※この作品はR-18です。

神器なき男3   作:もっち~!

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恋に堕ちたグレイフィア

 

---兵藤誠---

 

シュウが訪ねてきた。

 

「イッセーをソーナの眷属にしたい」

 

って、いきなり言い出した。

 

「ソーナ君の眷属?転生悪魔にするのか?」

 

「あぁ…アイツに兵藤家の当主の座は渡さないんだろ?」

 

「アイツは当主の器では無いなぁ。そもそも兵藤家での鍛錬をしていないし」

 

コイツ…ビジョンで何を見たんだ?

 

「イッセーは、兵藤家、式森家の両ブランドを持っている。手に入れたい奴らにとって、器なんか関係無いんだよ」

 

コイツは何かを見たようだ。イッセーを護ってくれるのか?

 

「将来、狙われるってことか?」

 

「どっちにしても、後盾はあった方がいい。それも野望の無い家のな」

 

狙われる危険性については、言葉を濁されたが、確かにシトリー家は野望持ちの家柄では無い。

 

「将来的に人間に戻る必要があるときは、駒を抜いて上げるよ」

 

駒抜きのスキルを、コイツは確かに持っている。

 

「どうかな?悪い話では無いと思う」

 

「1ついいか?何故、今なんだ?」

 

これが一番の疑問である。なぜ、いきなり言いだしたんだ?

 

「簡単なことだ。今で無いと、ソーナの眷属に出来ない。今後、ソーナの駒の価値では、イッセーを眷属に出来なくなるからだよ♪」

 

そんなに、イッセーは能力値が上がってきたのか?ソーナ君を超える以上に…

 

「どうする。まぁ、この先、グレモリー家が強引に眷属…いや下僕にしようとするぞ」

 

リアス君では、眷属に出来ないから、人間のままで下僕扱い、下手すれば飼い殺しってことか。

 

「堕天使や天界も狙うだろうな。信仰の対象にもなりそうだよな。殉教者になれば♪」

 

殺して…守護神として祀るのか…アイツらなら有り得る。

 

「どうする」

 

コイツなりに、イッセーの心配をしてくれているのだろうな。

 

「わかった。イッセーの為と思う通りにしてくれ。後、俺からも頼みだ。リアス君の眷属になりそうな者はいないか?サーゼクスに相談されているんだが」

 

けっこう、あせっていた。ソーナ君の眷属達のレベルが上がってきているし。

 

「あの紅髪の眷属は考えてある。じゃ、願いと供物は出揃った。これで一件落着だ♪」

 

コイツ…それも想定内だったのか?願いと供物のバランスまで考えていたような、口調だし。

 

「眷属は誰がなるんだ?」

 

「僕と僕の高位な弟子達だよ♪」

 

はぁい?何?価値が足り無いだろ?イッセーでも足り無いのに…

 

「誠よ、僕達は価値なんか無いんだ。この世界では計測不能でね、ゼロ扱いだよ」

 

裏技的な…計測出来ない程高いのに、ゼロ扱いだと…

 

「リアスの駒は使えなくしてあるから、僕の駒で偽装する。僕の仲間達には、僕の駒が入っているんだ。ドラゴンの駒がねぇ♪」

 

ドラゴンの駒…転生ドラゴンなのか…

 

「本来の種族を言え無い者が多いから、転生ドラゴンにしてあるんだよ」

 

マジか…

 

 

 

---サーゼクス・ルシファー---

 

誠殿がリーアの眷属を見つけてきてくれたのだが…

 

「よぉ~♪」

 

寄りによって、コイツか…

 

「一応、僕が『女王』になって、グレモリー眷属を指揮する。サーゼクスの妹は、お飾りにする」

 

「リアスの立場は?」

 

「無いよ。承諾無しに駒を入れるような悪魔に、立場があってたまるか」

 

いや、言いたいことはわかるが…

 

「チームのマスコットにはなるのかな?」

 

マスコット?それは…

 

「何?文句あるの?じゃ、僕達に勝ってみな♪。誠、ルシファー眷属とグレモリー眷属の非公式ゲームを明日する。場所を押さえてくれ」

 

明日?リアスの許可はどうするんだ?

