだ。まぁ、動きは止められたかな?
余分なヤツと戦っている間に、一人の少女の身体を突き破って、悪魔らしき者が現れた。くそっ!間に合わなかった…
僕の立っている床がひしゃげていく。重力系の術か…
「効かないだと…」
悪魔らしき者が驚いている。
「まぁ、良い。我の復活の時は来た。人類よ恐怖せよ! 今日この時より世界は滅びへと歩み始めるノダ!」
いや、お前はここでロストだ。ソイツに僕は触れた。ソイツは燃えていく。僕の本来のオーラに触れさせたのだ。
「お前…勇者では無いのか…」
燃え落ちた箇所は灰に成っていく。
「悪いなぁ、僕は勇者は嫌いだよ♪魂もロストさせてあげる。静かに眠れよ、クソヤロー♪」
って、言うか。本来の僕だと友達出来無いよな。触れただけで、皆灰に成っていくんだもの。う~ん…って、悩んで居る場合ではない。あの少女を助けないと。肉体の損傷が激しい。ここではオーラが薄汚れている。3名の少女を抱えて、キャッスルドランの聖堂へ転移した。
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魔法陣を消去して、体内に何も宿っていないことを確認出来た2名の少女達は、ファルコンに託して、神殿に先に返して貰うことにした。で、損傷の激しい少女の身体の修復を始めた。
修復自体は慣れた作業である。それと並行して、彼女の魂を召喚して、クリーニングを施していく。魔なるオーラがまだ残っている身体。ガブ達にも手伝ってもらい、浄化していく。
「体内に召喚ですか…酷い悪魔教ですね」
ガブが珍しく怒っている。
「悪魔教では無いかもしれない。穢れ無き乙女を供物に、聖遺物の召喚って感じだったからな。どこかのバカ神の信者かもな」
まぁ、悪魔も神の一種である。一神教の場合、他の宗教の神は邪神であり、悪魔に置き換えられることがあるから。
「余計に許せません!可哀想に…この子…」
----テニオンの巫女長---
神託の巫女が3名も攫われた。異常事態である。3名の中には、私の配下のセーラという巫女も含まれている。どうして攫われたの?
自室で、万が一に備えて、『蘇生の秘宝』に魔力を充填していく。死んでから30分以内であれば、これで生き返らせることが出来るのだ。でも年老いた私は、急速充填できる程の魔力は無いようだ。休み休み充填をしていく。
突然、感じた誰かの気配…ここにも魔の手が来たの?
「すみません。驚かしてしまったようで。この子達をお願いできますか?」
目の前に現れた人物が、二人の全裸の少女をベッドの上に横たえた。この子達は。攫われた巫女のうちの2名である。
「浄化、解毒はしてあります。後の1名は、修復、招魂、入魂などの作業がありますので、今すぐにお連れはできません。10日くらいお待ちください」
有り得ない言葉を聞いた。修復って…死体が損壊しているってことだわ。でも招魂、入魂って?『蘇生の秘宝』を使うってことかしら?
「いえ、道具は使いません。あぁ、その道具は使えませんよ。修復が出来無いですから」
心が読まれている…この方は…
「私は聖者様に仕える者です。では、また日を改めて」
そういい残すと、彼は消えた。
---セーラ---
ここはどこ?知らない部屋…三方を本棚に囲まれた、窓の無い部屋。私の下には男の人がいる…えっ?なんで?男の人は裸だ。そして、私も…彼と密着している。どうして、こうなったんだろうか?記憶が曖昧だ。
「あっ…いい…」
口から喘ぎ声が漏れる。悶悶としている腰が勝手に動く。体内で蠢く何か。これって?
「うん?目覚めたかい?体内の浄化もだいぶ終わったけど、もう少しだよ」
体内の浄化?聞き慣れない言葉…突然、頭の中が真っ白になり、彼の身体に自分から密着をして、彼の身体を抱き締める私。今までそうしていたように、私の身体が自然にそうする。
「ここはどこですか?」
「僕の部屋♪」
そうなんだろうけど…そうじゃなくて…
「僕の住処だよ。気にしないでも大丈夫♪」
質問の意味を理解してくれない。どう訊けば良いのだろうか?
