---シュウ---
地上に連れ戻ったサトゥーなる人物は、彼の家に軟禁という処分になった。ゼナ隊に剣を向けたから、しょうがないことだ。でも、僕は知っている。転移術で軟禁なんて気にせずに外出していることをね♪
問題は、攫った子達をどう解放するかな…ナナという人造人間はボッシュート決定として、残りだな。本人達の意向を聞いてみるかな。そう思い、キャッスルドランに転移した僕。
「今後、どうしたい?」
彼らを集めて訊いてみた。
「ここで修行したいです」
「修行なのです」
小さい子達は残留希望のようだ。
「毎晩…かまってくれますか?」
紅ら顔のリザ。リザード族でリザとは…潔いネーミングだな。
「私も…かまって欲しいです」
俯いているルル。コイツらの主人は、かまっていなかったのか?奴隷だと思っていたのか?酷いヤツだな。あと、彼女達の剣捌きは自己流に近い。サトゥーってヤツは、戦闘術に疎いようだった。
なので、身体の割りに大きな剣を使うポチには、彼女に適した長さの剣を渡し、飛ぶ斬撃を教えている。手数が多いタマは二刀流のようだけど、刀ではなくナックルを渡した。猫と言えばパンチだし♪ルルは狙撃手のようだけど、厨房で料理の腕を磨いて貰っている。で、リザはセンスが良いので好きにさせていた。
「ここで飛ぶ斬撃を覚えたいです」
「飛ぶ打撃なのです♪」
小さい子ペアは、ここでの鍛錬に意欲を見せている。ポチは青髪が指導し、タマには白音が指導している。
「皆さんが、生きて帰りたくなる料理を修練したいです」
戦場での食事の大切さを教えたルルは、料理に邁進する気になっている。芳佳に指導をまかせた。
「兎に角…かまってください…」
サトゥーには甘えられなかったらしい。ポチとタマがいるから…ここでは、ポチとタマにはお友達がいるので、リザは僕に甘え放題である。その上、僕の性癖を理解し、エスプレイも愛情とわかってくれている♪
ポチとタマのお友達となったのは、リトル、フィアナの他、娘のリヴェリア、アイズ、シル、緑、紅である。ポチとタマを妹として可愛がっている。
リザに指導をしているのは、長刀遣いの椿姫である。アリスちゃんはランスでちょっと違う気がしたので、アウロス学園から借りて来たのだった。
次に、地上へ連れ戻す方法を考える。
「転移術で迷宮から連れ戻したことにするかな…」
「いいと思う。聖者様の奇跡って感じだしねぇ♪」
って、ミト。じゃ、そういうことで…
「で、今どこにいるの?」
「僕のお城…」
「えっ!お城…行きたいなぁ♪」
ミトの目が輝いている。
「私も行きたいです♪」
アーゼもか…
「お城…どこにあるんですか?」
セーラに訊かれた。僕は天井を指差し、
「天空城だよ」
と、答えた。
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新しいメンバーを連れて、キャッスルドランへ転移した。転移したのは聖堂である。ここが一番オーラが安定しているから。セーラとアーゼが祭壇に跪き、祈りを捧げ、ミトは、周囲を見回している。
「さすが聖者様ですね。厳かな聖堂を持っているとは」
「あぁ、ここは蘇生の儀式をする場所だよ」
何かに気づいたセーラ。
「ここって、あの時の…」
スルーする。思い出させたくないから。
「特に祀る神はいないしなぁ。じゃ、リビングルームに行こうか」
三名を連れて、聖堂を出た。
「何…このオーラは…」
気配に敏感なミトが反応した。この城に慣れるまで、オーラ酔いは必須だろう。
「様々な種族がいるから、カオスなオーラが渦巻いているんだ。オーラ酔いしない場所は、聖堂と僕の部屋と…僕のプレイルームだけかな…」
「プレイルームってなんですか?」
アーゼに訊かれた。
「う~ん…所謂調教部屋って言えば分かるかな?」
セーラ以外が俯いた。分かるんだね…
「君達3名には行わないけど…でも、この城のオーラに慣れないと、一緒に連れて行けない」
そう伝えると険しい表情になる三名。
「で、イチロー兄ぃの眷属は?」
ミトに訊かれた。
「今の時間だと、トレーニングルームだな。鍛錬をしている時間だよ」
三名を食堂へ連れて行くと、ルルが健気に料理の下準備をしていた。
「あれ?アーゼ様…どうしてここに?」
気配で、僕達に気づいたルルが尋ねてきた。
「この方と婚約したんです…」
と、真っ赤になって俯くアーゼ。
「え?ご主人様とじゃないんですか?婚約していましたよね?」
へ?初耳なんだけど…まさか、逆恨みか、アイツ…
「アーゼ、どういうことだ?!」
「いえ…アクシデントで、額に口付けをされただけです。他意はございません」
って、僕の口付けも、アクシデントなんですけど…他意なんか無いし…
「ですので、問題はございません」
そうなのかな?う~ん…
---サトゥー---
ようやく、アイツの家を特定して、忍びこんでみた。仲間達の反応はここには無い。どこにいるんだ。この家のマップを見ていると、殺気を感じ、何かを避けた。
ドーン!