 

「はぁ?『王』無しでいいよ。『女王』である僕が『王』代理で戦う。コチラの戦力は、『戦車』『僧侶』『騎士』が1名ずつ。『兵士』は8だ」

 

アイツがどこかへ転移していった。

 

 

 

---リアス・グレモリー---

 

お兄様から眷属が見付かったと言われたのだが…

 

「明日、ルシファー眷属とグレモリー眷属で、非公式なゲームを行う」

 

無理…冥界で一番強いチーム相手に…デビューすらしていない私のチームが挑む?有り得ない。

 

「お断りできませんか?無理です」

 

「リーア…キャンセルは出来ない。グレモリー眷属が言い出したことだ」

 

「私は認め無いですよ。私が『王』なんですよ」

 

「リーア…お前が『王』であることは間違い無い。だが…お前には駒が無いんだ」

 

駒が無い?ここにあるのに?紅色の箱に入っている私の悪魔の駒セット…

 

「全部、壊れていて、使えないそうだ」

 

壊れた駒?どうするの?ねぇ…

 

「なんで、姫島朱乃に説明せずに駒を入れたんだ?あれが原因だそうだよ」

 

姫島朱乃に壊されたのか?彼女にはそんな能力が…是非欲しい戦力である。

 

「お兄様、朱乃を眷属にします」

 

「リーア、話を聞いていたか?お前には眷属を作る権利が無いんだよ」

 

「どうしてですか?壊れたのであれば、直して下さい」

 

「リーア、明日の試合を見ろ。お前はとんでもない奴らを、眷属にしているんだぞ。いや、下手すると、リーアがアイツの下僕なのかもしれない…」

 

アイツ?誰のことだ?私が下僕?有り得ない。

 

 

 

---シュウ---

 

出場メンバーのリストをサーゼクス達に渡した。

 

『

グレモリー眷属

「女王」 シュウ・ヨハネ・鬼門

「戦車」 代羽白音

「僧侶」 代羽エリザベス

「騎士」 木場祐斗

「兵士」 代羽リアス

「兵士」 根岸太郎

』

 

「これだけの人数なのか?」

 

サーゼクスが驚いている。

 

「多すぎるかなって思ったんだけどね。少なすぎると、つまらないでしょ?ワンサイドすぎてさぁ」

 

「う~ん…確かに、お前一人だと一瞬だろうな」

 

って、理解のある誠。

 

「ねぇ!『王』たる私が入っていないわよ」

 

「お前はマスコットだよ。戦闘素人であるお前は参加させない」

 

「ふざけるな!これでも私は名門グレモリー家の娘なのよ」

 

「じゃ、僕に勝てたら、参加させてやる。『催淫』」

 

一瞬で、意識が飛んだリアス。

 

「セラフォルー、こいつを頼む」

 

「はい…」

 

お灸が効いたセラフォルーは、僕の前では従順でおとなしい。

 

「じゃ、サーゼクスよ、正々堂々とな♪」

 

------

 

平原マップに飛ばされた。総力戦のようだ。

 

「ネギは、巨大物2体だ。コキュートスの使用を許可する」

 

「いきなり撃っていいの?」

 

「許可しただろ?お前、記憶力大丈夫か…」

 

「う~ん…たぶん」

 

心配だ。記憶力に難のあるネギ。コイツ、言った傍からやらかすからなぁ。

 

「白音、熱血な剣士と魔法使いだ」

 

「了解です」

 

「木場は、沖田総司だ。速効で行け、倒し次第、白音のバックアップだ」

 

「了解だ」

 