「あなたは、どなたですか?」
「通り縋りのエロ好きです♪」
エロ好き…その言葉で、状況が見えてきた。身体が密着して、体内で蠢いているのって…えぇぇぇぇぇ~!
「あの…交わっているのですか?」
「体内から浄化するには、それしか無いからね。役得役得♪」
巫女なんですけど…男女のそういうことはダメなんですけど…
「大丈夫。僕は聖者だから、咎められないよ♪」
聖者さま…はぁ?記憶が所々欠落している。これは、どういう状況なんだ?
彼から説明を聞いた。攫われて、悪魔の召喚媒体にされたらしい。そして、彼の手で肉体を修復して、生き返ったそうだ。信じられない…でも、身体の所々の皮膚が比較的新しい。
それって、修復された痕なのだろうか?
「半年も経てば、気にならなくなる。君の皮膚を培養して貼ったから、馴染むのは早いと思うよ」
聖者さまって、そういうことも出来るんだ…
「浄化が終わったら、処女膜を再生する。だから、君の処女性は護られるよ♪」
そんなことも出来るんだ…スゴい…目の前のよくわからない人物に、感動した私。
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体内の浄化が終わり、処女膜を再生してくれたそうだ。確かめるには、男性と交わらないとダメなので、確認はしていない。日常生活が出来る様に、身体の動きのリハビリをはじめた。廊下を歩いたり、お風呂に入ったり…服を着たりが無いのは何故?
ある日、目覚めると、高価な巫女用のローブを着ていた。いつの間に着せて暮れたのかな?
「じゃ、神殿に戻す。おいで♪」
彼の指し出した手を握る。すると、私と彼の二人は、巫女長様のお部屋に転移した。
「セーラ…お帰りなさい」
私に抱きつく巫女長様。
「ただいま、帰りました」
そうだ、お礼を言わないと…振り返った私の目に、彼の姿は入らなかった。そんな…
「巫女長様、彼は何者ですか?」
「セーラ、あの方のことはお忘れなさい」
忘れられないです。彼の温もりが…
「住む世界が違うのです」
そうだ♪巫女を辞めれば…
「また、逢えますか?」
「あの方の加護がある限り…」
加護…恩恵も受けた気がする。きっと、そういう存在なんだ…
---シュウ---
巫女長に貸しを作ったので、情報を得られるようになった。『流星雨』の持ち主の情報を神殿関係者への手配をしてくれた。
ある晩、巫女長に呼び出された。彼女の自室へと転移をした。
「名の無き神よ、召喚に応じてくださり、ありがとうございます」
巫女長は古い文献から、本来の僕の正体に辿り着いていた。
「で、なんの用かな?」
「今回の神殿の危機に対する供物です。受け取って貰えますか?」
巫女長だったら、パスだな。年齢制限の外だし…
「物によるけど、基本的には、いらないよ。今回の案件は別だし」
「入っておいで!」
巫女長の言葉で、セーラが入って来た。どういうこと?
「この娘を供物として捧げます。彼女の『神託』の力が役立つでしょう」
神託?要らない気がする…神格階位を低く見られたのかな?まぁ、好みの子だし。貰っておこうかな♪
「そうか、有り難く貰う…だけど、セーラはそれでいいのか?」
「はい♪」
即答である。こういう場合はいつも…女難の相が恐い…
そのまま、セーラとデートと言う名の市内観光。観光というより、内偵かな。いまだに見付からない『流星雨』の持ち主。この街にも、いないのかな?
「そうだ。どこか迷宮みたいな場所ってあるのかな?」
「ございます。迷宮都市セリビーラに迷宮があります」
迷宮都市かぁ…オラリオを思い出すなぁ…
「じゃ、そこに行こうかな」
「はい♪道案内いたします。そうそう、武闘大会が開かれるんですが、見学されてはいかがですか?手がかりが、見付からないかもしれませんけど」
武闘大会か…たぶん、出ないだろうな。『流星雨』の規模からすると、街自体が消える威力だしなぁ。でも、見るだけ、見るかな?