重い金属球が俺の居た場所に落ちて来た。
「逃げ足は速そうですね」
声の主を見ると水色の髪のメイドだった。彼女のステイタスを調べると『種族:--- ジョブ:戦闘メイド』と表示された。種族が出ないって、どういうことだ?
彼女の得物はモーニングスターのようだ。金属球が俺を目がけて何度も飛んでくる。まずい、逃げないと…家から逃走を図ったが、窓に近づくと魔法弾が飛んで来た。桃色の髪のメイドが魔法使いのようだ。うん?銀髪のメイドも魔法弾を撃って来ている。この家には、戦闘メイドが3名いるらしい。
自分の家に転移した。蔦の絡まる屋敷の方だ。ここは結界で護られているので、少し安心である。しかし、
「なるほど、こんな隠れ家があったのか」
応接間のソファにアイツが座っていた。どうやって、侵入したんだ?
「どうやって?君と同じだよ♪」
転移術が使えるのか…結界を破るスキルもあるのだろう。
「君は『流星雨』遣いか?」
何故、それを知っているんだ?コイツ、何者だ?
「お前は、転生者か?召還者か?」
「そうか、君がターゲットだったのか。うん?僕か?転生でも召還でも無い。自分達でここに来たんだからね♪」
自分達で…どうやって…
「先ず、任務を果たさせてもらうよ♪」
何?魔法の流星雨とスキルの流星雨が削除された。どうやったんだ?コイツ、ゲームマスターなのか?
「これで、任務の1つは終わった。もう1つは、もう少し時間が掛かりそうだな。じゃな♪」
アイツの姿が忽然と消えた。この街のマップで全検索したのだが、アイツを見つける事が出来無い。どういうことだ?
---シュウ----
まさか、魔法とスキルの両方を持っていたとは。あぶない、あぶない♪剥奪したことを姉ちゃんに報告をした。後は、アイツの人となりの観察だけだな。
地上の家に戻ると、応接間が大変なことになっていた。明らかに、魔法弾とモーニングスターを、何度も叩き込んだ痕跡が残っていた。
「これ…どうしたんだ?姉妹ケンカか?」
フィアに訊いた。
「違います。ネズミが入り込んで…すみません。仕留められなかったです」
フィアが頭を下げると、ラムレムも頭を下げた。この3名相手に立ち回ったのか。アイツかな?
「サトゥーか?」
「いいえ。勇者ナナシのようです」
そうだ。ソイツも調べないとな。一人だけ持っているとは限らない。ソイツも持っている可能性があるなぁ。なんだよ~、まだ終わっていないのか…凹む僕。
---リーングランデ・オーユゴック---
神託の巫女をしていた妹が、巫女を辞めて、聖者を名乗る男に付いて行ったと、久しぶりに帰った家で聞かされた。
「どういうことですか?神託の巫女という、大事なお役目を放棄させるって!」
「あの子が最初で最後のわがままだと言うんだよ。聖者様の傍で御遣いしたいと…初めてだよ。あの子のわがままなんて…」
父上が嬉しそうである。が、事の重大性を判っているのか?
「わかった。私が連れ戻す。どこにいるんだ?そのエセ聖者は?」
「エセでは無い。いや、聖者では無いかもしれない。でも、私達は、あの方の奇跡を見られたので幸せだよ」
洗脳されたのか?あの子の上司の巫女長に会いに行った。
巫女長は勇者ナナシに襲われたそうだ。まさか、彼がそんなことをするはずが無い。彼は、私が仕える勇者ハヤト様の友人である。
「本物のナナシ殿だったのか?」
「えぇ…私の意識を刈り取って、家捜しをして行ったの。あなたの妹の居場所を知る為にねぇ」
彼もエセ聖者を追っているのか。少々手荒なマネをしたようだが、目的は一緒のようだ。ハヤト様に連絡をして、エセ聖者の居場所をナナシ殿に訊いて貰い、そこへ向かった。
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迷宮都市にあるサトゥーの家に行くと、ハヤト様がいらしていた。
「マイ・ハニー♪」
魔法使いの女の子を抱き締めるハヤト様。性癖が残念な勇者様である。
「で、妹はどこにおるのだ!」
サトゥーに訊いた。
「確認は出来ていないけど、攫った相手は見つけています。シュウと名乗る聖者です」
エセ聖者を見つけてくれたようだ♪サトゥーは仕事が早いなぁ。
「じゃ、連れ戻しに行く。どこだ?」
難しい顔をするサトゥー。
「俺達だけでは、無理です。あの家の火力は凄まじいですから」
何を言っているのだ?こちらに勇者が居るのだぞ!