「ベスは、囮。見るからに弱そうなお前を狙うはずだ。近づいたヤツは一気に屠れ」

 

「はい♪」

 

「で、リアスはサーゼクスだ。僕がグレイフィアと遊ぶ時間を稼げ」

 

「はい、師匠♪」

 

このリアスは魔王リアスである。サーゼクスの滅の力に触れても、問題無いくらいに鍛え上がっている。

 

--------

 

で、ゲーム開始。僕はグレイフィアの元へ瞬動した。グレイフィアは、サーゼクスに寄り添っていた。

 

「いきなり、女王がお出ましとは」

 

サーゼクスが襲い掛かるが、

 

「師匠は私が護る♪」

 

リアスも瞬動術で、付いてきていた。サーゼクスの滅の力を纏った拳を、リアスは難無く受けとめた。

 

「何?」

 

「ヘタレには負けない♪」

 

そのリアスの兄はヘタレサーゼクスだったからな…

 

「グレイフィア…遊ぼう♪」

 

グレイフィアから魔弾が撃ち込まれるが、総てドレインしていく。

 

「効かない…来るな!」

 

グレイフィアに抱きつき、唇を重ねた。

 

「グレイフィア!」

 

サーゼクスの声、

 

「戦闘中に、よそ見するなんて、有り得ない」

 

僕の背後で、誰かがボコられている音がする。無視だな。グレイフィアの鎧に手を掛けて、脱がしていく。抵抗らしい抵抗をしてこないグレイフィア。

 

ずっど~ん!

 

何かが爆裂する音がした。ネギだ…コキュートスって言ったのに…あいつ、マテリアル・バーストを放ったようだ。爆風がフィールド内を吹き抜けていく。

 

「ネギちゃん、やるなぁ~♪よくこりずに毎回ミスするなぁ~」

 

ぴかっ!

 

フィールド内に眩しい光が充満した。ベスの攻撃のようだ。女神相手に悪魔が勝てる訳ないだろうに…女神の放つ光は悪魔には毒である。グレイフィアが苦しみ出した。『解毒』で苦しみから解放してあげて、『催淫』で気持ち良くしてあげる。

 

「うっ…師匠!ゴメンなさい」

 

リアスがヘマをしたようだ。光に包まれるグレイフィア。振り返るとサーゼクスも光に包まれている。ゲームセットのようだ。

 

-------

 

ゲームフィールドから帰ってくると、みんなが唖然としていた。

 

「おい…なんだ、あの戦力は…」

 

誠の顔色が良く無い。

 

「2軍以下で構成してみたけど」

 

「あれで2軍以下なの…」

 

セラフォルーが絶句した。うん?弱すぎたかな?ネギが失敗だよな。

 

「二人も作戦ミスしたし。ダメだなぁ~」

 

「あれで…ミスしたのか?」

 

ファルビーが妙なことを言う。

 

「ネギが、凍結魔法だって言ったのに、爆裂系を放つし、リアスには時間を稼げって言ったのに、速効で倒しちゃうし。散々だよ」

 

「うん?リアスって?」

 

誠に訊かれた。

 

「メンバー表にあるでしょ?代羽リアスって。それ、並行世界で魔王やっているリアス・グレモリーだよ。だから、サーゼクスの攻撃は何も効かなかったでしょ?」

 

「並行世界の私?」

 

リアスに訊かれた。

 

「そうだ、お前だ。お前は並行世界では、魔王をしているんだよ」

 

観戦者一同が固まった。

 

 

 

---グレイフィア---

 

完敗…サーゼクスが目の前で、紅髪の少女にボコられていた。滅の化身になっていたのに、彼女は彼をボコっていた。滅せられることも無く、みるみるサーゼクスの顔が腫れていった。

 

私は目の前の相手に、唇を奪われ、心を奪われていった…完敗である。私達の攻撃なんか、ノミにくわれた程度ですら無いようだ。スルトセカンドとバハムートはロストしかけてのリタイヤ…ベオウルフ、炎駒、マクレガーは光属性攻撃、沖田総司は聖属性攻撃でのリタイヤだった。