その時、とんでも無いオーラを感じた。なんだ、これ?ケンカを売るようなオーラである。
「セーラ、危ないから、城で待っていてくれ」
「はい…」
セーラをキャッスルドランへ強制転移させた。それから、ケンカを売った主の元へと向かった♪それは競技場の真上にいた。召還術が使えるようで、数多くの魔物を召還している。楽しめそうだ。って、一瞬で殲滅した魔物達…これは…ネギのマテリアル・バーストが火を噴いたようだ。実体がある敵なら殲滅できる魔術である。それが、悪魔であろうと、魔物であろうと。但し、魔王だと殲滅出来無い時もあるけどね。
空間が割れて、何かが出て来た。飛行船か?船首には、青い鎧の男がいる。人間のようだ。あれは敵では無いなぁ。僕やイッセーと同じ桃色のオーラを纏っている。エロ系の戦士なのか?
『俺様、見参!』
挑発のスキル持ちなのか?再度、召喚された魔物達が向かっていく。うん?塔の上に、内部被曝の男がいる。もう復帰したのか?ソイツに気づいたフレイが、向かって行った。僕は召還師を相手しようっと。
うん?やたらにデカイ召還陣が空に浮かんだ。あれって、ボスかな?召還陣では無く、転移陣かもしれない。まだ、この世界の呪文大系が頭に入っていないので、確かでは無いけど…手に妖刀村正を発現させた。一発で終わらせようっと♪
身長5メーターくらいのデカい魔物が出て来て、地面に着地した。その衝撃で、大地震が起きたかと思う、地面の揺れを感じた。でもね。地面に降りたのは運の尽きだよ。魂喰いの斬撃をデッカいヤツに飛ばした。斬撃が触れるや、命を絶たれて、地面に倒れ込む魔物。
空には大きな鯨が泳いでいた。しかし、天馬に跨がるアリスちゃんとファルコンとが、空で3枚卸に捌いていた。巨大な肉片が客席に落下していく。逃げ遅れた人間が、巻き込まれていく。
「おい、貴様は何者だ?」
女剣士が剣を構えてやって来た。ちょっと悪戯♪サイコキネシスで、突起3点セットを弄り倒す。
「えっ!やめてぇぇぇぇぇ~!いやぁぁぁぁぁぁ~!」
慣れていないのか、気持ち良いのでは無く、嫌悪感しか無いようだ。では、『催淫』で、精神を刈り取った。
「リーン…貴様、彼女に何をしたんだ?!」
今度は挑発持ちのエロ戦士が対峙してきた。だけど、ジムにより意識が刈り取られ、その場に崩れるようにして倒れた。混乱してるな。で、フレイは苦戦しているようだ。あの内部被曝男は強いようだ。転移術で、フレイと場所を交換した。
「よぉ♪元気そうだな」
「お前、あの時の…」
『ローリングサンダー』の16連打を叩き込む。外傷は超回復で無かったことになるけど、電撃刺激はどうだ?その場で蹲る内部被曝男。効いているようだ。で、変なオーラはもう無い様だし。
『撤収♪』
仲間全員に念話で指示を出した。
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キャッスルドランで迷宮都市へと移動をしていた。あんなに混戦だったのに、『流星雨』遣いは現れなかった。いや、いたのかもしれない。その場合、人間サイドの誰かになるが、あのエロ勇者か、内部被曝男のどちらかの可能性が高い。
「う~ん…」
「どうされましたか?」
唸っている僕にセーラが声を掛けてきた。
「何か神託はあった?」
「最凶最悪なる者が降臨って…」
それは僕の事だから、スルーだな。
「他には?」
「無いです。最凶最悪なる者って、あの大きな魔物のことですか?」
「違うな。一太刀で倒せたから」
真実を伝えておく。
「最凶最悪なる者に勝てますか?」
セーラの真面目な問い掛けに、含む笑いをしている仲間達…まぁ、本人に訊いているんだものな。そうなるか。
「問題無い。セーラが心配することでは無い」
とだけ、言っておく。