「あの家のメイドは戦闘メイドですよ」
戦闘メイド…敵にならぬわ。メイドの付け焼き刃程度では♪
「なんで、お前がそれを知っているんだ?」
この場にいない者の声がした。えっ…胸を揉まれている。鎧を着ているのに、直に触られている。太股がプルプルと震えている。苦しい…今までに感じたことの無い感触、感覚が私に襲い掛かってきた。
「お前…どうやって、ここに?」
サトゥーが、私の背後にいる人物に声を掛けた。
「感じ易いのかな?もう濡れ濡れのようだね♪」
濡れ濡れ…うぅぅぅ…悶悶としてきた。全身が痙攣しているような感じである。口元から唾液が零れ落ちていく。うっ!お尻の谷間に何かが這っている。背筋に何かが走る。
「良い反応だな♪」
耳元で囁く背後の人物。耳に息が当たる。それが何とも言えない…
「おい!リーンから離れろ!」
ハヤト様が、剣を手にしている。助けて…
「ロリコンの勇者様とロリコンの士爵様か…ここはロリ愛好家のパーティー会場か?」
え?サトゥーも残念な性癖なのか…股間に何かが蠢くと、頭の中は真っ白になっていった。
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ボンヤリとした視界。誰かがいる…身体は動きそうも無い。ここはどこだ?
誰かの上で飛び跳ね、踊り、唄う私。何をしているんだろうか…
「大丈夫ですか?」
懐かし声…ここはどこだ…全身が痛い。筋肉痛のようだ。ゆっくりと瞼を開くと、セーラが目の前にいた。
「やっと、目が覚めましたね」
穏やかな顔のセーラ。何年ぶりに見ただろうか。こんなセーラの顔を…
「びっくりしましたよ。あの方が抱っこして戻って来られたから」
あの方?誰だ?ハヤト様?それともサトゥーか?
「ここはどこだ?」
「聖者様のお城です」
聖者?エセ聖者か?って、私は攫われたのか?
「セーラ、逃げよう」
不思議そうな顔をしている妹。
「どうしてですか?ここが一番安全ですよ」
「一番危険だぞ!お前は騙されているんだ。あのエセ聖者になぁ」
哀しそうな顔付きになった妹。
「お姉様もそんなことを言われるんですね。残念です…」
洗脳されているのか?どうして、そんな表情になるのだ?
「セーラ、どうだ?」
私の背後にいた者の声がした。
「ダメです。わかってくれません。どうしたら、良いのですか?」
コイツがエセ聖者か!
「貴様!妹を洗脳しおって。許せん!」
起きようとするが、身体が動かない。
「調教が必要かな?どう思う、セーラ」
「私に訊かれても…姉の心を解放してあげてください」
私の心を解放?どういう意味だ?私は洗脳なんてされていない。セーラの方が洗脳されているんだぞ!
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一瞬で体勢が変わった。手首と足首を鎖で繋がれている。何をしたんだ?コイツ、何者だ…
「ねぇ、ここに僕の腕を差し込んだら、どうなるかな?」
股間の割れ目を指でなぞっているアイツ…
「う、う、腕を…止めろ!お前はおかしいぞ!」
「はぁ?ロリ趣味の勇者の方がおかしいだろ?サトゥーは勇者様の愛するロリっ子と交わったらしいし」
何を言っているんだ…指が一本入って来た。そして二本、三本と…
「止めろ…」
うっ!いきなり拳を入れてきた。痛気持ち良い…止めて…クセになりそうだ。
うぅっ!肘まで入れてきた。身体の中で、拳を解き、指で内部をなぞっているようだ。コイツ、おかしい…あぁ~、こんな刺激になるんだ。何かが壊れ、何かが吹っ切れた私。
そして、徐々に意識が刈り取られていった。
---シュウ---
セーラの姉、リーングランデ・オーユゴック。通称はリーンと言うらしい。僕のアレを口に含んで奉仕をしてくれている。テク不足で、気持ちはあまり良く無い。調教の結果、騎士としてのプライドは壊れ、ただのメスになってしまった。どうするかな。セーラに、こんな姉の姿は見せられない。
「返品すれば?」
って、ミト。ソレも有りだな。サトゥーと勇者は、闇系の術で意識を刈り取り、サトゥーの家に放置してきた。意外だったのは、勇者ナナシとサトゥーが同一人物だったことだな。レベル310ってなんだ?勇者ハヤトでさえレベル69なのに…チート過ぎる。
で、リーンをサトゥーの家に返品した。ちょっと、胸が大きすぎるな。騎乗位で跳ねていた時、乳房で身体をムチ打ちしているような音がしたしなぁ。ふと、ミトの胸に目が行く。
「え?私?あんなにデカくないよ」
「知っている。その位が丁度良いと思うんだよ」
ミトとスキンシップというコネクティングをした。う~ん、落ち着くなぁ…