 

「どうしたんだ?グレイフィア」

 

彼の声で我に返った私。フラフラと彼の元を訪れていた。

 

「ねぇ、続きをしてください」

 

「サーゼクスと乳繰り合えよ。早く帰らないと、弟子達が待っているんだ」

 

彼に抱きつき、私から唇を重ねた。彼の腕が私の背中を抱き締めた。彼の手の平が、お尻に降りて来て、お尻を責め立てて来た。

 

「好きにしてください」

 

彼のモノが私の中に入り、体内で蠢く。感じた事の無い刺激…全身が小刻みに震えていく。

 

「あぁ、聖属性オーラが漏れているんだよ。悪魔であるお前には苦痛かもな」

 

彼は聖属性なのか…何とも言えない刺激である。痛いようで苦しいようで…

 

「うん?聖属性オーラで感じているのか?乳首が立っているよ」

 

耳元で囁かれ、耳を甘噛みされて行く。彼の声自体が媚薬みたいな感じである。それだけで、感じる。脳裏が真っ白くなっていく。これが絶頂ってものか?

 

「いきそうです」

 

「え~、いった事無いの?それは底なしだな」

 

なんか恥ずかしい。忘れていた乙女心が顔を覗かせていく。あっ!抵抗力が落ちる…そして、意識も落ちていった。

 

 

 

---シュウ---

 

グレイフィアを洗浄して着衣させて、控え室に置いておく。さて、帰るか。家の道場へ転移した。

 

「おかえりなさい」

 

ソーナが声を掛けてきた。

 

「駒は持って来たか?」

 

頷いたソーナは、悪魔の駒セットの入った箱を、手渡して来た。その中から、兵士を4つ手にして、イッセーへ入れた。残りの4つは、紅、緑、アイズ、ティオナへ入れた。

 

「これで、シトリー眷属は補強できたよ。イッセー、誠の許可は貰っている。ソーナの眷属になったことで、お前には別メニューで鍛えるぞ」

 

「え?別メニュー?」

 

驚いているイッセー。

 

「妄想力の強化だ。朱乃を武装状態で出せるようにしろ」

 

「え?朱乃先輩をですか?」

 

「本人を見ながらは禁止だ。いない場所でやれ。戦場に朱乃がいつも居る訳では無い。いつでも、朱乃のダミーを出せるようにしろ」

 

「えぇ~無理無理」

 

「無理でもヤレ。いきなりは無理なら、片瀬、村山、桐生で練習をしておけ」

 

イッセーから鼻血あ出始めた…おい、妄想しすぎだ。

 

-------

 

ソーナにイッセーの神器について、説明した。

 

「妄想した女性を実体化して、戦わせるんですか?」

 

ものスゴく驚いているソーナ。

 

「そうだ。雷撃を放てる朱乃を、イッセーを介して出させるんだよ。この神器を使えば、眷属に出来ない女性も眷属にしたようになる」

 

「チートですね…」

 

「チートではあるが、誰でも使いこなせる訳では無い。努力を必要する能力であるので、チートでは無いと言い切りたい」

 

自分で作った神器の正当性を訴える僕。

 

「なるほど…なるほど…私も妄想されるんですか?」

 

「僕のお気に入りと、僕の家族は妄想出来ないようにしてある。なので、ソーナと翼紗は妄想出来ない」

 

「それって…シュウさんの好みって…」

 

真っ赤になるソーナ。

 

「巨乳系好きのイッセーとは、ダブらないはずだよ」

 

「はい♪」

 

なんか嬉しそうなソーナ。まぁ、いいっか。

 

-------

 

客が来たとの念話が入ったので、リビングルームへ向かうと、グレイフィアとリアスがいた。

 

 

 

 

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